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龍谷大学政策学部 清水ゼミ:公害ロールプレイ(8/2)

龍谷大学政策学部清水万由子先生のゼミが、西淀川をフィールドにしてゼミ活動を行うことになりました。今後、あおぞら財団の活動に協力してもらったり、西淀川でフィールド調査をしていく予定です。ゼミの活動目標は下記の2つとお聞きしています。

  • あおぞら財団が展開するまちづくりの実践に参加して、多様な人々との協働によるプロジェクト遂行能力を身につける。
  • 公害の歴史を学んだ学生の視点から、公害の歴史をまちづくりに活かすための実践を試みる。

8月2日のプレゼミでは、「西淀川公害を体験的に学ぶ」ということで、2つのグループワークを行いました。

まず、フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」を行いました。このワークでは、過去の大気汚染の写真をよく観察してタイトルを付けます。このワークは、観察力と想像力、表現力を生かしてもらう必要があります。

2人一組で写真を観察しています。

写真をみながらタイトルを考えます。

姫島病院の前に患者さんが並んでいる写真に「人気になってしまった姫島病院」とつけるなど、ユーモアを交えた工夫をこらしたタイトルをつけてくれました。

次はロールプレイ「あなたの町で公害が起きたら」。このワークは、市役所、住民、工場経営者、医者などの役割になりきって、お芝居をしながら、違う立場の者同士で意見交換をしながら、解決策を探るというものです。

グループワークの説明

グループワークの説明をしています

ロールプレイの様子

ロールプレイは役になりきってやれると、面白くなります

模擬的ではありますが、公害発生という状況の中で、解決策を探るのは難航していました。このワークを通して、立場が異なる人同士の合意形成の難しさを感じてもらえたと思います。

最後の振り返りシートでは、「ロールプレイが新鮮だった」、「解決に向けて誰かを悪者として決めつけないことを心がけたい」といった意見が出ました。

今後、清水ゼミでは、大学でのゼミや西淀川でのフィールドワークを通して、西淀川公害を学び、それをまちづくりにつなげていくための実践をしていく予定です。学生さんが西淀川からどのようなことを学ぶのか、また、どのような実践をしてくれるのかが楽しみです。

※今回用いた教材は、地球環境基金の助成事業で作成したものです。


〇教材に関するお問い合わせ

フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」、ロールプレイ「あなたの町で公害が起きたら」を、授業や研修で用いたい方はこちらまでお問合せください。

問合せ先:あおぞら財団 担当 谷内 (Tel) 06-6475-8885 電子メール:webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

〇研修に関するお問い合わせ
研修受入 http://www.aozora.jpn.org/ecomuse/annai/kensyu

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022年9月8日11:16 AM

【インターン】CANVAS CHALLENGE 03 展が25日(木)から始まります!

インターン生のYMです

25日(木)からいよいよCANVAS CHALLENGE 03 展が始まります。 https://nishiyodo-art.com/gallery/cco3_ex/

 

それに向けての動き出しとして19日(金)に、その会場の西淀川アートターミナル<NAT>へ下見に行ってきました。

また3月頃に行われるアートイベントの下見として、アーティストのイルボン様と女性二人組アーティストの今今様もいらっしゃいました。

今回私は、そのご案内に同行させていただく形で見て回ってきました。

 

まず会場自体が、もとはバスターミナルだったことを知り驚きました。

敷地面積的にもアクセス的にもアート展示に最適な場だったので、土地が有効活用されているんだなぁと感じました。

アーティストの皆様もどこにどんなものを設置できそうか、どこに設置するとよりそのアートを活かせるか、どんなものを制作に使用できるのかなど、会話や写真撮影をしながら検討なされていました。

私は、見る側としての気持ちで過去に制作されたアート作品を見て回っていました。

以下の写真は展示されていた作品の一例です。

 

IMG_9897

アート作品

アート作品

アート作品

 

IMG_9896

アート作品

IMG_9895

アート作品

IMG_9904

アート作品

 

