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福小学校6年生30人があおぞら財団訪問(大野川緑陰道路しらべ学習)(11/15)

11月15日、西淀川区の地元にあります福小学校の6年生30人があおぞら財団に見学に来てくれました。授業で大野川緑陰道路について調べているそうです。
大野川緑陰道路や西淀川公害についてスライドで説明した後、資料館にある写真や資料を見てもらいました。
大野川緑陰道路は今は緑の多い自転車歩行者道として区民に愛されていますが、埋め立てられる前は水が汚染されドブ川になり、大阪市は自動車専用道路を整備する計画を立てました。そこに、住民から2万筆の署名と共に緑地帯にしてほしいとの提案がなされ、今のような整備がなされました。また、もともと、農民が農業用の水路としてつくったという歴史もあります。
見学の最後に「今日教えてもらったことを、周りのみんなに広く知らせていきたい」との言葉をもらいました。小学生の学びのお役に立てて嬉しく思いました。

後日、生徒さんたちからは一人一枚ずつ感想を書いたハガキが届きました。
みなさん、時候の挨拶も書いてくれていて、一生懸命ハガキを書いているのが伝わってきました。

「当日は大野川についておしえていただきありがとうございました。
あれから緑いん道路への価値観がものすごく変わりました」といった感想もありました。

福小見学1
福小見学2
Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022/12/07(水) 11:56

11/29 大阪公立大学「都市基盤計画特論2回目」公害患者さんのお話

11/29、大阪公立大学大学院「都市基盤計画特論」(吉田長裕准教授)の2回目の授業があおぞら財団で行われました。
今回は西淀川・公害と環境資料館エコミューズの見学、市民参加に関するワークショップと公害患者さんのお話です。

最初に、資料館エコミューズを見学。西淀川大気汚染裁判に関する資料、公害被害の様子を伝える資料、昔の西淀川に関する地域資料など興味深そうに見ていました。

次に、ワークショップ「あなたの街の環境を変えるには?」。環境対策をダイヤモンドランキングで考えました。同じ学科の学生さん同士でも意見がかなり異なり、価値観をすり合わせて一つの意見にまとめる難しさを体験してもらいました。短期間で結果を出すことを重視する班、交通に対する規制を重点的に取り組む班といった具合に、班によって重要視する政策がわかれました。

特論3

ワークショップ「あなたの街の環境を変えるには?」議論が白熱

 

その後、場所を姫里ゲストハウスいこねに移動。このゲストハウスは西淀川公害裁判の弁護士でもある井上善雄さんから地域のためにつかってほしいとの思いから、提供していただいた場所で、セミナーハウス等として活用しています。
公害認定患者の須恵さんからお話をお聞きしました。須恵さんは温泉で有名な有馬出身で、西淀川に移住してきて大気汚染よって慢性気管支ぜん息になりました。公害病として認定された頃、旦那さんが失明され、二つの困難が家族を襲い、大変な苦労を経験しました。今もぜん息は完治するということはなく、お薬で対処されているそうです。趣味の民謡と三味線が生きがいと嬉しそうに話されました。
特論5

公害被害について語る須恵さん

特論6

公害患者さんのお話に聞き入る受講生たち

次回はタンデム自転車でのフィールドワークと西淀川区役所の方のお話を聞きます。こうしで学んだ内容をもとに、最後には西淀川に対する提案を発表する予定です。西淀川での学びがどんな形で生かされていくのか、楽しみです。

—-

「都市基盤計画特論」が西淀川をフィールドに授業を行うになってから3年目です。

2022年度 大阪公立大学 授業「都市基盤計画特論」における西淀川区でのプログラムは下記のようなスケジュールで行う予定です。

日時 主な内容
11月22日 ロールプレイ、小講義「西淀川地域の現状と課題/あおぞら財団の地域づくり」
11月29日 市民参加に関するワークショップ、ヒアリング 西淀川公害患者と家族の会
12月6日 西淀川地域の現状視察(タンデム自転車を活用)、ヒアリング 西淀川区役所職員
12月20日 中間報告&意見交換
1月~2月 各グループで最終の提案づくりに向けた活動
2月 報告会
3月 西淀川への提案を発表

—–

あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?

あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちらをご覧ください。

研修受け入れ(あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館 エコミューズのページに飛びます)

 (谷内)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022/12/05(月) 10:28

11/22 大阪公立大学「都市基盤計画特論1回目」ロールプレイ

11/22から数ヶ月にわたって、大阪公立大大学院生が「都市基盤計画特論」(吉田 長裕先生)の授業の一環として、西淀川をフィールドにして学びます。西淀川でワークショップやフィールドワーク、調査等を行った後に、最終的に西淀川に対するまちづくりの提案をする予定です。参加者は9名です。

キックオフとして、ロールプレイなどのワークショップと西淀川公害とあおぞら財団についてお話しました。

最初にフォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」を行い、写真を見てタイトルをつけるというグループワークに取り組みました。写真の細部までよくみて、創造力を膨らませて言語化するというものです。工夫をこらした興味深いタイトルをつけてくれ、みんなで共有しました。

