あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » 環境保健

5/21(木)楽らく呼吸会(千北診療所)で遠足に出かけました

2015年5月21日(木)、千北診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回はいつもの診療所を飛び出し、矢倉緑地公園まで遠足に出かけて歩きました。参加者は10人(内、患者さん6名(家族の方を含む)、スタッフ4名)でした。

五月晴れの気持ちのいいお天気で、絶好の遠足日和になりました!
昨年秋に矢倉へ出かけて以来、という方や、呼吸会では初めて一緒に訪れる方もおられました。

P1100226

抜けるような空の色と木々や草花の緑、そして太陽の光。思わず、「気持ちいいなあ~!普段のしんどいこととか忘れるなあ」と言いながら、みんなで歩きました。

P1100227

西淀川の名所でもあり、海岸に隣接している矢倉緑地。海からの風もまた心地よかったです。

しばらく、それぞれ思い思いに過ごしました。

P1100238

四葉のクローバーを探したり、

KIMG2349

公園に咲いている草花を摘んだり、公園内をゆっくり散歩したり。

P1100251P1100252
こんなかわいらしいブーケもできました!

普段は手押し車を押して歩いている人も、杖もつかずうろうろ歩きまわって夢中で花を摘んでいる姿が印象的でした。お家と病院までの道しか歩くことがない、と話していた人も、「こんなところを歩けてうれしい!」といきいきした表情を見せてくださいました。

散策のあとは復習をかねて、おなじみの呼吸体操をみんなでおこないました。
口すぼめ呼吸で息を整えてから、肩や首の筋肉をのばしました。

P1100259P1100262

最後は、「しぇーのポーズ」で脇腹の筋肉をのばして笑顔!

みなさんとてもいい表情をされていました。自然に体を動かすことができ、気持ちもリフレッシュできる遠足の機会は、患者さんたちにとってすごく大事な時間になっているのだと感じました。

P1100269

開催後のアンケートでは、6人中5人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、6人中2人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、1人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「(呼吸体操を)やれば呼吸が楽な気がする」「しぇーのポーズが分かってよかった」といった感想がありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…6月12日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・千北診療所……7月16日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……7月17日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015年5月29日2:22 PM

2015年度「楽らく呼吸会」年間スケジュールができました!

呼吸ケア・リハビリテーション教室「楽らく呼吸会」を今年度も引き続き実施しています。ぜん息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器疾患を抱える患者さんやそのご家族の方が参加し、毎回いろいろなテーマで学習したりおしゃべりしたりしながら、交流しています。(詳細は、こちら をご覧ください。)
のざと、千北、姫島の各診療所の年間スケジュールと内容が決まりましたので、お知らせします。日程をチェックして、気軽にご参加ください!

IMG_2543

2015年度 楽らく呼吸会スケジュール
【第30回】
4月10日(金)14:00~15:30 のざと診療所 自己管理について(講師:医師)
5月21日(木)14:00~15:30 千北診療所 みんなで歩く(矢倉公園)
5月22日(金)14:30~16:00 姫島診療所 みんなで歩く(矢倉公園)

【第31回】
呼吸リハビリ、自分でできる運動、体力測定(講師:理学療法士)
6月12日(金)14:00~15:30 のざと診療所
7月16日(木)14:00~15:30 千北診療所
7月17日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第32回】
栄養について(講師:栄養士)
8月7日(金)14:00~15:30 のざと診療所
9月17日(木)14:00~15:30 千北診療所
9月18日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第33回】
呼吸リハビリ、自分でできる運動、体力測定(講師:理学療法士)
10月9日(金)14:00~15:30 のざと診療所
11月19日(木)14:00~15:30 千北診療所
11月20日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第34回】
禁煙について(講師:ATB【あかん!たばこ!ぼくめつ!】)
12月11日(金)14:00~15:30 のざと診療所
1月21日(木)14:00~15:30 千北診療所
1月22日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第35回】
薬について(講師:薬剤師)
2月12日(金)14:00~15:30 のざと診療所
3月17日(木)14:00~15:30 千北診療所
3月18日(金)14:30~16:00 姫島診療所

<問い合わせ・連絡先>
あおぞら財団 06-6475-8885(鎗山)
西淀川公害患者と家族の会 06-6475-0790(上田)

(チラシは、こちらをクリック!

