明日、9月3日に予定していた矢倉海岸探鳥会ですが、台風が接近している為中止いたします。
過去の探鳥会の様子はこちら↓
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/yagurakaigan
明日、9月3日に予定していた矢倉海岸探鳥会ですが、台風が接近している為中止いたします。
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7月2日(土)、矢倉干潟定例探鳥会で清掃活動をしました。観察できる野鳥の少ない7月は、日頃観察させてもらっているフィールドに感謝をこめてゴミ拾いをします。
まずは、いつもと同様に大野川緑陰道路を歩き、河口を目指します。様々な花を教えてもらいながら歩きました。ナンキンハゼやトウネズミモチ等が花をつけていました。華やかな色ではないので、気にしないと花が咲いているとは思いませんね。この時期は、花が少ない季節のように感じていましたが、それは意識しないからだということに気づかされました。
ディゴの花も咲いていました。南国の花らしい、鮮やかな色、形ですね。
足元を見れば、ワルナスビの花も。ワルナスビはナスの苗木を接ぐ土台として使われるそうです。
「大野川緑陰道路は樹種が多い。」と、野鳥の会大阪の方の話。確かに、ディゴや、ユーカリ等、一般的な公園や街路樹ではあまり見かけない樹種もあります。
矢倉緑地公園に隣接する草原(グラウンドの脇)で「ギー、ギー」と虫の声が。キリギリスのなき声とのことです。区内に住む野鳥の会大阪の方の話では、今年初鳴きを聞いたとのこと。私(小平)の実家(群馬)では、夏から秋はいろいろな虫が鳴いていました(虫だけではなく蛙の声もよく聞きました)。しかし、大阪市内に暮らすようになってきく虫の声はクマゼミくらいだったので、少し新鮮。(ちなみに群馬の実家では、セミはアブラゼミやツクツクボウシ、ニイニイゼミが多かったです)
矢倉干潟でハクセンシオマネキも観察できました。以前、十三の干潟で観察会をしている人に、かつては十三の干潟でもハクセンシオマネキは観察できたことがあったが最近は見られなくなった、人がたくさん出入りできることが原因ではないか、という話を聞いた事があります。矢倉干潟は、駅からも遠くアクセスこそ不便ですが、生物にとっては棲みやすい場所ということでしょうか。
この時期は、見られる野鳥が少ないという事ですが、それでも20種類の鳥が観察できました。写真にはとれていないのですが、チョウゲンボウもいました。タカ目ハヤブサ科の野鳥です。
■観察できた野鳥(20種)
カワウ、ササゴイ、アイサギ、カルガモ、ミサゴ、トビ、チョウゲンボウ、コチドリ、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、セッカ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
■おまけ
クモの巣にひっかかり翅を、ばたつかせているアオスジアゲハがいました。
その周りを、他のアオスジアゲハ2匹が急接近してとびまわりました。
何度か近寄り、最後には去って行きましたが、皆で「助けにきたんちゃう?」と沸き立ちました。
…ちなみに、実家(群馬)に住んでいた子どもの時分、アゲハ蝶の思い出といえば、キアゲハかアゲハ(ナミアゲハ)でした。クス(照葉樹)は群馬に生息する木ではないため、幼虫時にクスの葉を好んで食べるアオスジアゲハはみかけませんでした。
アゲハ(ナミアゲハ)は柑橘系の樹木の葉を、キアゲハはセリ科の植物を好んで食べます。ミカンの庭木に、アゲハ(ナミアゲハ)の幼虫がわんさといたのを覚えています。
同じアゲハの仲間でも、幼虫時のエサが違います。面白いものですね。
今回の報告は、清掃活動だったこともあり(?)、野鳥以外の話が多くなってしまいました。
矢倉干潟定例探鳥会は、8月はお休みし、次回は9月3日(金)を予定しています。
時間は9時30分、集合場所は阪神なんば線福駅です。
ご参加、お待ちしています。
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHP
◎日本野鳥の会大阪支部のHP
(記 小平)
矢倉海岸定例探鳥会(第116回)に参加しました。
2011年6月4日(土)
天気がよくない日が続きましたがこの日は快晴でした。
福駅(阪神電鉄西大阪線)に9:30集合。
15名(財団スタッフ含む)の方が参加されました。
緑陰道路を通って矢倉海岸に向かいます。
途中緑陰道路の自然などを解説してもらいながら…
この日最初にあった野鳥はコアジサシ。が、素早すぎて残念ながらカメラには収められませんでした。
