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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

日中・公害環境問題に関する研修プログラム(1/30後半)

大阪泉南アスベスト国賠訴訟の傍聴の為に大阪高等裁判所へ。
第2陣の原告3人の本人尋問が行われるからです。
(裁判所内は写真を取る事が出来ないので画像はありません)
3人の被害者の、咳や痰に苦しむ様子や肺がんの苦しい検査の様子など、
楽しみも奪われて、外に出る事もままならないことが切々と訴えられました。

裁判を傍聴した後は、原告団の報告会に参加しました。
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裁判の内容を確認した後に、中国環境NGOの面々の紹介が行われました。
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中国で弁護士をしている馬さんから、「日本の姿は、中国の30年後の姿で、きっとアスベストが問題になってくると思う」とのコメントがありました。
その後、村松弁護士の事務所に移動して交流会です。村松先生は泉南アスベスト弁護団の副団長でもあり、あおぞら財団の理事長でもあります。
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馬さんから、日本の裁判制度と中国の制度の違いについて質問が沢山出てきました。
「環境訴訟の報酬は?」との問いに
「持ち出しの方が多いです」との答えがありました。

最後に、みんなで記念撮影です。
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裁判所では通訳がなかったので、中国の方々にとって、大変だったと思います。
それでも、現地で見てもらわないと解らないことを理解してもらえたのではないかと思います。(林)
※本事業は平成24年度大気汚染経験等情報発信業務の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2013年2月22日5:37 PM

日中・公害環境問題に関する研修プログラム(2/1後半)

午後から大阪府立環境農林水産総合研究所環境科学センターに訪問しました。
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最初に研究所の概要についてお話を頂きました。
李力さんは、センターの訪問が2度目です。
前回の訪問で、ビオトープを見て、早速北京の中学校で実践したそうです。
行動が早いですよね。
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次に、観測体制について説明してもらいました。
PM2.5の測定機を持って研修に参加した劉さんは、この観測体制について興味津々でした。
PM2.5の分析結果や、ホームページでの公開、光化学スモッグの発生について質問が目白押しでした。
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それから、屋上にある測定局へ。
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測定機の性能について、詳しく教えてもらいました。
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外にある、PM2.5の測定機。ここには2台あります。古いのが手前にある小さい機械で、新しいのが後ろにある大きいものです。
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中も開けてもらいました。
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残念ながら、新しい機械が故障中だそうで、古い機械の数値を教えてもらいました。
中国から持ってきたハンディ測定機と比較しています。
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その後、アスベストの測定体制について学びました。
前日にアスベスト裁判を傍聴していたので、理解が早かったです。
中国でも、これからアスベストの事が問題になるのではないか・・・と中国の方々は懸念されていました。
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それから、ダイオキシンの検査体制についても学習しました。

PM2.5の測定と数値の公開に関しては、中国でも現在なされていますが、
大気汚染物質の測定と数値の公開は、環境改善のための必要不可欠な要素です。
中国でも、日本でも、行政がきちんと監視しているかを市民がこれからも見守り続ける必要があります。

お忙しい中、対応して下さった環境科学センターのみなさま、ありがとうございました。(林)
※本事業は平成24年度大気汚染経験等情報発信業務の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2013年2月21日5:40 PM

1/17 千北診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

1/17(木)千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は10名(スタッフ含む)でした。

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今回診療所にベッドやマットを用意してもらいました。はじめに、資料に沿って簡単に説明をした後、患者さんにリハビリ体操やストレッチを行いました。
横になれる方は横になってまずは呼吸をします。写真は500gや1kgの重りをお腹に乗せています。実はCOPD患者さんは息を充分に吐き出す事が難しいです。そのためお腹に重りを乗せると、お腹から空気が出しやすくなり、呼吸しやすいという方が多いのです。家ではペットボトルに水を入れて代用してもいいですね。

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続いて、片足ずつ45度に上げたり(下肢を鍛える運動)、体は仰向けのまま両足を横へ寝かせたり(体幹、背部のストレッチ)、腹筋を鍛える運動などを行いました。

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写真は上肢の筋トレです。COPD患者さんは呼吸がつらいため、意外と健常者よりも首回りや肩の筋肉を使っています。ですので日頃からこうした筋トレをしておくと息切れが軽減できます。できれば重りを持って、無理な方は重りなしでも腕を上げ下げすると鍛えられます。なかにははりきって鉄アレイを持つ方も!呼吸の患者さんが鉄アレイ持ってるって、衝撃ですね。でも無理は禁物ですよ!

