今年もこの時期がやってきました。
龍谷大学政策学部清水ゼミの2年生が、公害患者さんにインタビューし、それを映像としてまとめるという学びの場。
2022年から続くこの取り組み、今年も実施されました。
今回は、大阪公害患者の会連合会の矢根和幸さんにお話を伺いました。
学生さんは、監督・カメラ・音声・カチンコ、インタビュアとそれぞれの役割をもち、岸本景子さん(映画監督)の指導のもと、撮影にのぞみました。
緊張しつつも、自身の役割を全うしようと真剣に取り組む姿が見られ、
音声担当の学生さんは、「インタビュアの二人より、矢根さんの声がかすれていたりするのを聞いて、公害というものをがそこからも感じられた」と、集中して音声を聞くからこそ気づいた点を話してくれました。
このあと、映像制作をおこなっていきます。
また、今回は映像班以外にも別の2つの班があり、それぞれ同じ日に、患者会事務局として運動や患者さんを支えている増本美江さん、公害や戦争を体験している西淀川区在住の柏原愛子さんにお話を伺いました。
こちらは、聞き書きとして文章をまとめていき、あおぞら財団のサイトで公開される予定です。
お話を伺う前にインタビューの練習をし、当日をむかえ、お聞きした話を受け止め、映像や聞き書きにまとめていく。そうした一連のプロセスを通じて、公害を学ぶとともに、自分自身の生き方や社会のありようについて考えていくきっかけになるとよいなとも思っています。
ちなみに、インタビューした音声は、いったん全部テキストにするという作業をはじめに行うのですが、AIの文字おこしの精度が1年たつと格段にあがっていることに驚きを感じます。(とはいえ、学生さんは、このあと修正するという作業をするのですが・・・。)
白神(撮影サポーター)









































