ぜん息懇談会では呼吸リハビリを実践しています。
呼吸器疾患がない人でも肩を回したり、首を回したりすると気持ちいいですよ。
ぜひ試して下さいね。
次のこんだん会は下記のとおりです。
千北診療所 1月19日14:00~15:30
姫島診療所 1月20日14:30~16:00
栄養の話を聞く事にしています。皆さん来て下さいね。
現在、ぜん息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器の病気を抱えた方はたくさんいます
そんな方たちの治療に有効とされているのが呼吸リハビリ
保険適用もされているのですが、実際に受けることのできる医院はまだ、ごくわずかです
そんな呼吸リハビリをもっと医療従事者の方に知ってもらい、拡げていくことができたらと講習会
を開催しました
会場となった西淀川区の「のざと診療所」には、熱心な区内の理学療法士をはじめ医療関係者ら39 名が集まりました
西淀病院の福島啓先生(呼吸器内科医師)です
西淀病院で取り組みをはじめた呼吸リハビリプログラムについて説明します
廣野先生(理学療法士)が2週間のプログラムを受けた後の改善効果について詳しく説明します
呼吸リハビリによって、歩行などの生活が楽になるだけでなく、うつや不安といった精神面の改善まで見られたことが驚きでした
いよいよ千住先生の登場です
長崎の地域で、まだまだ知られていないCOPDという病気について知ってもらい、受診してもらうための様々な取り組みを紹介
この西淀川区にもCOPDの潜在的な患者さんが多くいるはず、今日参加している医療従事者のみなさんの積極的なアプローチが必要と熱く語ります
スライドを駆使して、呼吸リハビリテーションの理論と技術をわかりやすくパワフルに解説
この技術を使って、早期に呼吸器の異常を発見し、医師につなげることができると呼吸管理のメリットとおもしろさを語ります
その後、参加者を患者さんに見立て、実際の聴診や打診のしかた、排痰などの具体的な技術を、熱心に教えました
参加者のみなさんからは、
・すぐに臨床につかえることばかりをわかりやすく説明いただけとても勉強になりました
・今迄何をしていたんだろうと思うほど勉強になりました
・肺炎のリスクも高い病棟なので早期発見の手段で実践していきたいです
といった感想がよせられています
今後、患者さん向けの呼吸リハビリ講習会も予定しています
体験を通じて私も取り組んでみようかなという気持ちになっていただけるような講習会にしたいと思います
第9回ぜんそく患者こんだん会を開催いたしました。(姫島診療所)[同志社大学大学院 村上]
11月18日(金)14:30~16:00 14名が参加しました。(うち患者さん7名)
昨日に引き続き、西淀病院の先生2人(三島先生、田中先生)を招き、「呼吸リハビリテーション」を教えていただきました。
今日は、大阪市会議員の北山良三氏が来てくださいました。北山氏は、現在の大阪の状勢についてお話してくださいました。
具体的には、
・浮遊粒子状物質のPM2.5の環境基準が新しく設定され、それを受け大阪市内に測定器を15か所設置しようとしていること
・現在15歳までは、ぜんそくの医療費助成が受けられるが、大人になってからも助成が受けられるように制度を整えるための取り組みをされていること、等です。
それから北山氏も交えてみなさんで「呼吸リハビリテーション」を行いました。
「呼吸リハビリテーション」の内容は昨日のブログを読んでください。(https://aozora.or.jp/archives/7249)
以前体験されたことのある患者さんからは、「意識してはやっていないが、テレビを観てるときなど思い出したときにやっている。」という声や、初めて体験された方からも「身体がぽかぽかして気持ちいい。」「ちょっとするだけで違うね。」といった声を頂くことができました。
「呼吸リハビリテーション」の目指すところは、「日常生活の動作にすること」だそうです。この活動が、より多くの患者さんに広まるといいですね。私自身は、この2日間体験させてもらい、肩のまわりがとてもすっきりしました。ちょっと「呼吸リハ」の時間を作ると、リラックスして、仕事に、勉強に取り組むことができるように思いました。ちょっとした時間に、継続して行っていきたいです。
(村上紗央里)
医療従事者向け「呼吸リハビリ 講習会」
*** 呼吸リハビリってどんなの? *****
**** 気管支の患者さんに効くの? ****
***** そんな疑問にお応えします! ***
<日 時> 2011年12月8日(木) 18:30~20:30
<会 場> のざと診療所3F
大阪市西淀川区野里3-5-22
地図はこちら→ http://www.yodokyo.or.jp/nozato/html/map.htm
<講 師> 千住 秀明 教授(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
<定 員> 30名 (定員になり次第締め切ります)
<参加費> 無料
======= 呼吸リハビリ講習会 プログラム ==========
18:30 開会
報告 福島啓氏(西淀病院医師)
「呼吸リハビリテーションの実践」
講義 千住秀明氏(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授)
「ぜん息・COPD患者への呼吸リハビリの効果と方法」
20:30 終了
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現在、ぜん息やCOPDなど、呼吸器の病気を抱えた方はたくさんいます。
そんな方たちの治療に有効とされているのが呼吸リハビリ。
保険適用もされています。
うちの病院でも取り組みたいな…どんなことするんだろう?
