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ブログカテゴリー » 環境保健

呼吸ニュース49号発行 & 7/12に楽らく呼吸会を行います!

楽らく呼吸ニュースNo.49「薬について」を発行しました。

news49

(上の画像をクリックするとpdfファイルをダウンロードできます)

今号では、作業療法士さんにきいたぜん息・COPDの自己管理についてまとめています。

ぜん息・COPD治療の主役は患者さんです。主体的に治療を続けていくことを「自己管理」と言います。

ぜん息・COPDの管理目標

  • 症状と生活の質(QOL)を改善する
  • 運動能力や身体能力を向上させる、または維持する
  • 増悪を予防する
  • 疾患の進行を抑制する
  • 全身併存症や肺合併症を予防する
  • 寿命を延長する

呼吸ニュースでは、第52回楽らく呼吸会でやった笑いヨガも紹介しています。笑いヨガは、横隔膜を鍛え呼吸をしやすくする効果もあります!

おすすめリンク(※いずれも環境再生保全機構のサイトです)

成人ぜん息の自己管理

COPDの基礎知識とセルフマネジメント

【実践編】息苦しさを和らげる日常の動作


次回の楽らく呼吸会は、7月12日(金)に、姫島診療所で栄養士さんを講師としてお招きして行います。
楽らく呼吸会は、呼吸器疾患で苦しむ患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、勉強をしたりする会です。病気と向き合い、お互いが支え合っていくことを目的にしています。ぜひ気楽にご参加くださいね。

【次回予定】

・第53 回 栄養について (講師:栄養士)

7月12 日(金) 13:30 ~ 15:00  姫島診療所(大阪市西淀川区姫島2丁目13-20)

2019年度の予定はこちらをご覧ください→2019年度の楽らく呼吸会の予定

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2019年6月14日11:55 AM

第52回楽らく呼吸会「自己管理」がありました(5/10)

5月10日(金)に、西淀病院にて第52回楽らく呼吸会がありました。参加者は11名(スタッフ含む)。今回のテーマは「自己管理」です。作業療法士の曽谷さん、理学療法士の奥園さんに教えて頂きました。

DSCF4551
呼吸系の疾患は、自己管理をして上手に向き合うのが大事です。自己管理には病気の理解、禁煙、薬物療法、運動療法、増悪の予防、在宅酸素療法の7つの要素があります。病気の自己管理は、生活の質(QOL)を向上させたり、身体能力の向上などにつながります。

無料で誰でもできる運動療法の一つとして「笑いヨガ」を教えて頂きました。笑いの健康に与える効果は最近注目されています。例えば「ハハハ」と笑うことで横隔膜を動かしたり、血圧や血糖値を下げる効果があります。認知症にも効果があるそうです。何より、声に出して笑うことで気持ちを明るくします。また、呼吸系疾患の患者さんは浅くて早い呼吸をしている方が多いそうです。「笑いヨガ」は腹式呼吸なので、呼吸系疾患の患者さんにオススメの体操です(ちなみに面白い話をして笑う時と、今回のように体操として笑う時の「笑い」の効果はどちらも同じなんです!)。みんなでやっていると自然に無理なく笑えるようになります。終わった後はみなさん笑顔になって「気持ちが楽になった」「久しぶりに笑った」と仰る方もいました。

*笑いヨガは、肩が上げにくかったり手が痛い方は無理をぜずに、できる範囲で行うことが大事です。

作業療法士の講師から笑いヨガの説明をきいています。

笑いヨガの効果など説明をきいています

両手を挙げて笑いヨガを行っています

笑いヨガでみんな笑顔 

次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~

楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。

次回は姫島診療所にて、栄養士さんを講師としてお呼びして、栄養についての話を聞きます。

小児ぜんそくの保護者の方も大歓迎です。楽らく呼吸会で参加されている方の中には、ご家族がぜん息患者さんという方が何院もおられます。少しでも興味があれば是非、楽らく呼吸会にご参加ください!

