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西淀川ものづくりまつり2014 行ってきました!

西淀川は製造業の工場などが多く、もとはものづくりの町。

そんなものづくりの町を元気にしようと、多くの企業が集まって子どもたちにものづくりの楽しさ、面白さを伝えるイベントが、8月23日に西淀川区民ホールで開催されました。

会場の外には、なんと機関車が走ってます!

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会場内では、本物の機械を持ってきたトンカチやってる企業さんがいっぱいで、親子で楽しそうでした。

中でも、鋳型メーカーの「東亜成型」さん。

金属を流し込んだときにできるバリの部分で、アート作品をつくるコーナー。

コレがなかなかいい感じ。

針金アートってジャンルが新たにできそうな予感。なんか楽しそう。

スタッフの方もとっても楽しそうでした。

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鋳型の会社ならではの、

「型にハメる男たちの真剣ワザ」

カッコイイ。

こういうの好きな女性陣多いはず、工場見学したら殺到しそう。

つづいて、日本TVの番組で日本一の対戦型ロボットが登場!

チャンピョンベルト、ほんまモンっす!みんなペタペタ触ってました。笑

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そして、みよ!この大きさ。

本気です。西淀川の企業、アツい!

もちろん、ちゃんと動きます!

ただ、時間にならないと動いてくれません・・・

見たかった~

そして、今月号の広報誌「りべら」で防災グッズをつくる企業として紹介した「モリモト医薬」さん。

錠剤型の薬が飲みやすいようにと開発された「のめるもん」。

なかなか子どもたちとの接点が薄いが、そこはナナメ上45度で突き抜けてます。笑

のもるモン・マスター!!

そんなキャラクターと仕組みを考えて、提案しています。す、すごい!

良いこと、人助けをしたらどんどんレベルがあがり、のめるモンスペシャリストに!

世の中のお父さん、お母さん、おじいちゃんにおばあちゃん。これで子どもが優しい子に育つこと間違いなしですよ。

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廃油回収や菜の花プロジェクトで、あおぞら財団と協働している「浜田化学」さん。

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こちらはオシャレに竹ランプ。

廃棄物として捨てられる廃食油と、これまた里山で困りものの竹を使ってできるランプです。

ありそうでなかったランプで、子どもたちもわらわら集まって来て作ってました。

コレ、キャンドルナイトのイベントでも引き合いありそうですね~

最後に食べたマンゴーソフトクリームが美味しかった~

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YT

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類 — aozorafoundation 公開日 2014年8月24日4:20 PM

セミのぬけがら調査(8/18)

8月18日の午前10時から12時まで大野川緑陰道路で今年二回目のセミのぬけがら調べを行いました。前回(8/11)のぬけがら調べの様子はこちらからご覧ください。

前回に引き続き、このブログ記事は、あおぞら財団にインターンシップで来ている徳澄がお届けします。
セミのぬけがら調べは毎年行っているイベントで、子ども達と一緒にセミのぬけがらを集めて数えます。セミによって生息する場所が違い、セミの種類と数からその地域の環境がどんな傾向にあるのか知ることが出来る調査です。ぬけがらを扱うことで生きている生物の命を奪ってしまったり、傷つけることなく調査が出来るという利点もあります。これは参加型の調査として全国的に行われています。

今回はエルモ西淀川の中にある部屋の一室をお借りして行いました。

今日の予定を聞く子ども達

虫除けをしてもらう子ども達。しかし、今日はとても蚊が多かった

前回と一緒で、段取りと注意事項を説明し、出発します。この日は風もなく、先日の雨で非常に蒸し暑い気候となっていました。

ぬけがらを分ける袋をくばっています。

地面や溝を懸命に探す子ども達

頑張ってぬけがらゲット

虫かごいっぱいのぬけがら。いくつはいっているのかな?

子ども達は「暑い暑い」と口にし、蚊にかまれた足を掻きながらもぬけがらを探して地面や木の幹に目を凝らしたり、セミの成虫を元気に追いかけていました。何人かは前回はあまり見られなかったアブラゼミのぬけがらを見つけて喜んでいる姿を見かけられました。

戻ってきてぬけがらを分けて数えます。たくさんとったので大人も手伝いました。

見分け方は覚えているかな?

