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神戸発電所の見学に行きました(4/20)

4月20日に西淀川公害患者と家族の会と一緒に神戸製鋼の神戸発電所の見学に行きました。

■見学の概要
日時:2017年4月20日(木) 14:00〜16:00
人数:26人(西淀川公害患者と家族の会、あおぞら財団、西淀川公害訴訟弁護団、東大阪・此花・福島・城東鶴見・神戸の公害患者と家族の会)
見学先:神戸発電所・灘浜サイエンススクエア
見学スケジュール:オリエンテーション(ビデオ上映、見学準備)、神戸発電所見学(ボイラー棟屋上+タービンフロア・中央操作室)、質疑応答

■神戸発電所の概要

神戸製鋼の神戸発電所は神戸市灘区灘浜東町にある火力発電所で、すぐ近くには灘の造り酒屋や住宅地が多く立地しています。

この火力発電所は石炭を燃料として発電をしており、阪神淡路大震災後の2002年に1号機が、2004年に2号機が営業運用を開始しました。発電した電力は、関西電力に供給しています。
第3高炉の跡地に石炭火力発電所の建設を予定しています。計画中の発電所の規模は、65万kWの2基体制の合計130万kW、着工は18年度半ばで、20年に試運転開始を予定しています。

詳しくはコベルコパワー神戸のページ

■当日の見学の様子

(1)オリエンテーション
工場見学の前に会議室でオリエンテーションがありました。ビデオ上映と資料による説明が行われ、神戸製鋼が発電所を作った経緯、神戸製鋼の発電の概要、地域交流事業、造り酒屋への蒸気提供といったエネルギーの有効利用について説明していただきました。

製鉄事業で元々石炭を大量に用いており、電気を自家発電も行っていたことから石炭火力発電所事業を行うようになったそうです。現在の神戸発電所は、出力140万kWで神戸市のピーク時の約70%を供給できるそうです。

また、都市に隣接しているため、送電ロスが少なくてすむというメリットもありますが、粉塵や水質汚濁、大気汚染といった様々な汚染物質も多くの人口がいる都市部に排出されます。神戸製鋼では、低NOxバーナーや二段燃焼方式により、石炭燃焼時の発生を抑制したり、排煙脱硝装置、電気式集塵装置、排煙脱硫装置により汚染物質を除去するなど、最新鋭の排煙処理システムを用い、大気汚染に配慮しているそうです。

(2)神戸発電所見学(ボイラー棟屋上+タービンフロア・中央操作室)

次に、神戸発電所の見学を行いました。

発電所の中にはバスで移動しましたが、バスが発電所に入った直後に門が閉まるなど、厳重に管理されている様子がうかがえました。

発電所内は、硫黄か何かの臭いが強くありました。また、騒音が大きいため、ヘッドフォンを通して説明を受けました。

ボイラー棟の屋上に上がり、発電所内の各施設の役割について説明を受けたあと、タービンフロアや中央操作室の見学をしました。

その後、灘浜サイエンススクエアという子どもたちが「製鉄」「発電」を学ぶことができる施設の見学をしました。

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(3)質疑応答
見学後は会議室に戻り、質疑応答が行われました。

最初に神戸公害患者と家族の会の川野さんから
「10代で喘息でなり、50年以上喘息にかかっている。喘息というのは普通にある病気だと思っていた。神戸が公害指定地域になって、公害病患者と認定された。そこで、大気汚染が原因になっているのかと気づいた。
今、神戸製鋼が新たに発電所を作ろうとしている。単純に考えれば、倍の汚染物質が出るのではないか。技術がすすんで、汚染物質を出さないということだが、患者としては信頼できない。喘息に関係のある物質だけじゃなく、地球温暖化の原因となっているCO2を排出する。今後は自然エネルギーに向かっていくべきではないか。」
と、公害患者であるご自分の経験をふまえて、自然エネルギーに向かうべきだという意見が述べられました。

