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ECOまちネットワーク・よどがわの活動と中島大水道

1.第10回ECOまち運営委員会議

日時 9月14日(水)午後1~5時

場所 大阪経済大学地域活性化支援センター

地域活性化支援センターでの会議の様子みなさん真剣に会議に取り組んでいます!

ECOまちネットワーク・よどがわは、さまざまな団体と協力し、地域づくりを進めるとともに地球温暖化防止などの環境問題を中心としたエコなまちづくりを目的としています。9月14日に行われたエコまち運営会議では、よどがわ市民生協、地域の振興町会、大経大生、あおぞら財団などのさまざまなメンバーが地域活性化支援センターに集まり、今後の活動内容について話し合いました。この日は、ECOまち・さわやか発電所プロジェクト、東淀川区民祭りの運営について会議が行われました。なお、会議は毎月1回のペースで第3水曜日に行われています。機会があれば是非会議の様子を見に来て下さい。

2.東淀川区民祭りに向けて(中島大水道)

中島大水道とは・・・

中島大水道とは、江戸時代に度重なる水害と水はけの悪さに耐えかねた農民が、現在の東淀川区から西淀川区にかけてまちづくりのために自力でつくった排水路です。しかも50日という少ない期間で掘り抜いたことでも知られています。この農民達の努力があったおかげで、およそ200年以上にわたり地域の人々にとって生活の一部となり、価値あるものをもたらしたのは言うまでもありません。中島大水道は、前長9.5km・深さ約1メートルの大きな排水路であり、今は埋め立てられて流路が分かりにくくなっていますが、付近に大水道ゆかりの石碑や建物など歴史の跡が存在しています。

・中島大水道マップパネル

ECOまちネットワーク・よどがわ・緑陰道路サロン・あおぞら財団が協力し、東淀川区民祭りで展示された中島大水道の今と昔(明治時代・淀川開削前)を比較した地図をつくる作業を行いました。昔の淀川周辺地図を探すのには苦労しましたが、なんとか完成させることができました。地図を見れば、中島大水道や歴史の跡(新太郎松碑さいの木神社中島大水道跡石碑【写真付】など)、太陽光発電所、環境まちづくり拠点の場所が分かります。地図の他にも、歴史と環境・まちづくりを説明したパネルも作成しました。パネルを参考に、中島大水道沿いを自転車で走りながら史跡を探してみてはいかがでしょうか!?

中島大水道跡石碑(緑陰道路の中、あおぞら財団の近くに建っている)

3.中島大水道の実習を通じて

初めに中島大水道という名前を聞いたときは正直よく分からず、こういう水路があるんだなという認識しかなく、現在は水路が埋め立てられて道路になっていることも知りませんでした。私にとっては今までにない経験だったので初めて耳にする言葉も多かったのですが、中島大水道を調査したり会議に参加させていただいたりしていくうちに中島大水道がこんなにも古い時代から存在しており、とても大切な役割を担っていたことを理解することが出来ました。昔の農民達が苦労して掘り抜いた水路が緑陰道路に変わってしまい実際に流れている所を見てみたいという思いもありますが、機会があればぜひこういう水路が存在していたということをさまざまな人に紹介したいです!

あおぞら財団インターンシップ生 大阪経済大学 3年 野口岳

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