12月17日も、「キャンドルナイトin西淀川〜廃油キャンドルで緑道を灯そう」の準備で廃油キャンドルをつくりました。今回は西淀川高校生徒会のメンバーや淀中学校の生徒が集まりました。
この日は420個の廃油キャンドルが完成しました。
小平記
この日は420個の廃油キャンドルが完成しました。
小平記
同校では、環境学習として、
西淀川地域における、『かつての公害の被害経験とその克服の過程』、を学んで来られたとのこと。
今回は、
3学年の特別授業『西淀川公害病患者の方のお話を伺う会』における講演依頼があり、
『西淀川公害患者と家族の会』の語り部の方、とともに、
あおぞら財団職員が授業に出向きました。
語り部1名 と、財団職員1名の2名でチームを組んでの授業です。
まず、あおぞら財団職員から、西淀川公害の概要説明、を行い、
その後、語り部の方から、ご自身の西淀川公害の経験談、をお話いただきました。
西淀川高校の皆さんは、どのように感じたでしょうか。
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以下、蛇足ながら、
私(財団研修員)の所感です。
(財団ブログの常に違い、少し、読みづらい点があります旨、ご容赦ください。)
・・・語り部の方は、現在においても、
『公害経験により、その後の人生も変えられた』、と考えておられ、
それは、ぜんそく等の健康面での継続的損害にも劣らず、
語り部の方を苛み、精神的ダメージを与え続けている。
語り部として、また、公害患者会の活動を通じて社会参加をする中で、
そうした精神的ダメージの修復もなされている様子。恐らくは。
しかし、記憶の中の経験は、完全に癒すことはできない。
あったことはなかったことには、できない。
できないからこそ、
訴訟の終了、という、一応の節目、を越えても、なお、
他者に、一度でも、同じ気持ちの変遷をもたらす経験をさせたくない、
との思いが持続する。
自分が公害を経験したこと、に意味をもたせることができるなら、
過去に現在から、彩色することができるとするならば、
絵の具の一つの色として、
一度おきたことが、その後、人ひとりの生きる道にどういう影響を与えるのか、
それを後に生まれた者に伝えること、を選んだら、
語り部にたどり着くのかもしれない。
そして、
耐え難きは自己の選択の結果、といえない経験ということ。
環境問題について語っているようで、
自己の選択の結果、として、自己の生きる道を捉えられることへの渇望の吐露、
そんな風に受け止める現在、
対して、中学生だった頃、いっちょ前の頭をもった気分がしていたけれど、
長崎で、原爆についての語り部の方のお話を聞いたとき、
自分は単純に、戦争の悲惨さ、という側面でしか捉えられなかったなぁ。・・・
あれっ、
なんだかメランコリック??
語り部の方、『高校生の元気をもらえた』、と、
開始前のこわばりは解けて、はにかみつつの控え目な笑顔にて、おっしゃってました。
(財団研修中 M)
12月11日に、西淀川交通まちづくりプロジェクト「西淀川の交通・移動について考えてみよう!」第6回 「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(3)」を行いました。
今回は、第5回で調査したJR塚本駅周辺の放置駐輪の調査結果をふまえて、今後の提案内容について話し合いました。
主な意見として、次のようなものがでました。
【駐輪対策について】
・最初に撤去ありきではなくて、きちんと駐輪場に誘導した上で撤去すべき。
・違法駐輪には、「駐輪禁止」というだけでなく、きちんと駐輪場の場所がわかるチラシを付けるべき。
・駐車場に「P」の統一マークがあるように、自転車駐輪場の共通のマーク・看板があると便利。
【地元との連携】
・当事者の人たちを巻き込んでやっていく方が良い。
・JR塚本駅周辺の町会長に話を聞きに行ってみてはどうか。
・地元に提案する際にいくつかオプションがあるとよい。
・商店街も巻き込んでいかないといけない。
・他の地域では、自転車の撤去をしたらお客が減ったと苦情を言う人もいる。
・整備をすると地域にとってよいことがあると伝えないといけない。
【区役所への要望】
・関係者の意見を集約するような組織を立ち上げてもらわないといけない。
・西淀川区に「放置自転車対策連絡協議会」を淀川区と協働して立ち上げてもらうよう要望する。
・JRなどと連携して協議会で話し合ってもらう。
【提案の仕方】
・区役所への提案は、提案書を提出するだけでは形だけになってしまう。
・提案に対する意見を区からもらうために、意見交換会を開催した方がよい。
・意見交換会は、2月末〜3月初旬の土曜日に13:30〜15:00にあおぞらビル3階会議室で行う。
今年度はJR塚本駅周辺の自転車対策については、交通まちづくりプロジェクトとして提案書を作成し、区役所や関係者に提案していきます。次回の会合では、放置駐輪対策に取り組んでいる町会長をお招きしてお話をきき、提案内容について検討を深める予定です。
次回は2011年1月19日(水)、次々回は2月9日(水)にいずれも19:00〜21:00 あおぞらビル1F あおぞらイコバにて行う予定です。西淀川区在住の方であれば、どなたでもご参加いただけますので、興味のある方はぜひご連絡下さい。
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第1回目の報告はこちら:「お話&疑似体験! 車いすの視点でまちをチェックしよう」
第2回目の報告はこちら:「お話&疑似体験! 視覚障害と高齢者の視点でまちをチェックしよう」
第3回目の報告はこちら:「話合い:西淀川区の移動・外出について話し合おう」
第4回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(1)」
第5回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(2)」
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西淀川バリアフリーマップ(どなたでも編集ができます)
西淀川バリアフリーマップに関するblog記事
(谷内)
大阪大学工学部の新田保次先生はあおぞら財団の理事で、
自転車や福祉交通、エコドライブを産官民の連携で進めていることや
松村暢彦先生とフードマイレージや大気汚染ブロックなど教材作成を一緒にしていることなど
NPOと大学がどのように連携しているか、
NPOとはどういうところなのかということをお話しました。
おだやかな天気の中、総勢61名、うち視覚障がい者19名の参加がありました。
楽しむ会に先立って、八尾ライオンズクラブ様より
タンデム自転車13台が日本ライトハウスに寄贈されました。
この様子は産経新聞の記事になっています。
記事はこちら
今回がタンデム自転車初めての方もおられました。最初は怖々とペダルをこいていた方も
コースを1周して戻ってくる頃にはすっかり慣れた様子で笑顔になっていました。
12月としてはあたたかな風を感じながら、タンデム自転車を楽しみました。
今回は車いすに接続できるタイプの自転車も用意しました。
この自転車だと体に障がいを持たれた方も自転車を
楽しむことができます。
イベントの最後は少し長い距離を走って矢倉海岸を目指しました。
あまり潮の香りはしなかったそうでが、楽しんでいただいたようです。
◎共催:大阪でタンデム自転車を楽しむ会
/サイクルボランティア・ジャパン
/自転車文化タウンづくりの会
/社会福祉法人日本ライトハウス
/日本サイクルスポーツ発展協力者会
/あおぞら財団