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ブログカテゴリー » 環境学習

初芝立命館高校にて気候変動の授業を実施(12/14)

堺市にある初芝立命館高校の総合的な探究の時間に、講師として招かれました。
「カーボンニュートラル」に関する連続した授業の中の一コマとしての位置づけです。

今回は、気候変動についてのお話をした後に、気候変動対策の優先順位をつけるダイヤモンドランキングのワークショップをしました。気候変動対策として、「緩和」と「適応」に関する9つの対策を入れましたが、グループによってかなり意見が分かれました。ある班ではもう気候変動は起こってしまっているのだから「適応」と「緩和」をバランスよくやっていくという意見であったり、「適応」は後回しにして「緩和」をしっかりやっていくという意見が出たり、多様な意見が出てきました。
気候変動は待ったなしの状況ですが、どこから手をつけるべきかをしっかり考えて取り組むべきか考えることが重要ですので、このワークショップをきっかけに考えてもらえたらと思います。
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同時並行でカワサキモータースの授業も行われており、電動三輪「ノリス」の取組みが紹介されていました。授業終了後に電動三輪に試乗させてもらいましたが、とても早くて車体が軽くて驚きました。練習が必要ですが、車の代替手段の一つになりそうです。
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初芝立命館高校のニュース
https://www.hatsushiba.ed.jp/ritsumeikan/life/news_h12450.html

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2022年1月6日10:47 AM

【インターン】等身大の社会運動を学ぶ、公害裁判聞き取り(金谷医師にお話をきいて)

インターン生の岩本です。

あおぞら財団では、地球環境基金の助成を受けて「誰ひとり取り残さない! 気候変動を構造的にとらえ未来につなげる教育プログラムづくり」に取り組んでいます。
現在、その一環として、公害患者さんや公害裁判にかかわった人々についてお話の聞き取りを行っています。

今回は私が関わらせていただいた、公害裁判の意見書を書いた医師、金谷先生のお話を紹介させていただきます。直接はお会いできなかったものの、音声記録からでも学びの多いお話でした。

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まず、先生が一つ一つの話題について、丁寧にお話されていた様子が印象的でした。
海外支援に関心があって医師になり、呼吸器について詳しく学ばれたのち、西淀へやってこられた先生。しかし、はじめから、正義感に燃えてこちらに来られた訳ではないそうです。「この人なんも考えないで西淀川へ来たの、みたいな」感じで来られたと、ご自身についてお話されるものの、裁判には大きく関わり、他2名の医師と共に、医学的見地から意見書を執筆されました。
普段の医師としてのお仕事もあるため、裁判の作業はボランティアで、仕事が終わってからや休日に、時に泊まり込みを伴うような、私から見れば、大変な作業だったようです。

ですが、先生から気負った様子はあまり見られませんでした。熱意というよりも、目の前の患者さんに対してできることをしたい、という誠意が、先生の語りからは感じられました。先生にとってはごく自然なこととして、目の前の人のために裁判に関わられたのだろうと思います。大きな理念や理想に燃えていなくても、目の前の人の助けになろうという気持ちから、大きなことはできるんだと思いました。先生は現在も、医療と社会問題について活動をしておられ、在留資格がない外国人の診療を行っています。保険の対象ではないため、医療費は10割負担となるそうですが、これくらいの負担じゃ倒産しないからね、と公害裁判の時と変わらず自然に活動しておられるようです。

世代によるものなのかもしれないですが、私は何かの運動というと、ものすごく熱い、突進していくような気持ちがないと参加できないんじゃないか、実を結ばないんじゃないか、というイメージがあったりもします。しかし、自分にできる範囲で、目の前の人を支え、運動を支えていく、そういう形があって、こうして実を結んでいるのだと分かりました。
とりあえず私としては、大学でのインターン報告会にて、あおぞら財団で学んだことと西淀川の公害について、自分なりに話をしてこれたら、と思います。

(記・あおぞら財団インターン生 岩本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2021年12月21日12:14 PM

10/2 第9回淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会〜SDGsをはじめるさいしょの一歩~開催

2021年10月2日(土)、「第9回淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会〜SDGsをはじめるさいしょの一歩」が、晴天の下、新型コロナウイルス感染対策を行いつつ、無事に開催されました。

参加者72名がそれぞれ釣果を競い、優勝した子が釣ったハゼは16.5cmでした!

西淀川区のSDGs・環境美化の取り組みの一環として、ハゼ釣りや水質調査などを通じて、淀川の環境と自然生態系を学ぶ一日となりました。

例年好評の釣れたハゼをその場で天ぷらして食べることはできませんでしたが、長かった緊急事態宣言明けに開催された、久しぶりの屋外イベントで、大阪の誇る大河・淀川の自然を感じながら、釣れた人も釣れなかった人も楽しく過ごしました。

主催:淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会実行委員会
(あおぞら財団も参加・協力しています)

※当日の様子が動画(YouTube)で公開されています。
https://youtu.be/x5S8TIVC6KE

#にしよど
#魅力発信サポーター
#おもろいわ西淀川
#淀川
#SDGs

 

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,中島水道サロン(事務局),環境学習,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2021年10月31日5:19 PM

【インターン】探鳥会の参加報告:淀川の鳥たち

インターン生の岩本です。

10月2日(土)に開催された矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会ではじめて、あおぞら財団の活動に参加しました。

