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ブログカテゴリー » 国際交流

日中共同SD(持続可能な発展)人材育成事業 春季研修受け入れ(5/25)

日 時=2012年5月25日(金)10:00~17:00
参加者=中国からの研修生9人、通訳1人、コーディネーター1人P1180920

京都大学が窓口となっている「日中共同SD(持続可能な発展)人材育成事業春季研修」として、西淀川のフィールドワークをおこないました。

西淀川公害の説明、ビデオ視聴のあと、あおぞらビル屋上から周辺を見学しました。
次にバスにて、大和田西交差点、国道43号、出来島小学校、中島工業団地や尼崎を回りました。
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「国道43号沿いにある出来島小学校をなぜ道路から離れたところに移設しないのか?」といった質問がありました。

あおぞらビルに戻って、和田美頭子さんと森脇君雄さん(西淀川公害患者と家族の会)のお話を聞きました。

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地域再生の活動紹介のあと、それぞれワークシートに感想などを記入しました。ワークシートの最後の質問「今日の話を聞いて、自分の仕事に活用できそうなことは何ですか」については、一人ひとりスピーチしていただきました。

「日本の高度経済成長では発展によって失われたものがあることがわかった。中国でも経済と環境のバランスをとりながらやっていきたい」
「日本は環境教育がすすんでいる。子どものときから身につけないといけない。そして、教師への教育も大事」
「国民がどういう意識を持つかが大切だと思う」
などのコメントがありました。

P1180960

みなさま、長時間お疲れ様でした。

記・鎗山善理子

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2012年5月25日8:33 PM

韓国の釜山市河西区 区長さんあおぞら財団視察

5/25、お隣り韓国の釜山市河西区の区長さんら5名が、あおぞら財団の視察に来ました。
まずは、43号線とその周辺の住宅環境、大野川緑陰道路などを見学。
大気汚染や現在の課題について説明しました。

ブログ1

あおぞら財団に戻り、財団の活動を紹介しました。

ブログ3
姜仁吉区長から「すばらしい活動です。」とのお言葉を頂きました。

質疑応答の時間には、工場跡地にどうして住宅がたつのか、
(→用途地域が用途に幅のある準工場地域に指定されているため)
準工業地域にを他の地域にかえる動きがあるのか、
(→都市計画決定の変更は大変。)
など用途についての質問がありました。

ちなみに今日は、別階で「京都大学日中SD人材育成研修」で中国人の研修受入もありました。
お隣の国同士、このような交流・協力ができることをうれしく思います。

(小平)

国際交流のページ更新しました

 国際交流のページに、最近の国際交流活動の報告を載せました。

みんなとつながる~国際交流~/交流・調査活動

みんなとつながる~国際交流~/海外からの受け入れ

 Skypeを使っての中国との公開討論会の実施など、IT発展の恩恵をうけて昔では考えられないような国際交流が可能になり、時代の変化を感じます。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2012年5月2日4:59 PM

今年6月、地球サミット「リオ+20」が開催されます

今から20年前の1992年に、ブラジル・リアデジャネイロで国連地球サミットが開催されました(1992年6月3日~14日)。
同サミットには、全国の公害被害者を代表として森脇君雄財団理事も参加し、世界に日本の公害被害の実態を訴えました。同会議では、竹下元首相が「公害は終わった」と挨拶しましたが、それを遮って演壇に登り、被害者の立場から「公害は終わっていない!被害が今でも続いており深刻な事態だ」と30分ほど訴え、会場いっぱいの拍手を受けました。

同サミットでは、地球環境保全の行動計画を示した「アジェンダ21」、過剰な生産・消費形態を改めるよう各国に勧告した「環境と開発に関するリオ宣言」が採択され、国連気候変動枠組み条約と同生物多様性条約の署名が始まりました。

1992年ブラジル地球サミットにて。真ん中・森脇氏(若い!)

1992年ブラジルにて。中央・森脇氏(若い!)

「測ってみよう青空指数」記者会見中

「測ってみよう青空指数」記者会見中

日本から、ブラジルからのメッセージでいっぱいのフラッグ

日本から、ブラジルからのメッセージでいっぱいのフラッグ

20年の月日を経て、再びリオで「国連持続可能な開発会議(リオプラス20)」が開催されます。約120カ国の首脳、企業、NGOなど多くの人々が集い、これまでの20年でどこまで目標が達成されているのか?、今後10年の経済・社会・環境をどうしていくのか?などを議論する予定で、環境に配慮した「グリーン経済」への移行、「持続可能な発展に向けた制度的枠組み」などについて話し合われます。

関西でも、リオへ、世界へ、思いを伝えていこうという活動が既に行われています。
先日(3月24日)には、京都で「地球サミット「リオ+20」に向けて ~私たちが、望む未来とは~」が開催されました(主催:一般社団法人環境パートナーシップ会議、地球サミット2012 Japan、京のアジェンダ21フォーラム)。

昨年、東日本大震災を経験し、原発をはじめとしたエネルギー問題は、直近の課題であり、私達の暮らしそのものを改めて見直す機会となればと思います。

トークセッション1「311と日本、そしてリオ+20へ」の様子

トークセッション1「311と日本、そしてリオ+20へ」の様子

各地から多くの人が参加し「The Future We Want(私たちが望む未来)」を話し合いました

各地から多くの人が参加し「The Future We Want(私たちが望む未来)」を話し合いました

※参考
・国連持続可能な開発会議(リオ+20)(外務省HP)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/rio_p20/gaiyo.html

・リオ+20事務局
http://www.uncsd2012.org/rio20/

(記:藤江徹)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局,国際交流,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2012年4月4日2:49 PM

中国で廃油リサイクルプロジェクトがスタート!

あおぞら財団で進めている日中交流で、いつもお世話になっている環境NGO・環友科学技術研究中心(代表:李力氏)が中国で廃油リサイクルプロジェクトをスタートさせました。

現在、中国社会では、家庭、レストラン等において、一般的に食用廃油の処理という概念は普及しておらず、廃油は下水に流されている状態だそうです。日本でも昔、廃油が下水に流されて環境汚染が引き起こされました。

また、中国では、レストランから買い取った廃油を再製し違法に販売する「地溝油」事件が多々発生し、社会問題になっています。

在中国の日本大使館の草の根ODAを活用し、李力さんの環友科学技術研究中心による廃油せっけんづくり事業が支援されることとなり、署名式及び記者発表が行われました。

日本と中国の市民・環境NGOが協力しながら、こうした問題が解決していけば良いなと思います。

李力さんに廃油リサイクルでつくられたハンドソープを手渡す

写真:李力さんに廃油リサイクルでつくられたハンドソープを手渡す(エコでつながる西淀川)


日本大使館記者発表
http://www.cn.emb-japan.go.jp/oda_j/oda120309_j.htm

環友科技記者発表
http://www.envirofriends.ngo.cn/a/angzhan/2012/0309/31.html

(参考)日本の過去の経験の克服について中国メディアでも注目されているようです。
http://news.sohu.com/s2011/shijieguan-169/

参考:
どぶからできた油、食卓へ 中国の疑惑、捜査で裏付け(朝日新聞2011年12月11日)
「どぶ油」製造・販売に死刑適用も 中国当局が発表(朝日新聞2012年2月24日)
あおぞら財団で作成した廃食油回収ガイド(日本語・中国語)は↓から

出版物・資料等

(記:藤江徹)

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