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ブログカテゴリー » 地域づくり

環境アセスメント講座


市民活動のための環境アセスメント講座in川崎
1日目「アセスを知る」

「市民活動のための環境アセスメント講座」が、神奈川県川崎市で開催されました。
1月16日土曜、晴天!
20名が集まりました。(スタッフ込)
男性が多かったのですが、大学生など若手の参加者もちらほらいらっしゃって、会場は熱気ムンムン。

午前は、柳 憲一郎先生(明治大学法科大学院法務研究科教授)より、「参加型アセスへの道」と題してお話がありました。
事業者、行政、NPO各主体の、環境アセスメントについての「勘違い」が、とてもわかりやすく聞けました。
また、環境アセスメントを実際に活かしていこうということで、
環境アセスの実施のポイントを、非常に細やかにステップをふんでお話いただきました。
柳先生の穏やかな語り口もあって、質疑応答も活発に手が挙がっていました。

午後は、沖山文敏氏((株)オオバ環境本部本部長)より、「アセスを牽引した自治体の役割」と題して、川崎市アセス条例の誕生秘話とその特徴についてお話がありました。
沖山氏は、元川崎市環境局公害部部長として長年、川崎市の公害問題の第一線にいらした方ですので、当時の住民とのやりとりも生々しく教えてくだいました。
昭和40年代の川崎市の臨海部の写真は衝撃的で、大きな煙突からモクモクと立ちこめる煙が写っており、当時は住宅の中も煙で真っ白だったそうです。
日本初のアセス条例制定へむけての御苦労と、立場は変わられてもなお、情熱を傾けて環境アセスメントの普及に努めていらっしゃる様子が伝わってくる時間でした。

両先生、ありがとうございました!

環境アセス講座、今週の土日も続きます。
23日(土)は、川崎市臨海部の現地見学を行います。晴天でありますように!!

竹迫 和代(参画はぐくみ工房)




Filed under: 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2010年1月21日2:13 PM

西淀川交通まちづくり討論会を開催しました!


西淀川交通まちづくりビジョン研究会(大阪大学・京都大学・あおぞら財団)では12月19日(土)に西栄寺において「西淀川交通まちづくり討論会」を開催し、47名の方にご参加いただきました。

本討論会は、研究会が6月から3回にわたって開催してきました「西淀川交通まちづくり意見交換会」の結果を踏まえて作成して、“西淀川交通まちづくりビジョン”について、交通まちづくりに関わる専門家(学識経験者)、行政、西淀川区民(意見交換会参加者)が一堂に会して討論することを目的としました。
まず始めに研究会の代表者である大阪大学大学院新田保次教授より研究会および討論会の趣旨について説明がありました。
第一部は、研究会委員の清水万由子氏(長野大学研究員)より、意見交換会の取り組み経緯、討論会のねらいについて報告があり、大阪大学大学院猪井博登助教から、“西淀川交通まちづくりビジョン”の発表がありました。
第二部は、西淀川交通まちづくりビジョンや意見交換会の取り組みについて、京都大学大学院植田和宏教授がコーディネーター役となり、大阪市建設局自転車対策部長上田正敏氏、神戸大学大学院小谷通秦教授、意見交換会参加者の富川純三郎氏、井口邦敏氏、濱岡道男氏の5名をパネリストにお招きし、公開討論会が行われました。

西淀川交通まちづくりビジョン
“西淀川交通まちづくりビジョン”は、意見交換会でとりまとめられた「自転車バス共存パッケージ」、「自転車施策重視パッケージ」、「啓発施策重視パッケージ」について、施策のねらい、具体的な施策メニュー、実現に向けての課題について提案しています。
 猪井先生は、どのパッケージも自動車の利用を抑制できる交通まちづくりをめざしていることを前提に、時間軸を考慮して3つの施策パッケージの関係性について説明を行った上で、各施策パッケージについて提案されました。