これらの過去に制作されたアート作品の数々を実際に目にして、レイアウトや色遣い、高度な技術力に終始圧倒されました。それから改めて創造力と感受性の良さに度肝を抜かれました。

 

その後、さらにアーティストさん達と会場周辺を探索し、近くの自然にたくさん触れてきました。

以下はその道中の様子です。

花

女性像

女性像

 

お花、少し開花していて綺麗でした。まだ満開とまではいきませんが……(;^ω^)

 

それからそれから、タンデム自転車にも乗車し海沿いのところまで走ってきました。

今日は気候が良かったので、かなりエネルギーを持っていかれましたが、走りやすいコースだったので、難なくことを終えれました。

今今のお二人方はタンデム自転車初乗車だったみたいですが、すぐにコツをつかみ、後半は完全に乗りこなされていました。自分が初乗車の時は全然上手くいかなかっただけに羨望の眼差しで見ていました。

しかしながら、かく言う私もだんだんと慣れてきたのか、今回はうまくタンデム自転車を乗りこなせました。

自分に少し自信がつきました。

 

これはその到着地点の海沿いの様子です。

海沿い

海沿い

晴れていたおかげでより美しい景色を眺めることが出来て満足でした。

帰りにくじらカフェでランチをしました。

私は普段、大勢で揃って食卓を囲むことはまずないので凄く新鮮な気持ちで頂けました。今今のお二人のお話もたくさん聞けて良かったです。

 

最後にあおぞら財団の資料館を見学し、今回の下見は終了。

体力に自信のない私にとってはこれくらいの外出がちょうどいいのかもしれません……( ^)o(^ )

 

冒頭でも述べました通り、CANVAS CHALLENGE 03 展が25日(木)から始まります

期間内は毎日会場で下記の特別イベントも実施いたしております。

・出張図工室「チョキペタス」×キャンバスチャレンジ- 特別プログラム-

・ポップアップショップ 「 紙屋 中村庄八商店」

・出張図工室「チョキペタス」予約制

・トークイベント

 

各イベントの詳しい概要は、こちらのリンクのホームページからご覧ください。

https://nishiyodo-art.com/gallery/cco3_ex/

皆様のご参加お待ちしております。

 

 

 

記:インターン生・YM

【インターン】サイクリングツアーに参加! タンデム自転車で遠方までぐるっと回ってきました!(8/8)

インターン生のYMです

8月8日(月)に、タンデム自転車のサイクリングツアーに飛び入り参加いたしました 。

今回のメンバー

タンデム自転車の運転はもちろんの事、視覚障害の方のエスコートや、長距離のサイクリング自体初経験だったもので、貢献度こそ高くなかったかもしれませんが、自身の経験としては有意義な機会となりました。

 

まずタンデム自転車ですが、これがもうとにかく難しく、上手く自分でコツを掴めないまま終了させられてしまいました。乗り出しから車体がフラフラして走り出せなかったり、ギアを軽くしたり重くしたりの調整が上手くいかず、チェーンが良くない状態になってしまったりと散々な出来栄えに終わってしまいました。(◎_◎;)

これからも続く不安点であり、今後の課題でもあります。

 

その後通常の一人乗り自転車に代わりつつも、ひたすらに炎天下を走り続けてお昼ごろにUSJに到着しました。(園内には入りませんでしたが)

USJ前ホテル

USJ前ホテル

USJの入り口手前

USJ 入り口前

USJ  入り口前

 

その後もさらに自転車を走らせ、今度はサンタマリア乗り場と言う船着き場に到着。昼食休憩を摂った後2,3分ではありましたが乗船しました。長時間だと確実に船酔いするので、数分だけのクルーズで助かりました。(;´∀`

乗船から見える景色

乗船から見える景色

船を降りた後は、海遊館に着き(館内には寄りませんでしたが)ショッピングモールのコーナーで皆さんと一緒にフリータイムを過ごしました。

海遊館ということもあり、イルカやアザラシ、ラッコ、ウミガメなどの海の生物たちの形をした可愛らしいあめ細工が販売されていました。一つ一つ手作りで繊細で高度な技術の元、作られていました。参加者の女性が購入されるところを、会話を弾ませながらお手伝いしました。本人も気に入られてご様子で楽しいひと時でした。

