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大阪商工信用金庫「さくら賞」でタンデム購入しました

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。


大阪商工信用金庫さんからいただいた「さくら賞」の副賞で、タンデム自転車(KHS T-20)を1台購入しました。
いつもお世話になっているBici Terminiさんが昨日、自走で届けてくださいました。
ありがとうございました。

IMG_3510

大阪商工信用金庫「さくら賞」
http://www.osaka-shoko.co.jp/csr/sakura/

Bici Terminiさんホームページ
http://www.bicitermini.com/

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2017年6月14日2:59 PM

大阪商工信用金庫の「さくら賞」受賞/大阪でタンデム自転車を楽しむ会(5/10)

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

大阪商工信用金庫の「さくら賞」受賞

このたび、「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」は大阪商工信用金庫の「さくら賞」を受賞いたしました。
関係者のみなさま、ご協力、ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

KIMG1506  KIMG1479

この賞は、大阪商工信用金庫の役職員、OB・OGさんによる自主的な募金活動「商工さくら基金」から表彰と活動資金をいただきます。5月10日には授賞式があり、当会メンバーが参加し、プレゼンテーションや同金庫職員さんとの懇談をおこないました。

KIMG1502    KIMG1476

 

授賞理由は次のとおりです。
—————————————————————————————————-
タンデム自転車の公道走行許可を求めて活動してきた結果、大阪での公道走行が可能となったが、引き続き全国行動走行許可を目指し、タンデム自転車の普及活動、パイロットの養成などを行う。
タンデム自転車は視覚障がい者のみならず発達障がい児や高齢者も楽しめ、行動範囲を広げることから、今後さらなる需要が見込める乗り物である。等団体の活動によりバリアフリーな乗り物としての認知が広まることを期待したい。
—————————————————————————————————-

この賞を糧に、さらにステップアップしていきたいと思います。
ありがとうございました。

大阪商工信用金庫 CSR活動ページ
http://www.osaka-shoko.co.jp/csr/fukushi.html

記・鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

※あおぞら財団は大阪でタンデム自転車を楽しむ会の事務局です。

大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車,地域づくり — aozorafoundation 公開日 2017年5月19日9:31 PM

この夏、あおぞら財団がゲストハウス&カフェをオープンします!

※「姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ」の記事の転載です。

大阪市西淀川区姫里にある昭和初期の古民家を改修して、畳と縁側のあるゲストハウス&カフェ(姫里ハウス(仮))をオープンします。

姫里ハウスの中庭

ゲストハウス

あおぞら財団を訪れる学生・研究者、研修に参加される方、西淀川でフィールドスタディをする方、関西を訪れる旅行者などのための宿泊施設です。

定員は10人の予定です。

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図9

カフェ

オーガニック・無農薬・無添加の素材にこだわったパン、軽食を提供する予定です。

ワークショップ等を行う交流の場としても利用していただけます。

 図6

ゲストハウス&カフェをする目的

あおぞら財団は姫里ハウス(仮)を通して、次の5つのことを行えたらと考えています。

1.西淀川の居場所づくり

姫里ハウス(仮)を、家(プライベート)でも職場・公共施設(パブリック)でもない居心地の良い場所にするつもりです。「ちょっとお茶をしに」ぐらいの気分で気軽に出かけられるような場所にしたいと思っています。

2.みんなにとっての居心地の良い場所に

西淀川には、工場跡地にたくさんの新しいマンションが建ったのもあり、子育て層の人口が増えています。また、外国にルーツのある人々もたくさん住んでいます。

姫里ハウス(仮)を、いろんな人がその人らしく自分らしくいれる場所にしたいと考えています。

3.昭和モダンの良さを感じ取れる場所に

今、空き家が日本全国で問題になっています。姫里ハウス(仮)も、しばらく空き家になっていた物件ですが、昭和初期に作られた住宅の多くは現在の住宅とは異なった良さがあります。姫里ハウス(仮)には、中庭と縁側があり、四季の移ろいを楽しむことができます。また、和室には床の間や違い棚があり、昭和のおうちならではの余裕のある空間づくりがされています。

姫里ハウス(仮)を元々の住宅の良さを生かしたリフォームを行い、昭和モダンの良さを感じ取れる場所にしたいと思っています。

4.多様な人の交流によって新しい「何か」を生み出す場所に

姫里ハウス(仮)で、西淀川に学び・遊びに来る人、西淀川に元々住んでいる人、新しく移り住んだ人など多様な人々が交流し、いろんなことを話し合い、新しい「何か」を生み出す場所にできたらと思っています。

5.環境・まち・財団のことを知る入口として

姫里ハウス(仮)は今までの財団の活動と切り離して行うわけではありません。西淀川では今まで多様な公害教育・環境教育・研修などを行ってきました。そういった形で西淀川に学びに来る人が滞在する場所として姫里ハウス(仮)を使ってもらえたらと思っています。

また、あおぞら財団は西淀川でまだまだ知られていません。姫里ハウス(仮)をきっかけとして、あおぞら財団のことも知ってもらえたらと思っています。

 

現在、姫里ハウス(仮)は、夏のオープンに向けて鋭意準備中です。

ぜひ楽しみにしてください!

