あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » インターン生

セミのぬけがら調べ(当日の様子)

あおぞら財団インターン生 近畿大学 坂根慎哉

2011年8月23日(火)にセミのぬけがら調べを西栄寺をお借りして行いました。

セミの抜け殻調べは毎年行っているイベントです。セミは種類によって棲む環境が異なります。セミのぬけがら調べは多くの子ども達に参加してもらい、ぬけがらを集めてもらうことでその地域に何ゼミが多く生息しているかを調べ、その地域の環境の状態や環境の変化を調べることを目的としたものです。

今年は、学童保育所、一般参加の子ども達84人、大人38人(スタッフ含む)の、総勢122名が集まりました。今回のスタッフはあおぞら財団の職員やインターン生の他に天野憲一郎さん (緑陰道路サロン)や山本康子さん(子ども参画べんきょう会)、講師に高畠耕一郎さん(大阪自然環境保全協会)と山本智子さん(同協会)という専門家の方々をお招きして実施しました。

10時から開会式・インターンの学生と講師の紹介を行い、それが終わると僕たちインターン生のレクチャーが始まりました。最初は大野川緑陰道路についてのレクチャーでした。大野川緑陰道路についてクイズを出して、その答えを写真を見せて解説するという形でしたが、クイズを出すとほとんどの子どもが正解に手を挙げていて子ども達の知識に感心しました

2

次に、セミのぬけがらの見分け方やセミの一生について紙芝居を使って説明しました。やはり、子ども達は紙芝居に興味があるのか熱心に聞いていました。

3

これもおさらいとしてクイズを出すと、ほとんどの子どもが正解に手を挙げてくれ、ちゃんと話を聞いてくれていたみたいで嬉しかったです。

全体説明が終わると、次はいよいよセミ調べの開始です。11のグループに分かれて緑陰道路でぬけがら集めをしました。子ども達はとても元気で積極的にぬけがらを探し回ります。最初の方はあまりぬけがらを見つけられませんでしたが、どういった木にぬけがらが多いか分かりだすとたくさん見つけられるようになりました。中には自ら進んで見つかったぬけがらを見分ける子どももいました。

4

IMG_9725

IMG_9707

木の高い所にぬけがらが多く、網を使ってぬけがらをはたき落とすということが多かったように思えました。

西栄寺に帰ってからみんなでお昼ごはんを食べ、新聞作りの開始です。

ここでも子ども達は元気いっぱいに自由に書いていきます。絵を描く子や、折り紙を作って新聞に貼り付ける子、ぬけがらをたくさん貼り付ける子がいて、子ども達の創造力には驚かされました。どのチームもみんなが協力し合って、個性豊かな新聞を作っていました。

IMG_9757

新聞作成が終わったチームからセミのおもちゃを作りました。

DSC_0012

これは振り回すとセミの鳴き声のような音がなるというものです。ガールスカウトの山本リーダーが準備をしました。

そして、セミのぬけがら新聞の発表会を行いました。恥ずかしがっている子どももいましたが、みんな元気よく自分たちのグループの成果を発表していました。

IMG_9491

今回は全グループで1332個のぬけがらを採取することができました。

アブラゼミは一昨年は26個、去年は51個取れましたが、今年は4個でした。今年は去年とは場所が違い、同じ緑陰道路の中でも生息するセミの種類の割合が違うんだなぁ、と思いました。しかし、全体で1332個というのは目標以上の数でした。子ども達は本当によく頑張ってくれたと思います。

下の図が今回のセミのぬけがら調べで取れたぬけがらの数です。

最後にグループ毎に記念撮影をしました。みなさん暑い中本当にお疲れ様でした。

今回、僕はセミのぬけがら調べの主担当として準備の段階から参加させていただきました。インターン生によるレクチャーでは、子ども達に説明するということで、分かりやすい表現・言葉で説明しなければ伝わらないので、そこを考えるのに苦労しました。ぬけがら調べ本番では子ども達の方から話しかけてくれたり、みんなとても楽しそうに参加していて、自分も楽しみながらこのイベントを終えることができました。この体験で学んだことをこれからの人生に活かしていきたいと思います。
講師の先生、会場を貸してくれた西栄寺さん、その他、セミのぬけがら調べにご協力頂いた皆さま、どうもありがとうございました。

