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ブログカテゴリー » 環境保健

第6回ぜん息患者こんだん会(よどの里 5月20日)

2011年5月20日 姫島診療所 14:30-16:00

ぜん息を抱えながら苦しむ患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうと、「ぜん息患者の救済を求める西淀川の会」がぜん息患者こんだん会を開催しています。開催日は不定期ですが、およそ2ヶ月に一度開催しています。

今回は、よどの里で14人が集まりました。
前日に開催した千北診療所でのこんだん会と同じく環境省の疫学調査「そらプロジェクト」 の調査結果について説明しました。

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そらプロジェクトの調査結果説明についてはこちら

その後、自分がいつ頃病気になったのかを語り合いました。
咳がいつでも出て苦しいこと、
病院がない週末や休日は、悪くなって月曜日の病院に飛び込んで治療してもらうこと、
団体旅行に参加できなかったことや
昔は、新聞紙を外に出したらすぐに真っ黄色になってしまったなど、
いろんな話が出てきました。

その後、北山良三市議に現在のぜん息医療費補助制度を作る運動の経過を報告してもらいました。

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浮遊粒子状物質のPM2.5の測定所が平成25年3月末には5つ増えること、
大阪市で 制度を作る場合は5億円の費用が必要なこと。
(大阪市の全体の予算は4兆円、WTCの後処理はなんと1千億円!)
それから、現在の制度では呼吸器の障害認定で3級に認定してもらうという方法もあるという話を聞きました。現在の大阪市の障害認定の医療費補助は2級からなのですが、豊中市と尼崎市では3級から補助があることから、尼崎に引っ越す人もいるとの話を聞きました。現在の大阪市では福祉医療助成が 削られる傾向にあるとのことでした。

その後、そよかぜ薬局の松村さんと林さんに肺年齢測定を実施してもらいました。
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ハイチェッカーを使います。
6秒間息を吐き続けるのですが、これが結構しんどい!
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患者さんの数値は軒並み90才以上。(本日の参加者は90歳の人はいません・・・)
実年齢より30歳以上の数字も出ていました。
階段登るのがしんどいというのがほんまにわかったように思いました。
吸えないし、はけないのですから。

ちなみに、私も挑戦しましたが、最初65歳と表示され、ビビったのですが
測り直すと30歳になって一安心です。

この肺年齢測定、なんと西淀川区にあるあおぞら薬局、そよかぜ薬局、すずらん薬局では「肺年齢測定をやりたい!」と意思表示すると検査ができるそうです。(薬局が忙しい時は避けてくださいね)
たばこを吸っていて心配な方々、どうぞ試してみてくださいね。

次回は7月15日(金)14:30~です。
ぜひご参加ください。

:kuwasiku:
(林美帆)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2011年5月24日1:16 PM

ぜん息・COPD患者の呼吸リハビリテーション集中講座を開講(5月15日)

「患者さんをがんばらしてはいけないのです」

「患者さんの息切れに共感することです」

「しんどかったね。(リハをすると)楽になるよ。ほら、なったでしょう」

理学療法士の心得をパワフルに語りかける長崎大学大学院の千住秀明先生。

15日、大阪・西淀川区にあるのざと診療所で開かれた集中講座~ぜん息・COPDの呼吸リハビリテーション講座には、区内の理学療法士をはじめ医療関係者30人が参加しました。

第1講義 「ぜん息・COPD患者の病態と特徴」と題して福島啓先生(西淀病院呼吸器内科医師)が、ぜん息、COPDの病態について詳しく説明しました。

西淀病院福島医師

第2講義 いよいよ千住先生の登場です。

スライドや動画を駆使して呼吸リハビリテーションの理論と技術を丁寧に解説。

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午後からは実践編。

3人の理学療法士が先生の講座をサポート、参加者に手法と技術を伝えます。

参加者は、2人一組で15台のベットに分かれて、一つ一つの手技を互いに確認していきます。

聴診器の使い方からはじまり、排痰法、息苦しさを和らげる方法、声のかけ方、手の当て方、仰向けになったり、横向きになったり、座ったり、、、まるで武術の先生が弟子に必殺技を伝える道場のようです。

佐藤雅昭先生(岡山・健寿協同病院)

左が佐藤先生

北川知佳先生(長崎呼吸器リハビリクリニック)・朝井政治先生(長崎・田上病院)

左が朝井先生。右が北川先生

教育入院中の森脇名誉理事長も飛び入りで呼吸リハ体験

<参加者からの感想>

● 今まで漠然と理解していることが多いと痛感しました。いろいろと理解しなおすことができました(30代、理学療法士)

