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ブログカテゴリー » インターン生

【インターン】公害患者会のディスカッションに参加しました!(8/5)

※インターン生の実習報告です。

初めまして。インターン生の森です。

8月5日に、大阪公害患者の会連合会の総会に向けた方針会議に参加しました。方針会議のテーマは、長引くコロナ生活の中で患者(家族)を中心とした療養生活での苦悩と、そのような環境の中でも自分が大事にし続けていることです。(参加させていただきありがとうございました!)

まず、長引くコロナ生活のなかで何がおこっているのか、どのような苦悩があるのかについて話し合いました。今まで3人で行っていた吸入が1人ずつになってしまったことや曜日感覚の忘却、運動不足、賃金の低下、マスクの息苦しさ、気軽に出かけられない、大学に行けない、実家に帰れない、修学旅行の中止などなど。様々な悩みが出てきました。共通して出た意見については会って気軽に話せないこと(気軽に人に会えないこと)や、旅行に行くことが出来ないことがありました。やはりコロナで人とのつながりが感じられにくくなっているこのご時世。一瞬一瞬を大切にしていきたいですね。

これらの不満を踏まえた上で、そのような環境の中でも自分自身が大切にしていることやこだわりについて話し合いました。人とのふれあいを大切にすること、とりあえず元気で1日を過ごすこと、事務所で起こる様々なことに全力で取り組むことなどが出ました。他にも、こだわりすぎないことがこだわりなど、面白い意見も出ました。

コロナ生活で苦しいことはありますが、私も含めて全員が前向きに進んでいると感じられるディスカッションでした。同じ悩みを抱えている方がいらっしゃって一緒だ!と思ったり、コロナ下で大事にしていることを聞いて素敵だなあと思ったり。年代の異なる方とコロナについて話す機会はなかったので本当に貴重な機会だったと思います。和気あいあいとした雰囲気で話し合うことができて楽しかったです。

本当にありがとうございました!

(記・あおぞら財団インターン生 森)

初めまして。同じくインターン生のYMです。

同じく当方針会議に参加いたしました。重複した内容とはなりますが是非一読頂けますことお願い申し上げます。

長引くコロナ過での悩みや不満をテーマとして、幅広い世代の人が集まり、世代や立場ごとの様々な意見を交わしました。思うように旅行に行けなかったり人と会えなかったり、ワクチン接種の副作用、運動不足、マスクの息苦しさ、対面会話制限、そして身近な人の感染報告など各々たくさんの不満が募っていることを見受けられました。

その後、逆に明るい意見の交流として、この状況下で各々が大事にしている事について語り合った。人との繋がりや話せる時間を大事にしたり、表情や反応に目を配ったり、zoom会議で積極的に話を切り出したり、マスク下でも声が通るように普段よりも大きめの声で話したり、新聞や活字に沢山触れるといった様々なこだわりを持っていることが確認できました。

またその他に、とにかく一日一日を元気で過ごす事、無茶しない事、こだわり過ぎない事といった日々生きて行く中でのメンタル面で強い意識を持っていることもたくさんの人から感じられました。

自分とは世代も暮らし方も抱えている悩みも異なる人たちとだからこそ、はじめて見える悩みがあったり、同じ苦しみを共有出来たり、他の人のこだわりを知る事が出来たりするため、人と対面で交流できて、且つ気持ちが救われる事から大変有意義なディスカッションタイムでした。

 (記・あおぞら財団インターン生 YM)

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話し合った内容を模造紙にまとめました

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生 — aozorafoundation 公開日 2022年8月10日11:46 AM

【インターン】等身大の社会運動を学ぶ、公害裁判聞き取り(金谷医師にお話をきいて)

インターン生の岩本です。

あおぞら財団では、地球環境基金の助成を受けて「誰ひとり取り残さない! 気候変動を構造的にとらえ未来につなげる教育プログラムづくり」に取り組んでいます。
現在、その一環として、公害患者さんや公害裁判にかかわった人々についてお話の聞き取りを行っています。

今回は私が関わらせていただいた、公害裁判の意見書を書いた医師、金谷先生のお話を紹介させていただきます。直接はお会いできなかったものの、音声記録からでも学びの多いお話でした。

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まず、先生が一つ一つの話題について、丁寧にお話されていた様子が印象的でした。
海外支援に関心があって医師になり、呼吸器について詳しく学ばれたのち、西淀へやってこられた先生。しかし、はじめから、正義感に燃えてこちらに来られた訳ではないそうです。「この人なんも考えないで西淀川へ来たの、みたいな」感じで来られたと、ご自身についてお話されるものの、裁判には大きく関わり、他2名の医師と共に、医学的見地から意見書を執筆されました。
普段の医師としてのお仕事もあるため、裁判の作業はボランティアで、仕事が終わってからや休日に、時に泊まり込みを伴うような、私から見れば、大変な作業だったようです。

