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大阪公立大学医学部医学科 研修受入(9/7)

2022年9月7日(水)に、大阪公立大学医学部医学科4人の研修受け入れを行いました。西淀川区保健福祉センターに研修に来ている中で、見学先の一つとしてあおぞら財団に来てくれました。

はじめに「フォトランゲージ 西淀川公害について」を実施。

西淀川公害に関連する写真を見てタイトルを付けてもらい
気づいた点を発表するワークショップです。

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様々な視点からの声が上がりました。

写真を見て話しあうことで、背景を汲み取る良い機会になったとの意見がありました。
次に職員 谷内から西淀川公害についての講義があり
徐々に進行していく西淀川公害の様子や、当時の住民の様子、
西淀川公害訴訟などの話がありました。

DSC03090

そして、西淀川公害患者と家族の会事務局長 上田敏幸さんから
公害認定についての説明の後、

西淀川公害患者と家族の会 山下晴美さんから
実際に体験されてきたお話を伺いました。

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山下さんのご主人は、気管支喘息を発症してから長い年月、
病気と闘ってこられたそうです。息を吸う事も吐く事もできない、
夜も眠れない苦しい日々を過ごされました。

普通にできるはずの生活を奪われる苦しみ、

これからの未来、子ども 孫達には我々のような思いは
絶対にさせたくないと山下さんはお話しされました。

■感想をいくつか紹介します

・治療もまだ発達していなかった頃の、呼吸器系の公害患者さんの恐怖や苦労は
相当なものであったと思いますし、絶対に忘れてはいけないものだと感じました。

・他の公害とは違って補償が広くなされていても、患者やその家族が失ったものは、お金では代えられず、はかりしれない大きなものだと感じた。

・公害患者さんの苦しみは、併存症なども併せて想像していよりも深刻だと思いました。

今回来られた学生さんは医学科6年生ということで、近い将来、医師になられます。西淀川公害についての研修で得た経験を、医師としての姿勢に生かしていただけたらと願っています。


〇研修に関するお問い合わせ
プログラム内容については、ご要望に合わせてコーディネートいたします。
研修受入 https://www.aozora.or.jp/ecomuse/annai/kensyu

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022年9月8日12:02 PM

龍谷大学政策学部清水ゼミ:西淀川フィールドワーク(9/5)

龍谷大学政策学部清水万由子先生のゼミが、西淀川をフィールドにしてゼミ活動を行っています。この一環で、9/5にフィールドワークが行われました。

最初にタンデム自転車で、西淀川をめぐりました。大野川緑陰道路を西にすすみ淀川の堤防へ、そして、西島工業地域を通った後、国道43号にすすみます。その後、デイサービスセンターのあおぞら苑、千北診療所を見て、くじらカフェに向かいました。

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タンデム自転車での移動は二人の信頼関係が大事!

国道43号

国道43号の公害対策について

 

あおぞら苑の前の西淀川公害の石碑

西淀川公害患者さんの思いを受けて作られたあおぞら苑。その前に西淀川公害の石碑があります

お昼からは西淀川公害の概要についてお話した後、公害患者の岡崎久女さんのお話を聞いてもらいました。岡崎さんは自然豊かな高知県から就職のために尼崎に出てこられ、結婚で西淀川に来られました。ご自身だけでなくお子さんもぜん息に罹患し親子で発作に苦しんだこと、重責発作で仮死状態で救急搬送されたことなど、大変な経験を話してくださいました。

学生もそれを真摯に受け止めて、「青い空が当たり前じゃないなんて考えたことがなかった」、「洗濯物を外に干すと黒くなるなんて想像つかない」との感想を漏らしていました。

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公害患者さんのお話

最後はグループワークで、今日のフィールドワークの感想とどんな活動に参加したいのかを話し合いました。

 

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グループで感想と取り組みたい活動について話し合い

 

話し合いの結果、「アート」、「映像」、「防災」の3チームに分かれて、西淀川で活動して行くことになりました。活動内容がどんなものになるのかとても楽しみです!

(谷内)


〇研修に関するお問い合わせ
プログラム内容については、ご要望に合わせてコーディネートいたします。
研修受入 https://www.aozora.or.jp/ecomuse/annai/kensyu
〇タンデムの利用に関するお問い合わせ
あおぞら財団が事務局をしている大阪でタンデム自転車を楽しむ会で貸し出しをしています。
問合せ先:あおぞら財団 電話(06-6475-8885)
タンデム自転車のレンタル・試乗 http://tandem-osaka.com/rental

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 11:44 AM

龍谷大学政策学部 清水ゼミ:公害ロールプレイ(8/2)

龍谷大学政策学部清水万由子先生のゼミが、西淀川をフィールドにしてゼミ活動を行うことになりました。今後、あおぞら財団の活動に協力してもらったり、西淀川でフィールド調査をしていく予定です。ゼミの活動目標は下記の2つとお聞きしています。

