京都精華大学 環境教育実習2日目 国交省
2日目は暑い中、屋外で約2時間に渡り国交省の青山さんと、杉本さんが国道43号の沿岸環境対策技術について説明してくれました。国道43号線は交通量が多く、阪神高速も通っているので、隣の人とも声を張りながら話さなければならず、すごい騒音と排気ガスでした。
国交省は国道43号線沿いで大気を浄化したり、騒音を低減する様々な環境対策を取っています。出来島小学校道路側の遮音壁や阪神高速の歩道部遮音壁に塗られている光触媒は、喘息の一原因である窒素酸化物(NOx)を分解し、大気浄化に寄与するそうです。また、ピュアプランターやACF(高活性炭素繊維)を設置し、大気中の二酸化窒素(NO2)やNOxを吸収することで、大気浄化に一役買っています。他にも、高速道路の遮音壁先端に減音装置を取り付け騒音防止にも取り組んでいます。大気常時観測局も道路わきに取り付けられており、NOxやCO2の濃度を測り科学的な数値を出します。ただ、これらの対策はまだ実験段階であり、効果は微量だそうです。
患者さんや住民の方が求める車の交通量規制や排気ガス問題は、法律や条例、車を作る技術などが関わってくる為、国交省の管轄や役割を超え、企業や行政、警察の力が必要になってくるものらしいです。それでも、青山さんや杉本さんは西淀川公害について学び、「自分たちに出来る事をできるだけやっていこうとしている」のだと仰っていました。その言葉の通り、私達が矢継ぎ早に出す質問にも嫌な顔一つせず、丁寧に答えてくださり、環境対策に対する熱意が伝わってきました。
国交省のホームページでも環境教育実習について掲載されています。ごらんください。
・京都精華大学 環境教育実習 4日間の様子はこちら
環境教育実習1日目 大阪ガス
環境教育実習1日目 永野千代子さん
環境教育実習2日目 西淀川高校
環境教育実習2日目 山岸公夫さん(元神戸製鋼職員)
環境教育実習3日目 発表準備
環境教育実習4日目 発表 チーム・スパークリング
環境教育実習4日目 発表 チーム・紅茶花伝
環境教育実習4日目 発表 チーム・マンゴーLASSI