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座りながら、肩を動かしたり首を動かしたりの体操もあります。最後に最近恒例になりつつある「しぇ~」のポーズで終わりました。みんなで集まってわいわいやると、リハビリも楽しいですね。ぜひお家でも実践してください。

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楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください。

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所…3月21日(木) 14:00~15:30(お薬の話)※できれば日頃飲んでいるお薬をご持参下さい。
・姫島診療所…3月15日(金) 14:30~16:00(お薬の話)※できれば日頃飲んでいるお薬をご持参下さい。
・のざと診療所…4月12日(金) 14:00~15:30(内容未定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。

ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 5:23 PM

1/18 姫島診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

1/18(金)姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。先日の千北診療所と同じく西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は13名(スタッフ含む)でした。
まずは顔の少し前に紙を垂らして、口すぼめ呼吸などをして準備体操しました。

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こちらでもベッドやマットをお借りして、座ってリハビリするグループと横になってリハビリするグループに分かれてやりました。
まずはお腹と胸に手を当てて、なるべくお腹を意識しながら呼吸をします。続いて片足を上げて下肢を鍛える運動や、両膝を抱える体幹、背部のストレッチを、口すぼめ呼吸で息を吐きながら行いました。

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一番難しいのがこの腹筋を鍛える動きです。両手を頭の下で組んで、対角線の肘と膝を近づけるのですが、なかなか左右がこんがらがって、思うように動かせません!先生に助けてもらいながらなんとか練習しています。

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座っての運動は、腕を遠くへ伸ばしての体幹ストレッチや、片足をピンとはってアキレス腱を伸ばす運動、首を回すストレッチなどをしました。座っての運動でもじんわり体が温まってきます。

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今まであえて触れてきませんでしたが、実はこんなに男前な若い先生に教わっています。わかりやすく丁寧に教えてくださるので、楽しく取り組めています。

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楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所…3月21日(木) 14:00~15:30(お薬の話)※できれば日頃飲んでいるお薬をご持参下さい。
・姫島診療所…3月15日(金) 14:30~16:00(お薬の話)※できれば日頃飲んでいるお薬をご持参下さい。
・のざと診療所…4月12日(金) 14:00~15:30(内容未定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。

ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 5:21 PM

西淀川高校で公害病患者さんのお話を聞く会

2月7日(木)、西淀川高校の2年生の授業で「公害病患者さんのお話を聞く会」がありました。
あおぞら財団より西淀川大気汚染公害のお話の後、公害病患者の永野千代子さんと、岡崎久女さんに被害の苦しみについてお話をしてもらいました。

永野さんも岡崎さんも、子どもさんとともに公害病になりました。

語り部
永野さんは、次男の猛則君を43号線で信号を待っている時、暴走車に跳ねられ亡くしています。
公害病も患っていた猛則君。43号線の車によって苦しめられ、最後には命まで奪われた息子さんのために永野さんは患者会として原告になりました。

語り部 (1)
岡崎さんは、公害病で苦しむ息子さんが「お母さんには故郷(高知)があるけど、自分の故郷はここだ」という言葉に、西淀川の環境を良くしていかないといけないという思いを強くしたと言います。

静かに語る言葉の重みを生徒たちはしっかり、受け止めていたようです。

なお、この様子は西淀川高校の校長先生のブログにも紹介されています。

大阪府立西淀川高校 校長だより 2013.2.7 #094

記:小平

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