ですが、先生から気負った様子はあまり見られませんでした。熱意というよりも、目の前の患者さんに対してできることをしたい、という誠意が、先生の語りからは感じられました。先生にとってはごく自然なこととして、目の前の人のために裁判に関わられたのだろうと思います。大きな理念や理想に燃えていなくても、目の前の人の助けになろうという気持ちから、大きなことはできるんだと思いました。先生は現在も、医療と社会問題について活動をしておられ、在留資格がない外国人の診療を行っています。保険の対象ではないため、医療費は10割負担となるそうですが、これくらいの負担じゃ倒産しないからね、と公害裁判の時と変わらず自然に活動しておられるようです。

世代によるものなのかもしれないですが、私は何かの運動というと、ものすごく熱い、突進していくような気持ちがないと参加できないんじゃないか、実を結ばないんじゃないか、というイメージがあったりもします。しかし、自分にできる範囲で、目の前の人を支え、運動を支えていく、そういう形があって、こうして実を結んでいるのだと分かりました。
とりあえず私としては、大学でのインターン報告会にて、あおぞら財団で学んだことと西淀川の公害について、自分なりに話をしてこれたら、と思います。

(記・あおぞら財団インターン生 岩本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2021年12月21日12:14 PM

【インターン】あおぞら市で考える、「美味しい」と「環境」の関係(11/24)

インターン生の岩本です。

今回は11月24日のあおぞら市におじゃましました。あおぞらビル1Fのあおぞらイコバにて、第2・第4水曜日に開催中です。

今回の出店は4店で、韓茶カフェ「流れる千年」さんのおやつやキムチなど出張販売や、体にやさしいパンのお店「cura pane(クーラパンネ)」さん、「谷口ファーム」さんのオーガニック野菜販売、「楽成体(らくなりたい)」さんのワンコイン足もみでした。

 

寒い日も増えている中、今日は朝から日差しがぽかぽかと暖かく、ふらりと立ち寄る方も多くいらっしゃいました。オーガニック市の名の通り、オーガニック野菜や体に良いおやつやパンなど、魅力的な品物が沢山並んでいました。

今回はインターン生としてお話を伺うために来たはずが、物欲に負けて買い物タイムになることもしばしば…。でもそれだけ、出店者の方々の思いがあついということ。品物について大切にお話される様子を見て、つい、それも下さい、と買い物タイムを延長させてしまいました。(物欲の塊になっていたら、足もみに行きそびれてしましました、残念…)こんな感じでインターン生を名乗っても大丈夫か、若干不安になりつつも、やっぱり素敵!食べたい、おいしい!と、大変楽しませていただきました。

中でも私が印象的だったのは、皆さん持ってこられた品物をとても大切にされていることでした。ご自身がいいと思ったものを(作って)売る。誰かの気持ちがこもったものを買う。それはとても心地よいことなのではないかと思います。

そしてそれは結果的にフードロスの削減や、持続可能性の広がりに繋がっていくと考えられます。思いのこもった好きなもの、よいと思うものは捨てたくないし、ずっとあってほしい、広がってほしいと思うはずです。

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実際に小さめの間引き大根(右)も販売中。左の大きくなったものより葉が柔らかくておいしいとのお話です。葉の色も鮮やかでみずみずしく、10年以上農薬を使っていない畑で大切に育てられているのにお安い…。他のお野菜と一緒に、わしわしと買いこみました。

このような場があることは、地域の交流が生まれ、ローカルで低エネルギーな、空気を汚しにくい消費が生まれ…と、公害地域の再生にも効果的だと考えられます。

環境問題が重視されて長いですが、マイナスなお話が多いなど、楽しく環境問題に取り組める間口は案外狭いように思います。ですがあおぞら市では、皆さんとってもポジティブに、自然体で自らの品物やその思いについてお話してくださいます。楽しく前向きに環境問題に関わるにはちょうどよい場所ではないでしょうか。

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「クーラパンネ」さんのランチ。パンは国産酵母のとっても芳醇な香りがして、他のお料理も全部おいしい。(現在はテイクアウトのみです)一緒に「流れる千年」さんの薬膳ホットコーラもいただきました。チャイのような、じっくり抽出された香辛料の香りが豊かで飲みやすく、午後はお腹がぽかぽかでした。安くて健康に良くておいしいくて、環境にもよいとは、最高ですね。

持ち帰りにパンいろいろとキムチ(おうちの冷蔵庫でも発酵が進み、味の変化を楽しめる「生きているキムチ」とのこと!)も買いました。

 

帰りは戦利品の重みが手にくいこむほどでしたが、買った野菜とキムチで料理をしたり、朝ごはんにパンを食べたり、家でもおいしく楽しめて、とてもよかったです。自然な形で、自然とつながる、そのような心地よいエコを感じる場所でした。

次回開催は12月8日です。ぜひお越しください。

(記・あおぞら財団インターン生 岩本)

