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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

西淀川患者会第50回大会が行われました(10/30)

2021年10月30日に西淀川公害患者と家族の会の第50回定期大会が行われました。

西淀川公害患者と家族の会は、「西淀川から公害をなくすし、住民のいのちとくらしを守り、住みよい西淀川をつくる」ことを目的として1972年に設立されました。患者会は環境をよくし、公害患者の健康を守り、次世代に公害を伝えていくために、さまざまな活動をしています。1972年10月29日に設立以降、年に1回定期大会を行っており、今年で50回目になります。

森脇さんが立ち上がってあいさつをされました

会長の森脇さんのあいさつ

最初に会長の森脇さんから、患者会の50年を振り返って挨拶をされました。50年前に今よりも公害がひどくその公害をなくすために活動を始めたこと、子どもや高齢者に大きな被害が出てその救済のために立ち上がったことなど、患者会の立ち上げから50年の歩みを振り返る内容でした。

総会では、議案書に基づいて、今後の活動方針などについて話しあいました。また、会では参加した会員一人一人から、今の状況や患者会に対する思いが語られました。

第50回定期大会の様子

参加者全員が今年一年を振り返って一言ずつ話しました。

患者会定期大会議案書

第50回患者会定期大会議案書

患者さんの「手渡したいのは青い空」の願いを引き継ぎ、あおぞら財団もしっかり活動していきたいと、思いを新たにしました。

—-

りべら157号は「特集:公害と患者会の50年」です。西淀川公害患者と家族の会(患者会)についてです。今までの患者会の歩み、そして今の患者会の動きをご覧ください。
https://aozora.or.jp/archives/36778

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参考
過去の患者会の活動内容や議案書の概要についてはこちら↓
西淀川大気汚染裁判「患者会の活動」(独立行政法人 環境再生保全機構 『記録でみる大気汚染と裁判』
https://www.erca.go.jp/yobou/saiban/nisiyodogawa/kanjakai.html

エコミューズ(あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館)では、患者会定期大会議案書をはじめ、多数の患者会の資料を保管しており、閲覧できます。ぜひ一度お越しください。
http://www.aozora.or.jp/ecomuse/

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局 — aozorafoundation 公開日 2021年11月12日11:11 AM

【防災部】みてアートにて「にしよどおやこぼうさいかるた展」(11/6-7)

※あおぞら財団はにしよど親子防災部の事務局をしています。

11月6日(土)、7日(日)は「にしよどおやこぼうさいかるた展」として、みてアートに出展しました。
2日間で264人の方が来訪してくださりました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

たくさんの方ににしよど親子防災部の活動を知ってもらえるよい機会になったと思います。中には、「学童保育で防災かるたに応募した」「小学校で防災かるたをみた」という人もいて、少しずつ活動が広がっているのを実感できました。
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防災時に役立つパラコードブレスレットワークショップに参加してくれた方は13人。丈夫な長い紐、バックルの笛は必ず役に立つので、普段からカバンなどに身につけておいてもらえたらと思います。編むのにコツをつかむまでは大変なのですが、「こういう作業、楽しい」と言いながら編んでくれる人もいました。

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また、防災クイズには223人が回答が回答してくれました。クイズでは防災で一番大事なものを探してもらいましたが、その答えは「人と人のつながり」です。いざという時にはふだんの人と人とのつながりが大きな力になります。

にしよど親子防災部は、そういうつながりを作る活動をしていきたいと思っています。これを機会ににしよど親子防災部に興味をもった方は、ぜひfacebookやメールなどでお気軽にメッセージをください。

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にしよど親子防災部
facebookページ:https://www.facebook.com/NishiyodoOyakoBousai
事務局 あおぞら財団(担当:谷内)
協力:NPO法人にしよどにこネット、NPO法人西淀川子どもセンター、にしよどおやこ劇場、NPO法人くるる
電話:06-6475-8885
メール::webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2021年11月8日11:48 AM

