楽らく呼吸ニュースNo.12 ができました。
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)
楽らく呼吸会では呼吸リハビリを実践しています。
先日は運動のため、矢倉海岸へ歩きに行きました。
次回は勉強会を予定しています。
千北診療所 7月19日(木)14:00~15:30
姫島診療所 7月20日(金)14:30~16:00
栄養のお話を聞く事にしています。皆さん、ぜひ来て下さいね。
今日は姫島診療所の患者さんたちと、矢倉海岸へ歩きに行きました。12人集まりました。
呼吸器疾患の患者さんには、毎日の適度な運動が必要です。
一人だとなかなかする気になりにくいと思いますが、
みんなと一緒に遠足気分で楽しく歩こうという目的で行きました。
矢倉緑地は大阪市域の北西のはずれに位置し、淀川と神崎川の河口部で、大阪市内唯一の自然海岸緑地です。付近は江戸時代に新田として埋め立てられ、農作物を生産していましたが、現在は工業地域になっています。この緑地は大気汚染対策緑地でもあり、緑による大気の浄化と、海辺の自然の保全、周辺住民の憩いの場として機能しています。 (大阪市建設局より)
木陰はとても涼しかったです!
お茶とお菓子で少し休憩。
上田さんより、ぜん息患者の医療費救済を求める署名を国会へ提出したこと、
論議はまだ先になりそうなこと、
東京で医療費負担ゼロ制度が来年見直しの時期に差し掛かることなどの報告がありました。
また、職員より呼吸リハを患者さんたちがやっているかの確認をしました。
呼吸が苦しいときにやると楽になるので、ぜひ積極的に活用してほしいです。
みんなそれぞれのペースで歩きます。
海岸沿いには、うなぎを目当てに釣りをしている人も。
みんなで写真。風がさわやかで気持ち良かったです。
最後に、診療所に戻ってきて感想会。「楽しかった」という声があるなか、「次はおにぎりやお弁当を食べたい」との声が。近々、本当の遠足のような形で実施できるよう頑張ります!
5月17日14:00~16:00 10名参加
呼吸器疾患の患者さんに必要なこと…それは適度な運動です。
体力をつけると、少しでも呼吸を楽にすることができるのです。
そこで、今日は矢倉海岸へ遠足に行くことにしました。
歩かないと…と義務に思うとなかなか動く事ができませんが
楽しい遠足であれば、意識せずに運動することができるからです。
矢倉海岸は、西淀川区の西端にあります。大阪湾の一番奥です。大阪市の中で唯一の自然海岸です。
琵琶湖の水が最後に海にたどり着く場所と言えば伝わるでしょうか?
現在は、緑地公園として整備されています。
奥に見えるのは尼崎です。道路は阪神高速湾岸線。
海の香りがしました。
潮だまりもあります。干潟は神崎川沿いにあります。いつも探鳥会で渡り鳥を観察しているところです。
釣り人もちらほら「今日はまだ何にも釣れてない」そうです。
緑地なので、緑もあります。海が近いので、涼しくって気分が良かったです。
東屋で休憩しておしゃべりをしました。
おばちゃんたちはお菓子をもってきてくれていました。さすが大阪のおばちゃん!
ありがとうございます。
「呼吸リハビリやってる?」との問いかけに「ぼちぼち・・・」との反応。
せっかくなので、肩ほぐしをみんなでやりました。
ハマヒルガオがさいてました。
ハマエンドウもありました。おっきいのでちょっとびっくり。
ハコネウツギも咲いてました。本当は赤い花と白い花が同じ枝から咲いているんですよ。
帰り道、みんながあるモニュメントを見つけました。
矢倉緑地の緑化は、公害対策なんですよ。患者さんは「もっと大きい石に書いたらええのに」と言っていました。
最後に、みんなで集合写真です。いい顔しているでしょ。
実は、出発前にある患者さんとこんな話をしていました。
「今日はしんどいねん。夜に雨降るしなぁ。」
確かに、顔色が悪いし、ちょっと息苦しそうだったんですよね。
「杖をついて、ここ(病院)までくるのがやっとこさやわ。」という患者さんも。
ところが、遠足に行って海を見て、みんなで笑ったら、お二人も元気元気になりました。
また、ある年配の方から
「初めて矢倉海岸に来たわ!うれしい!」との歓喜の声が。
「勉強ばっかりじゃなくて、こうやって外に出るのはええなぁ」
そうですよね。私もそう思います。
リハビリって、楽しくやるから続くんですよね。(林)
楽らく呼吸会のページを新設しました。
楽らく呼吸会とは、ぜん息を抱えながら苦しむ患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したりするため、呼吸法の勉強会を中心に催す会です。「ぜん息被害者の救済を求める西淀川の会」が開催しています。開催日は不定期ですが、およそ2ヶ月に一度開催しています。
ページでは、楽らく呼吸会の報告とともに、広報紙『楽らく呼吸ニュース』のダウンロードも出来ます。
https://aozora.or.jp/katsudou/ikigai/raqueraque
2012年3月16日(金)14:30~15:00
15名の参加で行いました。
今回は前日の千北診療所での楽らく呼吸会と同じく、呼吸リハビリを行いました。
西淀病院から広野先生と中島先生がきてくださりました。
「息切れは筋肉が足りなくて起こるので、筋肉を鍛えると楽になります。筋肉は鍛えるとからなず答えてくれますよ」とのこと。
そして、「苦しい時には口すぼめ呼吸をしましょうね」と息を吐き出すと楽になると教えてもらいました。
息を吐き出すのに、「呼吸介助」といって自分の胸を押さえて吐き出す事も有効です。
また、筋肉をつけるのには、一日20分以上でOKなのだそうです。
どの程度の運動をしていいのか、どれくらいの運動をするとどれくらいしんどいのか、
ボルグスケールをつけて自覚する事も大切とのこと。
PTの先生方からは自宅で出来る呼吸リハビリを教えていただきましたが、
こういうチェックが診療所でできるといいなぁという声が沢山あがってきました。
(現在は2週間の教育入院プログラムしかないのです)
今、西淀病院では通院でのプログラムを模索中だそうです。
姫島診療所でも千北診療所でも、他の病院でも、もっと呼吸リハビリが普及して、
すこしでも患者さんが楽になればいいなぁと思います。(林)