帰ってきて大人も含めてみんなで種類を分けて数を数えます。種類の見分け方が分かっても、雌雄の見分け方が分からない子がいて、スタッフや友達に教えてもらいながらいっしょに数えていました。
数を数える声が部屋中に飛び交ってだんだんややこしくなるのか「あれ、自分で今何個って言ったっけ? 忘れちゃった!」「え!? 知らんし! ほら、一緒に数えたるから最初からやるで!」という光景も見られました。

子ども達が捕まえたクマゼミ

クマゼミの成虫を捕まえた子もいました。一目でわかる見分け方は、オス(左)はお腹にオレンジ色をした腹弁がありますが、メス(右)は持っていません。腹弁とは鳴き声を出す所です。つまり、クマゼミで鳴くのはオスだけなのです。
子ども達は紙の上に並べられたセミをまじまじと見くらべていました。

10時50分からの40分間セミのぬけがらを探した結果、クマゼミのオスが532匹、メスが615匹の合計1147匹でした。
アブラゼミはメス7匹、オスが6匹の計13匹見つかり、全てのぬけがらの合計は1160匹でした。
前回とったぬけがらの数も合わせると、クマゼミは1856匹、アブラゼミは16匹で、全てのぬけがらの合計は1872個となりました。

前回よりも今回の方がぬけがらを見つけた数が多いです。参加者は前回よりも少なかったのに、1500匹以上集められたのはすごい事だと思います。前回は台風が過ぎた後でぬけがらが飛ばされていたということもありますが、今までにも行ってきた調査から、エルモ西淀川周辺の緑陰道路と比べて、国道2号線から東側の区間にはセミのぬけがらが少ないことは分かっていました。

子ども達が書いた感想です
子ども達の感想
・手でぬけがらをとるより、網でぬけがらをとったほうが楽しかった。(姫島小)
・セミのぬけがら調べでアブラゼミを見つけられなかった。悔しかった。(佃西小)
・意外にいっぱい見つかりました。こんなにいるんだなぁ、と思いました。(野里小)
・アブラゼミのぬけがらを4匹捕まえた。嬉しかった。(佃西小)
・クマゼミとアブラゼミの見方を知ることが出来てよかった。(佃西小)
・100匹以上とれて嬉しかった。ぬけがらをたくさんとれて楽しかった。(歌島小)

私は11日と18日の2日間ともこのぬけがら調査に参加させていただきました。
2日間とも暑さにうだる中、子ども達は汗をかきながらも「このぬけがらは何?」と尋ねてきたり、「ここにたくさんあったよー!」と大きな声を上げてみんなを呼んだりするなど、元気にぬけがらを探し回っていて微笑ましかったです。
セミの数に違いが出たのは、台風の影響だけではない気がします。エルモ西淀川方面の方が、西淀川図書館方面より車の数が少なくて木の本数や木陰が多くて涼しく感じました。だから、アブラゼミはエルモ西淀川方面の方に多くいるのではないのかなと思います。
椿の葉や枝には多く引っ付いていて、イチョウの葉や幹には引っ付いていないというところも見られたので木の種類の好みも関係あるのではないかと疑問が浮かびました。
クマゼミが多くいる所は都市化などで気温が高くなっている証拠でもあるということで、今回の調査結果を見た時はやはり大阪は熱くなって来ているのだなぁと思いました。
(桃山学院大学インターン生  徳澄 あおい)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2014年8月21日11:29 AM

8月11日セミのぬけがらしらべ

8月11日の午前10時から12時まで大野川緑陰道路で一回目のセミのぬけがら調べを行いました。

このブログ記事は、あおぞら財団にインターンシップで来ている徳澄がお届けします。

セミのぬけがら調べは毎年行っているイベントで、子ども達と一緒にセミのぬけがらを集めて数えます。セミによって生息する場所が違い、セミの種類と数からその地域の環境がどんな傾向にあるのか知ることが出来る調査です。ぬけがらを扱うことで生きている生物の命を奪ってしまったり、傷つけることなく調査が出来るという利点もあります。これは参加型の調査として全国的に行われています。

今回は西淀川図書館の中にある部屋の一室をお借りして行いました。西淀川図書館でセミのぬけがら調べを行うのは今回で2回目になります。

セミの標本や本を見る子ども達 アブラゼミとクマゼミのぬけがらの見わけ方は分かるかな?
説明が始まるまで、子ども達はセミの標本や本を見ていたり、ぬけがらの見わけ方を教えてもらっていました。

段取り説明 説明を聞く子ども達 紙芝居
インターン生、ボランティア生が段取りや注意事項を説明し、セミの一生や住んでいる場所について紙芝居で説明しました。

先日は台風でどうなる事かと思ったものの、過ぎ去ったあとは青々とした空が広がっていました。
説明が終わるといい天気の中、みんなで緑道へセミのぬけがらを探しに出発します。
早速ぬけがらを見つけた子ども達。そのぬけがらはなんのセミ?

