2012年4月25日
今日は神戸大学の国際協力研究科から、斉藤先生とハインさんが資料館に来て下さいました。
公害裁判と公益訴訟について質問がありました。
国際協力研究科は英語でしゃべるのが基本なので、日本語はあまりしゃべれないそうです。
斉藤先生が通訳をして下さり、西淀川公害裁判について説明しましたが、
世論を高めて裁判を勝つとことがベトナムではなかなか理解できないようでした。
あと、健康被害で道路の差止めの判決が出たことも理解できないようでした。
最近、英語での翻訳が少なく、中国語の翻訳が多いのですが、
英語の資料も必要だなぁと痛感したところです。
あおぞら財団の英語サイトはこちらです。
英語の翻訳ボランティアとかも募集していますので、我こそはと言う方がいらっしゃったら、ぜひ声を掛けて下さいね。(林)
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ベトナムの留学生が西淀川公害裁判を学ぶ
大阪でタンデム自転車を楽しむ会ができました!
2012年4月20日(金)18:30~あおぞらビル5階エコミューズで、「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の設立総会が開かれました。
これまで協力団体同士の連携で活動していましたが、会の設立によって会員制になり、活動が持続可能な仕組みになります。またより多くの人にタンデム自転車を楽しんでもらえるようになると思います。
↑ 2012年3月18日大阪サイクルイベントにて
会長の鈴木昭二さんからは「視覚障害者だけでなく、誰でも楽しめる乗り物として普及し、大阪でも二輪タイプのタンデム自転車の公道走行できることを目指して活動していきましょう!」とあいさつがありました。
↑ 後輪が2つの3輪タイプのタンデム自転車
これから会のHPやロゴ入りのフラッグなどを作り、本格的にタンデム自転車の普及に努めていきます!
現在、活動を支援してくれる方を募集しています。
視覚障害者の方と一緒にタンデム自転車に乗るパイロットのボランティアや、会の会員募集もしています。
会費は
個人会員 1人 1000円
団体会員 1団体 3000円
賛助会員 1口 1000円
です。
ご支援宜しくお願い申し上げます。
お問い合わせはあおぞら財団まで、ご連絡下さい!
■申込・お問い合わせ
あおぞら財団 担当:藤江、鎗山、相澤
電話 06-6478-5885
メール webmaster@aozora.or.jp
四日市公害資料整理 裁判資料&ニューフェイス
2012年4月23日
四日市公害資料の整理を、
環境再生保全機構「記録で見る大気汚染と裁判」の事業で行っていますが、
ついに、裁判資料の整理に取り掛かりました。
野呂汎法律事務所に四日市公害裁判の資料があります。
そこで、事務局にて
裁判の事務局長であった野呂汎先生と
四日市公害反対運動をずっと支え続けている記録人澤井余志郎さんのお二人に
資料の説明をしてもらいながら、整理する段取りを進めました。
資料を整理していると乙号証(被告企業側が提出した証拠)の中に貴重な写真が!!(ピンボケですみません)
こういう写真は、台紙と一緒にコピーしたものが残っている場合が多いので、
写真がはりつけてあるのは、大変貴重です。
他にも、監視施設の写真がありましたが、時代を感じると言うか、昔のウルトラマンのような設備でした。
これらの資料を整理してくれるのが、名古屋大学大学院生の鄭さんです。
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さて、場所が変わって、四日市なのですが、
四日市公害再生市民塾が澤井余志郎さんの資料を持っているので
こちらでも資料目録を作成しています。
新しく整理してくれている、大学生の松田くんです。
実は、先行して、違う大学生の松田くんが資料整理をしてくれています。
四日市では、ダブル松田体制で資料整理を行います。
二人は同級生です。
「四日市公害の事知ってる??」と聞いたところ
「小学校のときに習った」との返事。
実は、資料整理を始めるときに、澤井さんも事務所に入ってこられていて顔合わせをしていたのですが
二人は澤井さんのことがあまり分かっていませんでした。
「君たちが整理している資料は、澤井さんが持っていた資料なんやで」
と言ったところ、ビックリしてしまった様子。
澤井さんは、東海テレビの「記録人澤井余志郎」と昨年公開した映画「青空どろぼう」に出ている人で、四日市公害反対運動を支えてきた人なんだよと説明したところ、大変ビックリしておりました。
資料整理していると、出てきたのが、裁判の傍聴券
二人とも、「すげー!」「感動する!」と歴史に触れて、少し興奮したようでした。
資料を整理することで、四日市公害の情報に市民がアクセスしやすくなり、
澤井さんや弁護団が行ってきた事が広く伝わればいいなぁと思います。
記録人澤井余志郎は今も記録を続けているんだなぁと感動したのがこの写真
3月に四日市で資料整理の指導をしていた時の写真です。もらって嬉しかったです。
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余談ですが、「青空どろぼう」の自主上映会は6万円かかるのですが、
市民塾が3万円の補助をしてくれるそうです。(林)
大野川緑陰道路でタンポポ調べを開催しました!
2012年4月21日(土)13:30~15:30に、大野川緑陰道路でタンポポ調べを開催しました。
前日まで天気が悪いという予報でしたが、お日様ものぞき、活動するのにちょうどいい天気となりました。参加者は56人(子ども43人、大人13人)でした。
まず集合場所だったエルモ西淀川でガールスカウトの子どもたちがタンポポの紙芝居をしてくれました。
次にあおぞら財団のスタッフがタンポポ調べについて説明。大阪に生えているタンポポや、そこから自然の豊かさを知ることができることなどの話をしました。
この日はゲストに草笛おじさん(西淀川在住のひろもとさん)が草笛を子どもたちの前で披露してくれました。
普段自然にあるものであまり遊ばない子どもたちは興味津々で、耳を傾けていました。
そしていざ、大野川緑陰道路へ!タンポポを探しながら、新淀川公園へ向かいます。
今回はタンポポの他に、犬、鳥、自転車、おもしろい葉っぱの数を探してもらいました。普段は見過ごしている自転車の数や、犬を探すと、いつもの道が違ったように見えてきます。
カンサイタンポポ、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ(アカミタンポポ)、みんな見つかったかな?
新淀川公園へ到着し、みんなで見つけた数や種類をまとめて発表していきます。
ほとんどのグループがカンサイタンポポ、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ(アカミタンポポ)を見つけることができました。
また緑陰道路を走る自転車も30台以上あったことや、鳥も50羽以上いたなどの発表もあり、普段は数えたりしないものを数えると、意外に多いなぁという印象を受けました。
また恐竜や動物の足跡に見える葉っぱを集めてきてくれたグループもあり、身近な自然に目を向けることでおもしろい発見もあるんだなと感じました。
晴れてあったかい中で家の周りや緑陰道路を散歩する時に、いつもと違った視点を持つだけで、新しい発見があるかもしれません。
記:相澤