呼吸リハビリに取り組んでいる病院の実践報告と呼吸リハビリの普及・
地域医療体制づくりに奔走しておられる長崎大学の千住先生をお迎えします。
ことし5月に集中講座を開催しましたが、今回はその続編となります。
呼吸リハビリをもっと知りたい人、初めての人もぜひ、ご参加下さい!
ちらしの詳細はこちら 111208呼吸リハ講習会チラシ
前回5月の様子はこちら https://aozora.or.jp/archives/3581
<お申込み・お問合せ先>
公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団) 担当:鎗山・上田
TEL 06-6475-8885 FAX 06-6478-5885
E-mail webmaster@aozora.or.jp
個人情報は本事業の目的以外には使用いたしません
第9回ぜんそく患者こんだん会を開催いたしました。(千北診療所)[同志社大学大学院 村上]
11月17日(木)14:00~15:30 14名が参加しました。(うち患者さん9名)
西淀病院のリハビリテーションの先生2人(三島先生、田中先生)を招き、「呼吸リハビリテーション」を教えていただきました。
この「呼吸リハビリテーション」は、呼吸器の病気によって生じた障害をもつ患者さんに対して、呼吸器の機能を可能な限り回復、あるいは維持させて患者さんのQOL(生活の質)を高め、患者さんが自立した生活を送るための支援です。
患者さんや家族ができるだけ楽に、心地よく生活してもらうために、急性増悪を防ぎ、身体機能を維持・改善させるための知識や技術を提供するというものです。
まずは、みなさんで、口すぼめ呼吸と腹式呼吸の練習をしました。
胸に手を当て、横隔膜が上下することを確認しました。
つぎに、日常のくらしのなかでのちょっとした運動の大切さを教えていただきました。
息切れが起こることを恐れて運動をしないと、徐々に身体機能が低下し、息切れはより悪化していくそうです。身体機能の低下は、ますます動けなくなったり、食欲もおち、気力までなくなってしまいます。そうした悪循環を予防するために、運動することが大切なのです。
そして、自宅で簡単にできる「呼吸リハビリテーション」を教えていただきました。
ポイントは「力を入れたときに息を〈はく〉こと」だそうです。
私のようにみなさんと動きが逆になって先生を困らせてしまったり、置く手の向きが逆になってしまわれる方がおられたり、みなさんと笑みを交ながら行うことができました。
15時からは、みなさんから先生方への質問や意見交換の交流会を行いました。
患者さんからは「発作がでたら、今やったことはできない」「この時期、寒暖の差があるから厳しい」「痰を出すのがしんどいから、入院している患者さんのように自分も吸ってほしい」等の意見がでました。
このような意見に対して、患者さん同士でひとりひとりどのように対応されているか具体的にお話ししてくださいました。そして、他の患者さんの対処法を聞いて「こんな方法もあったんだ」と意見を共有する機会になっていたように感じました。
私自身もアレルギー体質で、風邪をこじらせると、せきが止まらず息を吸えない苦しさを感じることがあるのですが、皆さんの病状をお聞きして、日常的な呼吸の苦しさは、非常に辛いものだと感じました。
また、みなさんと「呼吸リハビリテーション」を行うことができたことで、からだが少し楽になり、実践していきたいと思いました。ひとりでは、なかなかはじめることができないので、今日のように、お仲間さんがいることが大切かなと思いました。習慣になるように取り組んでいきたいですね。
(村上紗央里)