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» 2006 » 12月

大阪発の自転車文化をつくる!『【仮称】チャリンコまちづくりの会(大阪本部)』発足準備懇談会を開催


クルマに対し自転車が走る速度は人と人とのふれあいが生まれるスピードです。
また、自転車は便利で環境にも優しい乗り物です。
けれども、駐輪場の不足や自転車道の未整備といった自転車を利用する側からみた環境未整備の問題、歩行者や自動車を無視した危険走行や不法駐輪など自転車利用者マナーの問題など、多くの課題を抱えています。


自転車を活かしたまちづくりを進めようと『【仮称】チャリンコまちづくりの会(大阪本部)』の発足準備懇談会が11月26日(日)に行われました。
(座長:大阪大学 新田保次教授、事務局:あおぞら財団)

この日は参加者が自己紹介をかねて各自の自転車ライフを話した後、取り組みたいことなどの意見交換を行いました。

活動案として、
・放置自転車対策や、レンタサイクル(オフィスシェアリング)などを調査し、事業を検討する
・自転車に関する交通マナーを学ぶ、マナー啓発活動
・さすべえのような、新しく大阪らしい自転車グッズの開発を目指す活動
・大阪周辺の地域から大阪の中心「御堂筋」までの自転車コースを探してマップをつくる活動
・自転車の走行環境を調査し利用環境の改善を検討する『自転車道の実現』
などについて話あいました。

■次回『【仮称】チャリンコまちづくりの会(大阪本部)』定例会のお知らせ
  *興味をお持ちの方は、あおぞら財団までご一報の上、ご参加ください。

日 時:2月6日(火) 午後6時30分〜午後8時30分
場 所:西淀川公害患者と家族の会付属グリーンルーム(あおぞらビル3階)
内 容:・自転車のまちづくりについての話題提供
       中村博司(自転車博物館 サイクルセンター事務局長 学芸員)
     ・今後の活動について 




Filed under: 地域づくり | 自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 2006/12/29(金) 06:39

12月矢倉海岸定例探鳥会報告


12月16日、雨があがりの土曜日、矢倉海岸探鳥会が行われました。
大野川緑陰道路を通って、矢倉海岸へ向かいます。

写真は緑陰道路のアキニレの樹。アキニレの実はジョウビタキが好んで食べるそうです。
クスの実はムクドリが食べるそう。樹により実に味の違いもあるそうです。
味の違いによって、人気のある樹と無い樹があるそうです。

さて、淀川の堤防にでました。この写真の中、鳥が群れをなして水面にういています。何がいるかわかりますか。

答えは、カンムリカイツブリ43羽と、ホシハジロ17羽。


淀川の鉄塔、望遠鏡で覗くと、ぬれた羽をひろげてかわかすカワウと、タカ科のミサゴが見えました。

途中、ハウチワサボテンの実を発見。アメリカのインディアンは、この実でジャムをつくるそうです。皮をむき食べると、甘い味がします。サボテンの上にはカマキリがとまっていました。この時期に珍しいですね。

今回は35種の鳥を観察。シギ類やカモ類など、渡り鳥も見られました。
■今回見られた鳥■
カンムリカイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、ハマシギ、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、カモメ、ウミネコ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、セッカ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ホオジロガモ、トビ

探鳥会のお知らせ
■ガン・カモ飛来調査
渡り鳥の飛来数を数えます。
2007年 1月13日(土) 10:00 福駅集合

■次回定例探鳥会
2007年1月19日(土):9:30福駅集合

◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら




Filed under: 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2006/12/21(木) 11:23

徳島でフードマイレージ


2006年12月13日(水)

徳島市の環境リーダー養成講座の卒業生が集まる
徳島市ecoリーダー会で
「買い物から環境と交通を考えるinとくしま」
と題して買い物ゲームを実践しました。
(ゲームの流れはこちら

あおぞら財団では、現在2007年3月に向けて、大阪版のフードマイレージがわかる
買い物ゲームを作製しています。
徳島市ecoリーダー会から地球温暖化の学習として
「買い物ゲーム徳島版」がしたいとのことだったので、
徳島版を大阪大学の松村暢彦先生と
交通システム学の大学院生三宅直さん、藤岡太造さんに手伝ってもらいながら作製しました。
(あおぞら財団が徳島市の環境リーダー養成講座を請け負っています)

徳島版ということは、
30年前と現在の徳島の卸売市場のデータを取り寄せて、
その当時のお店で陳列されていた食材の種類と値段と産地を算出するのですが、
現在においても、徳島は「徳島産」が食材の中心であることが見えてきました。
大阪は、昔は近郊の食材を食べていたけれど
現在はほとんど「大阪産」の食材がなく、
非常に環境負荷が高い生活をせざるをえません。
徳島は「地球に優しい」生活が意識せずにできる素敵なところだなと
計算していて感じました。

さて、買い物ゲームの結果ですが、
1974年Aチーム 秋刀魚の塩焼き、アサリの味噌汁、たまねぎとサツマイモのてんぷら
            ★8個
1974年Bチーム 秋刀魚の塩焼き、アサリの味噌汁、きゅうりの漬物
            ★8個
2004年Aチーム 寄せ鍋、グリーンサラダ、オレンジ
            ★22個
2004年Bチーム チキンカレー、サラダ&フルーツ
            ★68個

という結果が出ました。(★1つ=CO2 20g)

現在でも徳島産の食材が多いので
進行役の私としては、1974年チームと現在チームの差がでないのではないか?
と懸念していたのですが、
1974年チームが★8個だったのに対し、
現在チームが★68個と
格段の差が出たのは驚きでした。
2004チームは食材が豊富になっており、
オレンジやグレープフルーツなど、
遠いところからやってくる食材が多くなっています。
また、値段の安い北海道産たまねぎなどをまぜていたので、
どうしても、値段の安い食材を選ぶという普段の行動が出てしまったようです。

参加者の感想には
「値段を重視すると、つい地元ではなく北海道産を選んでしまったが、フードマイレージが高くなってしまい驚きでした。主婦としてはつらい。けど・・・」
「これからこのようなことを子ども達にすすめたい」
「実際に疑似体験ができてとてもわかりやすかった」
「地産地消をこころがけたい」
など、環境に関心がある人達でも、買い物ゲームを疑似体験して、
びっくりすることが多かったようです。

みなさんに好評の「買い物ゲーム」
徳島でも徳島市ecoリーダー会が中心となって広げてもらえるとうれしいです。
ちなみに、四国放送で12月21日の「おはよう徳島」にて放送予定です。
(林 美帆)




Filed under: 環境学習 | フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2006/12/16(土) 04:55