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千北診療所の職員研修を受け入れました(3/9、3/13、3/27)

西淀川区にある千北診療所((公財)淀川勤労者厚生協会附属)は開設して、昨年で50周年でした。そこで、診療所の職員の方々が、診療所の成り立ちや西淀川地域の公害の歴史、当時の様子について、あらためて学ぶために、3~4人のグループに分かれて、あおぞら財団を3回にわたって、訪れました。

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来所日と人数
2020年
3月9日(月)3人
3月13日(金)4人
3月27日(金)4人

前半は映像や写真を使って、当時の様子やあおぞら財団の活動について紹介しました。
後半は、西淀川公害患者と家族の会の森脇君雄さんから、診療所を開設したときの様子、公害患者の治療のために同診療所が担ってきた役割の大きさについて話しました。

公害問題の解決に地域医療は欠かせません。日々、現場に立ち、地域医療に取り組んでおられる同診療所の職員のみなさんとの交流は、私たちにとっても貴重な機会となりました。ありがとうございました。

記録:鎗山(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2020年4月17日5:53 PM

日中・ミャンマー公害・環境問題に関する研修の受け入れ(2/21-2/27)

本事業は、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、我が国における公害経験やそれに関連する資料・情報を東・東南・南アジア諸国と共有するため、情報発信・人的交流を行なうものです。その一環として、大阪市西淀川地域を主なフィールドとして研修をおこなうことで、日本の大気汚染公害の経験についてミャンマーの環境NGOメンバーに理解してもらい、ミャンマーでの公害・環境問題の解決に役立ててもらうことを目的としています。

  • 日程 2020年2月21日(金)~2月27日(木)
  • 訪問メンバー

1.Win min氏 (Myanmar Centre for Responsible Business

2.AYE THIHA氏 Vice Chairman (Myanmar Environmental Assessment Association- MEAA)

 

  • スケジュール

2月21日(金)

① 講義「西淀川大気汚染公害」

② 公害被害者との交流

③ 環境弁護士との交流

④ 交流会

 

2月25日(火)

① 講義「日本の公害問題と環境アセスメント」

② ミャンマーと日本の環境サロン ~環境アセスメント制度を巡って~

③ 報告「ミャンマーの環境問題、環境アセスメント」

④ 意見交換(参加者)

 

2月26日(水)

環境省大臣官房環境影響評価課森田紗世氏・面談

 

【研修の記録】

⑴ 西淀川公害について研修(2/21)

大阪・西淀川の大気汚染公害の歴史について、当時の映像や写真を交えて説明をおこないました。西淀川大気汚染公害裁判の企業との和解金をもとに設立された、あおおら財団(公益財団法人公害地域再生センター)の設立直後やそれからの活動について説明し、地域再生の取り組みについて講義をおこないました。

大気汚染公害の被害者である公害患者の岡崎久女氏からは、健康被害や生活への影響、これからのまちづくりについての思いについて語られました。

その後、西淀川公害裁判の弁護団の一人であり、あおぞら財団理事業の村松昭夫氏から日本の公害裁判の歴史やその中における西淀川裁判の位置づけについて講義がありました。

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⑵ 日本の公害問題と環境アセスメント(2/25)

NPO地域づくり工房代表理事・傘木宏夫氏より日本の公害問題と環境アセスメントについて講義がありました。傘木氏は「日本の公害経験と住民アセス~環境アセスメント制度を生みだした原動力~」と題して住民アセスの歴史、住民アセスの果たしてきた役割、国外での事例などが紹介されました。

そして、WinMin氏、AyeThiha氏からミャンマーでの環境問題や環境アセスメント制度の課題について報告がありました。

その後、名古屋大学教授の夏原由博氏、弁護士の中島宏治氏、村松昭夫氏を交えて意見交換をおこないました。

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⑶ 環境省大臣官房環境影響評価課森田紗世氏・面談(2/26)

日本の環境アセスメント制度について、環境省大臣官房環境影響評価課の森田紗世氏から紹介があり、ミャンマーの制度との違いや今後、ミャンマーで環境アセスメントを円滑におこなっていくために、どういったことが必要となるかが話し合われました。

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2020年3月23日5:52 PM

JICA中部・廃棄物管理に関する研修の受け入れ(2/13)

国際協力機構(JICA)中部による廃棄物管理の関する研修の一環で、6名の研修員があおぞら財団に訪問しました。みんさんの出身国はスーダン、タンザニア、ニジェール、リベリア、レソト、南アフリカ共和国です。
この研修を運営しているのは、認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会で、研修は1月16日から約1か月間のプログラムです。

あおぞら財団では「公害防止に関する環境学習プログラムの体験」をテーマに、ワークショップ形式で研修を受けていただきました。

一つ目は、フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」。
あらかじめ用意したさまざまな写真を見て、一人ずつコメントをしてもらいます。それぞれの国のことと重ねながら、公害問題が深刻であった当時の日本の状況をイメージしていただきました。
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二つ目は、ロールプレイ「あなたの町で公害がおきたら」。市役所の担当係長、住民、工場の経営者、医者などの役割を参加者が演じながら、自分の住む地域の社会課題をどのように解決していったらよいかを考えます。

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約1か月間の研修の中で、ワークショップ形式は、この日の研修のみだそうです。
それぞれの国の事情は違うとは思いますが、いまおこっている問題にいかに取り組むか、また問題がおこらないよう未然にどう防止するか、こうした教材を通して、学習する方法について、知っていただけたならうれしく思います。

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みなさま、おつかれさまでした。

鎗山(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2020年2月22日3:38 PM

「阪神地区私立学校人権教育協議会」西淀川フィールドワーク(11/29)

2019年11月29日、阪神地区私立学校人権教育協議会のメンバー13人が、西淀川公害のフィールドワーク研修を受けました。

みなさん、中学校や高等学校の教員をされています。

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阪神「出来島」駅で集合。国道43号へ歩き、出来島小学校の前で測定局を見たり、大気汚染対策の説明を受けました。

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デイサービスセンター「あおぞら苑」の前にて

 

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大野川緑陰道路を歩きながら、この道路ができた経過を説明

 

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西淀川公害、地域再生の取り組みについて説明し、西淀川公害患者と家族の会事務局長の上田敏幸さんと、公害患者である前田春彦さんのお話

 

質疑応答と振り返りでは、「草の根の大切さ」、「薄れていく記憶を記録として継承することの大事さ」などが述べられました。

鎗山・あおぞら財団スタッフ

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2020年1月21日8:59 PM

「四日市公害と環境未来館」解説員養成の研修実施(1/18)

四日市公害と環境未来館」では、同館の解説員になるための養成講座を4回にわたって実施されています。
そのうちの1回として、西淀川地域のフィールドワーク、西淀川・公害と環境資料館の見学がおこなわれました。

今回は解説員候補生5人と同館職員2人が来られました。

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出来島小学校の前で測定局、大気汚染の状況、対策について説明

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マイクロバスで西淀川や尼崎の工場群を視察

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姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ」で西淀川の公害患者で語り部活動をされている池永末子さんと食事をしながら交流

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講義「西淀川公害、地域再生活動について」

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西淀川・公害と環境資料館の見学

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振り返りのワークショップで、「四日市公害と環境未来館」で生かせそうなことを考えてもらいました。

「現場の力」、「公害問題が現在進行形の問題として語られているところ」などが印象に残ったこととしてあげられていました。

鎗山・あおぞら財団スタッフ

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 8:35 PM
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