セミのぬけがら調べ その他の記事
インターンシップ生の感想
セミ新聞と集合写真

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2011年8月25日10:51 AM

セミのぬけがら調べ 〈インターンシップ実習生の感想〉

今回のセミのぬけがら調べにはあおぞら財団インターン実習生9名と昨年インターンシップに参加したOBの学生1名、合わせて10名が運営に携わりました。

以下は感想です。

【インターン実習生】

〈青チーム〉

近畿大学3回生 坂根慎哉 青チーム担当

僕はセミのぬけがら調べの主担当として準備の段階からやらせてもらいました。準備することが多かったりして大変なこともあったけど、みんなで協力し合うことで、無事本番を終えることが出来て良かったです。ただ本番では進行役の文章をあまり考えておらずアドリブでやったり、説明の時も文章に書いてあることを読むだけになったりして、少し準備不足なところもあったかなと思いました。また、子供たちに話す機会があれば、子供たちを退屈させないような話し方ができるようにしたいです。セミのぬけがら調べ自体は子供たちが楽しそうに参加してくれたし、自分も楽しかったのでよかったです。今回のセミのぬけがら調べのインターンを通じてみんなで協力しあう大切さを改めて感じました。

大阪経済大学3回生 松本彩也香 青チーム担当

前日まで雨が降っており本番も雨の心配がありましたが天候に恵まれ、無事セミのぬけがら調べを行うことができよかったです。セミのぬけがらを見分けることがなかなかできず、私が指導する立場にありながら逆に小学生の子たちからいろいろ教わりました。小学生は元気いっぱいでセミの死骸を見つけては怖がって叫んだり、ぬけがらを見つけてはうれしそうにはしゃいだりしていました。ただ、元気すぎて人の話を聞かないことがあり、どのように指導すればよいのか分からず苦労しました。
私は教師を目指しているので、子供との接し方、指導の方法についてとても勉強になりました。

○青チーム集合写真
青チーム

〈赤チーム〉

京都女子大学2回生 古味那津実 赤チーム担当

準備が大変だったので、成功して嬉しかったです。小さい子と接する機会が今はないので、どう接すればいいのか不安でしたが逆に子供たちの方から話しかけてくれたのがありがたかったです。セミのぬけがらや成虫のセミを触るのは平気なのに、アリを触るのを嫌がる子供がいたりしておもしろく感じました。残念だったことは、インターン生のセミのぬけがらレクチャーの時に、どうすれば子供に興味を持って聞いてもらえるのかをもっと考えるべきでした。

近畿大学3回生 土取弘幸 赤チーム担当

2回の事前準備できっちりとした説明ができなかったことは反省点でした。午前中は子供たちと交流することに難しさを感じていましたが、昼からはある程度仲良くなれたという印象でした。無理だと思わずに何かをするということは基本的なことかもしれませんが、今の自分には結構難しいことだと思いました。
子供たちとの接し方では私の班では、低学年の子が多かったので羽目を外すようなことは少なかったですが、きっちりするときと雑談の境目は難しいと感じました。
全体としては楽しく出来てよかったです。

○赤チーム集合写真
赤チーム

〈緑チーム〉

近畿大学3回生 内田朋大 緑チーム担当

準備の段階から関わらしてもらって大変でしたが、本番はうまくいってよかったです。子供たちと久しぶりに触れ合ってコミュニケーションをどのようにとっていいのか分かりませんでしたが、徐々にみんな仲良くなり、新聞を書く頃には友達みたいな感じになって楽しい1日を過ごせました。
今回のセミのぬけがら調べを通してまた勉強できたので、これから先に活かして生きたいと思います。ありがとうございました。

大阪経済大学3回生 水島仁美 緑チーム担当

事前の作業などには参加していなく、今日が始めての参加で最初はどうなるかと思って心配でしたが、セミの見分け方は思っていたよりも簡単でしたし、チームの子供たちでけが人が出ることもなく、仲良くもなれたので良かったです。ただインターン生2人で8人の小学生をまとめるのは大変でした。
でも普段の大学生活では、小学生の子供たちを指導したりなど、一緒になにかをするといった事はできないので貴重な経験ができてよかったです。次からは私も事前の作業などから関わりたいです。

○緑チーム集合写真
緑チーム

〈紫チーム〉

近畿大学3回生 野中赳明 紫チーム担当

正直セミのぬけがら取りでどこまで盛り上がれるかなと思っていましたが、想像以上に盛り上がって子供たちと同じくらい自分自身も楽しんでしまいました。準備から本番まで参加メンバー全員で工夫してそれなりのものができて、充実した内容でした。子供たちと触れ合って自分に足りないものが分かりましたし、この経験を活かしてまだインターンは終わっていないので頑張っていきたいと思っています。

