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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

楽らく呼吸会(のざと診療所)で栄養について勉強しました!!(8/4)

今回は、インターン生の谷さんからのレポートです。

2017年8月4日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸を開催しました。今回は「よどの里」管理栄養士の大西さんと村田さんを講師にお迎えして栄養面から夏バテ・熱中症対策、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と栄養についてのお話をお聞きしました。参加者は10名(内、患者さん6名、栄養士2名、スタッフ2名)でした。

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熱中症・夏バテに関してお聞きしました

まずは熱中症に関する基本的なお話についてお聞きしました。

喉の渇きを感じていなくても水分補給をする必要があること、夜間にもどんどん水分が出ていってしまうことについてクイズなども交えながらお話をして頂きました。水分補給について、どのようなものを飲む事が適切かについて知る一環として、その場でスポーツ飲料を作って頂き、全員で味見をしました。

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作っていただいたスポーツ飲料を、みんなで試飲しました

その後、COPDと栄養についてお話をうかがいました。包括的呼吸リハビリテーションの中で大切なキーになるのが「十分な栄養」です。十分な栄養を摂ることは、呼吸に使う筋力や病気に対する抵抗力を高め、息苦しさを改善させることができます。

また、ロコモティブシンドローム(要介護になったり要介護になる危険の高い状態のこと)に関するお話をお聞きしました。ロコモ予防には適度な運動はもちろんのこと、適切な食事が大切であるということについてお話をしていただきました。ロコモ度テストのひとつである2ステップテストにチャレンジして下さった患者さんもいらっしゃいました。

最後には「誰が一番遅くゴールできるか」を競う100cm走に取り組みました。運動会のテーマをBGMにして6名で挑戦しました。皆さんとても楽しげに和気あいあいとした雰囲気で取り組んで下さいました。

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100cm走に挑戦しました!

私は今回初めて楽らく呼吸会に参加させていただきました。大学にただ在籍しているだけでは体験できないことをさせていただいて光栄に思います。今回は楽しめる参加型のワークが多かったこともあってか皆さん笑顔も多く、良い空気感で会を終えることができたと思います。食事も運動も、楽しむことはとても重要であるという、非常に大切なことに気づかせていただきました。

■次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

・千北診療所……9月21日(木) 14:00~15:30(栄養について)

・姫島診療所……9月15日(金) 14:30~16:00(栄養について)

10月は、3つの診療所に分かれずに、合同で矢倉公園でお散歩をします。

・10月13日(金)14:00~15:30 集合・解散 のざと診療所

行き先:矢倉緑地公園(現地まで車で移動します)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

(あおぞら財団インターン 京都女子大学 谷彩可)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2017年8月7日5:18 PM

楽らく呼吸会で体力測定と呼吸体操(7/20 千北、7/21 姫島)

7月20日(木)に千北診療所で、7月21日(金)に姫島診療所で楽らく呼吸会を開催しました。
今回は、参加者は千北で7人(内、患者さん4名(家族の方を含む)、作業療法士2名、スタッフ1名)、姫島で8人(内、患者さん4名(家族の方を含む)、作業療法士2名、看護士1名、スタッフ1名)

最初に、講師の作業療法士の方から、COPD(慢性閉塞性肺疾患)やぜんそくと付き合っていくためには自己管理が大切であること、中でも運動は大事あることをお話していただいました。COPDやぜんそくの患者さんは、少し体を動かすと息切れをします。そうすると運動することが億劫になり、運動しなくなります。そうしていると筋力が弱り、さらに呼吸をするのが苦しくなります。それでまた動かなくなる……。そうしてどんどん「負のスパイラル」に陥ってしまうと、日常生活を送ることが困難になってしまいます。

次に、体力測定。次の4つの項目を行いました。

①握力測定:高齢者では他の筋力や身体活動量などとの相関が認められるため、高齢者の健康度の指標として用いられています。他の筋力の測定に比べて、簡単に、また怪我の危険性がなく測ることができます。

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②30秒椅子立ち上がりテスト:30秒間に椅子から何回立ち上がることができるのかを数えて、下肢筋力を評価することができます。このテストは「高価な測定機器を用いずに椅子があれば測定できる」「膝関節痛がある者でも,膝関節の過屈曲がないため,かなりの者が行える」「 30秒という時間内に何回できるかというテストなので,低体力者でも行える」といった特徴があります。(詳しくはこちら:天理大学体育学部 教授 中谷敏昭先生のページ

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③MRC息切れスケール:今現在の息切れの段階を5段階でチェック。

CAT(COPDアセスメントテスト):COPDの状態が健康と日常生活にどのような影響を与えているかを評価する質問票。

参加された方は、どなたも良い結果を出そうとがんばっておられ、お互いに声をかけあってテストを行いました。

 

最後は家でできる体操など含めて体を動かしました。

呼吸に必要な筋肉(呼吸筋)をストレッチすることで、息苦しさをやわらげ、呼吸がしやすくなるようにします。

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↑  肩、肩甲帯周囲のストレッチをしています。両手を肩において、両肘を前から後ろに回します。

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↑  体幹のストレッチです。両腕を前に伸ばし、次に息を口から吐きながら体をひねって吐き終わるまでに戻します。

 

