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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

交通まちづくりプロジェクト第3回を開催しました

日時:2012年9月2日(日)13:30~15:30
場所:エコミューズ(あおぞらビル5F)
参加者:6名(+スタッフ2名)

2012年度の西淀川交通まちづくりプロジェクト第3回を開催しました。

■災害時の要援護者支援について
まず、明石で望海地区での災害時の要援護者支援の取り組み状況について報告しました。
(望海地区での取り組み内容はこちら→ 7/25 第1回セミナー8/8第2回セミナー、8/31 避難訓練)

次に、大きな被害が予想されている南海トラフ地震が発生した場合、西淀川にはどんな被害が起こりえるのかを確認しました。

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それらをふまえて、西淀川で災害が発生した場合の避難について話し合いをしました。

・今は、災害が発生したらとりあえず小学校に逃げるとなっているが、みんなが小学校に殺到したら危ないのではないか。

・津波は、地震発生後1時間後に到着するといわれている。要援護者の支援まで手がまわるのだろうか。1時間を有効に活用すればできるかもしれないが。

・津波だけでなく、火災も大きな被害もうむ。初期の火災をどのように消火するのかも大きな課題だろう。

・マンションは上階の方にいれば、津波にも耐えうると思われる。マンションの中に住んでいる人同士が仲良くなっておくといざという時に安心だと思う。

・日中に災害が起こると、働きに行っている大人をあてにすることができない。中学生や地元の企業などが災害時には大きな力を発揮するのではないか。

・要援護者の避難訓練については、小学校区などの大きな単位ではなく、自治会単位など顔の見えるような小さい単位でやっていった方が効果的だと思う。

・津波避難ビルといっても、廊下や階段など避難できるスペースは限られている。みんな逃げることができるだけの収容スペースがあるだろうか。

そして、普段から災害にたいして十分に備えておくこと、避難訓練などを体験しておくことが大事だという話にうつりました。

10月11月には、西淀川区内で要援護者支援セミナー&避難訓練が開催されるので、交通まちづくりプロジェクトのメンバーも参加します。そのセミナー&避難訓練を体験した後に、また話し合いを続けたいと思います。

(西淀川区内の要援護者支援セミナー&避難訓練については、あおぞら財団が関わる予定ですので、詳細が決まりましたら、ブログで広報をする予定です。)

■参考

内閣府からの南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高・浸水域等および被害想定の公表について(防災に対する大阪市の取り組み)

(谷内)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2012年9月6日5:13 PM

8月30日セミのぬけがら調べ

8月29日、30日は、大阪経済大学のボランティア実習論の学生三名を受け入れました
。学生が行った活動の紹介をします(小平)。以下、学生が執筆した記事と感想です。


2012年8月30日(木) 10時30分~14時 大野川緑陰道路で「セミのぬけがらしらべ」を行いました。

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今回は大阪経済大学の3人の学生が採取しました。
まず午前は大野川緑陰道路の国道43号線より南側(新淀川公園前まで)のセミのぬけがらを採取しました。
採取したセミのぬけがらの数はクマゼミのオス203個、メス248個、合計451個で、アブラゼミのオス17個、メス16個、合計33個でした。想像していたよりも多く採取でき、驚きました。結果からわかったことはクマゼミのメスの割合が多いことです。さらにクマゼミとアブラゼミを比べると圧倒的にクマゼミの方が多く採取できました。

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次に午後はあおぞら財団前から大島橋までのエリアで採取しました。
採取したセミのぬけがらの数はクマゼミのオス62個、メス60個、合計122個で、アブラゼミのオス1個、メス2個、合計3個でした。午前に比べ午後はクマゼミ、アブラゼミともに採取できた量が少なかったです。さらにクマゼミのオスとメスの数はほとんど変わりませんでした。

2回の調査でわかったことは、土に穴があいている場合、その場所にはセミのぬけがらが多くあること、そして1個あると、その付近の土や木には多くのぬけがらがあることがわかりました。

ボランティア実習の感想

大阪経済大学 三回生 川戸 孝彰
今日は、1日セミのぬけがら調べをしました。午前中に調べた大野川緑陰道路の国道43号線より南の場所では、クマゼミが合計451個、アブラゼミが合計33個採取できました。圧倒的にアブラゼミが少なく、さらに1つの木に1個あれば、何個もあるという事がわかりました。
午後はBエリアで調べましたが、クマゼミが合計122個、アブラゼミが合計3個の採取となりました。
午前中の国道43号線より南の場所より、セミの数が少なく、それに伴いアブラゼミも少ない事がわかりました。