それから同場所で、全体で飲食タイムを摂りました。この時点でもうだいぶ体はへとへとに。ちなみに、夏休みということもあり、平日の昼間過ぎという時間帯にもかかわらず、たくさんの子供達を見受けました。元気そうでした。自分にもそんな無邪気なころがあったなあ。今よりもっと元気でエネルギーがあったなあ。と少し自分を振り替えてみたり……

ショッピングモール前

ショッピングモール前

 

そこを出てからは、ただひたすらにサイクリングタイム。手も足も疲労し、お尻は硬いシートによって痛みがどんどんと増し、快晴による日差しで止まらぬ汗、夏バテしていてもおかしくないくらいの状態でした。周りの皆さんの体力に驚かされました。

 

かなり広大な範囲を回ったため、当初の終了時刻から大きく変更になり、あおぞら財団に戻って来る時にはもう18時を回っていました。そこで解散。私にとって長く長く、濃密な一日となりました。

 

今回分かったことは、まず参加者の皆様が本当に気さくで優しかった事です。当日に初対面のインターンの一学生を快く受け入れて下さり、気さくに話しかけて下さり、そして自身の拙いサポートにも喜んで下さり、ありがとうございました。これからますます精進してまいります。

そしてタンデム自転車の難しさという事で、前述の通りまだまだ未熟であり、改善の余地ありなので、安心して載せることが出来るパイロットになれるよう、努力して参ります。

 

それから最後に、皆様暑さには十二分に気を付けて、こまめな水分補給、日焼け止めなどを心がけてください。今回のツアーで夏の暑さの恐ろしさを痛感しました。

記:インターン生・YM

—–

あおぞら財団は、タンデム自転車のために、大阪でタンデム自転車を楽しむ会の事務局をしています。

タンデム時点の貸し出しもしています。詳しくはこちら → タンデム自転車のレンタル・試乗会

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2022年8月10日4:49 PM

【インターン】公害患者会のディスカッションに参加しました!(8/5)

※インターン生の実習報告です。

初めまして。インターン生の森です。

8月5日に、大阪公害患者の会連合会の総会に向けた方針会議に参加しました。方針会議のテーマは、長引くコロナ生活の中で患者(家族)を中心とした療養生活での苦悩と、そのような環境の中でも自分が大事にし続けていることです。(参加させていただきありがとうございました!)

まず、長引くコロナ生活のなかで何がおこっているのか、どのような苦悩があるのかについて話し合いました。今まで3人で行っていた吸入が1人ずつになってしまったことや曜日感覚の忘却、運動不足、賃金の低下、マスクの息苦しさ、気軽に出かけられない、大学に行けない、実家に帰れない、修学旅行の中止などなど。様々な悩みが出てきました。共通して出た意見については会って気軽に話せないこと(気軽に人に会えないこと)や、旅行に行くことが出来ないことがありました。やはりコロナで人とのつながりが感じられにくくなっているこのご時世。一瞬一瞬を大切にしていきたいですね。

これらの不満を踏まえた上で、そのような環境の中でも自分自身が大切にしていることやこだわりについて話し合いました。人とのふれあいを大切にすること、とりあえず元気で1日を過ごすこと、事務所で起こる様々なことに全力で取り組むことなどが出ました。他にも、こだわりすぎないことがこだわりなど、面白い意見も出ました。

コロナ生活で苦しいことはありますが、私も含めて全員が前向きに進んでいると感じられるディスカッションでした。同じ悩みを抱えている方がいらっしゃって一緒だ!と思ったり、コロナ下で大事にしていることを聞いて素敵だなあと思ったり。年代の異なる方とコロナについて話す機会はなかったので本当に貴重な機会だったと思います。和気あいあいとした雰囲気で話し合うことができて楽しかったです。

本当にありがとうございました!