啓発ビジョンでは、自転車ヒアリマップの作成や交通環境教育の実施、バスタウンマップの作成などが提案され、できることから、できる人から、すぐ始めることの必要性が示されました。
また、自転車重視ビジョンでは、自転車の移動速度をアップさせて、自転車をより便利な乗り物としてまちづくりに取り込む必要性が示され、自転車走行空間の整備などのハード整備と、自動車から自転車への転換、自転車マナーの向上などのソフト施策の両面から提案されました。
自転車バス共存ビジョンでは、自転車をより多くの人に利用してもらうための施策を実施する一方で、自転車に乗れない、これまでの路線バスでは利用が困難な人への丁寧な対応ができるバスの必要性について提案されました。
さらに、自転車重視ビジョンでは国道43号、国道2号、淀川通りに新たに自転車道を整備する場合の断面構成案や整備された効果についてCO2排出削減量のシミュレーションなども示されました。

公開討論会
 まず、はじめに植田先生が、西淀川交通まちづくりビジョンを「自転車ビジョン+啓発(赤)、「自転車バス共存ビジョン+啓発(青)」の二つに整理し、それ以外のビジョン(黄)を加えて、会場の参加者の意見を旗揚げアンケート方式で確認しました。


 その後、各パネリストの方から自己紹介を兼ねて、ビジョンに対する意見等についてコメントをいただきました。
 上田氏からは大阪市の自転車施策の取り組み状況について報告があり、放置自転車対策に力を入れていること、自転車道整備も早い時期から取り組んでいることなどが報告されました。自転車は市民に身近な交通手段であることから、“今日は被害者、明日は加害者”になってしまう交通であり、市民の理解と協力の必要性が述べられました。
 意見交換会に参加されていた3名からは、市民が自ら考え、行動することの大切さや、交通まちづくりを市民主体的に考えることの楽しさや難しさ、市民がまちづくりを提案していくことの必要性などについて語られました。
 小谷先生からは、専門家の視点でビジョンには歩行者の視点がやや不足していること、3つのビジョンを具体化していく過程で一つのビジョンにまとまる可能性などについて指摘いただきました。また、自動車対公共交通、自転車、歩行者の関係は方向性が明確であるが、グリーンモードと呼ばれる公共交通、自転車、歩行者間の共存関係については、次ステップの課題であることも述べられました。
 会場からは、ビジョンの実現性に関するものや歩行者の視点、行政などの役割について質問があり、活発な討論が行われました。
最後に「意見交換会そのものに意味がある。その意味とは、意見交換を通じて他の人の立場が理解できること、それが思いやりや共感につながる。また、まちという空間に対して共通の思いがあるが、具体化する過程で違った意見が出てくる。しかし、共通の思いがあることを確認することが大切で、意見交換会という確認の場がビジョンを作るときの基盤となる。
そして、意見交換を重ねる中で、皆の共通の大切な思いを確認し、他者の思いも確認し、それが地域の思いになり、ビジョンができあがる。そのビジョンが、様々な施策を具体化するときの原動力となる」と、コーディネーターの植田先生よりまとめがありました。

今回の討論会はとても寒い日に開催されましたが、皆さんの西淀川に対する思い、将来に向けてよりよいまちにしていこうという思い、交通まちづくりに市民が参加したいという思いなど様々な思いが重なりあって温かい気持ちになりました。
最後になりましたが、討論会の会場を快く提供してくださ�
�た西栄寺さんには大変お世話になりました。今回の討論会も様々な方にご協力いただき、様々な思いが一つになって無事終了することができました。
あおぞら財団では、西淀川の皆さんと一緒に今後も様々な形でまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします!
(文責:石塚裕子)




Filed under: 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2009年12月21日2:59 PM

西淀川交通まちづくり討論会を行います


12月19日(土)13:30〜16:00に西淀川区御幣島にある西栄寺
(さいえいじ:御幣島1-6-17 区役所裏)で西淀川交通まちづくり討論会を行います

今年1年、西淀川区民の皆さんと意見交換会を行ってきましたが、
(→ブログカテゴリの「西淀川まちづくり意見交換会」からバックナンバーをご覧ください)
そのまとめとして、
●意見交換会の取り組みの報告
●「西淀川交通まちづくりビジョン」の発表
●公開討論会(交通まちづくり関係者・学識経験者・NPO)
を行いたいと思います

西淀川の将来について、みんなで一緒に考えていきませんか?
西淀川区民の方はもちろん、それ以外の方もどしどしお申し込み下さい☆
お待ちしています!