【防災部】「にしよどおやこぼうさいかるた」のインタビューを受けました

※あおぞら財団はにしよど親子防災部の事務局をしています。

にしよどおやこぼうさいかるたについて、西淀川区のお隣にある此花区のこのはなまちセンさんにインタビューを受けました。
(このはなまちセンとは、此花区の地域活動協議会をはじめとする地域活動の課題解決の支援や区職員が地域支援を行うための支援をするための組織です)

インタビューでは、にしよど親子防災部の活動を始めたきっかけから、にしよどおやこぼうさいかるたを作る経緯などをお話しました。
ぜひお読みください。
楽しく遊びながら「防災」を学ぶ|このはなまちセンのブログ
楽しく遊びながら「防災」を学ぶ|このはなまちセンのブログ

にしよどおやこぼうさいかるたは、作って楽しい、遊ぶのも楽しい、その上に防災について学べる! 伝えることができるという優れものです。
かるたは、西淀川区内の子ども・子育て支援施設や団体には無償で配布しているほか、30セットまで貸し出しもしていますので、事務局のあおぞら財団まで気軽にお問合せください。また、ネットからダウンロードもできますので、是非遊んでみてください。

事務局:あおぞら財団(担当 谷内)
Tel: 06-6475-8885
電子メール:webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

10/2 第9回淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会〜SDGsをはじめるさいしょの一歩~開催

2021年10月2日(土)、「第9回淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会〜SDGsをはじめるさいしょの一歩」が、晴天の下、新型コロナウイルス感染対策を行いつつ、無事に開催されました。

参加者72名がそれぞれ釣果を競い、優勝した子が釣ったハゼは16.5cmでした!

西淀川区のSDGs・環境美化の取り組みの一環として、ハゼ釣りや水質調査などを通じて、淀川の環境と自然生態系を学ぶ一日となりました。

例年好評の釣れたハゼをその場で天ぷらして食べることはできませんでしたが、長かった緊急事態宣言明けに開催された、久しぶりの屋外イベントで、大阪の誇る大河・淀川の自然を感じながら、釣れた人も釣れなかった人も楽しく過ごしました。

主催:淀川環境美化・西淀川親子ハゼ釣り大会実行委員会
(あおぞら財団も参加・協力しています)

※当日の様子が動画(YouTube)で公開されています。
https://youtu.be/x5S8TIVC6KE

#にしよど
#魅力発信サポーター
#おもろいわ西淀川
#淀川
#SDGs

 

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,中島水道サロン(事務局),環境学習,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2021年10月31日5:19 PM

西淀川公害=資料の紹介(2) 中津コーポ高速道路反対ニュースビラ 

※機関誌りべらで連載をしている所蔵資料紹介コーナーの転載記事です。

写真は、大阪市大淀区(現在北区)中津コーポ住民による高速道路反対のニュースビラの一部です。1971年5月から72年8月31日まで全95号がまとめられています。書き手は、のちに大阪空襲の研究やその被災者運動で知られる故小山仁示関西大学教授。当時40歳になったばかりで、B4版の紙面いっぱいを使い、大量の字数になることもしばしばでした。

ニュースでは、号を追って道路公害に関する認識を深め、解決すべき課題を明確にしています。当局や府・市議会、そしてマスコミ等との交渉を通じ問題の所在を明らかにし、その解決の社会的意味を論じていきます。また、道路で結ばれる関係地域の住民運動に何度も連帯のエールを送っています。そのなかには西淀川公害反対運動を進める人びとも含まれていました。運動を点から線へ、線から面へと広げる意義が何度も語られています。

今回見つけ出された資料は、その運動の実際を再現する根本資料です。西淀川公害反対運動も、こうした広い背景を持って展開したことが確認できます。

エコミューズ館長 小田康徳

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井上善雄弁護士資料No.118

りべらVol.157(2021年10月発行)より抜粋

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