港の入り口あたりにはカルガモ(アヒルという説もあったが)カワウがいました。
矢倉海岸に出ると、シロチドリやアオサギなどがいました。遠すぎてカメラではよく写せませんでしたが、野鳥の会の方の望遠鏡をのぞくと、目の前にシロチドリがいるかのように大きく見えました。
本日、観察した野鳥の種類は、20種類。
カワウ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、シロチドリ、イソシギ、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、セッカ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
私は初めて探鳥会に参加しましたが、見たことのある鳥が、見方を変えるだけで全く違ったものに見える新鮮さが印象的でした。
次回は、7月2日(土)に開催されます(9:30福駅集合)次回は清掃探鳥会ということで、ゴミを拾うことも行います。
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHP
◎日本野鳥の会大阪支部のHP
記:相澤
2011年5月7日(土)
ゴールデンウィークの探鳥会。
快晴の下、福駅(阪神電鉄西大阪線)に9:30集合。
16名の方が参加されました。
駅から歩き出すと、少し風景が変わっていました。
4月から福駅周辺も放置自転車禁止区域に指定されたので、大野川緑陰道路の出入り口付近から放置自転車がなくなっていることです。私も乗っていった自転車を有料の駐輪機に入れました。
いきなり話が脱線しましたが、新緑まぶしい大野川緑陰道路をズンズン歩きます。
スカイブルーな淀川堤防に到着。だれかが手作りのベンチを設置しています。それにしても、ええ天気。
風に吹かれる、ウインドサーフィンと恋人達。
暖かくなったので、カモ類はほとんど居なくなり、シギ・チドリ類が飛来しています。手持ちのカメラでは限界があり、画像をお見せできないのが残念。
旅立ち損ねたスズガモが居ました。
現在、淀川下流域では、貝毒が発生中です。
続いて、発見したのは今年最初のギンヤンマ。早すぎてカメラには収まりません。写真はギンヤンマを眺める参加者達。
矢倉海岸に出ると、いろんな種類のシギ・チドリが居てました。
写真は、求愛行動中のコアジサシ。
本日、観察した野鳥の種類は、34種類。
カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、スズガモ、ミサゴ、トビ、コチドリ、トウネン、ハマシギ、キアシシギ、イソシギ、ソリアシシギ、チュウシャクシギ、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ダイシャクシギ、キョウドシギ、メダイチドリ、ドバト
探鳥会の後は、昼食を食べてから、橋本正弘さん(日本野鳥の会大阪 副代表)にお話いただいた茶話会「西淀川の野鳥たち」に4名の方が引き続きご参加いただきました。皆さま、おつかれさまでした。
次回は、6月4日(土)に開催されます(9:30福駅集合)
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら
◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら
記:あおぞら財団・藤江
『西淀川の野鳥展』関連イベント、茶話会 『西淀川の野鳥たち』を、5月7日(土)にあおぞらイコバで開催しました。
この日の午前は矢倉海岸定例探鳥会の日で、その参加者を中心に、8人が集まりました。
話題提供者は橋本正弘さん(日本野鳥の会大阪 副代表)。
つい先日(5/3)までイギリスへ旅行に行っていた、橋本さん。
西淀川の話だけではなくイギリス旅行の報告もありました。
なんと、ロイヤルウエディングのパレードをしているイギリス皇太子夫妻の写真も見せてもらいました。
橋本さんのお話や写真から、都市部においてもとても豊かな自然がイギリスにはあることを、伺い知ることができました。
対して大阪はといえば・・・自然が少ないとは言われていますが、緑陰道路、河川、海、矢倉干潟と変化に富んだ地形を持つ西淀川では、今までの探鳥会で100種類近くの野鳥を観察しています。
野鳥からわかる西淀川の自然を、もっと多くの人に知ってもらうために、今後もこのような展示やお話会が続けていけたらと思いました。
毎月第一土曜日午前中に矢倉海岸定例探鳥会をしています。みなさんもぜひご参加ください。
:kuwasiku:
(記:小平)