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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

西淀中学校から職場体験(1/25-1/26)

1月24日、25日の二日間にかけて、西淀中学校から中学生が職場体験に来てくれました。3人が来てくれる予定でしたが、2人が体調不良のためお休みだったので1人の参加でした。

1日目はあおぞら市のお手伝いとタンデム自転車試乗体験、2日目は西淀川公害についてのビデオ鑑賞の後、資料館の勉強会への参加、防災かるたの整理や廃油回収のお手伝いをしてもらいました。

【1日目】

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あおぞら市のお手伝い

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出店者さんにお話を聞いています

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タンデム自転車体験!

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大野川緑陰道路を通って、淀川の堤防まで行きました

【2日目】

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勉強会で、元西淀中学校の校長先生がスクラップしていた新聞記事をみました

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資料庫にある公害反対運動のぼり

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家庭から集めた廃油をタンクに入れ替える作業

最後に、広報活動としてブログに職場体験の感想を書いてもらいました。一人で心細かったと思いますが、頑張ってくれました。今回の体験を今後に生かしてもらえたらと思います。


(感想)

1日目での感想は、人と接客するのに大切なのは、はっきりと喋ること、話をどう繋げるかのコミュニケーション能力がすごく大切だと思いました。

自分は、声が小さいし、声が低くて初めは相手に聞き取れないっていうことがあったけど、野菜や、パンを売りに来ている人達が気軽に声をかけてくれたり、話の繋げ方が上手で簡単に話が盛り上がって楽しかったです。

タンデム自転車の試乗体験は本当は明日になる予定だったけど、明日の天気次第だったり気温の都合で今日やることになってて、正直不安な気持ちでいっぱいだったけど、意外と爽快感があって楽しかったです。

二日目は、廃油をタンクに入れる手伝いと、勉強会の見学と、資料が置いてある部屋に行きました。

廃油をタンクに入れる手伝いをやった感想は、油を入れる作業だから腰が痛くなったり、首が痛くてしんどかったです。

勉強会は、聞いた感じ難しい事を話していて、話についていくのに精いっぱいでした。

資料室では、公害患者の人達が渡してくださった資料があったり、当時使っていた旗もあってしんどい経験をしたんだなと、改めて思いました。

二日間を通しての感想は、とにかくいい経験ができたなと思っています。元々は三人で行くつもりだったけど、二人とも休んでしまって、すごく心細かったけどあおぞら財団の皆様が優しく接してくれたから体が温まるように心が安心したから、すごく楽しかったです。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局,職場体験実習(中学生) — aozorafoundation 公開日 2024年1月25日4:00 PM

12/17 日中環境問題サロン2023を開催しました

12/17に日中環境問題サロン2023を開催しました。

新型コロナウイルスの影響により、2020年から2022年にかけて3年間はオンラインで日中環境問題サロンを開催してきました。今年の入国制限の緩和とマスクの着用が自由になり、コロナの影響の収束により、今回は中環境問題サロンを3年ぶりに対面で開催しました。オンライン含めて25人が参加しました。

あおぞら財団事務局長藤江と中国訪問団リーダー李力氏の開会あいさつによって、日中環境問題サロン2023が始まりました。

最初の発表者は、西安市未央区環境保全ボランティア協会の名誉会長・劉文化氏です。劉文化氏は活発な環境活動家であると同時に、38年間、子ども達への美術教師をつとめています。劉先生の紹介によって、唐の都であった、現西安市が直面していた大気汚染の浄化過程と、環境問題解決の基本ユニットとしてコミュニティづくりを進める方法を学びました。
劉文化氏
劉文化氏がオンライン参加者の質問に答えている様子

次の発表者は、南昌青贛環境交流センターの幹事長・劉丹氏です。劉丹氏の団体は、中国最大の淡水湖「鄱陽湖」が立地している江西省にあります。水資源が豊かである一方、数多くの湖や河川が交錯しているので、人力では現場で水質汚染を観測することが危険かつ困難です。その問題を打破するため、劉丹氏たちは人力ではなく、ハイテクノロジーに目を向けて、自主的に特許を取って観測ドローンやリモコン観測船を開発しました。従来のエリアよりも広く観測することができるようになりました。

