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ブログカテゴリー » 環境保健

もしかしてあなたもCOPDかも!?  簡単にチェックできます

あおぞら財団では、地域におけるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の早期発見の取り組みをしています。

COPDとは、肺への空気の通りが悪くなり、呼吸が苦しくなる病気で、煙草等の有害物質の吸入や大気汚染によって起こります。

COPDの可能性が高いかどうかを診断できる「COPDチェック!」を作りました。

下のページの真ん中にある青い「診断する」ボタンを押して、喫煙歴や症状についての5つの質問に答えると、10点満点であなたの点数が計算されます。

もしかしてあなたもCOPDかも!? COPDチェック

ぜひチェックしてみてください。

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018年2月22日10:28 AM

楽らく呼吸会(のざと診療所)でぜん息・COPDの治療薬について話を聞きました(2/9)

2018年2月9日(金)、姫島診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回はあおぞら薬局から薬剤師の各務洋平さんを講師に迎え、ぜん息とCOPDの治療薬について勉強しました。参加者は7人(内、患者さん5名(家族の方を含む)、薬剤師1名、スタッフ1名)でした。

楽らく呼吸会では、一年に一度、呼吸器疾患の薬についてのお話を聞いています。患者さんご自身やご家族が普段使っている薬の種類や使い方を確認する機会です。

気管支ぜん息のお薬について

最初に、気管支ぜん息はどのような病気なのかを気道のモデルを使って説明してもらいました。ぜん息は気道が炎症を起こして狭くなり呼吸が苦しくなってしまう病気で、ちょっとした刺激にも敏感に反応し、気道が収縮してしまいます。

気道のモデルをつかってぜん息について説明

ぜん息の治療目標として、次のようなことが挙げられていると説明がありました。

  • 正常に近い肺機能を維持すること
  • 夜間や早朝の咳や呼吸困難がなく十分な夜間睡眠が可能なこと
  • ぜん息発作が起こらないこと
  • ぜん息死の回避
  • 治療薬による副作用がないこと
  • 非可逆的な気道のリモデリングへの進展を防ぐこと(※リモデリングとは気道壁が厚くなって、気管支の内腔がせまくなってしまうこと)

お薬と上手に付き合えば、ぜん息が原因で様々なことを我慢することもなく、ぜん息でない人と変わらない日常生活を送れるようになるそうです。「ぜん息だから、咳が出るのは当たり前」というのは大きな間違いだと思って良いようです。

ぜん息の治療薬には、コントローラー(長期管理薬)とリリーバー(発作治療薬)の2種類があります。

ぜん息の治療薬には、コントローラーとリリーバーの2種類があります。

炎症を抑えることができる「吸入ステロイド薬」というお薬が開発され、お薬の効果は大きくなったようです。公害患者さんとお話していると「昔に比べるとお薬がよくなったから」というお話をよく聞きますが、この「吸入ステロイド薬」の開発がぜん息の治療に与えた影響は大きいそうです。また、ぜん息発作が起きてから発作止めを使うのではなく、発作の前触れの段階で発作どめのお薬を早めに使、早めに使えば発作を小さく抑えることができるとのことです。

発作止めを使うタイミング

発作止めを使うタイミング

COPD(慢性閉塞性肺疾患)のお薬について

続いて、COPDのお薬についてお話をききました。COPDとは、肺への空気の通りが悪くなり、呼吸が苦しくなる病気で、煙草等の有害物質の吸入や大気汚染によって起こります。

COPD にかかると、肺胞が壊れたり、細気管支に炎症を起こして肺機能が低下します。残念ながら、一度破壊された肺を元に戻すことはできませんが、早く病気を発見して治療を続ければ、症状を和らげたり、病気の進行を抑制することが可能です。

COPDの治療

COPDの治療

COPDの治療の中心となる薬は、気管支拡張薬だそうです。気管支拡張薬には「抗コリン薬」「β2刺激薬」「テオフィリン」の3種類があり、重症度に合わせて併用していきます。増悪を繰り返すなど症状が重い時やぜん息の合併が疑われる場合には、「吸入ステロイド薬」も使用するそうです。