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~

・千北診療所……9月21日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……9月15日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)

10月は、3つの診療所に分かれずに、合同で矢倉公園でお散歩をします。

・10月13日(金)14:00~15:30 集合・解散 のざと診療所

行き先:矢倉緑地公園(現地まで車で移動します)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

谷内

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 1:35 PM

資料館だより61号(2017年8月号)を発行しました。

資料館だより61号を発行しました。

エコミューズやあおぞら財団に配架しています。
資料館だよりNo.61(2017年8月号)

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PDF版はこちらからどうぞ
資料館だよりNo.61 

資料館だよりNo.61 

 

発行:西淀川・公害と環境資料館(エコミュー ズ) 資料館の活動をより広く知らせるために、「資料館だより」を2005年7月に創刊しました。A4版1枚のお便りで、3ヶ月 に1回発行しています。 資料館に まつわるニュースや所蔵資料の紹介、他の機関への訪問記、お知らせなどです。ご希望の方は事務局までご一報ください。

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2017年8月4日1:38 PM

7月15日 追手門学院大学 西淀川フィールドワークとエコミューズ見学

追手門学院大学 藤吉ゼミで学ぶ学生さん4名に藤吉圭二先生も同行されて、西淀川のフィールドワークとエコミューズの見学、ワークショップなどを行いました。
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夏の日差しの照りつける、たいへん暑い中、出来島駅から43号線、千北診療所、あおぞら苑などをめぐりました。

土曜日ということもあり、多くの工場はお休みでしたが、それでも西淀川の今の姿から、住宅と工場のかかわりなどを参加者のみなさんは自分の五感で受けとめてくださったようです。途中、大阪マスジド(モスク)を訪ねる機会があり、ハラール(イスラム法でゆるされる食材・料理)のことなどにもふれることができました。
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大野川緑陰道路でしばし木陰に助けられつつその歴史について学び、あおぞら財団に到着。休憩をはさんで、西淀川・公害と環境資料館 エコミューズにて、あおぞら財団職員 林より西淀川公害とエコミューズについて説明が行われました。
問題解決に向かう中で、西淀川では公害病患者の人びとが、その原因である企業や工場の立場も考え、対立を生じさせないように、ともに取り組むべきものを見いだしていったこと、そこから生まれたパートナーシップは、学生のみなさんにも印象深かったようです。
また、今回はアーカイブスについての学びということで、所蔵されている当時からの資料にもふれました。そのままではやがて失われてしまうようなものまで、未来につなげるために保存し、活用し、伝えていくことも響いたようです。
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その所蔵資料を用いたワークショップ(フォトランゲージ)を行うことで、フィールドワークとエコミューズでの説明や目にしたアーカイブスがつながったようで、最後のふりかえりからは、先にふれたような印象や考えたことなどが分かち合われ、今日見たこと、聴いたこと、体験したことが、自分の課題としてみなさんの中で動きはじめたようでした。
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(ボランティア 吉岡)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2017年7月18日6:20 PM

今年もやります「みてアート」(11/3-4)ただいま、作品、出店、ボランティア募集中!!!

※「みてアート・御幣島芸術祭」の記事の転載です。

あおぞら財団はみてアート(御幣島芸術祭)の事務局をしています。

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今年もやります!「みてアート」。

2013年からはじまった御幣島駅周辺のアートイベント「みてアート」は今年は5回目になりました。

今年は11月3日(金祝)と4日(土)に開催します。

  • 開催期間:11月3日(金・祝)、4日(土) 11:00~16:00(雨天決行・荒天中止)
  • 開催場所:大阪市西淀川区・JR「御幣島」駅周辺 もと歌島橋バスターミナルなど
  • テーマ :「まち」
  • 絵画、音楽、雑貨販売、ワークショップ、ちょいグルメ、スタンプラリーなどなど…。

現在、みてアート2017では、出店してくださる方、会場を提供してくださる方、一緒にイベントを盛り上げてくれる方を広く募集しています。

http://miteart.blogspot.jp/ ←作品、出店等募集要項あり

https://www.facebook.com/miteart

チラシはこちらをご覧ください。

連絡先

みてアート実行委員会事務局
公益財団法人公害地域再生センター(愛称:あおぞら財団)(担当:藤江・鎗山・谷内)

(Tel) 06-6475-8885

<みてアートって?>

絵画、音楽、雑貨販売、ワークショップ、グルメ、スタンプラリーなど、御幣島がアートでいっぱいになる2日間。
JR御幣島から歩いて行ける範囲の約40会場で実施。10月下旬から先行してアート展示も行います。
かつて大気汚染などが深刻化し、「公害のまち」と呼ばれた西淀川区で、「環境のまち・ニシヨドガワ(青空をとりもどしたまち)」を掲げて、みんながまちのことを考える機会として「ニシヨドでみんながアートする日=みてアート」を開催します。今年は「まち」というテーマで行います。

昨年の様子はこちらをご覧ください。

※あおぞら財団は「みてアート実行委員会」、「西淀川アートターミナル運営会議」の事務局です。
みてアート・御幣島芸術祭:https://miteart.blogspot.com
西淀川アートターミナル:https://nishiyodo-art.com
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,みてアート — aozorafoundation 公開日 2017年7月14日11:50 AM
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