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劉丹氏が参加者の質問を聞いている様子

中国の方から頂いたおいしいお茶を味わいながら話し合う休憩時間を過ごして、サロンが後半に入りました。

最後の発表者は、浙江緑色科学技術文化促進会の副書記長・徐心澳氏です。徐心澳氏は環境保全の最前線に従事してまだ1年あまりの若手環境活動家ですが、環境保全に対する情熱は二人の先輩と比べても遜色がありません。彼らが主導している生徒向け環境教育は、まず子どもたちが環境保全に関する知識を受けて、そして自らの理解に基づいて、他の子どもに伝え、輪を拡大させるというかたちになります。子どもたちが登場する環境教育の宣伝ビデオの再生数は、1万回を超えることを知ったあおぞら財団事務局長藤江は羨ましいと嘆きました。

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徐心澳氏(左)が発表している様子

三人の発表者の発表に対して、龍谷大学政策学部教授櫻井次郎先生と今回中国訪問団リーダー李力氏が、コメンテーターとして解説を行いました。二人とも長年日中環境問題交流に従事しているので、参加者に対しても馴染みのある顔で、現場の雰囲気がさらに盛り上がりました。

コメンテーターの解説
コメンテーター櫻井氏(左)と李力氏(右)が解説している様子

日本と中国政府間の関係は厳しい状況にあるものの、環境問題を解決するためには、より広い視野やステークホルダーのコミュニケーションなどが求められ、民間団体の交流はやはり欠かせません。日中の参加者も、今回のサロンを通じてお互いの経験から刺激を受け、よりよく、誰一人取り残さない社会を作るように頑張ろうという気持ちになりました。

その後、参加者の意見・感想が寄せられました。
感想として「内容が充実」、「中国を知るようになった」や「民間活動同士の交流もあるべき」などがあります。
今後の活動に対して「交流を中心にしてほしい」、「脱炭素など日中NGOが共同で取り組む企画」、「原発事故災害が継続していることを中国のNGOに知ってもらいたい」や「海洋ごみ(特にプラごみ)、また、気候変動対策に資する活動があるべき」などの意見を頂きました。

ご意見や感想を踏まえて、次回の交流を積極的に準備していきます!

引き続き、交流活動をよろしくお願いします!

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閉会写真

(記:あおぞら財団アルバイト 王子常)

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アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひご覧ください。

https://aozora.or.jp/kokusai

アジアの環境活動でつながろう

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流 — aozorafoundation 公開日 3:13 PM

【タンデム】1/7 なにわ自転車道と凧上げ・タコ焼サイクリング

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

あけましておめでとうございます。私たち、大阪でタンデム自転車を楽しむ会では、新年の走り初めを本日(1/7)してまいりました。10人、5台のタンデム自転車でした。
題して、
なにわ自転車道と凧上げ・タコ焼サイクリング!
約28キロ走りました。
途中、吹田市消防局の出初め式に出くわすというサプライズも!
虹が見えました。
凧上げ名人のみなさまと一緒に凧上げしながら、美味しいタコ焼を食す、という、タコタコづくし。
強風にも負けず、ペダルを回しました。
みなさま、お疲れ様でした!
健康に気をつけてよい1年を過ごしましょう。

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※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。

タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2024年1月18日10:06 AM

2023年6月の二酸化窒素の自主測定結果の報告

2023年度の西淀川区内の二酸化窒素の自主測定結果の報告です。

あおぞら財団では、年に2回、西淀川区内で二酸化窒素(NO2)の自主測定をしています。この自主測定は、大阪から公害をなくす会が主体として大阪府下で行っている調査に協力する形で行っています。

西淀川区はかつて公害の街と呼ばれ、長期間にわたって大気汚染物質濃度が高く、甚大な健康被害をもたらしました。累計7,000人を超える方が公害病として認定されています。西淀区内には環境省や国交省が測定している測定局がありますが、そういった場所以外の大気汚染がどうなっているのかを把握するために、独自で測定を続けています。

西淀川区では、道路沿道環境の大気汚染を改善するために、道路管理者と公害患者が共に話し合う場として西淀川道路連絡会を開催しています。この連絡会は、公害裁判において、原告(公害患者)・国・旧公団(現・高速道路会社)との間で交わされた和解条項に基づいて設置されたものです。今までにPM2.5の測定の早期開始、国道43号沿道の環境対策、環境ロードプライシング等の様々な対策を行っています。NO2の自主測定はこれらの対策の成果の評価ともいえます。

