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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

西淀川区役所でCOPD・肺年齢チェックを実施しました(8/29)

西淀川区役所と連携して、8月29日に行われた「がん検診・特定健康診査」にて、あおぞら財団はブースを設置し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の早期発見への取り組みとして肺年齢測定やパンフレットの配布を行いました。

また、今回は作業療法士の豊浦 先生(ぽると訪問看護ステーション)にスパイロメーターという精密機械を使った測定に協力していただきました。

あおぞら財団では2016年から、西淀川区役所で実施している「がん検診・特定健康診査」において肺年齢測定を実施しています(コロナ禍中は休止)。

今回は、16名の方に測定いただいてその内、14名の方が初めてとのこと。

この肺年齢測定はタバコの煙や、大気汚染などに含まれる有害物質が原因で呼吸がしにくくなるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の認知度UPと、早期発見を目的としています。

16人中6名の方は実年齢より10歳以上肺年齢が高いという結果になりました。肺年齢測定を通じて、COPDに関しての理解を深めてもらいました。

次は、10月26日土曜日に区役所にて開催される【健康いきいき展】にて、薬剤師会と一緒に肺年齢測定会を行います。

日頃、喫煙しているのでとても不安だなという方、今は禁煙しているけれど昔喫煙していたという方はぜひ訪れてみてください。

(アルバイト 岸本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2024年9月20日11:57 AM

西淀中学校から職場体験(9/18-9/19)

9月18日、19日の2日間にかけて、西淀中学校2年生の4人が、あおぞら財団に職業体験に来ました。

【1日目】

1日目の午前中は公害に関するビデオを視聴した後、タンデム自転車体験をしました。4人ともタンデム自転車は初めてでしたが、運動部の子が多く、しばらくしたら楽しく自転車に乗ることができました。あおぞら財団では大気汚染物質を出さない乗り物として自転車を推進しており、タンデム自転車は視覚障害や知的障害等がある人とも一緒に乗ることができる自転車として普及・啓発をすすめています。そういったことも一緒に学んでもらいました。

午後からは廃油回収の作業です。地域の方が持ってきた廃油をドラム缶にまとめます。廃油は、石鹸やバスの燃料としてリサイクルされます。

前の人に合わせて乗るのが難しかった。

べたべたしてた。フタが固かった。

暑かった。

【2日目】

2日目は資料の翻刻作業に取り組んでもらいました。あおぞら財団では、現在、西淀川公害について学べる「西淀川公害資料集」の編集作業を行っています。その一環として、紙の資料をテキストデータに打ち直す作業をしています。中学生達には、新聞記事や公害患者と家族の会のニュースレター等を翻刻してもらいました。

T:全部できた。簡単だった。

T:イジー

M:文字が多かった。

N:時間がかかった。

最後に職場体験をした中学生の、活動レポートと感想を紹介します。

(感想)

ビデオ見て、あおぞら財団のことをいろいろ知ることが出来ました。

初めてあおぞら財団行ってみて最初は何するかわからなかったけど自転車に乗った時、前は簡単でしたが後ろが難しかった。ぼくは、いつも乗っている自転車のほうが乗りやすかったです。油をいれるのも楽しかったし、自転車は疲れた。クイズ大会が面白かったです。だいたい分かったけど、分からないところもあったので勉強になりました。

二日目は、パソコンでまとめて、すべてできて良かったです。二日間いろいろな体験が学ぶことが出来たと思います。(T)

 

手渡したいのは青い空感想;大気汚染一つで多くの人が悲しみ、そして失いました。その中にはまともに学校生活ができない人もいました。そのようなことがきっかけで、裁判などが起こり、人と人との争いなどが起きた。年たち今まで争っていたが、共に和解し、より良い社会を作ろうとしている。

タンデム自転車感想;最初はむずかしかったが、慣れたら簡単だった。   油運び感想;重かった。翻刻作業;大変だった。   (T)

 