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

吉田

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015年5月18日3:19 PM

4/10(金)楽らく呼吸会(のざと診療所)でぜん息・COPDの自己管理についてお話を聞きました

2015年4月10日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から医師の福島さんを講師に迎え、自己管理について勉強しました。参加者は11人(内、患者さん6名(家族の方を含む)、医師3名、スタッフ2名)でした。

まずは、ひとりひとり自己紹介。
呼吸器疾患の患者さんご本人は、自身の病気の症状や体の調子についても話してくださいました。「自分で自己管理しているつもりだけど、年も重ねてきて、できてるかどうか…」と、不安な気持ちを語られる方も。
ご家族がぜん息患者だという参加者からは、「家族なので本人の本当のしんどさがわからない」という声も出され、家族の立場から病気と向き合って学んでいきたい、という気持ちが伝わってきました。

IMG_4686

自己管理で普段気をつけていることは何ですか?という投げかけに対しては、「毎日歩くようにしてる」「うがいをする」「寝る前、お風呂のとき、台所に立っているときなどなるべく体を動かすようにしている」「意識して腹式呼吸を心がけている」、また、家族の方が筋力トレーニングをしているという声もありました。

体調維持のためにできることとして、以下のようなポイントが挙げられました。
①まず病気について知る
②お薬について知る
③食事に気をつける
④適度に運動する
⑤禁煙する
⑥環境に気をつける
⑦悪化のサインを知る

(②③④⑤については、楽らく呼吸会の別の回のテーマとしてそれぞれ詳しく学びます。)

①ぜん息とCOPDの特徴についてあらためて確認をしました。
いずれも空気の通り道(気管支)が狭くなる病気で、主な症状には、息苦しさや咳・痰(たん)があります。その中でも、急に発作が起こるのがぜん息、日常的に動くと息苦しいのがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。

⑤適度な運動を維持することが大切、というお話がありました。家にこもりっきりにならず、外出する機会を意識的につくるようにするのもひとつの方法です。

⑥ぜん息の症状を引き起こす原因になりやすいダニ、カビを防ぐために、湿気とホコリをためないように家の環境に気をつけましょう。また、動物や昆虫、花粉がアレルゲンの場合もあるので、調子が悪くなる原因を自分で把握しておくことも大事です。

⑦症状が悪化する前のサインを知る手立てとして、「ピークフロー日誌」を日常的につけることで、変化に気づくことができます。ピークフローとは、大きく息を吸い込み、力いっぱい息を吐き出す強さ(速度)の最大値で、気管支の様子がわかるものです。ピークフロー値が低いほど、気管支が狭くなっている状態(発作が起こりやすい状態)であることを表します。

IMG_4693

※参考:ピークフローの測り方 (独立行政法人 環境再生保全機構のホームページ)

ピークフローメーターを用意し、参加者ひとりひとり試してみました。いつも家で測っているご自分のピークフローメーターを持参する人や、初めて測るという人もいて、みんなでわいわいとおしゃべりもしながら、楽しく測りました。

IMG_4691

標準数値を気にするのではなく、ぜん息の発作が出ていなくても、こまめに測って数値が落ちていないかチェックすることが大切です。自分の気管支の状態がよくわかるので、体力維持のため、ぜん息の自己管理のためにも、ぜひ「ピークフロー日誌」をつけてみましょう。

IMG_4698

あおぞら財団では、ピークフローをつけるための日記(冊子)を置いていますので、使ってみたいという方はお問い合わせください。

今回、直接お医者さんに病気のことを気軽に聞いたり、自分や自分の家族のことをひとりひとりゆっくり話すいい機会になったと思います。

開催後のアンケートでは、6人中5人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、6人中2人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】と答えています。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所……5月21日(木) 14:00~15:30(みんなで歩く)
・姫島診療所……5月22日(金) 14:30~16:00(みんなで歩く)
・のざと診療所…6月12日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015年4月24日5:41 PM

楽らく呼吸会あります!(のざと4/10、千北5/21、姫島5/22)/ニュースNo.29できました!

楽らく呼吸ニュースNo.29できました
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)

ニュース29

楽らく呼吸会では、呼吸リハビリや呼吸器疾患に関する学習などを行っています。
先日はのざと、千北、姫島診療所にて、薬剤師さんと一緒にお薬の勉強をしました。
この楽らく呼吸ニュースには、ぜん息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の薬の種類や、吸入薬などの使い方のポイントが載っていますので、ぜひ読んで参考にしてみてください。

次回、のざと診療所では、医師から自己管理についてのお話を聞きます!
千北・姫島診療所では、矢倉緑地公園へ出かけてみんなで歩く予定です。
皆さん、奮ってご参加下さい。

【次回予定】
のざと診療所 4月10日(金)14:00~15:30
千北診療所 5月21日(木)14:00~15:30
姫島診療所 5月22日(金)14:30~16:00

