10月1日(土)に開催された定例探鳥会の様子をボランティアのNさんがレポートしてくださいました!
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毎月第一土曜日は、矢倉海岸定例探鳥会です。
10月1日(土)の探鳥会もいろいろな野鳥をみることができました。
■ハヤブサ
淀川の鉄塔にとまっていました。
幼鳥(おなかの模様が黒の縦班)とのこと。
■カラス(左)とミサゴ(右)
カラスがミサゴを追いかけている様子です。
ミサゴにちょっかいをだすなんて、リーダーいわく 「勉強が足りない」カラスだそう。
こちらのカラスもまだ幼鳥のようです。
悠々と空を舞うミサゴ。矢倉の探鳥会ではよくみかける光景です。
■ササゴイ
西島川の水門近くにいました。
■サギやカワウたち
神崎川の河口です。ダイサギ、コサギ、アオサギに、カワウ。みな大型の野鳥なのでこれだけそろうと見ごたえ十分。
羽を広げている黒い野鳥が、カワウ。
この日は久々に晴れ間ものぞいて、カワウも羽の乾かしがいがあるのではないでしょうか?
野鳥の楽園!?のような光景です。
■ダイサギ
コサギはエサを探してちょこちょこ動き回っていることが多いのですが、ダイサギはじっと佇んでいます。
■イソシギ
神崎川河口、先月は旅鳥(夏を北国で過ごし冬を南国で過ごすためにわたる途中に立ち寄る野鳥)の時期で、シギ、チドリ類の飛来でにぎわっていたようです。
シギの仲間でもイソシギは渡りをしない留鳥で、いつの時期でもみることができます。
■ハシビロガモ(左)、カルガモ(右)
さて、これから冬鳥(越冬のため飛来)を迎える季節になります。12月初旬くらいまでに渡りをおえ3月位まで滞在します。
ハシビロガモ(左)を発見!矢倉緑地定例探鳥会では、なかなか見られないカモです。
クチバシの形が特徴的です。
右はカルガモ。ハシビロガモは冬鳥ですが、カルガモは渡りをしない留鳥なので一年中見られます。
ヒドリガモのオスがいました。
冬の間に見られるヒドリガモのオスは模様がとても鮮やかなのですが、カモ達が到着時の羽の模様は地味な色をしています。
オスはこれから鮮やかな生殖羽に換わり、冬の間の滞在中につがいの相手をみつけ、春先に一緒に繁殖地へ飛び立ちます。
■モズ
モズは大阪府の鳥です。府のゆるキャラ「もずやん」より、本物のモズの方がずっとかわいい。
木の実は熟す前。
■ピラカンサ
■トウネズミモチ
秋から冬にかけ、近隣の山から移動して集まってくる鳥たちのエサになります。
*10月の探鳥会で見られた野鳥(計29種)
ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、コサメビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト
*参加人数14人
旅鳥は去った後、冬鳥は飛来前。
ちょうど鳥の切れ目(?)となる10月なので、20種類くらいしか出ないのではというリーダーの予想でしたが、
一足早くわたってきた冬鳥のヒドリガモやハシビロガモ、矢倉では比較的、出現の少ないササゴイやハヤブサなども見られたので予想よりも多い29種類を観察できました。
次回は 11月5日(土)
集合は9時30分~ 集合は阪神なんば線福駅
解散は12時30分 矢倉緑地公園です。
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のページはこちら
◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら
===おまけ===
探鳥会の後に、あおぞら財団機関紙りべら141号の「ぶらりとゆるりと西淀川めぐり」で紹介された、
福駅前のブラジルレストラン「Rico」でお昼を食べました。
チキンかビーフか選べたのですが、探鳥会の後なので(!?)、ビーフカツ定食にしました。
ブラジルの肉料理は下味がしっかりついているとのことで、ソースなどはかけずこのまま食べます。
フェージョンというブラジルの豆のスープは初体験でしたが、とても飲みやすくご飯にもあって美味しかったです。
おいしくて、このボリュームで860円は安い!
お店の人もにこやかに迎えてくれます。おすすめです。
記:ボランティアN