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西淀川公害がわかる資料集をつくろう

あおぞら財団付属の西淀川公害と環境資料館エコミューズでは、資料集編集の取り組みをしています。機関誌りべらで連載をしている所蔵資料紹介コーナーをブログでも紹介していきます。

– – – –

1970年2月「公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法」が制定されたとき、西淀川区でこの年末までの公害病認定数は1,241人。1978年4月の西淀川公害裁判提訴の直前、救済法を引き継いだ公害健康被害補償法による累計の認定患者数は5,621人。死亡者を除くと4,242人が認定患者でした。この激烈な健康被害は、1970年11月公害国会後の公害対策の進展下に起きていたのです。裁判は住民の健康無視の工場操業から出るSOx、道路政策の中で新たな公害源として猛威を振るっていたNOxとSPMの環境基準以下までの排出差し止めを求めました。西淀川公害訴訟は同じ大気汚染に苦しむ千葉・川崎・倉敷・尼崎・名古屋南部・東京の裁判と連携してたたかわれました。

いまエコミューズの資料調査活動が進み、裁判の記録はもちろん、公害患者たちのくらしから裁判後の活動に至るまで、無数の資料の中から歴史に残る活動の跡を選び出す条件はようやく整い始めています。過去の事実が意図的に消されないため、記録を、それも第一級の記録をもれなく集めた資料集を編集することになりました。

エコミューズ館長 小田康徳

No.7308 検甲第14号証の29 昭和39年2月7日 西淀川区出来島付近上空から大阪製鋼の方向を撮影

西淀川の空を覆う工場排煙―1963年2月7日大阪気象台撮影。裁判の証拠として提出

 

No.1270

合同製鐵との交渉。1991年3月29日の第一次判決後被告側が控訴。白紙に患者の願いが

 

 

【インターン】探鳥会の参加報告:淀川の鳥たち

インターン生の岩本です。

10月2日(土)に開催された矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会ではじめて、あおぞら財団の活動に参加しました。

当日は福駅に集合。日本野鳥の会の方の解説を受けながら、福駅から緑陰道路を歩き、淀川沿いを通って矢倉海岸へ。総距離は3.5kmにもなりましたが、様々な年代の計23名の参加者(スタッフ含む)で楽しく歩きました。

木々のしげる緑陰道路は散歩の人々でにぎわい、木漏れ日と木の湿ったにおいが印象的でした。鳥の食べる木の実について学びながらの移動で、思ったよりもたくさん、実のなる木があることが分かりました。これまで「ただの木」だった木の名前を知ると、その木がすこし特別になった気がしました。

緑陰道路で野鳥の会リーダーから説明を受ける参加者

緑陰道路で鳥たちの餌になる樹木について説明を受けました

淀川河川敷を歩く

福駅から大野川緑陰道路を通って淀川河川敷へ*

淀川沿いへ出ると、この地域の特徴である、ミサゴのいる鉄塔が見えてきます。猛禽類のミサゴがいつも見られる場所はなかなかないのだそうです。この日も一羽のミサゴがとまっており、野鳥の会の方の望遠レンズで見せていただくと、確かに猛禽らしいくちばしと体形が観察できました。鉄塔の下の方にはカワウの群れがとまっていました。

淀川のアオサギ

淀川のアオサギ*

鉄塔

淀川にある鉄塔*

鉄塔のミサゴ

鉄塔にはカワウが数羽いました*

遠くに高層ビルの見える堤防を進むと、大きなトビが頭上に飛んできて、皆歓声を上げてシャッターを切ったり手を振ったりしていました。

トビ

頭上をトビが弧を描いて飛んでいきました

矢倉海岸

矢倉海岸*

他にもダイサギなどの水鳥を見ながら矢倉海岸へ。計10種の鳥を観察することができました。野鳥の会の方によれば、これでも少ないそうですが、私としては大満足の探鳥会でした。

【10/2に観察できた鳥】

カワウ、アオサギ、ダイサギ、ミサゴ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、キビタキ、スズメ、ドバト

(記・あおぞら財団インターン生 岩本)*写真撮影:浜口洋文さん

野鳥は自然保護の指標(ものさし)とされています。なぜなら、鳥は昆虫食や植物食、種子食、果実食、肉食と多様な食生をもっており、多様な鳥がいることは生物の多様性があることを表しているといえるからです。また、今回の探鳥会で見ることができたミサゴなどの肉食の猛禽類は生物ピラミッドの頂点におり、猛禽類がいるということは豊かな環境が醸成されているといえます。

西淀川は公害がひどい時代には鳥も少なかったと言われていますが、現在は環境が改善し、ミサゴをはじめとする多くの野鳥をみることができるようになっています。野鳥が身近にいるということは自然が豊かな証拠です。いつまでもミサゴをはじめとした多様な野鳥を観察できるように、西淀川の自然環境を守りましょう。また、探鳥会では、野鳥だけでなく植物や昆虫など自然環境に変化がないか注意深く観察しましょう。

今後の予定
■日時:
<冬>2022年2月26日(土)午前9時30分~12時30分
*感染症拡大の状況を勘案した上で、感染症対策に十分配慮しての開催を準備しておりますが、状況如何によっては、また中止の判断をする場合もあります。あおぞら財団ブログおよびFacebook等でご案内いたしますので、事前にご確認ください。
*雨天・雷注意報発令時中止(Facebook等で告知します)
■集合:阪神なんば線「福」駅東口集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加費(保険代) 200円

■あおぞら財団のこれまでの探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/yagurakaigan

■日本野鳥の会大阪支部の矢倉海岸探鳥会の記録はコチラ
https://wbsjosaka.com/008-teirei-report/02-yagura/2018-report/report/index-resp.html

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■主催(問合先)
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)

■協力
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
https://wbsjosaka.com/
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Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2021/10/15(金) 01:47

【タンデム】長崎県も! 10月8日からタンデム自転車の公道走行が可能になっているそうです!