成安造形大学3回生 荒木萌 紫チーム担当

晴れるか雨かも微妙でしたが、最後まで無事に雨も降らずにセミのぬけがらをとることが出来てよかったです。私の担当のチームが、ガールスカウトの女の子が3人・一般の男の子が1人ということで男の子がさみしいかなと心配もしましたが、ぬけがらをみんなで一生懸命とっていたので安心しました。最後はみんなで新聞を作るときはとても楽しそうに作業していました。
最初はみんなと仲良くできるか不安でしたが、楽しいセミのぬけがら調べになったと思います。

○紫チーム集合写真
紫チーム

〈オレンジチーム〉

近畿大学3回生 小寺伸幸 オレンジチーム担当

今日の準備では子供たちの案内から始まりました。その後で紙芝居を読んでセミの見分け方やセミの一生について説明しましたが、棒読みになったり、子供の顔を見て話せなかったりしました。担当になった班は男の子ばっかりで、やんちゃな子は積極的に参加してくれましたが、おとなしい子が最初はお母さんに付きっきりだったのが、後半には積極的に輪に入って会話をして、友達が増えたみたいで帰りには1~4年生の5人が全員仲良くなれたのを見た時は嬉しかったです。

【インターンシップOB生】

同志社大学4回生 長谷川まや オレンジチーム担当

昨年とは場所が変わったこともあり、アブラゼミの数が減ってしまったのが少し残念でした。子供たちはみんな楽しそうにセミのぬけがらを集めていました。私自身、今年は2度目の参加でしたが毎回子供たちと接することでたくさんのことを学びました。来年は今年よりもたくさんアブラゼミのぬけがらを見つけることができればいいなと思いました。

○オレンジチーム
オレンジチーム

インターン実習生 京都女子大学2回生 古味那津実

セミのぬけがら調べ その他の記事
当日の様子はコチラ
セミ新聞と集合写真

セミ新聞と集合写真

セミのぬけがら調べで子供たちが作ったセミ新聞は西淀川図書館にて展示されます。
どの新聞もすばらしいできばえになりました。

【展示情報】
期間:9月1日~10月31日
場所:西淀川図書館
開館日:火曜日~金曜日 午前10時~午後7時
土曜日・日曜日・祝・休日 午前10時~午後7時
休館日:月曜日・第三木曜日・蔵書点検期間

子供たちが作ったセミ新聞です。

○イルカクラブ  『みんなの感想がいいで賞』

DSC_0165

イルカクラブ
みんな感想をたくさん書いてくれました。
写真を切り抜いて上手に使ってあります。

○かみの学童   『ぬけがらたくさんみつけたで賞』

かみの新聞

かみの
なんと281匹も取ってくれました!全チームの中で1番多い数です。
新聞にぬけがらだけでなく、成虫や産卵痕のついた枝も貼ってくれています。

○がんばれ学童  『イラストがステキで賞』

がんばれ新聞

がんばれ
写真だけでなく、手書きのイラストがいっぱいです!
折り紙で作ったセミも貼ってくれました。

○たんぽぽ学童  『アブラゼミを見つけたで賞』

たんぽぽ新聞

たんぽぽ
なんとアブラゼミのぬけがらを4つみつけました。
アブラゼミのぬけがらをみつけたのはたんぽぽ学童だけ。すごいです!