大阪経済大学 二回生 宮前 勇志
セミ調べを1日やってみて、場所ごとにセミに種類の違いがあることが分かりました。大野川緑陰道路の国道43号線より南では、クマゼミが多く見られ、さらに数は少ないですが、アブラゼミも見られました。しかし大野川緑陰道路Bエリアではセミが少なかったです。アブラゼミにおいては3匹しか発見できませんでした。このことにより、セミは環境の変化に敏感であり、アブラゼミが多く生息するような田舎のような環境作りをしていけば、様々なセミが見られるのかなと思いました。

大阪経済大学 二回生 神前 直哉
今日はセミのぬけがら調査を行いましたが、午前は大野川緑陰道路の国道43号線より南で1時間した結果、全部で484個も見つけることができました。午後は大野川緑陰道路のBエリアで1時間行い、125個見つけることができました。エリアでこんなにも差が出ると思わなかったし、セミに種類の見分け方など様々な知識を身につけることもできました。小さい頃もセミのぬけがらとかを拾ったりもしなかったので、楽しみつつも、良い経験をすることができて良かったです。

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あおぞら野菜市で大学生のボランティア(8/29)

8月29日、30日は、大阪経済大学のボランティア実習論の学生三名を受け入れました
。学生が行った活動の紹介をします(小平)。以下、学生が執筆した記事と感想です。


8月29日(水)午前11時~ あおぞらイコバであおぞら野菜市を開催しました。

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出店=カフェスロー大阪、みやこ菜園、楽成体(らくなりたい)

本日はいつもの有機野菜に加えて、遠野まごころネット関西事務所の取り扱い商品である被災地支援のための岩手、福島産商品を販売しました。

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◎マスカットサイダー(神田ブドウ園)
◎やまだのおみごと(三陸味処 三五十)
◎各種缶詰(釜石シープラザ)
◎豆かりんとう(特定非営利活動法人かたつむり)
の4種類です。
被災地支援に賛同してくださったお客様が商品を購入してくださいました。
売り上げの一部はあおぞら財団による被災地へのBDFワゴン車寄贈代金に充てられます。

さらに、今回は大阪経済大学の学生がボランティアとして販売、会場の設営をしました。

また、野菜を購入した人には足うらマッサージのサービスがありました。(楽成体)
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好評、カフェスロー大阪のSlow弁当のメニューはこちら。
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・無農薬雑穀と大葉の混ぜご飯
・加茂ナスの完熟トマト煮込み
・ししとうのベジ肉味噌炒め
・ジャガイモのマスタードソテー
・キュウリのピクルス

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次回は、9月26日(水)11:00~13:30 あおぞらイコバにて。

ボランティア実習の感想

大阪経済大学 三回生 川戸孝彰
野菜市というイベントに参加させていただき、販売スペースの準備と後片付け、そして実際に岩手、福島の東北物産品を販売させていただきました。
私たち以外にも野菜を販売されている方や若石健康法という足のマッサージをされている方がイベントに参加されておりました。なかなか店頭で販売する経験がなかったので、とても良い経験になりました。

大阪経済大学 二回生 宮前勇志
今日野菜市を体験してみて、ボランティアとして自分のものを売ったり、時間を割いてまで物を買いに来たりなど、地域の人々のつながりを一番に感じました。そして実際に商品を売ってみて、震災にあった地域で作られた食べ物を買われる人がいたことから、日本全体で復興に向けて進んでいることを感じました。野菜市で様々な人々と出会えて、様々な体験をさせていただき、とても良い経験になりました。

大阪経済大学 二回生 神前直哉
今回野菜市での岩手県産の商品を売るということでしたが、普段バイトで接客をしたりしているので、来られたお客様と会話するのは楽しかったです。またほかに売りに来ていた人たちから、いろいろな話を聞くことができたので良かったです。なかなか今回のような経験をすることはないと思うので、体験できて良かったし、良い経験になりました。

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Filed under: あおぞらイコバ,イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2012年9月5日3:29 PM

9/1矢倉海岸定例探鳥会

9月1日(土)9時半~12時で、矢倉海岸定例探鳥会が行われました。
参加者は6人でした。
残暑が厳しい今年の夏ですが、朝に降った雨のおかげもあり、風は涼しく、秋の気配が感じられました。
淀川堤防に出ると、ミサゴが鉄塔の上にとまっているのが見えました。
カワウが水辺で羽を乾かしていました。
干潟に到着すると、ウミネコがいました。
時折「ミャー、ミャー」という鳴き声を響かせ、名前に「ネコ」がついていることを実感させてくれました。
他にアオサギなどの野鳥を見ることができました。
この日は、
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ミサゴ、トウネン、キアシシギ、ソリハシシギ、ウミネコ、
キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
16種類の野鳥を見ることができました。
次回は10月6日(土)9時半~に開催されます。(福駅集合)
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら
◎日本野鳥の会大阪のHPはこちら
記:相澤

