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ブログカテゴリー » 環境学習

【3/25】第2回あおぞらセミナー「学級開きのための活動紹介」

第1回は定員を越える約30人のご参加を得て、好評に終わった「あおぞらセミナー」
第2回は新学期に向けた学級づくりのための活動をたくさんご紹介します。
ぜひご参加ください!!

**(転送歓迎!)**************************
子どもたちが議論し学びあう授業のヒント、あります!
第2回あおぞらセミナー

学級開きのための活動紹介 アクティビティの玉手箱

***********************************

4月、新しいクラスに入る子どもたちの緊張を解き、距離を縮めたり、お互いを知り合うことを目的とした学習活動を体験してみませんか?
対等な関係性に基づいた公平で公正なクラスをめざすことは、学級が、イジメに立ち向かうクラスに成長するための一つの方法ではないでしょうか。
そのために、あなたならどんな活動を準備しますか? より多くの方法を知っている方が教室は楽しいに違いありません!
次から次へと時間の許す限り、アクティビティ(活動)を体験します。
実際にやってみないとわからない、参加体験学習(ワークショップ)の面白さ&難しさ!!

<スケジュール(予定)>
ウォーミングアップ(体を使った活動)
協力のためのゲーム
自己紹介、GWTの活動など
*後半は、自分たちで使えるアクティビティを作ります。

日 時 2017年3月25日(土)午後1時~5時
会 場 あおぞらビル3階グリーンルーム(JR東西線「御幣島」駅11番出口すぐ)

アクセス・問合せ


参加費 500円
対 象 学級運営に関心のある方、参加体験の学習活動に興味のある方
定 員 20名(要申し込み。先着順)
主 催 あおぞらセミナー運営委員会
申込み・問合せ先 あおぞら財団
E-mail kurimoto@aozora.or.jp
Fax 06-6478-5885 Tel 06-6475-8885
後 援 大阪市人権教育研究協議会

【下記からもお申込みいただけます】

★☆★☆★☆ あおぞらセミナーとは? ☆★☆★☆★
学習指導要領に導入されることで話題の「アクティブ・ラーニング(AL)」。
「主体的で協働的な学び」と定義されるその内容は、具体的にはどのようなものでしょうか?
本セミナーでは、開発教育、環境教育、人権教育など、多様な分野で持続可能な開発のための教育(ESD)の実践を重ねられてきたゲストをお招きし、協働的な学びの手法を体験すると同時に、「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」をつくりだすために必要なことは何かを学びあいます。

【あおぞらセミナー 今後の予定】
環境学習「淀川の水を汚したのは誰?」
異文化理解シミュレーション「バーンガ」 など

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第1回あおぞらセミナーの様子

 

Filed under: イベント案内,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2017年2月3日6:19 PM

【2/4】矢倉海岸 定例探鳥会(2017年度から年3回開催)

★転送歓迎
==================
■矢倉海岸 定例探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
==================

西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。
*2017年度から開催頻度が変わります。詳しくは下記をご参照ください。

■日時:2月4日(土)午前9時30分~12時30分
(雨天・雷注意報発令時中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。

★☆★ 探鳥会開催頻度変更のお知らせ ★☆★
これまで10年以上に渡り、基本的に毎月1回探鳥会を開催してきましたが、
諸般の事情により2017年度より、春・秋・冬の3回開催に変更いたします。
今後の予定は下記のとおりです。ご確認ください。
3月4日(土)、4月9日(日)、9月17日(日)、2018年2~3月開催予定

2017探鳥会
■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/katsudou/manabu/tanchoukai
■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://birdszukan.web.fc2.com/teirei-guide/02/index.html
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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka

公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
https://aozora.or.jp/
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Filed under: イベント案内,地域づくり,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2:37 PM

第1回中島大水道の古文書にふれる会

2016年11月13日
場所:西淀川区図書館 参加者:15人
講師:小田教授(大阪電気通信大学名誉教授) あおぞら財団附属資料館・エコミューズ館長

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「西淀川区民の宝として親しまれている”緑陰道路”は江戸時代に、現在の東淀川区から農民が自らの手で掘りぬいた“中島大水道”の流路の跡でもあります。洪水や滞留する悪水を除いて農業生産を上げる努力をした農民の必死の思いや、庄屋さんの努力を古文書から読み解きます。住民が街づくりに立ち上がった歴史に触れてみませんか・・・」と呼びかけて実施しました。

中島大水道サロン会長の笑福亭仁勇さんから、資料の紹介もいただけました。

2

今回は東淀川農業協同組合が編集・出版された「百姓普請の中島大水道」にある澤田家文書で時代背景や古文書の持つ意味の解説を聞き、学習を深めました。(天野)