(記・あおぞら財団インターン生 森)

初めまして。同じくインターン生のYMです。

同じく当方針会議に参加いたしました。重複した内容とはなりますが是非一読頂けますことお願い申し上げます。

長引くコロナ過での悩みや不満をテーマとして、幅広い世代の人が集まり、世代や立場ごとの様々な意見を交わしました。思うように旅行に行けなかったり人と会えなかったり、ワクチン接種の副作用、運動不足、マスクの息苦しさ、対面会話制限、そして身近な人の感染報告など各々たくさんの不満が募っていることを見受けられました。

その後、逆に明るい意見の交流として、この状況下で各々が大事にしている事について語り合った。人との繋がりや話せる時間を大事にしたり、表情や反応に目を配ったり、zoom会議で積極的に話を切り出したり、マスク下でも声が通るように普段よりも大きめの声で話したり、新聞や活字に沢山触れるといった様々なこだわりを持っていることが確認できました。

またその他に、とにかく一日一日を元気で過ごす事、無茶しない事、こだわり過ぎない事といった日々生きて行く中でのメンタル面で強い意識を持っていることもたくさんの人から感じられました。

自分とは世代も暮らし方も抱えている悩みも異なる人たちとだからこそ、はじめて見える悩みがあったり、同じ苦しみを共有出来たり、他の人のこだわりを知る事が出来たりするため、人と対面で交流できて、且つ気持ちが救われる事から大変有意義なディスカッションタイムでした。

 (記・あおぞら財団インターン生 YM)

400216

話し合った内容を模造紙にまとめました

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生 — aozorafoundation 公開日 11:46 AM

関大社会安全学部 越山ゼミ フィールドワーク(6/29)

6月29日(水)に、関西大学社会安全学部越山ゼミのみなさんが西淀川区でフィールドワークを行いました。今回のフィールドワークのテーマは「防災」です。

到着早々、皆さんヘルメットを装着しタンデム自転車に乗り込みます。皆さんはじめてのタンデム自転車の操作に悪戦苦闘しながら大野川緑陰道路を漕ぎ出します。

大野川緑陰道路からタンデム自転車で出発

タンデム自転車で風を感じながらフィールドワーク

 

大野川緑陰道路を終端である淀川堤防まで行き、その後西島川を北上し、工業専用地域の西島へ。出来島から大和田へ抜け再び大野川緑陰道路へ。

災害の記念碑や堤防、大阪マスジドなど西淀川の特色を堪能するコースで、暑いながらも充実したフィールドワークになりました。

タンデム自転車を降りた後は、西淀川区で防災啓発活動を行う大阪防災プロジェクトの多田から西淀川区における防災啓発活動の現状や水害の際、街を守る水防団の活動内容などを聞きました。また、西淀川区役所の防災担当・北中さんから西淀川区の災害対策の現状や課題をお話ししてもらいました。

越山ゼミの学生の前で、スライドを使って多田さんから「海より低い西淀川」のお話

大阪防災プロジェクト多田さんからお話

次に、過去の西淀川の第二室戸台風の体験談を読んでもらった後、今後、どのような立場の人がより困難な状況になるのか、防災に対してどのようなことが必要かを考えてもらい、グループで共有しました。

最後に、フィールドワークで見た光景やその後のお話を参考にして、西淀川区の防災に関して何に興味を持ったのか、提案づくりに向けて何を行いたいかなど、グループで活発な議論が行われました。

西淀川区へ防災活動の提案をするため様々な意見が発散しましたが、特に外国人へ向けての情報発信を課題と思う学生さんが多かったです。

IMG_4050

グループワークの様子

 

IMG_4059

提案づくりのためのワークショップ

 

今後、ゼミでは西淀川区の防災に対する提案を検討していく予定とのことです。どのような提案がなされるか楽しみですね。

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あおぞら財団では、公害だけでなく、防災、まちづくり等様々なテーマに合わせた学びの場を提供しています。

ゼミや授業、研修など、オーダーメイドの研修プログラムを行いますので、ぜひお気軽にご相談くだい。

(多田、谷内(一部))

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2022年8月5日6:38 PM
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