地面にもたくさん落ちている

台風の影響で地面にも落ちているぬけがら

台風で飛ばされてしまったのか、地面にもたくさんぬけがらが落ちていました。子ども達は上を向いたり、下を向いたり、忙しそうに首を動かします。

ぬけがらの数は何個かな? 10個ずつ分けています

10時50分からの40分間セミのぬけがらを探した結果、クマゼミのオスが351匹、メスが358匹の合計709匹でした。
アブラゼミはメス1匹、オスが1匹の計2匹見つかり、全てのぬけがらの合計は711匹でした。

ぬけがらの他に生きたセミの幼虫も見つけた子も居ました。また、台風の影響で枝が折れて地面に落ちていたのですが、その枝にはセミの卵が産み付けられているものがありました。

土まみれですが、セミの幼虫
↑生きたセミの幼虫です。

また、イベントの後、この他の地域を調べるために、インターン生とボランティア生の4人で公園をタンデム自転車で行ってきました。

一つ目は矢倉緑地公園に行って20分間探してもらいましたが、ぬけがらの数は0でした。
ここで見つからなかった原因は、一つ目の理由は台風の影響を受けて木が荒れていたため。二つ目の理由は松の木が多く、葉がぬけがらがつくのに適していなかったからではないかではないかと思います。
成虫はアブラゼミが6匹、クマゼミが14匹の合計20匹が見つかりました。

二つ目は新淀川公園に行って10分間探してもらいました。
そこではアブラゼミのぬけがらは0匹でしたが、クマゼミのぬけがらは19匹見つかりました。
ぬけがらは木にほとんどついておらず地面に落ちていたものが多かったです。午前中にしか鳴かない特徴があるクマゼミしかいなかったのか、午後に調査にでたのでセミの声が聞こえませんでした。

子ども達との調査にもインターン生とボランティア生の調査にも、先日台風が大阪を通過した影響が大きかったこともあり、前回よりもぬけがらの数が少なかったのですが、子ども達は暑い中、一生懸命セミのぬけがらを集めてくれました。

・子ども達の感想・

・去年よりぬけがらの数が少なかったけどたのしかった。(御幣島小)

・色んなセミの事を知ったり、ぬけがらをとったりしてたのしかった。(御幣島小)

・今日は暑くて、昨日の台風の影響で少なかったけどとれてよかったです。(出来島小)

・探していると下にいっぱいあって、木の葉っぱにもいっぱいありました。いっぱいとれてうれしかったです。(かみの小)

・クスノキと葉っぱの裏にいっぱいありました。(かみの小)

・カラー道路についてからすぐにぬけがら発見!戻るときに後ろでたくさんセミをとっている人がいてびっくり!(御幣島小)

セミのぬけがら調査は8月18日にもエルモ西淀川で行う予定です。



Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2014年8月14日2:29 PM

再掲【8/19】佃でみせ第3弾!「藪床」って何?謎解き始まる

あおぞら財団には、西淀川の環境まちづくりにとりくむために、いろいろな人が、出会い、憩い、つながる場所として、地域交流スペース「あおぞらイコバ」があります。
このイコバの出店と称して始めたコミュニティカフェが「○○でみせ」です。
「佃でみせ」は2012年度、2013年度と開催。その成果は下記のページでご覧いただけます。
詳しくはコチラ

第3弾の今年は、古地図に記載のある「藪床」の謎に迫ります。

写真中ほどに縦に広がるのが当氏の佃島。右上の白っぽい部分が佃村で、その中に「藪床」と書かれています。

写真中ほどに縦に広がるのが当氏の佃島。右上の白っぽい部分が佃村で、その中に「藪床」と書かれています。

「藪」と聞くと、竹やぶとか、低木がたくさん生えているようなところでしょうか?
けどこのあたりは農業をするにも、海が近くて苦労したと聞くし・・・??

そんな疑問を抱えていたところに協力な助っ人登場!
大阪市立自然史博物館の長谷川匡弘さんが
謎の解明に協力してくださることになりました。

そこで本日、古地図を保存している見市家資料館を訪れました。
(資料館は一般公開していません)

「佃史探求 風とみどりの会」の八木さんにもご同行いただき、
古地図をひとつずつ見ていきます。

「佃はどこ?」「“芝”原っていう地名も気になりますね」

「佃はどこ?」「“芝”原っていう地名も気になりますね」

八木「昔、見市さんとこを『藪床』って呼んでたわ」長谷川「地名を屋号として使ってたのかもしれないですね」

八木「昔、見市さんとこを『藪床』って呼んでたわ」長谷川「地名を屋号として使ってたのかもしれないですね」

いろいろなタイプの地図があり、中には色分けをして「田」「畑」など表記しているものもありますが、「藪床」についてはひとつの地図にしか記載はありませんでした。
他には「よし」「あし」といった表記がちらほら・・・。

こんな形の地図も。左上に「佃」とあります。

こんな形の地図も。左上に「佃」とあります。

私には地図だけをみても「藪床」の謎はさっぱりわかりませんでしたが、
長谷川さんは「なるほど~」となにかわかってきた模様・・・!