ビデオ:自分は昔の事は何も知らないけどビデオを見て昔の人がどんな生活を送っていたか分かったし昔この辺の大気汚染の事について知れた。もう少しこの辺や昔のことについて知りたいと思った。

タンデム自転車に乗った感想:乗ったときいつもと違う感覚で驚いた後ろがでかい分大きく曲がらないと当たってしまう恐怖もあったけど二人で乗って慣れたら簡単だということに気が付いた、事務所があるとこから端っこまで行って疲れたけど楽しかった。

油運び 感想:油を入れるやつを開けようとするけど固すぎて開かなかったとても大変だった、油を入れ終わって運ぶときとても重すぎて驚いた。

翻刻作業 感想:文字の量が多すぎて疲れたけどやりがいがあったしとても楽しかった。(M)

 

大気汚染が昔はあって病気で苦しんでいる人たちがいて今の大阪空気が昔と違って汚れていないから今の大阪でもいいなと思った。

タンデム自転車に乗って2人で一緒に乗って息合わせてこぐのが難しくて後々こげるようになって楽しかった

油はジャンバーを着てやったからとても汗をかいて蓋を開けるのも苦戦して油を入れてるときは腰が痛くなった

パソコンで最後に文字を入力して全部できなかったけど学校ではこんなにも文字をうつことがないからいい経験になってよかった(N)

 

また、気軽にあおぞら財団を訪れてくれると嬉しいです。

(担当:谷内)

 

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,職場体験実習(中学生) — aozorafoundation 公開日 10:04 AM

エコミューズ館長日記 No.6

前回の日記から2週間近くがたった。この間、台風10号の暴走ぶりがあっていくつかの予定も消えてしまった。
それを利用して、第3章に採用する資料の選択・配置見直しを行った。
厄介な存在だと気づいたのは、西淀川公害追放委員会(すごい名前だ)の活動である。
これは、緑地化推進委員会の活動から生み出されたものか、西淀川から公害をなくす市民の会の流れからでてきたものか、どちらの運動にもこの会への期待が表明されている。
最大の課題は外島地区に公害企業を誘致する事実が分かったときに、両者ともにこの対応を西淀川公害追放委員会に訴えている。
ところが、その後の資料がないのである。どこへいったのか。ただ、謎は謎のまま置いておかないといけないなあと思う。

さて、今日は午前中に読売新聞富山支局の岸本健太郎記者がお見えになった。
その趣旨は、富山県立イタイイタイ病資料館の持っている行政文書の整理がなかなか進まないことに対するコメントを得ることと、合わせて我々エコミューズの抱える問題点についての聞き取りであった。
私は、お金の問題、人の問題、場所の問題、3つともに苦しいのだと述べておいた。
読者のみなさんには詳しい話は機会があったらいたします。しばらくの間は、内緒にしておきます。
ただ、資料は集めただけでは不十分であって、その活用をはかる状況を作っていかなければならないことそれには、当時の人が作成した心からなる叫びを表現している現物の資料についての知識と、その意味が理解できるようになる人材の育成が必要であることを述べておきます。また、いま進めている資料集の編集はそうした力をつける最も有効なやり方ではないかと考えています。

午後からは第3章の1大野川緑陰道路の創設に関わる資料の翻刻作業に取り組んだ。
例によってミナコさんにその作業の実務がかぶさっていった。
前回と同じように翻刻中わからない文字が出てきたとき、ミナコさんの要請に応じてちょっと頭を捻ることになった。資料は「亜硫酸(SO₂)について」。
「細」という漢字に続いて、草冠に「口」と読めそうな漢字を見て、「ウーーン」とちょっと悩んでいる隙に、「細菌じゃないですか?」と答えを言われてしまった。
「1本取られたなあ」と思わず言った。
ミナコさんは嬉しそうに笑いを返した。

2024.9.13 小田康徳

———————–
あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
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#西淀川公害がわかる資料集

大阪公立大学医学部生の研修を受入れました(9/11)

