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ブログカテゴリー » 防災教育・にしよど親子防災部

絵本「西淀川にたいふうがきた」の読み聞かせ会を開催しました

3月23(水)に防災絵本「西淀川にたいふうがきた」の読み聞かせ会を開催しました。

この絵本は、子どもだけで家にいるときに災害がおこってしまったらどうするのか? どういうことを備えておくといいのかを考えるきっかけにしてほしいという想いのもと作ったものです。

絵本の読み聞かせをしてくださったのは、虹色手芸店の石井さんです。(虹色手芸店さんのFacebookページはこちら
この日は、あおぞら野菜市が開催されており、野菜市に来られた子ども連れの方が読み聞かせ会に参加してくれました。参加者は、子ども5人を含め、全部で12人でした。

石井さんが絵本を読み始めると、子どもたちは絵本に集中し、引き込まれるように熱心に聞いてくれました。石井さんは主人公の気持ちが聞いている子どもたちに伝わるように、抑揚をつけながら感情をこめて読んでくださいました。

絵本の読み聞かせが終わったあと、参加してくださった方と防災について話し合いました。今回参加してくださった方のお子さんたちは未就学児が多かったため、避難所となっている小学校に行ったことがないという方が何人もおられました。また、ほとんどの方が西淀川で過去に水害が頻発していたことも知らなかったとおっしゃっていました。いざという時のために、津波避難ビルを確認しておくことや普段の生活の中で備えること、日頃の近所付き合いが大事といったことを話し合いました。

参加してくださった方からは、「子どもが留守番をしている時はどうするのかというのは考えていなかったので、家族で話し合おうと思いました」「小さい子に説明するのに絵本はとてもよいアイディアだと思いました」といった感想をいただきました。

最後に、防災絵本を参加してくださった方に差し上げました。中には「ぜひ友達にもあげたい」とおっしゃり数冊持って帰る方もおられました。

今後も、引き続き、読み聞かせ会をはじめとした防災絵本を活用した取り組みをしていきたいと思っています。

※この活動は公益財団法人JR西日本あんしん社会財団の助成でおこなっています。

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2016年3月25日2:01 PM

防災絵本「西淀川にたいふうがきた」が完成しました

この度、防災絵本「西淀川にたいふうがきた」が完成しました。

西淀川区は周囲が海や川に囲まれており、水害に弱い地域です。今までも何度も西淀川では大きな水害の被害にあってきました。その一方で、核家族の増加、共働き世帯の増加などにより、子どもだけで家庭で過ごす時間が長くなっています。そのため、子どもだけが家庭にいる時に災害が起こってしまうかもしれません。

そこで、子どもたちに、子どもだけで家にいるときに災害がおこってしまったらどうするのか? どういうことを備えておくといいのかを考えるきっかけとして、絵本を作成しました。

この絵本は、あおぞら財団で無償で配布しています。もし興味のある方はぜひお問い合わせください。

また、この絵本の完成を記念して、絵本の読み聞かせ会を開催します。この日には同時にあおぞら野菜市も開催していますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

  • 絵本の読み聞かせ会 「西淀川にたいふうがきた」
  • 日程:3月23日(水) 11時から
  • 場所:あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
    最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪出口スグ
    地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

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※この活動は公益財団法人JR西日本あんしん社会財団の助成でおこなっています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,イベント案内,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2016年3月4日4:40 PM

淀商業高等学校防災プログラム、やってみようちょっと福祉体験(8/10)

8月10日(月)に淀商業高等学校の視聴覚室で福祉ボランティア科の生徒約20人が西淀川区内の小学生約10人に対して災害のことについて教える授業がありました。
「やってみようちょっと福祉体験」という2日間行われるうちの1日目に2時間程の防災プログラムがあり、あおぞら財団からレクチャーや体験のお手伝いに行きました。

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本日(8/10)の資料
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内容は、下記のことを高校生から小学生に尋ねたり実際に体験をしてもらったりしました。

○高校生からの説明

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高校生が説明している様子
①防災とは何かの説明

言葉と様々な災害の絵の種類を選んでもらう。
②地震がおきたらどうするかの行動説明
何故そうするかの理由を小学生に尋ねる。
③災害時にそなえての防災リュックに何を入れるかの説明
防災リュックのイラストとラジオやゲーム等の持ち出し出品のイラストを使って何を入れたらいいか理由も尋ねる。

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④まちの模型を使って地震が起きたら危険な場所、危険でない場所の説明

高校生が3週間かけて作ったある架空のまちの模型を使用して代表の小学生3人に危険である、危険でない場所に印をつけてもらい意見を求める。

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○あおぞら財団がやったこと

①西淀川の過去の災害説明

②防災グッズ紹介
お手伝いのバンダナ等の紹介
③福祉避難所の模擬設置、視覚障害者のガイド
4つのチームにわかれ高校生と小学生が協力して一人は視覚障害者の気持ちになってもらい、アイマスクで目隠しをした状態からガイドの指示に従い段ボールで作った簡易ベッドや簡易トイレまで動いて触れたりしながら見つけてもらう。もう一人は視覚障害者役の人をベッド、トイレにある場所に誘導する。

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④非常食の試食

非常食である乾パンやアルファ米等を試食してもらったりする体験をしました。

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非常食を試食している様子
最後に今日行った防災プログラムの小学生の感想として非常食の試食がおいしくてよかった、障害者向けの行動を実際に体験できて知れてよかった、目隠しして目が見えなかったので怖かったという意見がありました。
感じたこととして模型やリュック、持ち出し品の絵を使って説明することでしっかりと工夫されて準備ができており災害についての説明がわかりやすかったので感激した。