ロールプレイ「あなたのまちで公害が起きたら」のワークショップでは、さまざまな状況が明らかにならない中で大気汚染被害が出ていて、それにどう対処するのかという非常に難しい問題に対して考えてもらいました。学生たちは今のコロナ禍や気候変動にもつながる内容として、真摯に取り組んでいました。

教材のページはこちら:ロールプレイ「あなたのまちで公害が起きたら」(この教材の資料はあおぞら財団までお問合せください 電子メール:webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください))

都市基盤特論1

お芝居で模擬的に公害解決に向けた話し合いを体験します

事務局長から、西淀川大気汚染とあおぞら財団についてのお話をした後に、受講生がまちづくりに関して何に対して興味を持っているのかを共有しました。多様なモビリティ、自転車、道路、防災、緑化などに関心のある学生が多いようです。

都市基盤特論2

事務局長から西淀川大気汚染、あおぞら財団についてお話

次回(11/29)は、ワークショップの後に、公害患者さんのお話を聴く予定です。

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「都市基盤計画特論」が西淀川をフィールドに授業を行うになってから3年目です。

2022年度 大阪公立大学 授業「都市基盤計画特論」における西淀川区でのプログラムは下記のようなスケジュールで行う予定です。

日時 主な内容
11月22日 ロールプレイ、小講義「西淀川地域の現状と課題/あおぞら財団の地域づくり」
11月29日 市民参加に関するワークショップ、ヒアリング 西淀川公害患者と家族の会
12月6日 西淀川地域の現状視察(タンデム自転車を活用)、ヒアリング 西淀川区役所職員
12月20日 中間報告&意見交換
1月~2月 各グループで最終の提案づくりに向けた活動
2月 報告会
3月 西淀川への提案を発表

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あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?

あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちらをご覧ください。

研修受け入れ(あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館 エコミューズのページに飛びます)

 (谷内)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022/12/05(月) 10:06

【防災部】西淀川区役所一階にて防災ギャラリー展示

11月29日より、西淀川区役所1階で展示「〜地域(みんな)で考えよう!にしよどの防災〜」をしています。

あおぞら財団が事務局をしているにしよど親子防災部も一緒に展示をしました。

この機会に防災について考えてみませんか。

是非見に来て下さい!

■場所 西淀川区役所1階 区民ギャラリー

■展示期間 2022年11月29日(火)〜2022年12月12日(月)まで

■主催 西淀川区役所

■受託事業者 npo法人にしよどにこネット

■協力 にしよど親子防災部  あおぞら財団 npo法人くるる 大阪防災プロジェクト

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Filed under: イベント案内 | 地域づくり | 防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2022/12/01(木) 16:42

日中環境問題サロン2022 「中国の環境NGOの活動状況」交流会を開催しました

2022年10月15日(土)に、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、日中両国における公害経験やそれに関連する資料・情報を共有し、情報発信・人的交流を行なうことを目的として、日中環境サロン2022・中国環境NGOの活動状況報告会をオンラインで開催しました(主催:あおぞら財団、共催:龍谷大学東アジア環境研究会)。

今回は成都根与芽環境文化交流センター(http://www.cdgyy.org/)の趙璐氏から「中国ゴミ分別取り組みの実践と探索」、零廃棄聯盟(https://www.lingfeiqi.org/)の王少蓉氏から「中国プラスチック汚染対策と資源リサイクル状況の紹介」を報告していただきました。

趙氏は中国におけるゴミ分別の歴史と現状、住民のゴミ分別意識醸成における課題、新しいゴミ分別及び再生利用の仕組みを報告。

趙氏 ブログ用写真

趙氏がごみ分別ミュージアムを紹介していた様子

王氏は中国プラスチック汚染の対策システムと効果、廃プラの回収と再利用状況、NGO団体によるプラスチック汚染対策過程での役割を報告。

王氏 ブログ用写真

王氏が中国プラごみ回収再利用状況を紹介していた様子

報告を通して、現在の中国には家庭ごみとプラごみに対して、具体的かつ厳格的な条例が相次ぎ公表され、行政の啓発、NGO団体の協力、マスコミの宣伝によって、市民たちのゴミ認識度は著しく高まったことも分かりました。さらにごみに関係する企業も技術革新に励んで、斬新なごみ分類回収の仕組みを作っています。

ゴミ分別回収ボックス

社区に設置されたゴミ分別回収ボックスの様子

確かに経済発展不均衡などにより、各地のごみ対策ではバラツキが見られます。そして中国では今の段階でリサイクルとリユースに集中し、企業の生産活動からごみ減量というリデュースの視点にはあまりフォーカスしていないようです。どうすればゴミの元栓を閉めれるのかはこれからも日中共通の課題であると参加者の自由討論では認識されました。

我々が歩んでいる環境問題を解決するための道は、まさにいばらの道ですが、お互いの支え合いや、積み重ねた議論によって、必ずいつかゴールに辿り着くという思いを共有し、今回の日中環境問題サロンがお開きとなりました。

(記:あおぞら財団スタッフ 龍谷大学大学院生 王子常)

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アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひご覧ください。

https://aozora.or.jp/kokusai

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2022/11/25(金) 11:56
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