次に、西淀川公害患者と家族の会の岡崎さんから
「昭和48年に西淀川にきて、3年後に初めて喘息発作が出た。夜に発作が出ると、肩で呼吸しないといけない。声も出ない。同居の家族に伝えることができない。救急車で運ばれて、気がついたら病院のベッドだったことが何回もあった。子供の朝食や弁当も作ってやれず、家族で喘息に翻弄された。精神的にも追い詰められた。ある晩、息子のそばにはさみをもって立っていた。必死で肩で呼吸している子のそばで、泣き崩れた。裁判で立ち上がったのは、子供まで病気にさせられて、一生治らないということが許されなかった。あなたがたは、呼吸ができない苦しさがわかりますか?
被告だった貴社が同じ過ちをおこすのでしょうか? もう二機発電所を増やすなんてもってのほかです。絶対にやめてください。」
と、辛い公害の経験から発電所の増設をやめてほしいという意見が出されました。

お二人の意見をうけて神戸製鋼の担当者は
「子供の頃のことを思い出すと、大気が真っ黄色だったり汚かった。光化学スモッグが出ていた。たまたま体が丈夫で、喘息にならなかったが、周りには喘息疾患の友達がたくさんいた。大気汚染をどうやってなくすのかという教育をずっと受けてきた。そういう教育を受けて、社員も会社のことだけ考えているわけではなく、地域のことも考えている。身勝手な会社の利益だけを考えてやっているわけではない。発電だけでなく、製鉄事業もCO2を大量に排出する。もっと環境によい事業の仕方や、地域の方々に理解してもらえるようなやり方を考えていかないといけないと考えている」

と話されました。

他に、
・地域の話し合いに入っている人もいますが、そうじゃない人たちも。もっと広く話し合いをしてほしい。
・環境アセスメントの図書をインターネットでダウンロードしても印刷できない。きちんと情報公開をしてほしい
・神戸発電所は街の真ん中にあるが、神戸の大気の状況は良くない。PM2.5の環境基準をクリアしている箇所も1箇所しかない。現状の環境を悪化させてはならない
・天然ガスなど石炭よりも環境負荷の小さな燃料があるのに、他の燃料を用いないのはなぜか?
環境への影響に関するページには、製鉄設備を縮小するので発電所ができても大気に与える影響は小さいとあるが、それは他の発電所と比べてどうかというのを掲載するべきではないか
といった意見が出されました。

神戸製鋼からは、「情報開示をできるだけやっていきたいが、この場では結論をいえない」「LNGの供給先がなく、最良のエネルギーとして石炭を選んでいる」といった回答がありました。また、「大気汚染公害訴訟の和解の条件として、患者の皆様との対話が含まれている。この見学をしたからこれで終わりではなく継続して対話を続けていきたい」という話があり、見学会が終わりました。

■参考

神戸製鋼所、神戸製鉄所火力発電所の詳細発表 2基稼働で計270万キロワット 既存インフラを有効活用(産業新聞2015年9月4日)

「日本だけ石炭火力発電所を増設」の謎(ハーバー・ビジネス・オンライン2016年2月22日)

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,地域づくり — aozorafoundation 公開日 2017年5月9日6:42 PM

第20回道路連絡会が行われました

3月22日(水)に第20回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会が行われました。

西淀川道路連絡会は、大阪・西淀川公害裁判の和解条項に基づいて設置されたもので、西淀川地域の道路における環境施策の円滑かつ効率的な実施に資することを目的とし、国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団との間で年に1回開催されています。

公害被害者が,道路環境対策について道路政策決定者に直接意見を述べることができるという意味で,道路公害訴訟に集団で取り組んだ原告団と弁護団が勝ち取った特別な機会です。(詳しくはこちら→西淀川道路環境対策連絡会/道路検討会

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第20回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会
日 時:2017年3月22日(水) 午後2時~午後4時
場 所:グリーンルーム(あおぞらビル3F)
出席者:国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団、弁護団、あおぞら財団
参加者数:32人(国土交通省・阪神高速:12人、原告側・弁護団:20人)
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1.原告団団長(西淀川公害患者と家族の会 森脇君雄会長)のあいさつ