・7月12日(金)13:30~15:00(栄養について)姫島診療所

姫島診療所には、淀川勤労者厚生協会の患者送迎バスを利用して来ることができます(時刻表はこちら)。

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

(アルバイト 東)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2019年5月21日4:08 PM

呼吸ニュース48号発行 & 5/10に楽らく呼吸会を行います!

楽らく呼吸ニュースNo.48「薬について」を発行しました。
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(上の画像をクリックするとpdfファイルをダウンロードできます)

今号では、薬剤師さんにきいたぜん息・COPDのお薬についてまとめています。

●吸入薬は内服薬に比べると少量で効果があります!

吸入薬は気管支に直接作用します。
少量で良い、効果が確か、全身に影響を与えないというメリットがあります。

●吸入薬を正しく服用しましょう!

ぜんそくもCOPDも吸入薬が治療薬の中心です。
長期間続けていくうちに「自己流」になってしまうことも。見直しが大切です!

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吸入薬 Q&A

Q : 吸入するのに一番良い時間は?
A : 特にありません。忘れにくい時間を決めましょう。
ステロイド薬は、副作用(口腔カンジダ症など)を予防できる食前がおススメです。

Q : 発作時の吸入は、できるだけ我慢した方がよい?
A : 必要以上にがまんせず、早めに使用しましょう。動悸などの副作用が出ても発作が治まらない時はすぐに受診しましょう!


次回の楽らく呼吸会は、5月10日(金)に、のざと診療所で行います。

楽らく呼吸会は、呼吸器疾患で苦しむ患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、勉強をしたりする会です。病気と向き合い、お互いが支え合っていくことを目的にしています。ぜひ気楽にご参加くださいね。

【次回予定】

・第52 回 COPD、自己管理 (講師:作業療法士)

5 月13 日(金) 13:30 ~ 15:00  のざと診療所(野里3-5-34)

2019年度の予定はこちらをご覧ください→2019年度の楽らく呼吸会の予定

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2019年5月7日3:05 PM

2019年度の楽らく呼吸会の予定

呼吸ケア・リハビリテーション教室「楽らく呼吸会」 で呼吸を楽にしませんか?
あおぞら財団では、ぜん息やCOPDを抱えながら苦しむ患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうと、楽らく呼吸会を開催しています。

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ぜん息や COPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器 疾患を抱える患者さんやそのご家族の方が参加し ています。みんなと一緒に学習し、日頃の素朴な疑 問や悩みを気軽におしゃべりしながら、交流してい ます。見学も大歓迎。気軽にのぞいてみてください。

2019年度は下記のスケジュールで開催する予定です。

今年度から開催方法を変更し、各テーマごとに開催場所が変わります。時間も13:30~と30分早めにしました。患者送迎バスを使えば、最寄りの診療所から会場となっている診療所に行くことができます。

日程 テーマ 場所
第52回 5/10(金)13:30~15:00 「COPD、自己管理」 のざと診療所
第53回 7/12(金)13:30~15:00 「栄養について」 姫島診療所
第54回 10/11(金)13:30~15:00 「みんなで歩こう 矢倉公園」

中止になりました。

矢倉公園
第55回 12/13(金)13:30~15:00 「呼吸リハビリ、運動、体力測定」 千北診療所
第56回 2/14(金)13:30~15:00 「薬について」 のざと診療所

予定は変更する場合があります。

開催場所
のざと診療所 野里3-5-34
千北診療所 大和田5-5-3
姫島診療所 姫島2-13-20

過去の楽らく呼吸会の取り組みについてはこちらをご覧下さい。

お問い合わせはこちら→ TEL.06-6475-8885(あおぞら財団
鎗山・谷内)

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 3:01 PM

楽らく呼吸会でCOPD・ぜん息の治療薬について話を聞きました(のざと診療所、2/8)

