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楽らく呼吸会(COPD、自己管理)を開催しました(05/18)

2017年5月18日(木)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は理学療法士の榎田さんを講師に迎え、COPDについて勉強しました。

参加者は15人(内、患者さん10名(家族の方を含む)、理学療法士2名、作業療法士1名、スタッフ2名)でした。

 

今回は、COPD(慢性閉塞性肺疾患の略称:肺気腫や気管支炎等)についてとCOPDになった時の肺の状態や働き、自己管理について勉強しました。

COPDになると息を吐くときに気道が閉鎖してうまく吐けません。息切れや息苦しさ、咳や痰などの症状もある進行性の病気です。肺が壊れ、本来の肺機能の役割を果たすことができなくなります。原因はたばこや、有害物質の吸入や大気汚染によって起こります。COPDの症状が進行すると、自力だけでの呼吸では、しっかりとした呼吸はできなくなるため、在宅酸素や外出時も酸素吸入器必要とする状態にもなります。

この疾患の特徴として肺が大きくなり、肺の壁は薄くなります。肺全体が垂れ下がった状態になります。

左側:正常な肺 右側:COPDの肺

左側:正常な肺 右側:COPDの肺

呼吸時は肺の下にある横隔膜が大切な役割を担っています。横隔膜は呼吸をしている時に膨らんだり縮んだりと風船のような働きをしています。COPDになると写真(右側)のように肺全体が下がると横隔膜を圧迫します。圧迫された横隔膜では深い呼吸をすることができなくなり、さらに息苦しくなります。

 

COPDはたばこが原因で「肺が壊れる病気」です。壊れた肺は治りません。

悪化しないようにするためにも日頃の生活を改善、自己管理していくことがとても大切です。

まずは

①禁煙する

②規則正しい生活

③栄養を取る

④薬は処方通りに服用

⑤呼吸を整える

⑥適度な運動をする

⑦日常生活の動作を工夫する

と、できることをしっかりと生活のリズムに取込んでいくことです。

 

理学療法士の榎田さんから体操を教えて頂き、参加していただいた皆様と一緒に足や肩を動かす、腕をのばすなどの運動をしました。

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家でも椅子に座ったままできる簡単な運動です。

あおぞら財団で「毎日らくらく呼吸カレンダー2017」を作りました。カレンダー以外にも簡単な運動の紹介、楽らく呼吸メモや万歩計の歩数を記入することができるようになっています。
カレンダーはあおぞら財団で配布していますので、ぜひご活用ください。

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次回の楽らく呼吸会は呼吸リハビリ、自分でできる運動、体力測定です。

下記の各診療所にて開催します。お気軽にご参加ください。

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~

・のざと診療所…6月9日(金) 14:00~15:30

・千北診療所……7月20日(木) 14:00~15:30

・姫島診療所……7月21日(金) 14:30~16:00

 

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

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