今後の予定

<2021年>12/8、12/22

※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください

★☆★出店者募集中★☆★
あおぞら市で一緒に素敵なお店を出しませんか?野菜や雑貨、その他応相談。1スペース500円

★地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中 ~出会い、憩い、つながる場所に~
あおぞらビル1Fの地域交流スペース「あおぞらイコバ」は、会議、ギャラリー、コンサート、上映会などにご利用いただけます。https://aozora.or.jp/ikoba
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円

■お問い合わせ・ランチ予約
あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
〒555-0013大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885

Filed under: あおぞらイコバ,イベント報告・ホームページ更新,インターン生 — aozorafoundation 公開日 2021年12月2日10:39 AM

【インターン】かるたで防災学習会!防災勉強会の参加報告(8/31)

8月31日(火)に淀協友の会姫島支部の防災学習会が行われ、あおぞら財団の谷内が講師として招かれました。参加者は10人(講師等含む)です。
最初に西淀川の災害や災害の基礎知識、生活の中に防災を取り入れるコツについてお話した後、にしよど親子防災部で作成した「にしよどおやこぼうさいかるた」体験とマイかるたづくりを行いました。
一緒に参加したインターン生のレポートです。

—–
インターン生の田中です。
8月31日(火)に、淀協友の会姫島支部の防災学習会に私も参加しました。
西淀川が向き合わなければならない災害問題や、だれでも行うことが出来る災害に向けた対策について学びました。

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学習会の様子。みなさん真剣に話を聞いていました。

学習会では、この数年で日本が数多くの災害に見舞われたこと、地球温暖化によってかつてなかったような大規模な災害が発生していることを学びました。

そのうえで、今後自分たちの地域で災害が発生した際どのように行動するのか、災害は生活の一部にあるものとして日頃から考えていく必要があるものだということを知ることが出来ました。防災については大学で少しばかり勉強する機会があり、多少の知識を持っているつもりでしたが、今回の話を聞いて、防災に関する知識を得るだけではなく実際にアウトプットして、自分の住んでいる地域に照らし合わせていく必要があると痛感しました…!

また、「にしよどおやこぼうさいかるた」で実際に遊んでみたり、自分でかるたを作ったりすることによって、今まで知らなかった防災に関する知識を楽しく学ぶことが出来ました。
「楽しく学ぶ」ことによって普段防災にあまり関心がない方でも、防災を身近なものとして捉えることができるのではないでしょうか。

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にしよどおやこぼうさいかるたで遊んでいる様子。皆さん楽しく遊んでいました!

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私もひとつ作ってみました!絵が上手くないのは目をつぶってください…!

新型コロナウイルスの感染が拡大している日本において、今までのような災害対策、避難所生活が通用しなくなってきています。災害時にすぐ避難所に行くのではなく、家で安全確保ができる場合は在宅避難を検討するということを学びました。
そして、次に来る災害に向けて一度家庭内で話し合いを行い、地域でどのような災害が起こり得るのかということや、災害時にどのように連絡を取り合うのかといったことを決める必要があると感じました。
(記・あおぞら財団インターン生 田中)

参考

「にしよどおやこぼうさいかるた」はにしよど親子防災部が作成したものです。
子ども・子育て支援施設などには無償で配布をしているほか、30セットまでは貸し出しをしています。子どもだけでなく大人も楽しく防災を学べますので、あおぞら財団までお気軽にお声がけください。
こちら↓のページからダウンロードできます。
https://aozora.or.jp/archives/36301

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2021年9月3日2:59 PM

【NAT】いよいよ明日(9/2)西淀川アートターミナルにて企画展が開催されます!

こんにちは。インターン生の板倉です。

いよいよ明日(9/2)から開催される、「宙のように、おおきな」というアートイベントの設営に今日(9/1)も参加させていただきました。

今日は、川筋朋代さんの作品の設営展示を主に携わらせていただきました。(画像上)

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作家川筋さんは油絵のさんとして活動しておられます。今回はヨーロッパの石畳の路地をキャンバスに描き、絵の中に登場する路地中の建物を金属板で作られたオブジェで、より路地を感じることができる作品を制作されました。

TVや何かの写真で見たことのあるようなヨーロッパの路地風景を思い浮かべながら、作品を見てほしいとおっしゃっていました。私も実際にヨーロッパには訪れたことがないのですが川筋さんの作品を見ながら想像していると、ヨーロッパの路地を歩いているような…。

私は3日間ほど設営に携わらせていただきましたが、様々な作品についてたくさんお話しさせていただき、貴重な体験となりました。外出自粛の日々が続きますが、無理のない範囲でぜひお越しください。

記:インターン生・板倉

https://nishiyodo-art.com/gallery/exitingsize/nat チラシ画像

※あおぞら財団は「みてアート実行委員会」、「西淀川アートターミナル運営会議」の事務局です。
みてアート・御幣島芸術祭:https://miteart.blogspot.com
西淀川アートターミナル:https://nishiyodo-art.com
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

Filed under: イベント案内,インターン生,みてアート — aozorafoundation 公開日 2021年9月1日5:42 PM
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