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ブログカテゴリー » 環境保健

楽らく呼吸会あります!(のざと10/10、千北11/20、姫島11/21)/ニュースNo.26できました!

楽らく呼吸ニュースNo.26できました
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)
ニュース26

楽らく呼吸会では呼吸リハビリを実施しています。
先日はのざと、千北、姫島診療所にて栄養士の方と一緒に栄養について勉強しました。この楽らく呼吸ニュースには栄養不足を予防するポイントや、夏バテ解消の簡単レシピなどをまとめていますので、ぜひ読んで参考にしてみてください。

次回は、理学療法士さんと一緒に、呼吸リハビリと体力測定をおこないます!
皆さん、奮ってご参加下さい。

【次回予定】
のざと診療所 10月10日(金)14:00~15:30
千北診療所 11月20日(木)14:00~15:30
姫島診療所 11月21日(金)14:30~16:00

※番外編:千北診療所から、矢倉海岸へ遠足に出かけます。
10月16日(木) 14:00~15:30(雨天時、屋内にて別プログラム実施予定)

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2014年10月3日10:31 AM

9/19(金)楽らく呼吸会(姫島診療所)で夏バテ解消の簡単料理について勉強しました。

2014年9月19日(金)、姫島診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回はよどの里から管理栄養士の掛久美さんを講師に迎え、を勉強しました。参加者は13人(内、患者さん9名(家族の方を含む)、管理栄養士1名、看護師1名、スタッフ2名)でした。

ちょうど、夏バテになりやすい時期ということで、夏バテを解消する簡単料理のレシピを教わりました。
なぜ夏バテになるのかというと、汗をかくとビタミンやミネラルが失われて不足し、胃の機能が低下することにより食欲が落ちてしまうからです。そうすると、必要な栄養を摂ることができなくなり、体力の消耗が激しくなります。

そこで、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。簡単な工夫や食欲増進のコツなどを教わりました。

・具だくさんの一品料理…麺類にも野菜や肉をたっぷりのせると、栄養バランスが良い
・菓子パンではなくサンドイッチを食べるようにする
・香辛料や薬味を上手に使う(生姜やシソを添えたり、香辛料たっぷりのカレーもおすすめ!)
・簡単味噌汁…冷凍しておいた小分けパックの鰹節を揉んで、お椀に大さじ1杯の味噌を入れお湯を注ぐと出来上がり。

また、「きちんと3食食べるのは無理…」「めんどうくさい」といった声も聞かれました。
年齢と共に「食べたくない」という気持ちが強くなってきますが、楽しみながら食べることが大事!というお話もありました。誰かと一緒にご飯を食べる、というのも楽しむためのポイントですね。

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お話を聞いた後は、調理実習の時間。今回挑戦するメニューは、【オクラのピリ辛焼き】と【オクラのパン粉焼き】です。
山芋やオクラなどのネバネバした食材は、疲労回復効果の高い成分が含まれているため、とてもおすすめということです。

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普段はあまり料理をしないという人も、久しぶりに包丁を握った様子で、みんなで見守ったり、あれこれ話も盛り上がり、楽しく過ごしました。

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本当に手軽にできて、味もよく、「おいしい」「いくつでも食べられそう!」とみなさんに好評でした。

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レシピは、以下の通りです。ぜひ一度試してみてください♪

【オクラのピリ辛焼き】
材料:オクラ、マヨネーズ、醤油、七味唐辛子
①オクラの額を取る
②マヨネーズと醤油を混ぜ合わせる
③オクラを②に入れからめる
④アルミホイルをのせたトースターの天板に並べ七味唐辛子をかける
⑤5~6分焼いたら出来上がり!

【オクラのパン粉焼き】
①~④まで同じ工程で、パン粉をふりかけ、パン粉をつけてオーブントースターで5~6分色がつくまで焼く。醤油または麺つゆをつけてもよい。

開催後のアンケートでは、9人中8人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、9人中1人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、5人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他、簡単料理の作り方を知って「かんたんなのでびっくり」「帰って作ります」といった感想がありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…10月10日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・千北診療所……11月20日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……11月21日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)
※番外編:千北診療所から、矢倉海岸へ遠足に出かけます。
10月16日(木) 14:00~15:30(雨天時、屋内にて別プログラム実施予定)

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2014年9月25日1:43 PM

9/18(木)楽らく呼吸会(千北診療所)で栄養について勉強しました。

2014年9月18日(木)、千北診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から管理栄養士の大西哲也さんを講師に迎え、呼吸器疾患と栄養について勉強しました。参加者は11人(内、患者さん6名(家族の方を含む)、管理栄養士1名、スタッフ3名、看護学生1名)でした。

