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医療従事者向け呼吸ケア・リハビリテーション講習会を開催しました(11/12) 

2016年11月12日(土)、西淀川区役所にて、医療従事者向け呼吸ケア・リハビリテーション講習会~理学療法士、作業療法士などセラピスト~(応用編)」を開催しました(主催:あおぞら財団、協力:西淀川区役所)。参加者はスタッフも合わせて27名でした。

金尾顕郎教授(森ノ宮医療大学 副学長 / 理学療法学科長/ 作業療法学科長)を講師に招き、今回は、応用編ということで、実技を中心とした講習になりました。

実技は、二人一組になっておこなわれました。まず、金尾先生がケアの方法をレクチャーし、その後実践するという流れで一つ一つ丁寧に指導されていました。

金尾先生の呼吸リハのレクチャー

金尾先生が介助の方法をレクチャーしてくれます 

在宅の場合は、触診と聴診のみで診断しなければなりませんし、レントゲンがある場合でも撮影時と診断時では状況が異なる場合もありますので、触診と聴診で適切に診断できるというのは大事なことだそうです。

また、聴診器を使いながら、リアルタイムで呼吸音や肺の音を聴きながらリハビリを行うやり方を学びました。聴診器は心臓の音のような低周波音は聴きやすいのですが、肺を抜けるような音は体にピタッと押し当てないと聴こえません。また、聴診器に違和感を感じ嫌がる患者さんも多いため、聴診器を指に挟んで違和感を感じさせないような工夫をしながら聴診を行う方法を教わりました。

軽いマッサージを行うことで、体が硬い方がスムーズに前屈できるようになったりなど、呼吸ケアの効果の大きさを感じることができました。

呼吸リハの実践

受講者同士で1人ずつ相手を変えながら呼吸介助を実践しました

最後に、金尾先生からは「今日は、基本的なことだけでなく、高度なことも実習した。基本は基本でおさえながら、患者さんの状態がどうしても変わらないというときは今日行ったようなやり方を試してほしい」というお話がありました。

参加者からのアンケートには「実技の時間がたっぷりあり、たくさん練習ができてよかった」「しっかり練習して患者様に返していきたい」「先生からの指導も多くわかりやすかった」「このような実技中心の講演会はあまりないのでとても勉強になった」といった感想が寄せられました。

また、2回以上参加している方からは「学んだことを臨床で実践でき参加してよかった」「COPDや肺炎の患者さんを担当した際に、胸郭の動きをアップさせるために使わせてもらった」と、講習内容が実務の中にいかされている様子がうかがえました。

(谷内)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

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