COPDで使われる薬

COPDで使われる薬

吸入薬は正しく吸入しないと治療効果が低下します

今回は、吸入器の体験をさせてもらいました。ぜん息もCOPDも吸入薬が治療の中心ですが、正しい吸入方法を身につけていないと、口に薬が残ったり、肺に少ししか薬が行き届かなくて十分な効果を発揮しないそうです。長期間続けていくうちに自己流になってしまうこともありますので、定期的に見直すことが必要です。

吸入操作のポイントについて説明

吸入操作のポイントについて説明

様々な吸入器

様々な吸入器

 

吸入器には霧になって薬が出てくるpMDI(加圧式定量噴霧吸入器)と、薬が粉になって出てくるDPI(ドライパウダー吸入器)の2種類があります。

pMDI(加圧式定量噴霧吸入器)は、缶を押すことで1回分量の薬液が霧になって出てきます。発作時などの吸気力が低い場合でも吸入しやすいというメリットがありますが、噴霧と息を吸うタイミングを合わせるのが難しかったり、添加物(エタノール)によりむせたりするというデメリットがあります。

pMDIで薬を出している

エアゾール缶を押すとお薬が霧になって出てきます

pMDIの練習

pMDIの練習

DPIは、粉末薬剤を専用の吸入器を使用し、自分の吸気によって吸入します。噴霧と呼気のタイミングを合わせなくても吸入が可能ですが、吸う力が弱いと正しく吸入できない、pMDIよりも口の中にお薬が残る割合が高いそうです。今回は、DPIの吸入の練習用の笛をみんなで体験しました。うまく吸入できる力があると笛が鳴るといものですが、みなさん上手に笛を鳴らすことができていました。

DPI練習用の笛

DPI練習用の笛

ここ数年で様々な吸入薬が発売されましたが、新薬で良くなる方や、従来の薬が体に合う方もいるそうです。どの吸入薬が自分に合っているのか主治医の先生とよく相談して、適正な吸入薬を継続していくことが大切です。

最後は質疑応答です。参加者の方から「喉が渇くことが多いけれど大丈夫か?」との質問がありましたが、抗コリン剤を服用していると副作用として唾液の分泌が止められてしまい、喉が乾くそうです。そのため、喉が渇くということは薬を適切に服用できていることと考えてもよいそうです。

また、「薬を欠かさずのんでいるつもりでも、いつのまにかお薬が余っている」と話される患者さんもいました。薬が余っている時は薬局に持っていけば、そこで調整してくださるそうです。

どの患者さんもお薬と上手につきあって、病気が原因で様々なことを我慢することもなく楽しい生活を送ってもらえたらと思いました。

参考:環境再生保全機構「セルフケアのためのぜん息、COPDのおもな治療薬」

■次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~

楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで、楽らく呼吸会にご参加ください!

・千北診療所……3月15日(木) 14:00~15:30(薬について)

・姫島診療所……3月16日(金) 14:30~16:30(薬について)

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018年2月14日11:27 AM

医療従事者向け呼吸ケア・リハビリテーション講習会を開催しました(1/28) 

2018年1月28日(日)14:00~17:00、西淀川区役所にて、第2回医療従事者向け「呼吸ケア・リハビリテーション講習会」を開催し、26名の方が参加しました。この講座は11月の第1回目に引き続いて2回目で、COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の治療に有効とされている呼吸ケア・リハビリテーションの技能を学ぶ講習会です。日ごろCOPD患者に接する機会のある理学療法士や作業療法士はじめ、保健師や看護師や介護職員といった職種の方々が参加しました。

1回目に引き続き、講師は藤原耕三氏(倉敷第一病院理学療法士、岡山県呼吸ケア研究会理事)、椿和人氏(東大阪病院理学療法士)のお二人です。お二人とも環境再生保全機構の呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修の修了生です。