当日は福駅に集合。日本野鳥の会の方の解説を受けながら、福駅から緑陰道路を歩き、淀川沿いを通って矢倉海岸へ。総距離は3.5kmにもなりましたが、様々な年代の計23名の参加者(スタッフ含む)で楽しく歩きました。

木々のしげる緑陰道路は散歩の人々でにぎわい、木漏れ日と木の湿ったにおいが印象的でした。鳥の食べる木の実について学びながらの移動で、思ったよりもたくさん、実のなる木があることが分かりました。これまで「ただの木」だった木の名前を知ると、その木がすこし特別になった気がしました。

緑陰道路で野鳥の会リーダーから説明を受ける参加者

緑陰道路で鳥たちの餌になる樹木について説明を受けました

淀川河川敷を歩く

福駅から大野川緑陰道路を通って淀川河川敷へ*

淀川沿いへ出ると、この地域の特徴である、ミサゴのいる鉄塔が見えてきます。猛禽類のミサゴがいつも見られる場所はなかなかないのだそうです。この日も一羽のミサゴがとまっており、野鳥の会の方の望遠レンズで見せていただくと、確かに猛禽らしいくちばしと体形が観察できました。鉄塔の下の方にはカワウの群れがとまっていました。

淀川のアオサギ

淀川のアオサギ*

鉄塔

淀川にある鉄塔*

鉄塔のミサゴ

鉄塔にはカワウが数羽いました*

遠くに高層ビルの見える堤防を進むと、大きなトビが頭上に飛んできて、皆歓声を上げてシャッターを切ったり手を振ったりしていました。

トビ

頭上をトビが弧を描いて飛んでいきました

矢倉海岸

矢倉海岸*

他にもダイサギなどの水鳥を見ながら矢倉海岸へ。計10種の鳥を観察することができました。野鳥の会の方によれば、これでも少ないそうですが、私としては大満足の探鳥会でした。

【10/2に観察できた鳥】

カワウ、アオサギ、ダイサギ、ミサゴ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、キビタキ、スズメ、ドバト

(記・あおぞら財団インターン生 岩本)*写真撮影:浜口洋文さん

野鳥は自然保護の指標(ものさし)とされています。なぜなら、鳥は昆虫食や植物食、種子食、果実食、肉食と多様な食生をもっており、多様な鳥がいることは生物の多様性があることを表しているといえるからです。また、今回の探鳥会で見ることができたミサゴなどの肉食の猛禽類は生物ピラミッドの頂点におり、猛禽類がいるということは豊かな環境が醸成されているといえます。

西淀川は公害がひどい時代には鳥も少なかったと言われていますが、現在は環境が改善し、ミサゴをはじめとする多くの野鳥をみることができるようになっています。野鳥が身近にいるということは自然が豊かな証拠です。いつまでもミサゴをはじめとした多様な野鳥を観察できるように、西淀川の自然環境を守りましょう。また、探鳥会では、野鳥だけでなく植物や昆虫など自然環境に変化がないか注意深く観察しましょう。

今後の予定
■日時:
<冬>2022年2月26日(土)午前9時30分~12時30分
*感染症拡大の状況を勘案した上で、感染症対策に十分配慮しての開催を準備しておりますが、状況如何によっては、また中止の判断をする場合もあります。あおぞら財団ブログおよびFacebook等でご案内いたしますので、事前にご確認ください。
*雨天・雷注意報発令時中止(Facebook等で告知します)
■集合:阪神なんば線「福」駅東口集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加費(保険代) 200円

■あおぞら財団のこれまでの探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/yagurakaigan

■日本野鳥の会大阪支部の矢倉海岸探鳥会の記録はコチラ
https://wbsjosaka.com/008-teirei-report/02-yagura/2018-report/report/index-resp.html

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■主催(問合先)
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)

■協力
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
https://wbsjosaka.com/
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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2021年10月15日1:47 PM

【参加募集】矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会(10/2)

秋の探鳥会のご案内です。

コロナ禍のため長く開催することができていませんでしたが、今回は感染症対策をしっかり行いながら、久しぶりに開催いたします。

シギ・チドリなどの旅鳥をはじめ、多くの鳥が観察できるでしょうか?

また、今回は第9回 淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会と同日の開催です(ハゼ釣り大会の概要はこちら)。午前中は鳥を観察して、午後からはハゼ釣りを楽しんで、淀川を満喫してはいかがでしょうか?

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■矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
初めての方はなかなか鳥をみつけることが難しいのですが、日本野鳥の会大阪支部のリーダーが、その豊富な知識で解説してくださいます。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。
*感染症拡大の状況を勘案した上で、感染症対策に十分配慮しての開催を準備しておりますが、状況如何によっては、また中止の判断をする場合もあります。あおぞら財団ブログおよびFacebook等でご案内いたしますので、事前にご確認ください。

■日時:
2021年10月2日(土)午前9時30分~12時30分
*雨天・雷注意報発令時中止(Facebook等で告知します)

■集合:阪神なんば線「福」駅東口集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。

2021年度探鳥会チラシ

探鳥会は西淀川区との協働企画として、西淀川区広報紙「きらり☆にしよど」でも掲載されています。
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■あおぞら財団のこれまでの探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/yagurakaigan

■日本野鳥の会大阪支部の矢倉海岸探鳥会の記録はコチラ
https://wbsjosaka.com/008-teirei-report/02-yagura/2018-report/report/index-resp.html

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■主催(問合先)
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
https://aozora.or.jp/

■協力
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
https://wbsjosaka.com/
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Filed under: イベント案内,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2021年9月28日6:22 PM
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