本日(9/11)は、あおぞら財団の誕生日です。
28年前の1996年9月11日に環境庁(当時)から財団法人としての設立許可を受けました。
その記念日に大阪公立大学の医学部6年生の4名が、公衆衛生の研修の一環で、あおぞら財団をおとずれました。

1960年代後半、街を覆いつくす煙の写真。
煙突と住宅が密接している写真。
林立する煙突の写真。

そういった写真を見た後に、実際に、大気汚染によって健康被害を受けた患者さんのお話を聞きました。
仕事を得るために、大分から大阪に出てきた山下 明さん(西淀川公害患者と家族の会 会長)。
真っ黒い空を見ての驚き。そこで、ご自身も気管支の病気になってしまったこと。どんなにしんどくても、無理して、仕事に行った様子。救急車で運ばれた様子などを話していただきました。
振り返れば、公害病と認定されたのが、もう50年前のこと。

来年からはお医者さんとして、社会へ羽ばたいていく医学生さんたちは、真剣なまなざしで山下さんのお話を聞いていました。

西淀川公害患者と家族の会事務局長の上田敏幸さんにもサポートで入っていただき、患者会の活動について話をしてもらい、資料館の見学をおこないました。

参加した学生さんたちの感想の一部を紹介します。

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・公害の裁判をするにあたっての難しさを改めて知ることができました。
・実際に公害の被害を受けた患者さんの生の声を聞く貴重な機会を与えていただきありがとうございました。
・この経験を活かして、医師となっても、患者さんの心に寄り添う姿勢を大切にしていきたいと思います。
・実際に公害を経験された方の生の声をきいて、当時の状況が鮮明にイメージすることができました。将来医師としてはたらく際にも、今日学んだことを心に留め、患者さんの心に寄り添って最善の医療を届けたいです。
・(写真を見て)実際の現場がよく分かった。空が本当に暗かった。

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山下明さんのお話は環境省のYouTubeチャンネルでも視聴できます。
https://youtu.be/VPPNXZ4sKIw?si=npWGb1hk_JXpAtO-

 

記・あおぞら財団スタッフ 鎗山

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2024年9月12日3:21 PM

【インターン】あおぞら市に参加しました(8/28)

あおぞらビル1Fのあおぞらイコバであおぞら市がありました。谷口ファームさん、かるる市さん、富士製ぱん工場さん、OLIPPAオリッパさん、足つぼマッサージ楽成体さんが来てくれました。どの出店者さんも商品やサービスにこだわりや信念があり、楽しい市が開かれました。

谷口ファームさんの野菜

農薬や除草剤、化学肥料は使わず、米ぬかを使って育てているそうです。肥料や苗代くらいの金額で販売しており、お客さまに安く、体によいものを食べていただきたいとおっしゃっておりました。

かるる市さんの野菜

奈良県宇陀市でお米を農薬と除草剤を使用せずに天日乾燥にて収穫しているそうです。こちらも無添加で体に優しい品々を販売しておりました。

富士製ぱん工場さんのパン

朝3時ごろに起きて約30種類のパンを作ったそうです。全部のパンに雑穀が入っており、ミネラルが取れる商品です。小麦が値上がりしているなか、今までと変わらず安く販売していました。

OLIPPAオリッパさんのオリーブで作ったお茶やハーブソルト

自宅で育てたオリーブやハーブで作っているそうです。加熱処理はせず、オリーブの葉の栄養や風味を逃がさないように丁寧に作っているそうです。

楽成体さんの足つぼマッサージ

体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージに来てくれました。フレンドリーな施術師さんでした。

 

どの出店ブースも無添加で体に良いものを提供しており、小さい子供にも安心して食べさせれると言ってお客さまも喜んでいました。

出店者さんたちはあおぞら市で交流が広がり、いろんな人たちと知り合えた、人をつないでくれる良いところ、アットホームな場所だと言ってくれています。

人と人をつなげられるすてきな市だと感じました。

 

(あおぞら財団インターン 加嶋)

 

Filed under: あおぞらイコバ,イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2024年9月9日10:23 AM
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