最初に、藤原耕三先生から、COPDに関する座学での講義がありました。

COPDは肺の生活習慣病で、早期に発見して治療すれば悪化を防ぐことができます。COPDに罹患していても気づかずに放置している人は、全国で500万人程度と推定されています(疫学調査研究NICEスタディ、2001年)。COPDは有害物質の吸入や大気汚染によっておこり、日本ではCOPDの原因の90%以上が喫煙によるものであるといわれています。

参加者が講義をきいている様子

藤原先生から講義を受けました

COPDの診断基準は呼吸機能検査を行ったり、問診を行って診断しますが、ここでスパイロメーターの体験を行いました。スパイロメーターでは、肺活量、肺気量を測定し、1秒間で吐き出せる空気の量やフローボリューム曲線などを計測し、呼吸機能検査を行うことができます。COPD患者さんは、気管支が細く、空気が通りにくいためゆっくりしか吐き出せません。そのため、1秒間でに吐き出せる空気の量が少なくなります。

また、簡易に肺年齢を測定できるハイチェッカーの体験も行いました。ハイチェッカーはあおぞら財団の肺年齢測定でも活用しています。ハイチェッカー体験は全員が行いました。実年齢よりも肺年齢が若くでて喜んでいる人もいましたが、実年齢よりも肺年齢がかなり高い結果が出てショックを受けている人もいました。

スパイロメーター体験

スパイロメーター体験

続いて、セルフマネジメント(自己管理)について学びました。

セルフマネジメントは①病気の理解、②禁煙、③薬物療法、④運動療法、⑤栄養療法、⑥在宅酸素療法、⑦増悪の予防の7項目からなります。

薬物療法では、毎日の吸入で呼吸困難を軽減しますが、きちんと薬が吸入できていないと効果がありません。この研修では吸入器の体験を全員が行いました。吸入練習用のカプセルを用いて練習したのですが、半数程度の人は1回では吸入できないという結果になりました。

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吸入器体験を行いました

講義に対して、参加者からは「COPDの病態や薬のことも知れてよかった」、「とても分かりやすかった。スパイロ・ハイチェッカー・吸入薬などの体験できたので理解が深まりました」、「基礎からわかりやすく説明していただけたので、臨床場面とも照らし合わせながら聞くことができた。COPDの患者様の生活全体について理解を深めることができた」といった感想がありました。

後半は、二人一組に分かれて実技プログラムを行いました。

今回は、胸部身体診察と呼吸介助法です。様々な方向から呼吸を介助する肺痰手技の実技を行いましたが、参加者は「今までやっていたのと違う!」「呼吸させられているというのがよくわかる!」と驚きの声をあげていました。

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2人1組で実技を行います

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講師に直接指導を受けながら肺痰の実技を学びました

 

実技に対しては、「先生の実技を見て自分との違いが参考になりました」、「排痰の実技で検者・被検者になり、実際にかかる圧や介助時の体の使い方が学べた」「早速明日から実践してみようと思います」といった感想がありました。

また、今回は、1回目に受講した方にはフォローアップアンケート調査を行い、16名から回答がありました。15名のうち40%以上の人が講義内容を仕事でいかすことができた経験があったとの回答でした。この講習会が呼吸ケア・リハビリが地域内で広がっていく一助になっているのを実感しました。

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これまでの医療従事者向け呼吸ケアリハビリ講習会の様子はコチラをご覧ください

→これまでの取組 医療従事者向け呼吸ケアリハビリ講習会

→ブログ カテゴリー「環境保健」http://aozora.or.jp/archives/category/kankyohoken

協力:西淀川区役所
本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018年1月30日4:28 PM

西淀川区役所「健康体操をしよう!&ミニ講演会」にて、COPD講演と肺年齢チェック(12/22)

西淀川区役所にて、「健康体操をしよう!&ミニ講演会(COPD(慢性閉塞性肺疾患)のおはなし)」が12月22日開催され、あおぞら財団はミニ講演会と肺年齢測定(当日先着20名)を行いました。