  • あおぞら財団が展開するまちづくりの実践に参加して、多様な人々との協働によるプロジェクト遂行能力を身につける。
  • 公害の歴史を学んだ学生の視点から、公害の歴史をまちづくりに活かすための実践を試みる。

8月2日のプレゼミでは、「西淀川公害を体験的に学ぶ」ということで、2つのグループワークを行いました。

まず、フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」を行いました。このワークでは、過去の大気汚染の写真をよく観察してタイトルを付けます。このワークは、観察力と想像力、表現力を生かしてもらう必要があります。

2人一組で写真を観察しています。

写真をみながらタイトルを考えます。

姫島病院の前に患者さんが並んでいる写真に「人気になってしまった姫島病院」とつけるなど、ユーモアを交えた工夫をこらしたタイトルをつけてくれました。

次はロールプレイ「あなたの町で公害が起きたら」。このワークは、市役所、住民、工場経営者、医者などの役割になりきって、お芝居をしながら、違う立場の者同士で意見交換をしながら、解決策を探るというものです。

グループワークの説明

グループワークの説明をしています

ロールプレイの様子

ロールプレイは役になりきってやれると、面白くなります

模擬的ではありますが、公害発生という状況の中で、解決策を探るのは難航していました。このワークを通して、立場が異なる人同士の合意形成の難しさを感じてもらえたと思います。

最後の振り返りシートでは、「ロールプレイが新鮮だった」、「解決に向けて誰かを悪者として決めつけないことを心がけたい」といった意見が出ました。

今後、清水ゼミでは、大学でのゼミや西淀川でのフィールドワークを通して、西淀川公害を学び、それをまちづくりにつなげていくための実践をしていく予定です。学生さんが西淀川からどのようなことを学ぶのか、また、どのような実践をしてくれるのかが楽しみです。

※今回用いた教材は、地球環境基金の助成事業で作成したものです。


〇教材に関するお問い合わせ

フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」、ロールプレイ「あなたの町で公害が起きたら」を、授業や研修で用いたい方はこちらまでお問合せください。

問合せ先:あおぞら財団 担当 谷内 (Tel) 06-6475-8885 電子メール:webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

〇研修に関するお問い合わせ
研修受入 https://www.aozora.or.jp/ecomuse/annai/kensyu

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 11:16 AM

【インターン】CANVAS CHALLENGE 03 展が25日(木)から始まります!

インターン生のYMです

25日(木)からいよいよCANVAS CHALLENGE 03 展が始まります。 https://nishiyodo-art.com/gallery/cco3_ex/

 

それに向けての動き出しとして19日(金)に、その会場の西淀川アートターミナル<NAT>へ下見に行ってきました。

また3月頃に行われるアートイベントの下見として、アーティストのイルボン様と女性二人組アーティストの今今様もいらっしゃいました。

今回私は、そのご案内に同行させていただく形で見て回ってきました。

 

まず会場自体が、もとはバスターミナルだったことを知り驚きました。

敷地面積的にもアクセス的にもアート展示に最適な場だったので、土地が有効活用されているんだなぁと感じました。

アーティストの皆様もどこにどんなものを設置できそうか、どこに設置するとよりそのアートを活かせるか、どんなものを制作に使用できるのかなど、会話や写真撮影をしながら検討なされていました。

私は、見る側としての気持ちで過去に制作されたアート作品を見て回っていました。

以下の写真は展示されていた作品の一例です。

 

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アート作品

アート作品

アート作品

 

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アート作品

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アート作品

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アート作品

 

これらの過去に制作されたアート作品の数々を実際に目にして、レイアウトや色遣い、高度な技術力に終始圧倒されました。それから改めて創造力と感受性の良さに度肝を抜かれました。

 

その後、さらにアーティストさん達と会場周辺を探索し、近くの自然にたくさん触れてきました。

以下はその道中の様子です。

花

女性像

女性像

 

お花、少し開花していて綺麗でした。まだ満開とまではいきませんが……(;^ω^)

 

それからそれから、タンデム自転車にも乗車し海沿いのところまで走ってきました。

今日は気候が良かったので、かなりエネルギーを持っていかれましたが、走りやすいコースだったので、難なくことを終えれました。

今今のお二人方はタンデム自転車初乗車だったみたいですが、すぐにコツをつかみ、後半は完全に乗りこなされていました。自分が初乗車の時は全然上手くいかなかっただけに羨望の眼差しで見ていました。

しかしながら、かく言う私もだんだんと慣れてきたのか、今回はうまくタンデム自転車を乗りこなせました。

自分に少し自信がつきました。

 

これはその到着地点の海沿いの様子です。

海沿い

海沿い

晴れていたおかげでより美しい景色を眺めることが出来て満足でした。

帰りにくじらカフェでランチをしました。

私は普段、大勢で揃って食卓を囲むことはまずないので凄く新鮮な気持ちで頂けました。今今のお二人のお話もたくさん聞けて良かったです。

 

