「生物多様性の愛知目標達成のために私達ができる100の提案づくりワークショップ」
参加者の皆様へ
集合場所などを書いた受講票の発送は11月中旬を予定しております。
もうしばらくお待ち下さい。
2011年10月31日9:20~10:50
甲南高等学校の英語の時間に呼ばれまして、フードマイレージ買物ゲームを実践してきました。
男子校です。私の記憶が正しければ、男子校で初めての実践じゃないでしょうか。
食事考えるのがめちゃめちゃ楽しそうです。
楽しそうでしょ?
メニューは「ザ・男子高校生」。魚と肉の両方を選んでいるのです。「緑がない」と言ったら、がんばってサラダを考えたり、「汁ものは?」と聞いたら、たまごスープをつけたり。少しヒントを出すといろんなメニューを考えていました。
高校生がカルパッチョとは・・・モダンですよね。トマトをスープに入れるかどうかで話し合っていたチームもありました。
結果はこちら。
現代チームが多いですよね。
夏野菜カレーが北海道産が多かったこと、そして、バナナ・オレンジといった輸入果実を選んだことで多くなってしまいました。
物流と環境の話をみんなが興味深く聞いてくれました。西淀川や尼崎出身の生徒もおり、道路沿道の公害については実感を持って感じてもらったようです。
担当の英語の先生からは「教材を英語にしてもらえるとうれしいなぁ」なんて要望が飛び出ましたが、さてさてどうしましょうか。
とっても楽しい時間でした。(林)
2011年10月27日
もう5年になるでしょうか。毎年滋賀県立大学の環境政策・計画学科の政策形成・施設演習に呼んでもらっています。
フードマイレージ買物ゲームとダイヤモンドランキングをみっちり3時間実践します。
50人の授業でしたが、地域別にグループをわけて実践です。出身地別に分けると地域の個性が出て面白いです。
一生懸命食材を選んでいます。
大学生ノリノリです。絵を書いている時のこの足!!
完成した食事はこちら
結果はこちら
現代秋チームがフードマイレージが少なかったのでした。全部の食品がフライというなかなか油ギッシュな食事内容でしたが・・・
つづいて、資料になったつもりでダイヤモンドランキング。
みんな必死に政策を考えています。個人で考えた後は、グループで1つの製作を考えます。ここで地域別に作ったチームが生きてきます。
東海チームは豊田市を選択。車の単体規制をおこなって環境に貢献しようとしています。だからコンパクトシティは下位の製作になるんですよね。
大津市は農業とコンパクトシティーを大切にする政策でした。
もう1つの滋賀チームは彦根を選択。彦根はなかなかロードサイドショップが多くて車がないと移動できない街になりつつありますが、コンパクトシティを目指して農業を推進するという選択肢を選びました。
短時間によくまとめたなと思ったのは大阪のチーム。大阪市には農地が少ないので、農業政策が下位になっていますが、コンパクトシティと物流を変革する道を選びました。
とっても難産だったのが京都のチーム。環境にやさしい車の普及をトップに据えたいと願ったのですが、次点での、農業推進課、それとも売り場の充実かという、卵が先か鶏が先かの論争でわかれてしまったそうです。
聞くばかりの授業ではなくて、こうやってみんなで話し合って答えを出していくワークショップは初めてだったそうで、戸惑っている人も多くいました。私がコック姿をして取り組んでいると「衣装まできるんだ・・・」なんて声も上がっていましたが、「こういう授業はのったほうが勝ちだよ」なんて声を掛けたり。そんな声を発した彼も、最後はダイヤモンドランキングをしきってくれるまでに。参加型学習の楽しさが伝わったようで何よりです。(林)
おまけ コック服です。
昔、東淀川区~淀川区~西淀川区にかけて大阪湾へつながる『中島大水道』という農業用の排水路がありました。江戸時代の農民が自力で掘ったもので、全長約9.2kmあります。
低地だった為、雨が降ると農地に水がたまってしまい、排水に悩む当時の農民達が幕府に排水路建設を訴えました。