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 5:39 PM

3/20(金)楽らく呼吸会(姫島診療所)で薬についてのお話を聞きました

2015年3月20日(金)、千北診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は、そよかぜ薬局から薬剤師の竹内さんを講師に迎え、薬についての勉強を行ないました。参加者は9人(内、患者さん5名(家族の方を含む)、薬剤師1名、看護師1名、スタッフ2名)でした。

前半は、わかりやすく図や写真を交えたスライドを使ってお話してくださいました。まずは、ぜん息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の特徴や症状について復習。「ぜん息とCOPDの違い」を見極めるポイントの一つとして、アレルギー性の場合はアレルゲンの問題や、気温の変化が原因で呼吸困難が夜間(明け方)に起きるのが気管支ぜん息、運動時に呼吸困難が起きるのがCOPDです。両方を併発している人も多いということです。

IMG_4653

それから、治療に使うお薬の種類や効能などについてお話を聞きました。
気道の炎症の原因となるアレルギー反応を抑えるための「抗アレルギー薬」は、継続して服用することが重要。効果が出るまでに時間がかかるので、勝手に服用を止めてしまうのではなく、主治医のOKが出るまで飲み続けましょう。

「吸入ステロイド薬」は、発作の予防としてよく用いられます。副作用の代表的なものに声枯れや口腔カンジタ症があり、薬が口の中に残ることによって起こるので、吸入後にうがいをすることが大切です。

そして、吸入方法の確認も行いました。いろいろな吸入薬の種類がありますが、「定量噴霧式(MDI)」「ドライパウダー吸入薬(DPI)」の2つに大きく分けられます。
慣れてくると自己流の使い方になりがちなので、あらためてそれぞれ使い方のポイントを確認しました。

<MDIの場合> オルベスコ、キュバール、フルタイドエアー、メプチンエアーなど
・使用前に容器を振る
・続けて2回吸入する場合は、少し間をあける(1分程度)
・吸いこむ速度は、ゆっくり深く

<DPIの場合> フルタイドディスカス、パルミコート、アドエアディスカスなど
・薬のセットを正しくする
・吸い口に向かって息を吐かない
・吸いこむ速度は、速く強く(そばをすするようなイメージ)

また、吸入薬の残量をチェックしておくことも大切です。残量を確認するための装置もあるので、薬局で尋ねてみましょう。

後半は、ハイ・チェッカーについてのお話。
ハイ・チェッカーは、1秒量、6秒量(これ以上息を吸うことができないほど息を吸い込んだ状態から、できるだけ速く息を吐き出したときの最初の1秒間/6秒間に吐き出すことのできた息の量のこと)の測定を行い、その結果と身長、年齢、性別などの情報を元に、現在の肺の状態を年齢という形で数値化するものです。

IMG_4656

まずは、ハイ・チェッカー確認表の該当する項目をチェックしてそれぞれ記入しました。「階段を昇るなどの簡単な運動で息切れする」「天候によって咳がひどくなる」「タバコを吸っていたことがある」など、症状や喫煙、肺の病気についての項目が並んでおり、その中から当てはまるものを選びます。
ハイ・チェッカーで測定した数値は、確認表のチェック項目と合わせて、自分の肺の状態を確認するための目安となります。

実際に、ハイ・チェッカーを使って測定してみました!参加者の中には、呼吸器疾患の患者さんたちは何度も測ったことがある、という人もいましたが、初めて測るわ~と、興味津津に話す患者さんや家族の方もおられました。
測定方法のお手本を竹内さんが見せてくださり、その後みんなでやってみました。

IMG_4658

IMG_4662

数値はあくまで目安ですが、測定結果に喜んだり、楽しみながら挑戦していました。ハイ・チェッカーは西淀川区の薬剤師会に加盟している薬局にはすべて置いてあり、無料で測定することができます。

たまたまいつもより参加者が少なめでしたが、持参したお薬手帳を竹内さんに見せながら質問する人もあり、ひとりひとりじっくり疑問や気になることを出し合う機会になり、充実した時間を過ごすことができました。参加者同士でお互いに近況をシェアしたり、おしゃべりをするひとときも交えて、とてもいい表情で帰っていかれた患者さんたちが印象的でした。

開催後のアンケートでは、5人中2人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、5人中2人が呼吸リハビリなどの運動を【2・3日に一度ぐらい】していると答えています。その他に「薬の話大変良かった」といった感想や、「友人に参加を呼び掛けています」といった声もありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…4月10日(金) 14:00~15:30(自己管理について)
・千北診療所……5月21日(木) 14:00~15:30(みんなで歩く)
・姫島診療所……5月22日(金) 14:30~16:00(みんなで歩く)

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015年4月3日5:35 PM
« 次のページ前のページ »