最後にあおぞら財団の資料館を見学し、今回の下見は終了。

体力に自信のない私にとってはこれくらいの外出がちょうどいいのかもしれません……( ^)o(^ )

 

冒頭でも述べました通り、CANVAS CHALLENGE 03 展が25日(木)から始まります

期間内は毎日会場で下記の特別イベントも実施いたしております。

・出張図工室「チョキペタス」×キャンバスチャレンジ- 特別プログラム-

・ポップアップショップ 「 紙屋 中村庄八商店」

・出張図工室「チョキペタス」予約制

・トークイベント

 

各イベントの詳しい概要は、こちらのリンクのホームページからご覧ください。

https://nishiyodo-art.com/gallery/cco3_ex/

皆様のご参加お待ちしております。

 

 

 

記:インターン生・YM

【インターン】サイクリングツアーに参加! タンデム自転車で遠方までぐるっと回ってきました!(8/8)

インターン生のYMです

8月8日(月)に、タンデム自転車のサイクリングツアーに飛び入り参加いたしました 。

今回のメンバー

タンデム自転車の運転はもちろんの事、視覚障害の方のエスコートや、長距離のサイクリング自体初経験だったもので、貢献度こそ高くなかったかもしれませんが、自身の経験としては有意義な機会となりました。

 

まずタンデム自転車ですが、これがもうとにかく難しく、上手く自分でコツを掴めないまま終了させられてしまいました。乗り出しから車体がフラフラして走り出せなかったり、ギアを軽くしたり重くしたりの調整が上手くいかず、チェーンが良くない状態になってしまったりと散々な出来栄えに終わってしまいました。(◎_◎;)

これからも続く不安点であり、今後の課題でもあります。

 

その後通常の一人乗り自転車に代わりつつも、ひたすらに炎天下を走り続けてお昼ごろにUSJに到着しました。(園内には入りませんでしたが)

USJ前ホテル

USJ前ホテル

USJの入り口手前

USJ 入り口前

USJ  入り口前

 

その後もさらに自転車を走らせ、今度はサンタマリア乗り場と言う船着き場に到着。昼食休憩を摂った後2,3分ではありましたが乗船しました。長時間だと確実に船酔いするので、数分だけのクルーズで助かりました。(;´∀`

乗船から見える景色

乗船から見える景色

船を降りた後は、海遊館に着き(館内には寄りませんでしたが)ショッピングモールのコーナーで皆さんと一緒にフリータイムを過ごしました。

海遊館ということもあり、イルカやアザラシ、ラッコ、ウミガメなどの海の生物たちの形をした可愛らしいあめ細工が販売されていました。一つ一つ手作りで繊細で高度な技術の元、作られていました。参加者の女性が購入されるところを、会話を弾ませながらお手伝いしました。本人も気に入られてご様子で楽しいひと時でした。

それから同場所で、全体で飲食タイムを摂りました。この時点でもうだいぶ体はへとへとに。ちなみに、夏休みということもあり、平日の昼間過ぎという時間帯にもかかわらず、たくさんの子供達を見受けました。元気そうでした。自分にもそんな無邪気なころがあったなあ。今よりもっと元気でエネルギーがあったなあ。と少し自分を振り替えてみたり……

ショッピングモール前

ショッピングモール前

 

そこを出てからは、ただひたすらにサイクリングタイム。手も足も疲労し、お尻は硬いシートによって痛みがどんどんと増し、快晴による日差しで止まらぬ汗、夏バテしていてもおかしくないくらいの状態でした。周りの皆さんの体力に驚かされました。

 

かなり広大な範囲を回ったため、当初の終了時刻から大きく変更になり、あおぞら財団に戻って来る時にはもう18時を回っていました。そこで解散。私にとって長く長く、濃密な一日となりました。

 

今回分かったことは、まず参加者の皆様が本当に気さくで優しかった事です。当日に初対面のインターンの一学生を快く受け入れて下さり、気さくに話しかけて下さり、そして自身の拙いサポートにも喜んで下さり、ありがとうございました。これからますます精進してまいります。

そしてタンデム自転車の難しさという事で、前述の通りまだまだ未熟であり、改善の余地ありなので、安心して載せることが出来るパイロットになれるよう、努力して参ります。

 

それから最後に、皆様暑さには十二分に気を付けて、こまめな水分補給、日焼け止めなどを心がけてください。今回のツアーで夏の暑さの恐ろしさを痛感しました。

記:インターン生・YM

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あおぞら財団は、タンデム自転車のために、大阪でタンデム自転車を楽しむ会の事務局をしています。

タンデム時点の貸し出しもしています。詳しくはこちら → タンデム自転車のレンタル・試乗会

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2022年8月10日4:49 PM
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