4月16日(日)に矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会を開催しました。今回から野鳥の会大阪支部との共催ということで、参加者は全部で34人(野鳥の会会員22人、リーダー、スタッフ含)です。今回から日本野鳥の会大阪支部と共催となりましたので、野鳥の会の会員の方が多数参加しました(日本野鳥の会大阪支部のブログはこちら)。春は冬鳥が北の繁殖地へ渡り、夏鳥は南から渡っていくほか、シギやチドリ等の旅鳥も観察できる季節です。
大野川緑陰道路では地面を移動する野鳥を観察できました。リーダーによると、鳥の歩き方には「ウォーキング」と「ホッピング」の2種類があるそうです。大型の鳥や水鳥の多くは、人間と同じように足を交互に動かして「ウォーキング」します。その一方で、スズメなどの小さな鳥や樹上性の鳥は両脚をそろえて跳ねるように「ホッピング」して移動します。ツグミ、カラスなどは「ウォーキング」と「ホッピング」の両方を使います。鳥の歩き方に着目して野鳥を観察してみるのも面白いですね。
福の舟溜まりにはオカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモといったカモを多数観察できました。
また、この日はミサゴをよく観察できました。鉄塔にいる個体の他に、青空を大きくホバリングする姿も見れました。ホバリングとははばたきによって体を支え空中の1点にとまるような飛び方です。
矢倉緑地では干潟を観察。いつもならシギやチドリ等の旅鳥が観察できるところですが、残念ながら風が強いため波が打ち寄せていたためかシギやチドリは見れませんでした。代わりにカモやオオバンを観察することができました。
最後はチェックシートで鳥合わせを行いました。リーダーから鳴き声を含めて観察できた鳥をチェックしていきます。この日は全部25種類。シギ・チドリなど期待していた野鳥は観察できませんでしたが、多くの鳥が観察できました。
野鳥は「自然保護のものさし」と言われるように環境による影響を強く受けます。公害が深刻な時代には野鳥もほとんど観察できませんでしたが、現在は恒常的に多数の種類の野鳥を観察できます。ですが、現在も気候変動や廃プラスチック汚染など野鳥の環境を脅かす要素はたくさんあります。野鳥の観察を継続して、環境の状況を見守り続けていきたいと思います。
是非、次の探鳥会には一緒に野鳥を観察しましょう!
観察種数 25種
オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、キジバト、カワウ、オオバン、ミサゴ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、コムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ドバト
(記:谷内)
次回 2023年8月26日(土)予定
集合時間9:30 阪神なんば線福駅
解散12:30
矢倉緑地公園愛鳥家の方も、鳥初心者の人も、親子のみなさんも、いろんな方が楽しめる探鳥会です。夏休み明け8月の探鳥会。是非子どもさんの参加もお待ちしています。
■あおぞら財団のこれまでの探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/katsudou/manabu/tanchoukai
■日本野鳥の会大阪支部の矢倉海岸探鳥会の記録はコチラ
https://wbsjosaka.com/008-teirei-report/02-yagura/2018-report/report/index-resp.html
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■主催(問合先)
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
電子メール:webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)
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■共催
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
https://wbsjosaka.com/
※2023年度 西淀川区と民間企業等との共創に関する提案事業として、西淀川区と連携しながら実施しています。