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12/15 堺市槇塚台校区にて防災セミナーを開催しました

日時:2013年12月15日(日) 10:00~15:00
場所:槇塚台レストラン(堺市 槇塚台近隣センター内)

主催:公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)
協力:槇塚台校区自治連合会・NPO法人すまいるセンター・大阪介護支援専門員協会堺市南区支部

12月15日午前に槇塚台小学校・槇塚台近隣センターにて、堺市槇塚台校区主催の防災訓練が開催されました。
これにあわせて、あおぞら財団主催による、防災グッズの展示と、災害時の要援護者についてセミナーを行いました。

<防災訓練>
堺市内各地区の防災担当者が集まり、「災害時、高層住宅で孤立しやすい要援護者を人力によって安全階に降ろし、一時避難所に収容するまでの所要時間と問題点を検証すること」を目的に開催されました。
実際に、様々な搬送方法を体験することで、所要時間や必要人員、作業の種類や難易度、救出用具について考え、各地区に持ち帰って、それぞれの防災対策に活かそうというものです。
こうした取り組みは、自治連合会が自主的に行っており、地域パワーを実感しました。

■全体説明(訓練の目的・課題の提示)
■地域会館にて集合→3班に分かれて要援護者の搬送訓練
■訓練終了・解散

搬送訓練の様子

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説明の様子
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<防災グッズの展示、要援護者支援セミナー>
午後からは、隣接する槇塚台近隣センターにて、防災グッズの展示を行い、避難訓練参加者などに見ていただきました。
午後2時からは、栂 紀久代氏(LLPユニバーサルデザイン社会)に、「災害時の要援護者支援とは -みんなで守る!みんなで助かる!―」と題して、災害時の要援護者の避難について講演いただきました(参加人数:14人)

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自助・共助・公助が三位一体となることの重要性、視覚障がい者の介助方法、聴覚障がい者の介助方法、お手伝いバンダナ・医療バンダナ、車いすの緊急避難装置や災害トイレなど防災グッズの紹介などのプレゼンテーションがありました。

■布担架を使った搬送の練習

ついで、布担架を使った搬送の練習を行いました。布担架は狭い空間の搬送でも小回りが利き、階段の上がり下ろしがしやすい救助用具です。

参加者が実際に搬送を体験して、使い勝手を試してみました。
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参加者からは「(コンパクトに収納できるので)高層団地の各階にでも配備できる。」、

「楽に持ち上げられる」、「支援者同士で身長差があっても(バンドの長さが調整できるので)問題なく搬送できる」

という意見がありました。

また、おんぶ紐での搬送体験も行いました。

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防災グッズ展示の様子

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■訓練後の感想

参加者のアンケートからは、

「防災をすすめていく上で、災害時要援護者とくに障がい者関係は、当事者のお話を聴ける機会が少なく、難しい課題となっています。今日の出会いを是非大切に次につなげていきたいと思います。」

「自助・共助・公助のトライアングルについて、新しい考えと興味深かったです。」

「(避難後の)3日間をいかに、その後の生活をいかに(過ごすかが重要だ)。」

などがありました。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

(記:下田)

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