9月1日(土)9時半~12時で、矢倉海岸定例探鳥会が行われました。

参加者は6人でした。

残暑が厳しい今年の夏ですが、朝に降った雨のおかげもあり、風は涼しく、秋の気配が感じられました。

淀川堤防に出ると、ミサゴが鉄塔の上にとまっているのが見えました。

カワウが水辺で羽を乾かしていました。

干潟に到着すると、ウミネコがいました。

時折「ミャー、ミャー」という鳴き声を響かせ、名前に「ネコ」がついていることを実感させてくれました。

他にアオサギなどの野鳥を見ることができました。

この日は、
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ミサゴ、トウネン、キアシシギ、ソリハシシギ、ウミネコ、

キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

16種類の野鳥を見ることができました。

次回は10月6日(土)9時半~に開催されます。(福駅集合)

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら
◎日本野鳥の会大阪のHPはこちら

記:相澤

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2012年9月3日8:31 AM

8/8 「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!望海地区 第2回セミナー」を開催しました。

8月8日(水) 13:30~16:00 西明石南町公民館にて、災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!望海地区 第2回セミナーを開催しました。

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今回のセミナーは以下の3つがメイン項目でした。
①講演
・高岸益子さん「小さな子供とお母さんお父さんの避難について」
・榊原道眞さん「視覚障害者の理解について」
②要援護者の避難支援体験
③災害情報の見える化(ワークショップ)

高岸さんのお話では、小さな子供を抱える親の視点からの災害が見えてきました。

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避難する際の大変さ(首のすわらない乳児はトートバックで運ぶなど)、避難所での配慮(授乳できるスペースの確保、オムツ、ミルクなどの必要物資)、普段の地域との関わり(マンションに住む家族は自治会に入らない傾向にある)などの話がありました。
セミナーの参加者の多くは60歳以上で、なかなか自分たちの中には子育てしている親の視点はないため、非常に参考になったとの感想をいただきました。

榊原さんからは、まず視覚障害者の基本的な情報(身体障害者の手帳を持っている、視力と視野の度合いによって等級が分けられているなど)のお話がありました。また誘導する際には、切迫した状況でない限りひっぱらず、視覚障害者に腕や肩をつかんでもらうよう、曲がり角や階段の前では一声かけてから進むようお願いがありました。

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続いて要援護者の避難支援体験では、布製担架を使っての体験が行われました。1つの担架に5人の参加者がついて、要援護者に見立てた1人を写真のように運びます。全員が体験する時間はありませんでしたが、実際に自分たちで使ったことはよい経験になったと思います。

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担架は3人でも運べます
担架は3人でも運べます

その後、榊原さんの説明で視覚障害者の誘導を実践しました。講演であったように、視覚障害者に腕などをつかんでもらうこと、その時腕は動かさずなるべく固定すること、声掛けをするなど教えてもらい、実際に会場内を歩きました。

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休憩を挟んで、今度は各地区でテーブルに分かれてワークショップを行いました。参加者の自宅から避難所までの避難経路のチェックと、避難所を各立場(赤ちゃん、視覚障害者、車椅子利用者)の視点からチェックしてみました。それにより各地区で注意が必要な場所、足りないもの・確認な必要なもの、避難訓練に参加してほしい人などが見えてきました。

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栂さんから災害グッズの紹介も
栂さんから災害グッズの紹介も

最後に、ワークショップを終えて、参加者の視覚障害者の方が一石を投じてくれました。

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「テーブルについてワークショップをしている様子はわかりました。視覚障害者という言葉も聞こえてきましたが、誰も私に声を掛けない。これが現状です」。そばにいても、誰も声を掛けてくれない。このまずはこの現状を変えていかないと、災害時の支援はできないと感じさせられました。

セミナー後に記入してもらったアンケートには、「要援護者本人のお話が聞けたのが良かったです」「防災訓練の必要性を実感した」などの感想があった反面、「今回は今後の活動の動機付けとして捉えて、今後本当になすべき事項を具現化していかなければならないと思う」「各地域で取り組む方がよい」など、今後の課題や方向性についての意見もありました。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年8月30日1:15 PM
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