保管されていた中島大水道設置の幕府への請願書のコピーを元に、一行一行、解読してもらいました。江戸幕府へ、工事は公儀普請で、困難ならば地頭普請としてほしいと請願しましたが、幕府による決定は「百姓普請」であったという当時の農民の必死さを知る古文書にふれる会でした。(神原)

引き続き淀川区、東淀川区で実施します。どうぞご参加ください。

【以降のご案内】
◆第2回 中島大水道の古文書にふれる会
日 時 3月18日(土)14時~16時
場 所 淀川区民センター(大阪市淀川区野中南2-1-5)
参加費 300円

◆第3回 中島大水道の古文書にふれる会

日 時 4月22日(土)14時~16時
場 所 豊新福祉会館(大阪市東淀川区豊新2丁目11-22)
参加費 300円

冬鳥を楽しむ(12/3 定例探鳥会)

12月3日(土)、矢倉海岸定例探鳥会がありました。
寒い中でしたが冬鳥を楽しみに、17人の参加がありました。

今回の探鳥会で観察した野鳥をご紹介します。

ユリカモメ
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大阪では冬鳥です。足とクチバシがピンクのような赤い色をしているのが特徴。
ただ、幼鳥は黄色かかった褐色をしています。
この写真の中では真ん中の下にいるユリカモメが幼鳥でしょうか。

モズの雄
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近隣の森や山などから降りてきたモズたちが、秋から冬の矢倉ではよく観察されます。
「モズの高鳴き」という言葉がありますが、秋に里におりてきたモズたちが縄張りを伝えるためになく声です。
スズメ大の大きさでかわいい顔ですが、かぎ型のとがったクチバシで昆虫を食べる肉食(?)です。冬の河川敷などで木の枝に虫がささっていたら、モズの仕業。「ハヤニエ」とよばれる習性です。理由は縄張り主張や、エサを蓄えているなどと言われていますが正確にはわかっていません。
このモズも、高い木のてっぺんにいました。縄張りをみはっていたのでしょうか。
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*写真は先日、十三付近の淀川河川敷で撮影したモズのハヤニエ。(ピンボケですが)

カンムリカイツブリ
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頭にカンムリのような飾りがついているのが目立ちます。

カワラヒワ
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白い枝先に鳥の群れが映えます。
スズメの群れとまざってナンキンハゼをつついていました。
ナンキンハゼの実は人間には毒とのことですが、鳥には大丈夫。

ジョウビタキオス(上)メス(下)
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雄と雌、色合いがずいぶん違いますね。

オオバン
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白いクチバシと赤い目が特徴的です。
川面から尾が三つ、みんなでエサ探し、でしょうか。
大阪府の純絶滅危惧種に指定されていますが、西淀川区の水辺ではよくみかけることができます。

今回の探鳥会で心配なことがありました。
毎年、数千のカモの群れが飛来している神崎川に、今年はカモが全くいないのです。

近年、神崎川や淀川河口で水上ボートを楽しむ人もいて、その影響も気になります。
水上ボートが通ると水鳥が怖がって逃げていってしまうのです。

この日も淀川河口で、水上ボートに驚いたカワウが、一斉に飛び立っていきました。
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特にカモ等の冬越しの為に飛来する野鳥は、春先にはまた渡りをしなくてはいけません。
それまでの休息期間、ゆっくり休める環境をつくってあげたいものです。

今月みられた野鳥(37種)
オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ダイゼン、イソシギ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、チョウゲンボウ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ドバト

1月はお休みなので、次回は年明け2017年2月4日(土)
集合は9時30分~ 集合は阪神なんば線福駅
解散は12時30分 矢倉緑地公園です。

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のページはこちら

◎日本野鳥の会大阪支部(共催)のHPはこちら

記 ボランティアN


【お知らせ】
西淀川図書館で「にしよどがわのかわいい鳥を見にいこう」と題し展示を行っています。
日本野鳥の会大阪支部の杉田福松さんが西淀川で撮影した写真を使った展示です。
そちらもぜひご覧ください。https://aozora.or.jp/archives/27339

Filed under: 未分類,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2016年12月26日2:11 PM

ソラダス報告会「みんなで調べた西淀川の空気の汚れ」を開催しました(12/7)

12月7日(水)にソラダス2016西淀川報告会「結果発表!みんなで調べた西淀川の空気の汚れ」が行なわれました。参加者は27名(報告者含む)でした。

日時:2016年12月7日(水)15:30〜17:30

場所:のざと診療所3階

主催:2016大阪NO2簡易測定(ソラダス2016)西淀川地域実行委員会

最初に大阪労連西淀川総連合の矢野さんからあいさつが行なわれました。今回のソラダス2016では、過去の調査の時以上に多くの団体と協働して行ったこと、また、測定前の実行委員会も3回行い、大気汚染に関する勉強会も行い、大気汚染に対する関心を高めながら実施してきたこと等をお話しされました。