※あおぞら財団は「姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ」の運営法人です。
姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ:https://aozora.or.jp/icone-kujiracafe/
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: Green(環境住宅研究会),いこね&くじらカフェ,イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2017年5月15日5:06 PM

にしよどがわ自転車座談会を開催しました(4/19)

4月19日に、にしよどがわ自転車座談会を開催しました。
日時=2017年4月19日(水)10:30~11:30
場所=あおぞらビル会議室
主催=あおぞら財団

今回の自転車座談会では、西淀川区内で日頃から自転車に乗っておられる65歳以上の方に参加していただき、自転車利用について日頃感じていることや交通ルールの再確認などを行いました。今回の参加者の方々は、12月~1月に実施した自転車走行調査にご協力いただいた方々です。

【内容】
①自転車走行調査の動画を観ました
まず、最初に自転車走行調査で撮影した動画をみんなで観ました。この自転車走行調査では、普段よく利用している道を普段通り走行している様子を後ろから追いかけてビデオで撮影するというものです。動画を見ながら、映っている本人にこの時にどうしてこういう行動をとったのかといったことを話してもらいました。動画を観ながらお話することによって、他者には不可解に思える交通行動であっても、本人はその都度その都度判断してその場に一番適切だと考えた行動をとっていることがわかります。

今回、補助輪をつけた自転車に乗っておられる方がいたのですが、「歩道は歩車道の境界に段差があり、路面に勾配があるなどしてバランスを崩しやすいあえて車道を通っている」というお話をされました。他の方も、「自転車専用道路がある大野川緑陰道路はアップダウンがあるため通らない」、「下り坂は危ないので降りて通る」ということを話されていました。このように高齢者の方の中には、道路上の段差や勾配を敏感に感じ取り、ご自分が安全なように自転車を利用されている方がいるということがわかりました。

また、大阪府自転車条例では65歳以上の高齢者はヘルメットの着用が努力義務となっていますが、今回参加されている方は5人ともそのことをご存じありませんでした。「自分からヘルメットを購入しようという気にはならない」という意見を出される方もいました。

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②自転車ヒヤリハットマップの作成

動画をみたあとは、西淀川区内の地図に、自転車に乗っていて危ないと感じた場所、普段から気を付けている箇所などを書き込みました。「国道2号上の横断歩道に、車が信号待ちで停車しているので渡れない」、「大野川緑陰道路でも歩行者と自転車が混在して走っているので危ない」といった西淀川の現状に即した意見が出されました。

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今回の座談会を行い、子乗せ自転車の方々とは異なる意見や視点がいくつか出されました。一概に自転車利用者としてとらえるのではなく、多様な人々のそれぞれの特徴に合わせた対策や対応が必要であると改めて感じました。

(谷内)

※この取り組みは、公益財団法人交通エコロジーモビリティ財団の平成29年度ECOMO交通バリアフリー研究助成を受けて実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 2017年5月10日5:28 PM

神戸発電所の見学に行きました(4/20)

4月20日に西淀川公害患者と家族の会と一緒に神戸製鋼の神戸発電所の見学に行きました。

■見学の概要
日時:2017年4月20日(木) 14:00〜16:00
人数:26人(西淀川公害患者と家族の会、あおぞら財団、西淀川公害訴訟弁護団、東大阪・此花・福島・城東鶴見・神戸の公害患者と家族の会)
見学先:神戸発電所・灘浜サイエンススクエア
見学スケジュール:オリエンテーション(ビデオ上映、見学準備)、神戸発電所見学(ボイラー棟屋上+タービンフロア・中央操作室)、質疑応答

■神戸発電所の概要

神戸製鋼の神戸発電所は神戸市灘区灘浜東町にある火力発電所で、すぐ近くには灘の造り酒屋や住宅地が多く立地しています。

この火力発電所は石炭を燃料として発電をしており、阪神淡路大震災後の2002年に1号機が、2004年に2号機が営業運用を開始しました。発電した電力は、関西電力に供給しています。
第3高炉の跡地に石炭火力発電所の建設を予定しています。計画中の発電所の規模は、65万kWの2基体制の合計130万kW、着工は18年度半ばで、20年に試運転開始を予定しています。

詳しくはコベルコパワー神戸のページ

■当日の見学の様子

(1)オリエンテーション
工場見学の前に会議室でオリエンテーションがありました。ビデオ上映と資料による説明が行われ、神戸製鋼が発電所を作った経緯、神戸製鋼の発電の概要、地域交流事業、造り酒屋への蒸気提供といったエネルギーの有効利用について説明していただきました。

製鉄事業で元々石炭を大量に用いており、電気を自家発電も行っていたことから石炭火力発電所事業を行うようになったそうです。現在の神戸発電所は、出力140万kWで神戸市のピーク時の約70%を供給できるそうです。