● 「時間が短かったので残念ですが、手技がたくさん出来てよかったです」(20代、理学療法士)

● スライドが非常にわかりやすく、改めて呼吸器への興味と少しでも何か出来るかもと思いました(20代、理学療法士)

●  介助呼吸はとても難しいけど、先生が手を添えると魔法のように介助呼吸になるので、すばらしいです。痛くなく」(50代、看護師)

<事務局より>

はるばる長崎から来ていただいた千住先生、浅井先生、北川先生、岡山から駆けつけていただいた佐藤先生、本当にありがとうございました。

これからも西淀川区内を中心に、呼吸リハビリテーションの輪を広げ、一人でも多くの患者さんが楽に暮らせるような地域づくりに取り組んでいきたいと思います。

(上田)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2011年5月19日5:41 PM

医療従事者向け、呼吸リハビリの集中講座を開催します!(5/15日)


2011年5月15日に長崎大学大学院より呼吸リハビリの普及に取り組んでいます千住秀明先生をお招きして、医療従事者向けの呼吸リハビリの集中講座を開催します。

【日時】2011年5月15日(日) 10:00〜16:20
【会場】のざと診療所3階
【定員】50名(先着順)・参加費無料
※詳細につきましてはチラシをご覧ください!

千住先生の講座を受けられる機会は滅多にありませんので、ぜひご参加ください。  :mousi:

チラシ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−—



Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2011年4月15日4:35 PM

続けています!未救済患者の懇談会


「娘と一緒にぜん息で苦しんでいる。川崎市では医療費がかからない(1割負担)と
聞きました。大阪でも早くそうなってほしい」
「オヤジも弟もぜん息で苦しんだ。自分もぜん息で一生苦しむんかいなぁ…」
「孫が小児ぜん息、今日は勉強のために来ました」

 ぜん息など呼吸器の病気で苦しむ患者の医療費救済制度をつくろうと
続けている懇談会では、患者・家族の切実な声が相次ぎました。
3月19日(土)、介護老人保健施設・よどの里で開催した5回目の懇談会には
17人が参加しました。
この日、療養生活の改善に役立つピークフローの話をしたのは、看護師の阪元早苗さん。
「自分の症状をつかんで、発作の予防を」と自己管理の大切さを語りかけました。


ピークフローを初めて見た、という方もおりみなさん興味津々。
慣れるまでは忘れたりもするでしょうが、思い出したときにでも記録をつけることから
始めていただければと思います。

三方巻取笛を一方ずつのびるように吹くと、深い呼吸ができていいのだそう
今回は初めて参加された方も多くおり、自己紹介をしながらの交流も行いました。
同じ病気を抱える仲間として交流できてよかった、という声もいただきました。

次回は5月19日(木)14:00〜千北診療所
     5月20日(金)14:30〜よどの里   で行います

ぜひお越し下さい

過去のこんだん会の様子はこちら





Filed under: 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2011年3月24日1:35 PM

呼吸リハビリ講習会(ぜん息・COPDの患者さんやその家族向け)を行いました


3月9日に呼吸リハビリ講習会(ぜん息・COPDの患者さんやその家族向け)を行いました
2月26日には医療従事者向けの講習会を行いましたが、今回は患者さん向けです
参加者:40名 場所:グリーンルーム(あおぞらビル3F) 

日頃発作が出ていなくても、ちょっと動いただけで息切れがする、
しんどくなるのが嫌で外出を控え、余計に体力がなくなり息切れが起こりやすくなる。
そういったことを改善する呼吸リハビリを試してみませんか?
ということで、森ノ宮医療大学教授の金尾顕郎先生を講師にお迎えして、
ぜん息の方が取り込める酸素の量についてや、呼吸の仕方で取り込める量が違う、
というお話、それから呼吸リハビリとは、またその効果は、などをお話していただき、
その後体験講習も行いました。



熱が入り上着を脱いだ金尾先生 マッサージを取り入れたリハビリも紹介

参加した患者さんもユーモアまじりに楽しくお話してくださる金尾先生の講義に惹きつけられ、「呼吸リハビリについてよく分かった」「またやって欲しい」と感想を寄せています。
講義のあとは、参加者がかかえる病状や暮らしについてグループに分かれて語り合いました。



グループごとの発表
みなさんわいわいがやがや楽しそうでした

この体験講習会は、呼吸リハビリがより広く有効に呼吸器病の患者さんに届くようにと
あおぞら財団が企画。
(独)環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として請負い、実施しました。





Filed under: 環境保健 — aozorafoundation 公開日 12:03 PM
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