続いて、あおぞら財団の栗本からソラダス2016の結果報告です。西淀川区内を45区画に分けて計測しています。中島工業団地がある西淀川区の湾岸部では91ppbと高い数値が出ました。他にも環境基準上限値の60ppbを超えたところが3箇所ありますが、すべて中島工業団地内の中島2丁目でした。NO2測定のためにカプセル設置を行った方々は、自分が計測した場所の空気の状況が数値として出てきているのを大変興味深そうにみておられました。

講演「手渡したいのは青い空 大気汚染対策を進めた市民の力」

次に、西淀川公害患者と家族の会事務局長の上田さんから「手渡したいのは青い空 大気汚染対策を進めた市民の力」と題した講演がありました。

西淀川区のNO2の測定運動は1978年に始まりました。この時期は、NO2の環境基準緩和をめぐる攻防があった時期で、それまで「1時間値の1日平均値0.02ppm以下」とされていたのが、1978 年に「1時間値の1日平均値0.04~0.06ppmのゾーン内またはそれ以下」に改訂されました。これにより、公害指定地域全面解除が行われることになります。市民による大気汚染測定運動は、こうした人間の生活環境よりも経済発展を優先する政策にNOを突きつける運動の一つだったのです。

現在は、大気はかなり改善されましたが、大阪市内を中心に汚染が改善されずに残っている箇所があります。港区の国道43号と阪神高速道路が重なって走行する地域沿道では、環境基準を超え、80ppbにも達する深刻な汚染が続いています。また、カプセル調査と同時に行った健康アンケートを分析すると、ぜん息有症率はNO2濃度が高い地域ほど高く、大気汚染のひどさとぜん息の有症率とは大いに相関していました。ぜん息などの呼吸器疾患には、環境の因子、特に自動車排ガス等の影響が大きく、きれいな大気環境を実現することをもっとも重要な課題とし、ぜん息など呼吸疾患は公害疾患として救済する仕組みを検討すべきだと述べられました。

そして、私たちができることとして、みんなで調べた結果を区民に知らせる、調査データに学び、話し合いをする、交通や健康の問題で区役所と懇談する、道路連絡会に参加することを提案されました。

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報告「交通量と空気の汚れ調べ 道路連絡会の取り組みのひとつとして」

報告「交通量と空気の汚れ調べ 道路連絡会の取り組みのひとつとして」は、あおぞら財団の谷内が発表しました。

道路連絡会は、公害裁判において原告・国・高速道路会社との間で交わされた和解条項に基づいて設置されたもので、公害被害者が道路政策について道路政策決定者に直接意見を述べることができる貴重な機会です。道路連絡会はPM2.5の測定および環境基準の設定、環境ロードプライシングなど様々な政策の実現に関与してきました。その一方で、交通規制等の抜本的な対策は実現できず、議論が膠着化している部分があります。

そこで、西淀川では、膠着した議論から協働した議論に進めていくために、国交省、阪神高速道路株式会社、患者会、あおぞら財団によるワーキング会議を実施しています。ここでの検討事項の一つとして、交通量と大気の関係がどのようになっているのかというものがあります。そのため、阪神高速道路の大規模工事に合わせてNO2測定のカプセル調査を行いました。工事期間中には、国道43号、国道2号で交通量が増大し、それに伴い大気の状況も悪化していました。このデータを詳細に分析することにより、どの程度交通量を減少させれば大気を改善できるのかという議論をすすめていきたいと考えています。

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最後に西淀川高校の門谷先生から「西淀川高校での環境教育のとりくみ」の報告がありました。西淀川高校では、学校として「環境教育」を位置づけており、今年は1〜3年生全体でNO2カプセル調査を実施し、文化祭で結果を発表しました。この取り組みにより、身近な問題から身近ら行動する意味を考えることに繋げています。

西淀川高校の門脇先生の報告

西淀川高校の門脇先生から環境教育の取り組みについて報告がありました

質疑応答では、PM2.5に関するもの、交通量を大幅に減少させることが現実的なのか、行政をもっと動かさないといけないのではないかといった質問や意見が出されました。

今回の「ソラダス2016西淀川の取り組み」により、西淀川区内での大気汚染に対する関心を持つ人を増やすことができました。さらにこの取り組みを大きく広げ、大気の改善を実現していくために、みんなで力を合わせてできることを継続してやっていけたらと思います。また、今年度の道路連絡会は2〜3月にあおぞらビルにて公開で実施する予定ですので、交通と大気について興味のある方はぜひご参加ください。

(谷内)

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2016年12月12日12:07 PM
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