チラシをダウンロード(PDF 900Kb)

お申し込みはあおぞら財団まで!
TEL:06−6475−8885 FAX:06−6478−5885
E-mail:webmaster@aozora.or.jp




Filed under: 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2009年12月1日3:34 PM

シンポジウム 「地球温暖化と地域公共交通」


2009年11月14日(土)
堺市総合福祉会館にて、シンポジウム「地球温暖化と地域公共交通」(市民団体「道路環境市民塾」の主催)が開催されました。

KOALA」、「大阪にLRTを走らせる会」、「堺LRTの早期実現をめざす会」、「堺のチンチン電車を守る会」、「NPO法人自由都市堺・町衆会議」、「次世代路面電車(LRT)による枚方のまちづくりを推進する会」、「わかやま小町(和歌山の交通まちづくりを進める会)」、「路面電車同好会」が協賛し、市民ら109人が参加しました。


このシンポジウムでは、低炭素社会実現のため、大きな取り組みが求められている交通分野を取り上げました。
地球温暖化と交通の関わりについて学ぶとともに、クルマに大きく依存した交通や私たちの暮らしをどう変えていったらよいのか、どのようなまちづくりをしていったらよいのかを市民目線から考えました。

上岡直見氏(環境自治体会議 環境政策研究所 )が「新政権に期待する交通政策」という題材で講演されました。
交通部門対策の基本的思想や暫定税率廃止の影響、国内交通体系の行く末、個人レベルの公共交通、公共交通の経済効果などを考えました。
公共交通にお金をかけるのはもったいないという社会通念がある中で、どのように公共交通を位置づけていくかを上岡氏に語っていただきました。


その後、パネルディスカッションが行われました。
コーディネーターとして塚本直幸氏(大阪産業大学人間環境学部)を、パネラーとして上岡氏、辻本勝久氏(和歌山大学経済学部准教授、わかやま小町会長)、福井隆一郎氏(堺のチンチン電車を愛する会、堺刃物商工業協同組合連合会副理事長)、村松昭夫氏(道路環境市民塾塾長、財団法人公害地域再生センター理事長)をお招きしました。

辻本氏より、廃止が検討された和歌山県の旧南海貴志川線を市民と行政が協力して和歌山電鉄に再生させた事例が紹介されました。

ついで福井氏より、堺のチンチン電車に対する熱い思いや課題などの報告がありました。

それらの報告を踏まえて、阪堺線の問題や堺市の公共交通のあり方、ビジョンを持った積極的な市民活動の必要性など幅広い議論が、会場からの意見も踏まえながら行われました。


今回のシンポが、市民・鉄道会社・行政がともに考えるきっかけとなれば幸いです。

あおぞら財団インターンシップ生 
都留文科大学3年 奥村太威
*補足 あおぞら財団 小平




Filed under: インターン生,道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2009年11月16日3:48 PM

シンポジウム「地球温暖化と地域公共交通」


※詳細が確定しました。あらためてご案内いたします。

《転送歓迎》

道路環境市民塾は第VII期を迎え、今期は、12月にコペンハーゲンで開催されるCOP15(気候変動枠組条約第15回締約国会議)に向けて運輸・交通部門における温暖化対策をテーマとしています。

7月のCOP15ミニ学習会に続き、環境や交通問題に関心を持つ幅広い市民を対象に、低炭素社会を実現するための交通のあり方やライフスタイルを考えるシンポジウム「地球温暖化と地域公共交通」を企画しました。

基調講演には、この分野の第一人者である上岡直見氏をお招きし、パネルディスカッションの議論にも加わっていただきます。大変貴重な機会ですので、多数の皆様のご参加をお待ちしております。