資料館見学後、長谷川さんから「このあたりに、手の入っていない空き地はありませんか?」とリクエストが。
八木さんが案内してくださったのは、佃の墓地と田蓑神社。
長谷川さん墓地の間や神社の端の方などの植物を観察されていました・・・。

墓地の中をキョロキョロ

墓地の中をキョロキョロ

長谷川さんだけ参道から外れて行きます・・・

長谷川さんだけ参道から外れて行きます・・・

残念ながら、昔からの植物などは発見できなかったようですが、
少ない情報から長谷川さんの推理は始まっています!

「藪床」の謎を知りたい方は、佃でみせへご参加ください!

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あおぞらイコバ・佃でみせ
佃のむかし どんなところ?
聞いて食べてしゃべって
PART3
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日 時:2014年8月19日(火)13:00~15:00
場 所:佃会館 http://bit.ly/WPqhl1
定 員:25名
軽食代:500円
大阪西淀川の佃地域の昔についてお話を聞いて、
西淀川地域でよく食べていた「箱ずし」を頂きながら、
世代を超えて楽しくおしゃべりしましょう。
今回は「藪床」の謎に迫ります。
佃地区の古地図をみる「藪床」という文字があります(チラシ参照)。
「藪」の「床」ってなに?!
昔の佃はどんな環境だったんでしょう?
藪の植生からその謎に迫ります!
当日伺ったお話しや情報は、
ホームページやパンフレットにまとめて、
西淀川の多くの人に知ってもらえるようにします。
ご参加、お待ちしています!

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あおぞらイコバ 佃でみせ PART3

第1回(2012年12月17日開催)の様子はこちら
第2回(2013年5月27日開催)の様子はこちら

協 力:佃史探求 風とみどりの会
主 催:あおぞら財団
申 込:あおぞら財団までご連絡下さい
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

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企画運営委員(敬称略)
小田康徳(大阪電気通信大学)
高田研(都留文科大学)
西村仁志(広島修道大学)
清水万由子(龍谷大学)

今年もやります!関西×東北 被災地応援ツアー 下見報告

昨年のツアーの様子(鵜住居駅跡にて)

昨年のツアーの様子(鵜住居駅跡にて)

あおぞら財団では2011年3月の東日本大震災を受け、関西から岩手県・釜石を訪ねるツアーを開催してきました。
(これまでのツアーの様子はコチラ
大阪にいると被災地の現状がどうなっているのか、いまひとつ実感がわきません。ぜひ被災地応援ツアーを引き続き開催したい!という財団職員の思いを受けて、新しくツアー担当となった栗本が初めて釜石を訪れました。
今回の下見については、これまでのツアーに盛り込んでいなかった漁師体験の部分を中心にご報告します。

釜石駅に到着したのは6月7日の夜8時頃・・・。初めての訪問者である私を暖かく迎えてくださったのは、写真家であり、(一社)ユナイテッドグリーンの代表理事でもある山田周生さんとスタッフの永嶋奏子さん。山田さんは震災後、いち早くディーゼルカーを飛ばして被災地支援に訪れた方であり、菜の花プロジェクトの活動もされているご縁で大阪にお越しの折りには何度もあおぞら財団を訪問いただいています。
(詳しくは、菜の花ブログあおぞら財団ブログへ)

釜石駅近くの山田さんオススメの仮設食堂で夕食をいただきながら、現在、山田さんたちが取り組まれているエコハウスづくりや菜の花ロードづくりについて、現状を伺いました。
山田さんたちのところには入れ替わり立ち代りボランティアの方々が訪れているとのことで、このとき一緒に夕食をいただいた方たちの田んぼづくりの苦労話には、大変そうだけれどいきいきとしたお話で、新しい試みで地域を活気づけようという意欲が伝わってきました。

