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ブログカテゴリー » 東日本大震災支援

第36回全国公害被害者総行動に参加しました

6月1日、2日と全国公害被害者総行動に参加しました。

1日目は霞ヶ関でデモを行い、各省庁との交渉です。

写真は環境省総合政策局との交渉

交渉が終わり、参加者が集まって、全国公害被害者総行動総決起集会に参加しました。

全国から142団体が集まり、1050人の参加者が集いました。

東日本大震災の津波や原発問題で大きな被害を受けた宮城県漁業協同組合代表の阿部力三郎氏や、福島県農民運動連合会会長兼ふくしま復興支援センター代表委員の亀田俊英氏が、復興への強い意志を表明し、南相馬市市長桜井勝延氏のメッセージが読まれ、会場には参加者の被災者・復興への応援の気持ちが溢れていました。

全国の公害のたたかいについて各団体から報告があり、今もなお続く公害とのたたかいに対する強い気持ちを確認しあう時間であったのではないかと思います。

2日目はあいにくの雨でしたが、早朝に各省庁の前で、東日本大震災の復興や原発問題、今なお解決していない公害問題への国の対応について訴えるビラを配り、

その後、各省庁、企業との交渉に臨みました。

写真は国交省との交渉

今回、私は初めて全国公害被害者総行動に初めて参加しました。感じたことは、様々な種類の公害被害を被っている人たちが、同じ方向を向いて行動することによって生まれるパワーと、私の生まれる前から行われているこの総行動の歴史とその重みです。

社会に被害を知らせるために、国を動かし、企業を動かし、人を動かし、持続可能な社会のために、この活動が果たす役割はこれからどんどん大きくなっていくだろうと思いました。

記:相澤

自転車寄贈

東日本大震災の被災者の方が大阪にも避難されてきておられます。
各地から、西淀川区内の市営住宅に入居されておられます。
先日、地元の会合で、自転車を希望しておられる方が居ると聞きましたので、
あおぞら財団からも自転車3台を寄贈することとしました。
同自転車は、水都大阪2009の際に使用したもので、一般社団法人コミュニティマネジメント協会(CMA)さん所有のものを借り受け、視察受け入れの際などに利用しておりました。
写真は、社会福祉法人大阪市西淀川区社会福祉協議会のスタッフの方に自転車をお渡ししたときの様子です。
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自転車のまち・大阪を楽しんでもらえたらええなと思います。
(記:藤江)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,東日本大震災支援,自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 2011年5月13日12:24 PM

岩手訪問第二弾「車を届けるの巻」(その二)

4月30日(土)「無事に車を引き渡し、ボランティア見習い」

 朝、8時にボランティアの集合場所となっている遠野福祉センター前にて車両の引渡し。この日は全国から457人のボランティアが集まっており、次々と被災地に向かう車両に乗り込んで行きました。

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写真は、受け渡した遠野山・里・暮らしネットワークの方々。
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「あおぞら財団が一番早くに対応してくれた、ありがとう」と仰っていただきました。とりあえず、車両には西淀川区で進めている「菜の花プロジェクト」のシールを貼ってきました。
皆さんの役に立っておくれよ!あおぞら号(私が勝手に名づけました)。

P1110010この車は、遠野から被災地へのボランティア送迎、被災者の方を遠野に送迎し温泉などでゆっくりしてもらう「ヒューマン結ネットワーク事業」で活用していただく予定です。
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コミュニティ単位・コミュニティ同士の支援を重視しておられる点、廃油を活かした車両の活用、地元に根付いたNPOによる継続的な支援活動などが、今回我々が支援したいと考えた理由です。
この取り組みの試行(ほっとひといき事業)が既に行なわれています。

車を引き渡した後は、ボランティア活動に参加するため、遠野市にある救援物資のバックヤードに向かいました。この施設では、前日より、被災者向けの救援物資の無料提供コーナーが設けられており、分類された物資の中から必要なものを持って帰ることが出来ることになっていました。ただし、入口で罹災証明書を掲示し、世帯毎の制限数までです。ひっきりなしに、沿岸部の避難先から被災者の方々が車でやってきて、物資を慎重に選んでいきます。ボランティアスタッフが案内・説明・運び出しをサポートし、足りなくなった物資を追加したり、見やすいようにレイアウトを工夫したりしています。物資の案内係をしている時には、「保育所が流されたから鯉のぼりを持っていってもいい?」とか、「「家も全部流されたので、本当にありがたい」とか言われると、なんと言えばいいのやら胸が詰まりました。。
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次に行なったのは、物資の数量確認や搬出入作業です。現在置かれている物資を数えている間にも、物資が出たり入ったりする状況で、管理の難しさを痛感しました。市内の別の救援物資の保管場所に、トラックを運転して布団類を運びましたが、布団と一口にいっても、掛け布団・敷布団・毛布・シーツ・ベビー用・枕などに分けて数量を確認しながら、分類して配置していきます。日々、こうした地道な作業を地元の行政職員やNPO、ボランティアの方々が担っておられるわけです。
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夕食は、地元のSさんや支援活動を行うYさん&Rさん、同宿のボランティアの方と遠野名物ジンギスカンをいただく。美味い。