○なかよし学童  『よく発見したで賞』

なかよし新聞

なかよし
ぬけがらだけじゃなく、セミが出てきた穴や産卵痕もみつけました。
ぬけがらを取った数も多いです。

○赤チーム  『よく見ていたで賞』

赤新聞

赤チーム
セミのぬけがらに毛が生えているなんて知りませんでした!
よく見ている証拠です。

○青チーム  『立体的な新聞で賞』

青新聞

青チーム
おりがみや写真をうまく使って新聞を作ってくれました。
少ない人数(4人)でがんばりました。

○オレンジチーム  『アブラゼミの羽に注目したで賞』

オレンジ新聞

オレンジチーム
アブラゼミを絵で細かく描いてくれました。
とってもわかりやすいです。

○紫チーム  『元気いっぱいで賞』

紫新聞

紫チーム
新聞からはみだすほどの元気いっぱいの作品ができました。
題名もカラフルです。

○緑チーム  『ぬけがらあつめを楽しんだで賞』

緑新聞

緑チーム
発表会ではみんな楽しかったと言ってくれました!
新聞にもぬけがらがいっぱいです。

どの新聞も楽しさや元気さが伝わってきます!
ぜひ西淀川図書館にも足を運んでください。

インターン実習生 京都女子大学2回生 古味那津実

セミのぬけがら調べ その他の記事
当日の様子
インターンシップ生の感想

淡路キャンドルナイトのキャンドル作り

あおぞら財団インターン生 近畿大学 内田 朋大

8月12日(金)、阪急京都線淡路駅近くのギャラリー茶房そら家という喫茶店で、14時から15時半までの間に、8月21日(日)に実施する「淡路公園キャンドルナイト」で使う廃油キャンドルを作りました。ギャラリー茶房そら家はNPO法人自由空間倶楽部の事務所があり、そこでは廃油の回収をしています。今回、回収した廃油を使ってキャンドルを作りました。21日の淡路公園キャンドルナイトにはあおぞら財団も参加するECOまちネットワーク・よどがわも出展します。そこで、今回廃油キャンドル作りのお手伝いをすることになりました。

淡路公園キャンドルナイト

キャンドルを作る際に準備するものは、天ぷらなどに使った油(廃油)とホームセンターなどに売っている凝固剤、麻ひも、空きビン、はさみ、割り箸、クレヨンです。作り方は廃油を火にかけ、ある程度の温度に達したら凝固剤を入れてかき混ぜて溶かします。全部溶けたら、ビンに廃油を入れます。廃油が固まったら、ビンの真ん中に麻ひもを割り箸で差し込みます。これで完成です。

廃油キャンドルつくり

12日のキャンドル作りでは、淡路女性会や淡路連合振興町会のメンバーなど地元の方を中心に20人ほどの方が集りました。使った廃油は16ℓで164個のキャンドルになり、リサイクルできました。今回はキャンドルに色をつけるために、廃油をビンに入れる前にクレヨンを細かくしてビンに入れて準備し、完成したときにカラフルになるように工夫してきれいなキャンドルを作りました。

完成したキャンドル

記念写真

今回、初めて廃油からキャンドルを作ることを体験し、自分が想像していたより大変であることが分かりましたが、廃油をリサイクルすることができるので機会があれば、作りたいと思いました。また、一緒に作った地元の方たちの手際のよさに驚き、無駄な時間がなくスムーズにキャンドル作りができました。ご協力有難うございました。

Filed under: インターン生 — aozorafoundation 公開日 2011年8月18日2:40 PM

廃油キャンドルナイトを佃連合振興町会慰霊盆踊りで開催!

8月10日、今日は佃2丁目新佃公園で慰霊盆踊りが行われました。その会場の2号線側の公園で午後7時から、廃油キャンドルナイトを開催しました。

廃油キャンドルとは、揚げ物などで使った油を、油凝固剤で固め、作ったキャンドルのことです。油を捨てるのは環境に悪いのですが、リサイクルすると、環境にやさしく、エコにもなります!佃連合振興町会では、廃油回収に取り組んでいます。
回収を地域の人にPRする為に今回、廃油キャンドルナイトをすることになりました。

配置
キャンドルをきれいに配置していきます。130個配置しました。

エコ佃
キャンドルで『エコ佃』の文字をつくりました。
果たしてうまく火が点くのでしょうか!

看板
作った看板も設置し、いよいよキャンドルに火を点灯!

点火
たくさんの子どもたちやお母さんたちがキャンドルに火を点けにきてくれました!

きれい
とってもきれいですね。

ところが、アクシデントが発生!
廃油キャンドルに火が点きにくく、風でキャンドルの火が消えてしまったのです。

今回使った廃油キャンドルは、去年の12月に西淀川廃油キャンドルナイトで作ったキャンドルをもう1度使ったのですが、今回はうまく点きませんでした。出来島小学校納涼際で点けたときはうまく灯っいたのですが、まだまだ試行錯誤が必要です。

しかし、それでもみんなは一生懸命また火を点けようと奮闘してくれました。
エコ佃の文字は残念ながらすべてに火が点けることはできませんでしたが、子どもたちが自分でキャンドルに火を点けたときの喜ぶ顔がすごく輝いていてこっちまでうれしくなりました。中には自分で廃油キャンドルを作りたいと言ってくれる人まで!

火消し
最後はキャンドルの火を子どもたちと一緒に消して、キャンドルナイトは無事終了しました。

キャンドルにの火がとてもきれいで幻想的でした。
女の子がたくさん協力してくれたのはやっぱりきれいでステキだと感じてくれたんだなと思いました。

廃油から作ったキャンドルでもこんなきれいな火を灯せるのです。
皆さん、廃油回収に是非ご協力おねがいします。

あおぞら財団インターン生 成安造形大学 荒木 萌

« 次のページ前のページ »