また、都市に隣接しているため、送電ロスが少なくてすむというメリットもありますが、粉塵や水質汚濁、大気汚染といった様々な汚染物質も多くの人口がいる都市部に排出されます。神戸製鋼では、低NOxバーナーや二段燃焼方式により、石炭燃焼時の発生を抑制したり、排煙脱硝装置、電気式集塵装置、排煙脱硫装置により汚染物質を除去するなど、最新鋭の排煙処理システムを用い、大気汚染に配慮しているそうです。

(2)神戸発電所見学(ボイラー棟屋上+タービンフロア・中央操作室)

次に、神戸発電所の見学を行いました。

発電所の中にはバスで移動しましたが、バスが発電所に入った直後に門が閉まるなど、厳重に管理されている様子がうかがえました。

発電所内は、硫黄か何かの臭いが強くありました。また、騒音が大きいため、ヘッドフォンを通して説明を受けました。

ボイラー棟の屋上に上がり、発電所内の各施設の役割について説明を受けたあと、タービンフロアや中央操作室の見学をしました。

その後、灘浜サイエンススクエアという子どもたちが「製鉄」「発電」を学ぶことができる施設の見学をしました。

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(3)質疑応答
見学後は会議室に戻り、質疑応答が行われました。

最初に神戸公害患者と家族の会の川野さんから
「10代で喘息でなり、50年以上喘息にかかっている。喘息というのは普通にある病気だと思っていた。神戸が公害指定地域になって、公害病患者と認定された。そこで、大気汚染が原因になっているのかと気づいた。
今、神戸製鋼が新たに発電所を作ろうとしている。単純に考えれば、倍の汚染物質が出るのではないか。技術がすすんで、汚染物質を出さないということだが、患者としては信頼できない。喘息に関係のある物質だけじゃなく、地球温暖化の原因となっているCO2を排出する。今後は自然エネルギーに向かっていくべきではないか。」
と、公害患者であるご自分の経験をふまえて、自然エネルギーに向かうべきだという意見が述べられました。

次に、西淀川公害患者と家族の会の岡崎さんから
「昭和48年に西淀川にきて、3年後に初めて喘息発作が出た。夜に発作が出ると、肩で呼吸しないといけない。声も出ない。同居の家族に伝えることができない。救急車で運ばれて、気がついたら病院のベッドだったことが何回もあった。子供の朝食や弁当も作ってやれず、家族で喘息に翻弄された。精神的にも追い詰められた。ある晩、息子のそばにはさみをもって立っていた。必死で肩で呼吸している子のそばで、泣き崩れた。裁判で立ち上がったのは、子供まで病気にさせられて、一生治らないということが許されなかった。あなたがたは、呼吸ができない苦しさがわかりますか?
被告だった貴社が同じ過ちをおこすのでしょうか? もう二機発電所を増やすなんてもってのほかです。絶対にやめてください。」
と、辛い公害の経験から発電所の増設をやめてほしいという意見が出されました。

お二人の意見をうけて神戸製鋼の担当者は
「子供の頃のことを思い出すと、大気が真っ黄色だったり汚かった。光化学スモッグが出ていた。たまたま体が丈夫で、喘息にならなかったが、周りには喘息疾患の友達がたくさんいた。大気汚染をどうやってなくすのかという教育をずっと受けてきた。そういう教育を受けて、社員も会社のことだけ考えているわけではなく、地域のことも考えている。身勝手な会社の利益だけを考えてやっているわけではない。発電だけでなく、製鉄事業もCO2を大量に排出する。もっと環境によい事業の仕方や、地域の方々に理解してもらえるようなやり方を考えていかないといけないと考えている」

と話されました。

他に、
・地域の話し合いに入っている人もいますが、そうじゃない人たちも。もっと広く話し合いをしてほしい。
・環境アセスメントの図書をインターネットでダウンロードしても印刷できない。きちんと情報公開をしてほしい
・神戸発電所は街の真ん中にあるが、神戸の大気の状況は良くない。PM2.5の環境基準をクリアしている箇所も1箇所しかない。現状の環境を悪化させてはならない
・天然ガスなど石炭よりも環境負荷の小さな燃料があるのに、他の燃料を用いないのはなぜか?
環境への影響に関するページには、製鉄設備を縮小するので発電所ができても大気に与える影響は小さいとあるが、それは他の発電所と比べてどうかというのを掲載するべきではないか
といった意見が出されました。

神戸製鋼からは、「情報開示をできるだけやっていきたいが、この場では結論をいえない」「LNGの供給先がなく、最良のエネルギーとして石炭を選んでいる」といった回答がありました。また、「大気汚染公害訴訟の和解の条件として、患者の皆様との対話が含まれている。この見学をしたからこれで終わりではなく継続して対話を続けていきたい」という話があり、見学会が終わりました。

■参考

神戸製鋼所、神戸製鉄所火力発電所の詳細発表 2基稼働で計270万キロワット 既存インフラを有効活用(産業新聞2015年9月4日)

「日本だけ石炭火力発電所を増設」の謎(ハーバー・ビジネス・オンライン2016年2月22日)

Don’t go back to the 石炭

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,地域づくり — aozorafoundation 公開日 2017年5月9日6:42 PM
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