はじめに、西淀川公害患者と家族の会会長の森脇さんからあいさつがありました。「患者会はと国とは、40数年間緊張をもちながら信頼関係をつくってきた。この関係のもと、一つでも要求を前進させてほしい」と述べられました。

2.被害者の訴え

次に、西淀川区内の公害患者の永野千代子さんと岡崎久女さんから被害者の訴えがありました。永野さんは、大気汚染のために自分だけでなく子どもも病気になり、そのうえ国道2号の交通事故で子どもを失った経験をお話しされ、「住民は車を減らしてほしいという思いとNO2を減らしてほしいという思いがある」という思いを語りました。岡崎さんは、親子でぜん息に苦しんだ経験を話され「私には間に合わなくても、子、孫には間に合うように環境をよくしてください」と訴えました。

3.資料説明

続いて、国土交通省および阪神高速道路(株)から、西淀川区において実施されている道路環境対策について説明がありました。西淀川の大気の環境は、昨年度より若干悪化しており、今後も環境ロードプライシングを継続して行うことにより、西淀川区内を通過する大型車を減少させ、環境の改善を図りたいという説明がありました。

次に、阪神高速道路株式会社から「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)について」の説明がありました。この料金改定は国の方針と大阪府・市など自治体の提案をふまえたもので、淀川左岸線延伸部と大阪湾岸道路西伸部の整備に必要な事業費の概ね5割を高速道路料金で確保することを目的としているものです。

原告団からは、あおぞら財団の藤江から「大型車・交通量削減を!」「歩行者・自転車にやさしい沿道対策・交通環境対策を!」「実務者ワーキングの継続」といった提案を行いました。2年前から行っている実務者ワーキングでは大気汚染と交通量に関するデータ分析を行っています。今回は休日と平日のNO2濃度の差を示し、交通量が少ない休日はNO2の濃度が年間を通して平日よりも10ppb程度低いという結果を示しました。大気と交通量の関係をもっと明確にするためにさらなるデータ収集と分析が必要だという提案を行いました。

4.意見交換

その後、意見交換が行われました。

患者会から「NO2濃度を環境基準値の下限値である0.04ppb以下まで目指すのは継続するのか?」と確認を求めたところ、国交省側からは「昨年度は8局のうち4局が0.04ppb以下になっていたが、今年は上がってしまった。少しでもよりよい数値になるようにすすめていきたい」との回答が得られました。また、NO2濃度を具体的に下げる施策としては、環境ロードプライシングは効果が高い施策であり、広報をもっとしっかりやって積み重ねていきたいとのことでした。

阪神高速道路の料金改定については、患者会から「普通車の料金が上がると、国道43号におりて交通量が増えて渋滞が悪化する。検証もなしに、こういうことを行うのはおかしいのではないか」という意見が出ました。阪神高速道路株式会社には、料金改定後に、交通流や大気に与える影響について検証していくことを求めています。

大気と交通量の関係、阪神高速道路の料金改定に伴う交通や大気の変化については、今後、実務者ワーキングでも継続して検討をすすめていく予定です。

■今までの取り組みについて

西淀川道路環境対策連絡会/道路検討会
「近畿圏の新たな高速道路料金の具体案」に対する意見を提出しました(1/10)

■当日の資料・議事録

【原告からの資料】スライド

【道路管理者の資料】資料1資料2資料3資料4資料05

議事要旨議事録

国土交通省近畿地方整備局 大阪国道事務所「西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会(第20回)が開催されました」

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2017年4月24日4:54 PM

中島大水道 古文書にふれる会 淀川区編

西淀川区編に続いて淀川区編の「古文書にふれる会」が3月18日(土)に淀川区民センターで行われました。今回は「淀川歴史散歩の会」の皆さんや一柳さん、地域歴史家の稲垣泰平さん、エコまちネットワークの皆さんの参加をいただいて、20名の学習会になりました。