2019年2月8日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回はあおぞら薬局から薬剤師の各務洋平さんを講師に迎え、COPDとぜん息の治療薬について勉強しました。参加者は10人でした。

楽らく呼吸会では、一年に一度、薬剤師さんを講師に迎えて、呼吸器疾患の薬についてのお話を聞いています。この会では、患者さんご自身やご家族が普段使っている薬の種類や使い方を確認しています。

最初に、楽らく呼吸ニュースを参加者に配布して、前回の「みんなで歩こう矢倉公園」を振り返り、歩くことや運動の大切さを確認した後に、各務先生からお薬について学びました。

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COPDやぜん息のお薬について学びました

 

 

患者さんでも意外と知らない病気のこと

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最初に喘息理解度チェック問題を行いました。〇か×かで答えるだけなのですが、患者さんでも意外と全問正解の方はいませんでした。たとえば「吸入薬と飲み薬では、副作用は変わらない」という項目で回答が分かれたりしていました(正解は×です)。

参加者のみなさんは正解、不正解に一喜一憂され、不正解にはとても悔しがっていました。こうやってクイズ形式にすることで、気軽に病気について改めて確認することができますね。

効果が高い吸入薬を正しく使いましょう

COPDやぜん息などの呼吸器系の病気の治療には、吸入薬が使われます。吸入薬は内服薬に比べると少量で効果があり、不必要な全身作用も少なくてすむというメリットがあります。ですが、その一方で、正しく吸入しないと治療効果が低下してしまいます。長期間続けているうちに「自己流」になってしまうことも少なくなく、定期的に吸入方法が正しいかどうか見直すことも大切です。

吸入器には、エアゾール製剤とドライパウダー製剤の2種類があり、吸入の吸い方が異なります。エアゾールの場合は、2~3秒かけて「ゆっくり」吸い込むことが大事です(流速15L/min程度)。この「ゆっくり」というのがなかなかできていないという研究結果もあるそうです。一方、ドライパウダー製剤は「早く、強く」吸い込むことが大事です(流速30L/min程度)。

そこで、 吸入薬の体験キットを使って、きちんと吸入できているかをそれぞれ体験しました。今回もちいたドライパウダー製剤の体験キットは、きちんと吸いこめてたら音がなるというものですが、中にはなかなか鳴らすことができない患者さんもいました。今回の体験で、どのくらいの強さで吸い込めばよいのか再確認できてよかったです。

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体験キットを使って、きちんと吸入できているかチェック!

 

また、発作止めは我慢してから使うのではなく、発作の前触れを感じたらすみやかに使用した方がよいそうです。昔は、発作が続く状態が5年続くと気道が固くなってしまうといわれていましたが、今は研究がすすみ週に3回も発作があると気道が固くなってしまうということがわかってきました。気道が固くなると、発作がさらにおこりやすくなるため、できるだけ早い段階で発作止めを使うことが大事です。

呼吸器系の病気の患者さんは、風邪やインフルエンザを予防が大事!

呼吸器系の病気の患者さんは、風邪やインフルエンザに罹患すると、呼吸困難などの症状がさらに悪化してしまうことがあります。これを「増悪」といいますが、増悪を防ぐために、手洗いやマスクなどで予防することが大事です。今回はマスクの正しい使い方についても各務先生から教えてもらいました。マスクをせっかくつけていても、顔にきっちりフィットしていないと菌やウイルスの侵入を予防することができません。参加者のみなさんからは「そこまで注意してマスクしていなかった」、「今度から気を付けてマスクをつける」といった感想がありました。

参考:環境再生保全機構「セルフケアのためのぜん息、COPDのおもな治療薬」

次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~

楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで、楽らく呼吸会にご参加ください!

・千北診療所……3月15日(木) 14:00~15:30(薬について)

・姫島診療所……3月16日(金) 14:30~16:30(薬について)

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2019年2月25日2:21 PM
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