日時=2017年12月22日(水)10:00~11:30
場所=西淀川区役所5階会議室
参加人数=29名

最初に、東大阪病院の理学療法士・椿和人先生からCOPDについての講演です。

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椿先生から「COPDのお話」

COPDはタバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入することで生じた肺の進行性の病気です。椿先生が「『咳、痰が多い』、『階段を昇ると息切れがする』といった自覚症状を歳のせいだと思っていませんか?」と会場に質問を投げかけると、うんうんとうなずく方が何人もおられました。こういった自覚症状に加えて「喫煙経験がある」人は、COPDの可能性が高くなります。

また、COPDは早期発見、早期治療することでこれまでのように生活できます。ですが、COPDと診断されている患者が17.3万人であるのに対し、潜在患者数は530万人と推定されており、ほとんどの方が病院を受診していないという状況です。

COPDの予防・対策として重要なことには、禁煙、そして症状がある場合は病院の受診、運動があります。呼吸を止めずに行う呼吸体操や口すぼめ呼吸をみんなで実際にやってみました。

呼吸体操をやってみましょう!

呼吸体操をみんなでやってみました

講演会の後は、に~よん健康体操をしました。に~よん健康体操は、西淀川区が独自につくった体操です。歌は初音ミクが歌っています。「いちにーさんよん   に~よんよん 」と歌に合わせながら、参加者全員で元気に体操をしました。(参考:に~よん体操

みんなで元気に、に~よん体操

みんなで元気に、に~よん体操

最後に、整理券を配布していた先着20名の希望者の方に肺年齢測定を行いました。肺年齢測定には、椿先生も一緒に測定しました。

この日は「息切れ」や「粘液や痰」などに関して自覚症状があったり、ハイチェッカーでも悪い判定が出る方がたくさんいました。ご自身の体調や喫煙している家族について相談する方もおられ、かかりつけのお医者さんや呼吸器内科のある病院の受診をすすめました。

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ハイチェッカーで肺年齢チェック!

COPDは、日本国内での死因が第10位で、進行すると呼吸困難となる病気ですが、認知度はまだまだ低いのが現状です。今回のようなイベントを積み重ねて、COPDを知る人が増え、早期発見を促すことが大事ではないかと思います。

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2017年12月25日4:32 PM

呼吸ケア・リハビリテーション指導者連絡会を開催しました(12/8)

2017年12月8日(金)、「呼吸ケア・リハビリテーション指導者連絡会」を開催し、23名の方が参加しました。

この連絡会は、(独法)環境再生保全機構が実施している「呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修」の修了生および、地方公共団体の公害健康被害予防事業担当者が集い、最新情報や先進事例を共有し、参加者たちのニーズや課題を把握する場として実施しました。

【概要】

日時:12月8日(金)13:00~17:35

場所:ホテルマイステイズ新大阪コンファレンスセンター会議室

対象・参加人数: 環境再生保全機構「呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修」の修了生 20名、地方公共団体公害健康被害予防事業担当者 3名、計23名

主催:あおぞら財団

【内容】

  • 開会挨拶、趣旨説明
  • グループ内で自己紹介
  • 事例報告と課題【関東】今井宏太氏(平成立石病院リハビリテーション科)
  • 事例報告と課題【関西】本田憲胤氏(北野病院リハビリテーションセンター)
  • 特別講演「地域で支える在宅呼吸ケア・リハビリテーション」福井基成氏・北野病院副院長・呼吸器センター長
  • グループディスカッション「呼吸ケア・リハビリテーションの未来を語ろう」

最初に、関東地区・関西地区の事例報告をしてもらいました。

関東地区では、呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修の修了生が多数おり、COPD予防等に関する講習会、肺年齢測定体験によるCOPD認知度向上事業等において活発に活動されています。より一層の活発な活動を行うために、「呼吸リハの普及(人を集められるか、実際的な普及)」、「COPD啓発、禁煙啓蒙(各自治体との交渉、実現可能な企画の提案、運営、スタッフ)」、「関東地区修了生の連携、広報」を課題として挙げていました。