講師の大阪電気通信大学名誉教授の小田先生が、一柳家で撮影された古文書の写真と読み下し文をテキストに、中島大水道の歴史や掘削の背景を解説していただきました。

参加者の感想として

「古文書を読んだのは初めてだったので大変興味深かった。その当時の百姓と領主の関係を垣間見ることができました。」

「ミミズのはった跡のような古文書が、ちゃんと文字として読み下すことができました。」

「講座を通じて当時の社会背景を知ることができ、よい学習になりました。」

「淀川以北の地域の歴史について、あまり解明されていない理由がよくわかりました。今日の古文書で江戸期の村々の様子が少しわかりました。ありがとうございました。

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説明する小田先生

 

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一柳家に残る古文書

次回は 東淀川編 4月22日(土)豊新福祉会館(東淀川区豊新2-11-22) 14:00~16:00 です。

是非 お越しください。

申し込み先 「あおぞら財団」 FAXかメールで お名前・ご連絡先をお知らせください。

FAX06-6478-5885 webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

 

↓第1回中島大水道の古文書にふれる会 西淀川区編(2016.11.13)の記録

https://aozora.or.jp/archives/27477

 

3/4日(土)渡船巡りとタンデム自転車によるサイクリングレポート

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

大阪市立大学の4回生 小西琢也です。

日本視覚障害ヘルスキーパー協会主催の渡船巡りとタンデム自転車によるサイクリングに参加しました。
タンデム自転車6台を含む合計9台、視覚障害者5名を含む総勢14名で、朝10時から夕方4時まで約6時間かけて大阪市内を走行しました。

私はタンデム自転車のパイロットはこの日が初めてで当日の朝に少し練習してから出発しました。

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大野川緑陰道路からスタート

まず、あおぞら財団を出発し、大野川緑陰道路から国道43号へ出るのですが、まだ不慣れでうまく操作できませんでした。はじめが自転車専用道路でよかったです。

いよいよ国道43号線の車道を走行にさしかかりましたが、ようやく操作に慣れ始めたところでした。

さすが国道という自動車交通量の多さでしたが、車道が複数車線だったことも幸いで難なく初車道走行クリアでした。

そこから、淀川左岸の堤防へ上がり、大阪湾方面へ走行しました。堤防は道幅が広く、開けた空間で風を感じながら走行でき、心地よかったです。淀川には水鳥がおり、カヌーで上流へ向かう人もいました。

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淀川左岸の堤防上を快走

 

その後、北港ヨットハーバーで少し休憩し、常吉大橋を渡ると舞洲です。舞洲にはとても派手なごみ焼却施設があり、青い塔の上に金色の玉ねぎ状の物体が乗っています。そのごみ焼却施設をぐるっと周り、此花大橋を渡ってUSJ方面へ向かいます。此花大橋は高さ30m近くあるので、自転車で登るのは一苦労でパイロットとストーカ一致団結して必死に漕いで駆け上がりました。橋の下りは4重に重なるらせん状になっていてぐるぐる回りながら降りてきました。

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此花大橋から常吉大橋方面を撮った写真

 

それからUSJの横を通り、天保山渡船に乗りました。USJの近くでは音楽やジェットコースターの悲鳴が聞こえてきて楽しそうな雰囲気が伝わってきました。また行きたいな・・・

天保山渡船は30分に1本あるのですが到着したときには船が出てすぐだったので20分ほど待つことになりました。渡船は定員80人で私たちの他にも自転車をおした人が多くいました。

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天保山渡船から天保山方面を撮った写真

 

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なんとか全員乗れました

 

みんなで天保山に登頂しました。(日本一低い山なので4.53mですが…)

 

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天保山山頂で記念写真

 

その後海遊館の裏手をまわり、築港麺工房で昼食です。私は鶏天の小丼のうどん定食を食べました。当日はすごく暖かかったので冷たいうどんにしたのですが、こしが強い麺でとてもおいしかったです。

昼食後、みなと通りを朝潮橋方面へ向かい、南東方向へ進路を変更したのち、甚兵衛渡船により尻無川を渡り、大正区へ入りました。甚兵衛渡船は天保山渡船の半分くらいの大きさで船いっぱいに人をのせて川を渡りました。