日々、いろんな人が訪れているエコハウス

日々、いろんな人が訪れているエコハウス

「菜の花青空レストラン」として使われた後だったので、かわいい看板が残っていました。

「菜の花青空レストラン」として使われた後だったので、かわいい看板が残っていました。

今年のツアーでも、山田さんのフィールドを訪問することを検討しています。

翌朝は、ツアーの現地コーディネーター「三陸ひとつなぎ自然学校(愛称:さんつな)」の伊藤聡さんにホテルまで迎えにきていただき、「釜石東部漁協管内復興市民会議」とともに主催されている「うみやまツアー ~わかめ芯抜き編~」に参加しました。

漁師さんたちから、うみやまツアーの企画意図と作業の流れを教えていただきます(写真右が伊藤さん)

漁師さんたちから、うみやまツアーの企画意図と作業の流れを教えていただきます(写真右が伊藤さん)

うみやまツアーではこれまで漁師さんと共に、12月にわかめの種巻き、2月にはわかめの間引きを行ない、今日はいよいよ収穫されたわかめを出荷するための作業です。
わかめの中心部分の「芯」というところと、一般によく食べられる商品になる部分を手で裂いてわけていく作業を体験しました。
美味しいところに参加させていただいた私はなんと5キロものわかめをお土産にいただきました!

作業の様子。水色のカゴに入ったわかめが一人分の5キロです!!

作業の様子。水色のカゴに入ったわかめが一人分の5キロです!!

なんで剣山? これで芯の部分を細く裂いて食べやすくするのです!!

なんで剣山? これで芯の部分を細く裂いて食べやすくするのです!!

午前中の作業が終わったら港でお昼。
手作りお弁当だけでもお腹いっぱいでしたが、なんと焼きホタテと貝汁までサービスいただきました・・・贅沢!

奥の2皿はわかめの芯を使ったお料理です。こちらも美味しかったです♪

奥の2皿はわかめの芯を使ったお料理です。こちらも美味しかったです♪

食べきれません!

食べきれません!

箱崎漁港の様子。満潮なのではなく、地盤沈下のため水面が高く見えます。白いゲルのような建物は仮設の作業場です。

箱崎漁港の様子。満潮なのではなく、地盤沈下のため水面が高く見えます。白いゲルのような建物は仮設の作業場です。

わかめの芯抜きの作業中や昼食を食べている間、ぽろぽろと漁師さんたちがお話をしてくださいました。
三陸のわかめは美味しいのに、関西では最近売れないこと。原発の影響があるのだろうこと。きっちり放射能検査をして出荷しているのに売れ行きが悪いので、大阪に帰ったらちゃんと伝えてほしいと、伝言を預かりました・・・。
今回は下見ということもあって、作業をしながら少ししかお話を伺えず残念でした。今年のツアーでは、漁師さんのお話を伺う時間をプログラムに組みたいと考えています。
そのときの漁師体験プログラムが何になるかはお楽しみです!

うみやまツアーは午後も続きましたが、私はみなさんとお別れし、ツアー候補地の下見に回りました。
ご案内くださったのは、現在『りべら』で「復興まちづくりの現場」を連載中の、釜援隊協議会の黍原豊さん。
あいにくの雨でしたが、丁寧に説明してくださいました。

傘をさしながら説明してくださる黍原さん

傘をさしながら説明してくださる黍原さん

こちらはツアーの拠点となる旅館「宝来館」の向かいあたり。根浜海岸に自生していたハマボウフウを復活させようという試みで、「美しい根浜海岸を復活させたい!」という思いが届き、今年の3月、クラウドファンディングで目標額を達成しています。

復活しつつあるハマボウフウ。年々、増えていくことを祈ります

復活しつつあるハマボウフウ。年々、増えていくことを祈ります

黍原さんにはこの後、被害の大きかった鵜住居地区、大槌地区、山田周生さんのエコハウスと、短時間の間にたくさんの場所を案内していただきました。

漁師さんからも、さんつなのスタッフのみなさんからも、伝わってきたのは、“元通り”の釜石を求めるのではなく、新しい釜石をつくっていこうという意欲です。
被災地では、各地域が高台移転をするか、防潮堤を高くして盛り土をした上で元の地域に戻るか、なんとか結論を出して動き出そうとしているところでした。まだまだ多くの人たちが仮設で暮らし、子どもたちは通学バスに乗って仮設の学校に通っているという状況です。
大阪にいると、まるでわからなかった現地の状況をたくさん目の当たりにしてきました。

今年のツアーは、11月28日(金)~30日(日)に開催しようと調整中です。
ツアー詳細が決まり次第、募集を開始しますので、ご関心もたれた方はぜひご予定ください。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2014年7月1日8:20 PM
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