※チラシのダウンロードができます。

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 シンポジウム「地球温暖化と地域公共交通」
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 主催: 道路環境市民塾
 協賛: KOALA 都市交通創生ネットワーク@関西
     大阪にLRTを走らせる会
     堺LRTの早期実現をめざす会
     堺のチンチン電車を愛する会
     次世代路面電車(LRT)による枚方のまちづくりを推進する会
     NPO法人自由都市堺・町衆会議
     わかやま小町(和歌山の交通まちづくりを進める会)
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今年12月、コペンハーゲンで開催される気候変動枠組条約締約国会議(COP15)では、温室効果ガス削減についての新しい国際的な合意づくりがめざされています。わが国でも、鳩山政権が温室効果ガス削減の中期目標25%を掲げ、さまざまな分野で取り組みがはじまろうとしています。地球温暖化問題の解決には、私たちの暮らしや経済を地球に優しい低炭素社会に変えていくことが求められています。

このシンポジウムでは、低炭素社会実現のため、大きな取り組みが求められる交通分野を取り上げます。地球温暖化と交通の関わりについて学ぶとともに、クルマに大きく依存した交通や私たちの暮らしをどう変えていったらよいのか、どのようなまちづくりをしていったらよいのかを市民目線から考えます。

【内容】
基調講演では、上岡直見氏から、運輸・交通部門における温暖化ガスの基礎的データの分析に、気候ネットワークの委託で行った高速道路無料化・土休日1,000円による温暖化ガス増加や交通体系への影響推計(「高速道路政策に関する検証ペーパー」2009年8月)の結果等を交えながら、地球温暖化と交通の問題についてお話しいただきます。

パネルディスカッションでは、地域公共交通の活性化に取り組んでいる福井隆一郎氏(堺のチンチン電車を愛する会)と辻本勝久氏(和歌山大学准教授、南海貴志川線の存続再
生運動に関わる/依頼中)、道路環境市民塾塾長の村松昭夫氏に上岡氏にも加わっていただき、都市交通が専門で堺市をフィールドにされている塚本直幸氏(大阪産業大学教授)のコーディネートで議論を深めていただきます。

■日時
2009年11月14日(土曜日)
14時〜16時30分(13時30分開場)

■会場
堺市総合福祉会館
(南海高野線堺東駅西口から徒歩10分))
地図はこちら
■参加費
一般 500円(主催・協賛団体会員は無料)

■プログラム
[開会挨拶] 村松昭夫氏(道路環境市民塾塾長、あおぞら財団理事長)
[基調講演] 上岡直見氏(環境自治体会議、環境政策研究所)
 <休憩>
[パネルディスカッション]
コーディネーター:
塚本直幸 氏(大阪産業大学人間環境学部教授)

パネラー:
上岡直見氏
村松昭夫氏
福井隆一郎氏(堺のチンチン電車を愛する会、堺刃物商工業協働組合連合会副理事長)
辻本勝久氏(和歌山大学経済学部准教授)

※終了後、懇親会(主催・協賛団体関係者のみ)

■参加申込方法
[一般の方]
参加申込事項を、メールまたはFAXにて、道路環境市民塾事務局までお申し込み下さい。なお、当日参加も可能です。

[主催・協賛団体の方]
各団体事務局へお申し込み下さい。
なお、当日参加も可能です(受付にて申し出ていただければ参加費を無料とさせていただきます)。

■参加申込事項
1 氏名(ふりがな)
2 年齢( 歳代)
3 住所(自宅・職場・その他 を明記)〒
4 メールアドレス
5 電話
6 FAX
7 所属
8 懇親会への参加(主催・協賛団体関係者のみ)

* 受付確認の返答はしませんので予めご了承下さい。
* 申し込み後、変更がありましたらご連絡下さい。

■申込・問合わせ先
[道路環境市民塾事務局]
(財)公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL: 06-6475-8885  FAX: 06-6478-5885
e-mail: webmaster@aozora.or.jp




Filed under: 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2009年11月12日5:48 PM
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