ところが、幕府の許可が下りず、困り果てた農民達は、無許可のまま自分達でりぬきました。
指揮をした庄屋さん3名が幕府に抗議をし自害をしたと伝えられています。
中島大水道についての説明 詳しくはこちら
*東淀川区HP中島大水道跡説明
今は中島大水道の流路は埋め立てられています。
西淀川区を通る一部は大野川緑陰道路になっていますが、殆どが道路になったり建物になったりどこに流れていたのか、激変した町の中ではなかなか分かりません。
中島大水道を多くの人に知ってもらうために、ウォーキングマップをつくろうという取り組みをすすめています。
緑陰道路サロン、ECOまちネットワーク・よどがわ、あおぞら財団が協力し、すすめていたのですが、今回、中島大水道に詳しい落語家の笑福亭仁勇さんに案内をしてもらいました。
笑福亭仁勇さんは、あおぞら財団の会員にもなっています。(ありがとうございます)
*仁勇さんのブログ「にゆう・わーるど」の「街道以外をもゆく」のページの中に、仁勇さんが中島大水道のことをまとめています。
10月24日(月)、中島大水道に関心のある人たち、10人で歩きました。
明治18年の地図
今の淀川の開削の前です。
青線が中島大水道です。この時代の地図にはしっかり残っています。
農地がひろがっている様子がわかるでしょうか。
現在の地図
明治の地図と重ねたところ、少々ずれているので中島大水道跡を点線(青線)にしてます・・・
◆東淀川区(淡路)
②中島大水道を開削を指揮した農民代表の庄屋さんをまつる「さいの木神社」で記念撮影。
中島水道開削工事の責任者、澤田久左衛門・一柳太郎兵衛・西尾六右衛門の三庄屋の冥福を祈って建てられた社です。
④淀川区・区民センター前の交差点。この道をまっすぐ中島大水道が通っていました。
⑤土手の堤防にあがる階段の跡(十三)。今は十三バイパスの高架下になっています。
中島大水道はもうすこし続きますが(福村〈今の西淀川区福〉と伝法村〈今の此花区伝法〉の間を通り大阪湾へぬけていました。今は中島大水道の終点は、淀川〈明治時代に開削〉の中です)今回は、ここまで。
約8kmを歩きました。1時30分に集合し、終了は5時近く。
3時間半のウォーキングです。
みなさんお疲れさまでした。
<参加者の感想>
・仁勇さんのお話はとても興味深く、結構長い距離でしたが、あっという間に過ぎました。
どちらというと、今までは西淀川区の歴史を勉強しており、中島大水道と淀川区東淀川区の人達の関わりが、理解できていませんでしたが、今回、三義人のこともわかり、人と川のつながりなど、よくわかりました。
・今は水辺というと大きな淀川
中島大水道があった時代は、水辺の子ども達の遊び場もたくさんあったんだろうと思いを馳せてあるいた。
・いろんな人の話が聞けて良かった。健康にもよかったでしょう。
西淀川区の史跡も歩きたい。
・学習しないと気がつかない町の中の歴史にふれることができた。
・水害などの防災と絡めて現在に伝えられるのではないか。
この日歩いた結果は、西淀川高校文化祭(11月5日)や、あおぞらイコバで紹介いたいと思いますので、お楽しみに。
*参加した野里ヒクイナ会の井川さんも、まち歩きの様子をブログに掲載しています。
コチラ→ にしよどBlog
朝日新聞の本日(10/17)の新聞折り込みに、エコでつながる西淀川通信2号(西淀川ESDニュース5号)が入りました。
「エコでつながる西淀川)」は、佃連合振興町会や地域の学校教育機関、地域のみなさんと廃油回収を通じて地域のつながりを深めようという取り組みです。
今年度、来年度とトヨタ財団の助成を受けて活動しています。
廃油回収拠点になって頂いているASA御幣島店さんがボランティアでご協力くださり、
ASA御幣島店担当エリア4,000世帯へ配布されました。
ありがとうございました。みなさんもぜひ、ご覧ください。
★エコでつながる西淀川ニュースレター2号はこちら
(小平)