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今井宏太氏から関東地区の事例報告

一方、関西地区では、あおぞら財団が実施している肺年齢測定楽らく呼吸会医療従事者向け講習会の紹介がありました。また、 北野病院で行っている呼吸ケア・リハビリテーションネットワーク(呼吸リハの実技と多職種で意見を出し合う症例検討を中心とした勉強会)の紹介がありました。

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本田憲胤氏による関西地区の取組の報告

次に、北野病院副院長の福井基成氏から特別講演「地域で支える在宅呼吸ケア・リハビリテーション」がありました。

REM睡眠時低換気など呼吸不全に関する詳細な解説、患者さんのQOLを向上させるためには多様なアプローチが必要であること、呼吸不全患者を地域で支えるために必要な方策として「地域医療コーディネーター」を提案といった、呼吸ケア・リハビリテーションを取りまく様々な視点からお話していただきました。専門的な内容でありながらも、とてもわかりやすく、福井先生の呼吸ケア・リハビリテーションに対する情熱が伝わってくる講演でした。

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福井基成氏による特別講演

最後にグループディスカッション「呼吸ケア・リハビリテーションの未来を語ろう」を、4つのグループに分かれて行いました。グループディスカッションでは、「1 課題を共有しよう」として、日頃の課題を話し合った後、「2 今後に向けて話し合おう」として、出てきた課題の中から重要な課題を選択し、それに対する解決策を話し合いました。さらに、「3 明日からの私のアクション」として、現場に帰って明日からやろうと思うことを各自で付箋に記入してもらいました。

1時間の活発なグループディスカッションの後、各班から「各自が持っている技術や知識を活かすためには行政や地域につながることが大事」、「多職種による呼吸ケアチームによる勉強会の実施」、「退院後の在宅の呼吸リハビリ継続を行うための勉強会や担当者会議」といった話し合った内容の発表がありました。また、「明日からの私のアクション」としては、勉強会の実施、肺年齢測定事業への参加、呼吸ケア・リハ指導者養成研修修了生のFacebookを運営するといった具体的な行動をどの方も考えていました。

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グループで話し合った内容を発表してもらいました

グループごとの発表に対して、福井基成先生からは「いずれの班でも地域連携について言ってもらえて嬉しかった。自宅の生活を思い浮かべながら、どういうふうにしたら笑顔のある生活になるのかを考えてほしい」、千住秀明氏(複十字病院呼吸ケアリハビリセンター部長)からは「患者自身が呼吸リハをしたいという思いがないと全国で広がらない。この連絡会で呼吸リハを広げたいという気持ちを持ち帰ってもらいたい。PT一人からでも病院を変えられることがある。」といったコメントがありました。

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千住先生からのコメント「呼吸リハを広めてほしい」

参加者のアンケートをみると、87%の人が「かなり有意義だった」9%の人が「やや有意義だった」と、合わせて96%の人が有意義だったと回答していました。福井先生への特別講演に対しては「REM低換気、肺兪など大変貴重な話が聞けた」「大変熱い思いが勉強になりました」といった感想がありました。また、事例報告やグループディスカッションに対しては、「今後、自分で行うことのモデルケースを知ることができ嬉しかった」「なかなか活動でできず、悩んでいたことなどをみんなで話すことができてよかった」といった修了生同士で話し合ったことで情報や課題を共有できたことを評価する感想が多数ありました。

「呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修」修了生同士の情報交換など、ネットワークのあり方については、「このような連絡会を定期的に実施してほしい」、「フェイスブックなどSNSで情報交換や連絡を取り合いたい」といったネットワークの継続に向けた前向きな感想がありました。

この連絡会で得られた知見をもとに、今後の人材育成プログラムや情報発信手法の検討をおこなっていく予定です。

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2:58 PM
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