 

■測定概要

測定方法:大気中のNO2濃度を測定できる「天谷式カプセル」を用います。24時間暴露したカプセルにザルツマン試薬を入れ、NO2を化学反応、発色させ比色分析により濃度を測ります。
測定場所:西淀川区内 5か所
測定日:

2018年度 6月7日(木)17時~8日(金)17時
12月6日(木)18時~7日(金)18時
2019年度 6月6日(木)17時~7日(金)17時
12月5日(木)17時~6日(金)17時
2020年度 6月4日(木)17時~5日(金)17時
12月2日(木)17時~3日(金)17時
2021年度 5月20日(木)17時~21日(金)17時*
12月4日(木)17時~5日(金)17時
2022年度 6月17日(木)17時~18日(金)17時
12月1日(木)17時~2日(金)17時
2023年度 6月1日(木)17時~2日(金)17時

*ソラダス2021にて測定

■測定結果

 単位(ppb) 2018年6月 2018年12月 2019年6月 2019年12月 2020年6月 2020年12月 2021年6月 2021年12月 2022年6月 2022年12月 2023年6月
1 出来島小学校(国道43号)  43  40 53 21 36 24 33 33 20 25
2 大和田交差点(国道43号)  56  50 66 29 35 36 36 36 46 27 63
3 歌島橋交差点(国道2号)  49  34 50 21 30 23 177 26 34 18 37
4 あおぞらビル前(国道2号)  40  31 46 17 30 23 177 33 26 21 53
5 緑陰道路(エルモ前)  31  21 30 9 12 10 22 16 9 24
測定グラフ

西淀川区内の二酸化窒素の自主測定結果

2020~2022年ロナ禍の影響で二酸化窒素の濃度が低くなるのかと予想しましたが、他の時期と比べて極端に低いということにはなりませんでした。
12月より6月の方が濃度が高い傾向にありますが、2023年6月のデータは特に他の年よりも高くなっています。なお、2023年6月の測定日は、雨量・湿度は、大雨で、ほぼ100%に近い湿度でした。

また、同じ国道43号でも、出来島小は道路沿い、大和田交差点は交差点の真ん中で計測していますので、値がかなり違っています。特に大和田交差点は、2023年6月に 63 ppbと環境基準の上限値を超える値となっています。

自主測定は国道沿いを中心に測定しています。近年、国道43号の交通量は減少傾向にあり、2000年には8万台を超えていましたが2022年には7万台を切っています。大型車の混入率はあまり変化がありませんが、2万3千台を超えていた大型車が1万8千台ほどになっています。自主測定の結果からは、道路沿道対策の効果があるとは言いづらいですが、継続して道路沿道対策をしっかり実施してもらうよう国や阪神高速道路株式会社にはたらきかけを続けたいと思います。

なお、2021.9 月にWHO(世界保健機関)が 0.012ppm 以下という指針を示しています。2023年6月の測定でWHOの指針を下回っている箇所はありません。青い空が当たり前になっていますが、まだまだ見えない汚染は続いているようです。

交通量グラフ

国道43号の交通量

 

※二酸化窒素に係る環境基準(日本):1時間値の1日平均値が40ppbから60ppbまでのゾーン内又はそれ以下であること。

参考:大阪から公害をなくす会「ソラダス・NO2測定運動」

参考:西淀川道路連絡会 道路沿道の環境対策を検討するために、道路管理者と公害患者が共に話し合う場です。今までにPM2.5の測定の早期開始、国道43号沿道の環境対策、環境ロードプライシング等の様々な対策を行っています。

Filed under: あおぞらイコバ,イベント報告・ホームページ更新,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2024年1月16日5:34 PM

名古屋市南区患者会資料の受入(11/30)

11/30に、名古屋市の南区公害病患者と家族の会から資料をいただきました。同会の事務所閉鎖にともない、資料を整理されるとお聞きし、あおぞら財団が所蔵していない同会の総会議案書や定期刊行物、各種周年記念誌などを寄贈いただきました。これまでの南区患者会が辿ってきた歴史を記録した貴重な資料です。今後、これらの資料を整理し、目録に登録することで、保存・活用していきたいと思います。ありがとうございました。(是澤)

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2023年12月28日7:36 PM
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