5月1日(日)「遠野サイクリング→東北新幹線で帰阪」

最終日は、雨。半日ではボランティアも難しいので、午前中は遠野観光をして帰ることにしました。駅前でレンタサイクル。川に沿いつつ、街中や山里・田園風景を満喫。遠野ええとこやんと楽しく2時間程走りました。道の駅「風の丘」でお土産買って、途中、遠野市立博物館にも立ち寄り、遠野の歴史や文化を垣間見ました。またゆっくり来たいと思うまちです。
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遠野駅13時過ぎの電車に乗り、新花巻から東北新幹線、東京駅から東海道新幹線に乗り変えると、夜9時前には新大阪に到着しました。

最後に
 今回も多くの方にお世話になりました。車を調達いただいたIさん、泊めていただいたSさんご家族、日夜地道に後方支援を続ける遠野の皆さん、長期滞在しボランティア活動を続けておられる同宿のIさん&Mさん、駅まで見送りに来ていただいたYさん&Rさん、途中ツイッターで励ましていただいた皆さん、ありがとうございました。
 今後も、現地の方々と協力しながら、NPOならではの迅速で柔軟な支援活動を続けていければと思います。車両が今後どのように活用されていくのか?、さらなる支援のカタチは何か?についても、引き続き、報告・提案していきたいと思います。そして、なにより「必要なもの」を「必要な時」に提供するために順番が逆になってしまいましたが、車両購入費+保険代の経費(120万円)について、寄付をこれから募りたいと思いますので、どうか皆さまご協力の程、よろしくお願いします。

(記:藤江徹)

岩手訪問第二弾「車を届けるの巻」(その一)

 前回、岩手を訪問した際、遠野まごころネットに車両提供(廃油で走行するワゴン車1台)の協力を約束して帰阪しました。大阪からは遠方であることもあり、現地での車両調達をお願いしていました。ところが、現地では中古車市場が高騰し、かつ、なかなか望みの車が手に入りにくい状況にあり、現地スタッフだけでは手続きに手が廻らないため、多くのボランティアが現地を訪れるGWまでに入手できそうにない、との連絡を受けました。
 そこで、急遽、あおぞら財団では、バイオディーゼルアドベンチャーの山田さんを通じて、ご自身も廃てんぷら油で走るWVO車を操るIさん(くるま販売・修理「満月屋」)に、車両の調達を依頼し、ギリギリ28日にオークションで入手できることになりました。
 今回は、その移送と現地の状況についての報告です。

[日時]2011年4月29日~5月1日
[訪問した地域]岩手県遠野市
[訪問・報告者]藤江徹(あおぞら財団事務局長)

4月29日(金)「大阪→千葉→遠野」
 今回、調達した車は千葉県で引き渡されるとのことで、まずは千葉県に向かう。朝7:27新大阪発のぞみ108号に乗車、車両調達に協力いただいたIさんと相席で、東京までの2時間半まるまる、バイオディーゼルや廃油で動くクルマについて熱くしゃべり続ける道中であった。今回の車は、改造すれば、てんぷら油をそのまま使うことも可能な型のディーゼル車。燃料管理やメンテナンスをちゃんと行なえるかどうかがポイントとなるとのこと。

車両を調達いただいたIさん。エンジンオイルの点検中。

車両を調達いただいたIさん。エンジンオイルの点検中。

 千葉に到着したのが午前11時。車両の点検・引渡しを無事に済ませ、いざ出発。みちのく一人旅、遠野まで500kmの道程である。この時点では、早ければ午後8時前の到着を見込んでいた。
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 ところが、GW初日の高速道路は大渋滞。行き交う車には布団や支援物資らしきものを山積みした車も見られる。SAやPAに入るだけでも渋滞の列。SAは家族連れで皆さん楽しそう。せやね、東北を元気にするためには観光は大切やもんな、と納得。ひたすら走って遠野に到着したのは午前2:00。前回もお世話になったSさん宅に忍び込む。敷かれた布団に感謝。
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東日本大震災の被災地視察 全日程


公害地域の再生を行ってきた財団としての今後の支援の在り方について検討するため、市民団体との連絡協議と被害地域の現状視察を行ってきました。限られた範囲ですが見聞きした話をレポートし、支援の参考にしていただければと思います。

[日時]2011年4月16日〜21日

[訪問者]
高田研先生(都留文科大学教授、あおぞら財団理事)
藤江徹(あおぞら財団事務局長)
林美帆(あおぞら財団研究員)
南慎二郎(立命館大学政策科学研究科研究員:専門はアスベスト)
川崎倫(都留市地域おこし推進員)

[訪問した地域]
岩手県の葛巻町、盛岡市、遠野市、大槌町、釜石市、陸前高田市、大船渡市を訪問しました。

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問
npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方)
遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流
バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談

21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ
岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング



Filed under: イベント報告・ホームページ更新,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2011年4月27日10:22 AM
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