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呼吸ケア・リハビリテーション指導者連絡会を開催しました(11/28)

11月28日(水)、「呼吸ケア・リハビリテーション指導者連絡会」を開催し、26名の方が参加しました。

この連絡会は、環境再生保全機構の「呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修」修了生および、地方公共団体の公害健康被害予防事業担当者が集い、最新情報や先進事例を共有し、参加者たちのニーズや課題を把握する場として実施しました。連絡会の開催は、昨年度に引き続き、今年で2回目です。

【概要】
日時:2018年11月28日(水)13:00~17:00
場所:CIVI研修センター新大阪東 6F E604
参加者: 環境再生保全機構「呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修」の修了生 23名、地方公共団体公害健康被害予防事業担当者 3名、千住秀明氏(複十字病院呼吸ケアリハビリセンター付部長)計27名
主催:あおぞら財団

前半は事例報告、後半は地域ごとにグループに分かれてディスカッションを行いました。

【事例報告】
最初に、中部、九州、倉敷、関東、関西の5地域の事例報告がありました。

それぞれの地域で実施している呼吸ケア・リハビリテーションの啓発活動として、肺年齢測定や小学校での喫煙防止教室、呼吸リハビリテーションの講習会など、多種多様な活動が紹介されました。

九州地区の一般向け呼吸教室の報告

5つの地区から事例報告がありました

 

関東地区では「呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修」の修了生 が多いこと、東京オリンピック・パラリンピックを前に、禁煙に対する取り組みが活発になっていることもあり、COPDの啓発活動に対する行政からの依頼も多いとのことでした。広報活動として作成したfacebookページを通じての依頼もあったそうです。また、千住先生がCOPDを患っておられた杉田かおるさんのお母様の主治医をされていたことから、イベントに杉田かおるさんが協力してくれたり、杉田かおるさん主催のイベントでCOPDの啓発を行いました。それによって、多数の人にCOPDを知ってもらい、啓発活動の効果が上がったとのことです。

中部地区では、小学校の喫煙防止教室を実施し、小学生が理解しやすいように3つの体験を実施し、中でもペットボトルで人工的な肺のモデルに対する反応が最もよかったそうです。

九州地区では、大牟田市を中心として勉強会や患者・家族向けの呼吸教室活動、肺年齢測定といった活動を開始し、九州支部も立ち上げています。

倉敷市ではくらしきCOPDネットワークとして活動がなされており、地域連携パンフレットを作成したり、肺年齢測定、講習会、患者・市民向けの講座としてフライングディスク競技がなされています。関西では、新しい取り組みとして、企業健診における肺年齢測定を行っており、若年層のCOPD予備軍の早期発見にもつながる有効な啓発活動であるという報告を行いました。

人材や資金に十分ではない中で、それぞれの地域で工夫しながら活動を熱心にしている様子が伝わってきました。

【グループディスカッション「呼吸ケア・リハビリテーションを広げるために」】

次に、グループディスカッション「呼吸ケア・リハビリテーション普及に向けて取り組みたいこと」を、地域ごとに5つのグループに分かれて行い、最後に各グループから発表を行いました。

各グループからは、今の活動を充実しながら継続していく、小学校での喫煙防止活動や企業での肺年齢測定など、他地域で実施している先進事例を活動を参考にして実施したいといった前向きな意見が多数出てきました。いずれのグループでも課題として挙げていたのが、行政や他団体との連携、活動資金や人材の確保といった点です。

このグループディスカッションを受けて、地方公共団体の公害健康被害予防事業担当者からは「熱意をもって、呼吸リハを取り組まれていこうとしている姿勢に感銘を受けた」、「今日は、全国から熱意を持っている方が集ってこられている。いろんな職種の方とお話ができたことは、今後の事業を作る中で参考になる」とのコメントがありました。また、「地方自治体も予算が十分になく、新しい事業を行うのはハードルが高い」「できれば、予算を組む前の6、7月にこういう企画をしていただけたら」という意見もありました。

A班の発表の様子

グループで話し合った内容を発表してもらいました

最後に、千住先生から「市民を賢くして、市民から呼吸リハをしてほしいと要望を出すようにならないと広がらない。みなさんの熱意と協力を絶やさないようにしていきたい。なんらかの形でサポートしていく。私の生涯にわたって、呼吸リハの普及に人生をかけている」との熱い挨拶をもって終わりました。

千住先生

千住先生より閉会あいさつ

アンケートでは、今回の連絡会が「かなり有意義であった」が8割、「やや有意義であった」が2割でした。また、自由記入では「他支部の活動を知ることができよい刺激となった」、「日々の業務におわれると遠のいてしまうが、こういう会議があると刺激を受け、モチベーションが上がる。悩み、相談も出来るので良い」といった感想がみられました。

どの修了生のみなさんも呼吸ケア・リハビリテーションの普及の熱い思いを持っています。こういった方々が地域で活躍すると、公害やCOPDの患者さんをはじめとした呼吸に困難を抱えている人が地域で安心して暮らしていくことにつながることが期待されます。現在、あおぞら財団では、肺年齢測定、医療従事者向け呼吸ケア・リハビリテーション講習会などで「呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修」修了生に協力しながら事業をすすめています。今後も修了生に協力していただきながら、呼吸ケア・リハビリに関する活動を継続できる方法を探っていく予定です。

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

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