大正駅へ向かって北へ走行し、大正駅近くの沖縄料理のお店でアイスを食べたり、お土産を買ったりしました。京セラドームの横を通過し、阪神なんば線沿いに北上していくと、安治川にぶつかります。そこには、安治川トンネルがあり、エレベーターで地下へもぐると横幅2m、天井高2.5mほどの狭い地下道があり、川を渡ることができます。

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長さ約80m、川の下を進む

 

川を渡った後は、中央卸売市場横を通過し、千日前線玉川、野田阪神を経由し、淀川大橋を渡ってあおぞら財団へ帰ってきました。淀川大橋は長く、交通量も多かったので車道を走るのが少し怖かったですが、最後の力を振り絞って必死に漕ぎました。

途中車止めがあり自転車を降りないと走行できない場所がいくつかありましたが、気持ちよく走行でき、いい運動になりました。また、視覚障害者の方と共に走行する際には様々な情報提供をしながら走行するのですが、情報を伝える難しさを感じた一日でした。

ルートラボ(タンデムde渡船ツアー)

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=66da2beeceb2d55a4db9e2480fbe0c31

 

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車,未分類,自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 2017年3月10日7:35 PM

子ども乗せ自転車座談会inにーよんステーションを開催しました(3/10)

3月10日に、にーよんステーションにて、子ども乗せ自転車座談会を行いました。

日時=2017年3月10日(水)10:30~11:30

場所=にーよんステーション

主催=あおぞら財団

協力=NPO法人にしよどにこネット

今回の座談会は10名の乳幼児のお母さん方とにーよんステーションのスタッフと共に交通ルールの再認識、自転車での走行時における危ない場所また子ども乗せ自転車の選び方について意見交換をして情報を共有しました。

【内容】

①ついやってしまう危ない運転! 自転車交通クイズ

今回も前回と同様に自転車交通クイズをして頂きました。クイズでは、自転車走行調査の結果から、やってしまいがちな危ない自転車運転、交通ルール違反のシーンを写真を見せ、自転車は基本、車道もしくは歩道の車道側を走行することや一時停止線では必ず安全確認をする必要性を写真を見ながら知ってもらい、意見交換をして情報を共有しました。

自転車交通クイズの様子

自転車交通クイズの様子

②自転車ヒヤリハットマップの作成

次にここ西淀川のマップを広げそれぞれが危ないと思った場所や道を意見してもらいマップに印を付けていきました。やはり自転車は普段日常で使っている事もあり「カーブの下り坂など他の自転車がスピードを出して怖い」「緑陰道路の歩行者専用道路に自転車が通っているのを見た。またその逆もあった」等、その他たくさんの意見が出てきました。

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③子ども乗せ自転車の選び方

今回、3人ほど子ども乗せ自転車の購入を考えている方がいらっしゃったので、正しい子ども乗せ自転車の選び方を実際買って使用している方の選んだ基準を踏まえつつ電動アシスト付き自転車の便利な所や不便な所を話し合いました。「試乗でのハンドルの動きや上り坂や下り坂などのポイントを確認した」「安全を意識し、ちゃんとしたメーカーで買った」、また最近の子ども乗せ自転車は「タイヤが太くて駐輪場のラックに入らなかった」という意見もでました。

今回の座談会で感想を頂いた中で11人中10人が「満足」または「たいへん満足」と回答して頂き自転車の安全について情報を共有し、自転車の交通安全について再認識してもらい、子ども乗せ自転車を購入するにあたっての悩みなど意見交換する場になって良かったです。また、「自転車購入の参考になりました。」「普段の生活で気になっていた所を伝えることができて良かったです。」「自転車に乗る人もルールを覚えて、安全に気を付ける必要があると、強く思った。」などの感想も頂きました。

(アルバイト 吉永)

 

【今までの取り組み】
にしよどがわ子ども乗せ自転車座談会を開催しました(2/8)

子ども乗せ自転車座談会inにっこりRoomを開催しました(2/9)

子ども乗せ自転車座談会inにっこりRoomふくまちを開催しました(2/22)

※この取り組みは、公益財団法人交通エコロジーモビリティ財団の平成28年度ECOMO交通バリアフリー研究助成を受けて実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 4:03 PM
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