あおぞら財団インターン 石原

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2015年8月11日4:47 PM

にしよどがわ防災まちづくり通信VOL.3「西淀川の災害記憶をまなぶ」ができました

にしよどがわ防災まちづくり通信VOL.3「西淀川の災害記憶をまなぶ」ができました。西淀川区の過去の災害(主に第二室戸台風:昭和36(1961)年)について、28名の方に聞き取り調査した結果を、絵や写真とともに、とりまとめました。身の回りの防災について考える際の手がかりになれば幸いです。あおぞら財団で配布していますので、ぜひ、手にとってみてください。

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PDF版はこちら
防災まちづくり通信VOL.3(PDF)

※この活動は公益財団法人JR西日本あんしん社会財団の助成でおこなっています。

明石市望海地区花園校区 防災訓練を開催しました(3/29)

日時:2014年3月29日(日) 9:30~11:30
場所:明石市望海地区(花園校区)西明石南公民館
参加者:48名(地域住民および専門職37名、講師3名、スタッフ8名)
主催:あおぞら財団
共催:花園校区連合協議会、望海地区在宅サービスゾーン協議会

明石市望海地区(花園校区)にて、災害時要援護者防災訓練「みんなで守る!みんなで助かる 災害時要援助者の避難をみんなで考えよう」を開催しました。
昨年に引き続いての開催で、住民の方々とともに、地域のディサービスや訪問介護に関わるヘルパーさん、ケアマネージャーさんなどが参加されました。また、明石市からは、総合安全対策局からの参加もありました。

明石市望海在宅介護支援センターの永坂美晴さんの進行で進められました。
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まず、あおぞら財団が作成した「ぼうかい防災まちづくり通信vol.1」を使って、災害時における要援護者の避難訓練が必要なこと、この取り組みを進めていくためには、地域の専門家との連携が必要であることなどが説明されました。

大規模な地震が発生したことを想定して机上訓練を行いました。
机上訓練にあたっては、①住民、②地域包括センター・ケアマネージャー、③ディサービス・訪問介護などのヘルパー、④行政のグループに分かれました。

<想定>
①3月のある曜日・午前9:30に大規模な地震(震度7)が発生しました。
② 近隣では、火災が発生しています。避難してください。
③ 多くの家屋が倒壊しています。ガス、電気、電話、水道は不通です。
④まずは、各自、各事業所で状況を確認してください。
⑤さらに3日間の避難生活のため、あらゆる方法を考えてください。

机上訓練の前半は地震発生直後です。グループごとの細かい想定を確認した上で、「この状況であなたはどうしますか?」との質問に意見を個人でポストイットに記入した後、各グループで出し合いました。ついで、ワールドカフェ形式で、一人を残して異なるグループへ席を移し、異なるグループでの意見を報告し合いました(2回)。

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*話し合いの様子

机上訓練の後半では、地震発生から数時間後を想定して行いました。「ほかの人に助けを求めるときどうしますか?」との問いを元に、誰かにFAXを送るとすれば、①どこと連絡をとればいいですか?②どんなことを確認しますか?の2点について考えました。
住民から行政へ、ケアマネージャーから民生委員へなど、この想定の状況で知りたいことや確認したいことを用紙に書き、それに対して返事を出してもらいました。
情報交換した内容については全体で発表しました。ヘルパーから住民へ「人手が足りないから助けてほしい」との質問に「協力できます」といった回答があったり、「まずは○○へ連絡してください」といった具体的なやりとりがされた様子を共有しました。

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*発表の様子

次に、避難所ミニ体験教室でした。
明石市消防署の職員から、災害時に怪我をした人や要援護者の人などがいる場合に、身近な道具を使ってできる搬送方法を教えてもらいました。
竹竿と毛布で作る担架、毛布のみでの搬送(複数人および1人の場合)、椅子を使っての搬送、道具がない場合など、色々な場合でのシミュレーションを行い、体験も行いました。

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*毛布を使った搬送

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*椅子を使った搬送

東日本大震災の人命救助に参加された隊員のお話も伺いました。

続いて、ユニバーサルデザイン社会の栂紀久代さんと大塚毅彦さんからコメントがありました。

まず栂さんからは、花園校区は地域を守る意識が高いことが指摘されました。その上で、要援護者の避難については、まずはどのような問題があるのかを視覚化することが大切であること、その問題を解決するために自助、共助、公助それぞれで出来ることについて連携をとっていく必要があることが説明されました。また、援護者自身も勉強が必要とのこと。互いに協力しあうことで多くの命が救えることについてお話がありました。

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次に大塚さんからは、このような場で話し合いをすることで問題が解決していくので、日頃の会話を大切にして欲しいとの指摘がありました。また、明石市内の各地で行っている取り組みを交流する機会を作りたいこと、明石工専の学生に安心安全の地域づくりについて防災の取り組みを紹介して欲しいといった要望がありました。

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最後に、明石市総合安全対策局から、防災の取り組みは日頃からの取り組みが重要であることについて説明があり、3月31日に明石市民「減災」手帳(明石市災害ハザードマップ)を発行するのでぜひ活用して欲しいとの挨拶があり、本会を終了しました。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。 (記:片岡)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,地域づくり,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2014年4月7日4:03 PM
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