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

ついに長崎県も!
10月8日からタンデム自転車の公道走行が可能になっているそうです!
これで45道府県で走行可能。走行不可はあと東京都と神奈川県です。
1960年~:長野
2008年~:兵庫
2009年~:山形
2010年~:愛媛、広島、宮崎
2013年~:佐賀
2014年~:新潟
2015年~:愛知、群馬、京都
2016年~:富山、大阪、静岡
2017年~:大分、島根
2018年~:千葉、滋賀、山梨、山口、高知、福岡、鹿児島
2019年~:茨城、福島、熊本、青森、栃木
2020年~:北海道、奈良、岡山、宮城、三重、沖縄、徳島、石川、福井、和歌山
2021年~:岐阜、香川、鳥取、埼玉、岩手、秋田、長崎

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2021/10/13(水) 02:23

10/13(水)はあおぞら市です。

10/13のあおぞら市は
谷口ファームさん、かるる市さんのオーガニック野菜の販売、
クーラパンネさんの体にやさしいお弁当&パンの販売、

手しごと工房「MOKU」さんによる
『マイお箸づくり』のワークショップ、
楽成体さんのワンコインマッサージがあります。

秋も日増しに深まって、お散歩が気持ちの良い季節ですね。
皆様のお越しをお待ちしております。

・・・・・・・・・・・・
新型コロナウィルスの影響に以下の点で対応いたします。

・お店とお店の間隔を十分に確保します。
・半屋外空間ですので、換気を十分にいたします。
・テイクアウトのみの販売にします。
・手指消毒液を設置します。

日 時=2021年10月13日(水)10:00~13:30(順次開店)【雨天決行・荒天中止】
場 所=あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪出口スグ
地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

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●10/13日の出店予定

 

■cura pane(クーラパンネ)
オーガニック・無農薬・無添加の素材にこだわり、体に優しいものを作っています。
手作り市への出店、パン教室の講師などの活動の場を通じ、食育や環境への取り組みをしています。https://m.facebook.com/curapane

※ランチ、パン等はテイクアウトの販売のみです。

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■かるる市
奈良県宇陀市でお米を農薬と除草剤を使用せず天日乾燥にて収穫します。

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■谷口ファーム
兵庫県加東市東条町で生産した野菜です。

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■足つぼマッサージ楽成体体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージ。

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あおぞら財団販売コーナー
・客家擂茶(はっかれいちゃ)
・おっとせい(アルカリ電解水)、ハンドソープなど

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今後の予定

<2021年>10/27、11/10、11/24

※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください

★☆★出店者募集中★☆★
あおぞら市で一緒に素敵なお店を出しませんか?野菜や雑貨、その他応相談。1スペース

500円

★地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中 ~出会い、憩い、つながる場所に~
あおぞらビル1Fの地域交流スペース「あおぞらイコバ」は、会議、ギャラリー、コンサート、上映会などにご利用いただけます。https://aozora.or.jp/ikoba
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円

■お問い合わせ・ランチ予約
あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
〒555-0013大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2021/10/08(金) 06:44

【参加募集】矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会(10/2)

秋の探鳥会のご案内です。

コロナ禍のため長く開催することができていませんでしたが、今回は感染症対策をしっかり行いながら、久しぶりに開催いたします。

シギ・チドリなどの旅鳥をはじめ、多くの鳥が観察できるでしょうか?

また、今回は第9回 淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会と同日の開催です(ハゼ釣り大会の概要はこちら)。午前中は鳥を観察して、午後からはハゼ釣りを楽しんで、淀川を満喫してはいかがでしょうか?

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■矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
初めての方はなかなか鳥をみつけることが難しいのですが、日本野鳥の会大阪支部のリーダーが、その豊富な知識で解説してくださいます。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。
*感染症拡大の状況を勘案した上で、感染症対策に十分配慮しての開催を準備しておりますが、状況如何によっては、また中止の判断をする場合もあります。あおぞら財団ブログおよびFacebook等でご案内いたしますので、事前にご確認ください。

■日時:
2021年10月2日(土)午前9時30分~12時30分
*雨天・雷注意報発令時中止(Facebook等で告知します)

■集合:阪神なんば線「福」駅東口集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。

2021年度探鳥会チラシ

探鳥会は西淀川区との協働企画として、西淀川区広報紙「きらり☆にしよど」でも掲載されています。
kirari-nishiyodo

■あおぞら財団のこれまでの探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/yagurakaigan

■日本野鳥の会大阪支部の矢倉海岸探鳥会の記録はコチラ
https://wbsjosaka.com/008-teirei-report/02-yagura/2018-report/report/index-resp.html

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■主催(問合先)
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
https://aozora.or.jp/

■協力
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
https://wbsjosaka.com/
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Filed under: イベント案内 | 環境学習 | 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2021/09/28(火) 06:22
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