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まずは、自己紹介と共に、それぞれ食事に関して日常気にかけていることなどを出し合いました。
一人暮らしだけどなるべく自分で料理を作るようにしている、野菜を主にしてドレッシングを変えたりして工夫して食べている、3食必ず食べている、など、みなさんいろいろ気を配っておられることが伝わってきました。
ただ、毎食きちんと食べることや、自分一人のために食事を作ることが「めんどうくさい」という言葉も結構出ていました。そうですよね…すごくわかります。

大西さんは、昨年も講師として来てくださいましたが、1年ぶりに会うメンバーの方々のお変わりない様子を見て、「お元気そうですね!」と再会を喜んでおられました。
この1年意識して取り組んだこととして、毎日必ず魚を食べるようにしたそうで、その結果、血管年齢が下がった、という報告も。

そして、「良好な栄養状態とは?」「COPDと栄養」をテーマにお話を聞きました。

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最近は、少数家族や単身世帯が多く、偏食傾向になって栄養バランスがくずれ、体調不良や低栄養状態になる人もいます。

そこで、栄養状態を良好に保つためにチェックしたいポイントは、

①体を動かしていますか?
②定期的に健診や受診はしていますか?
③毎日、口の中を観察していますか?

③に関しては特に毎日心がけたいことです。歯みがきはすごく大切!
フロスや糸ようじを使った歯のお掃除もおすすめされていました。口腔ケアは、健康を保つ秘訣、ということです。みなさん熱心に聞いておられました。

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栄養状態の目安は体重です。
「BMI」の値を計算して、下の図を参考に、自分の体重をチェックしてみましょう!
  BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

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(http://www.terumo.co.jp/consumer/guide/foods/copd/index.html より引用)

また、「サルコペニア」という耳慣れない言葉も登場。筋肉量・筋力・身体機能の低下を意味します。見た目の体型は普通でも、このサルコペニア状態の人が近年増えているそうで、注意が必要ということです。
栄養状態を良好に保つためのチェックポイント①にもあるように、筋肉量をいかに維持するかを意識しながら、体を動かすことも大切ですね。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患の患者さんは、健康な人よりも呼吸にたくさんのエネルギーが必要です。
そのため、呼吸筋がよく発達しているということで、みんなで意識して確認してみました。

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(耳の後ろから首の側面にある筋肉も、呼吸筋のひとつ。)

COPDの患者さんが陥りやすいのは、
息切れ→呼吸筋の酷使→エネルギー不足・食欲低下→呼吸筋の筋力や体力が低下→息切れ→・・・という悪循環。そうならないために、十分な栄養の摂り方について考えることはCOPDの患者さんにとってとても大切です。

そこで、栄養不足にならないためのポイントをいくつか教えてもらいました。
★毎食こまめに、動物性たんぱく質を十分に摂る
★油脂類の不足に注意(1日1品は油を使った料理を!)
★緑黄色野菜、根菜類を豊富に摂る
★食欲がない時はまずおかずを食べ、米飯の量を加減する
★調味料を上手に使って、おいしく食べる
★和洋中など、料理にメリハリをつけて「食」を楽しむ
★会食の機会を作り、家に閉じこもらない
★口腔内のケアを意識する(フロスや糸ようじを使って掃除する)
★楽しみながら、健康情報を積極的に取り入れる

参考:東京都老人総合研究所 地域保健研究グループ『低栄養予防のための食生活指針』

また、栄養バランスのとれた食事の原点として、「一汁三菜」のメニューをおすすめされました。

最後に、いろいろ質問も出て、みなさん積極的に栄養について考えておられる様子が伝わってきました。

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「魚は骨があるから食べづらい…」という患者さんの声にも、「お刺身を食べるといいですよ!」と、簡単に取り入れられる方法の紹介などもあり、とても参考になったようです。

開催後のアンケートでは、6人中5人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、6人中1人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、2人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「楽しく呼吸会が行なわれて良かった」といった感想がありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…10月10日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・千北診療所……11月20日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……11月21日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)
※番外編:千北診療所から、矢倉海岸へ遠足に出かけます。
10月16日(木) 14:00~15:30(雨天時、屋内にて別プログラム実施予定)

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2014年9月24日4:21 PM

楽らく呼吸会あります!(のざと8/8、千北9/18、姫島9/19)/ニュースNo.25できました!

楽らく呼吸ニュースNo.25できました
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)
ニュース25

楽らく呼吸会では呼吸リハビリを実施しています。
先日はのざと、千北診療所にて理学療法士の方と一緒に呼吸リハビリと運動をおこないました。姫島診療所からは、遠足に出かけました。この楽らく呼吸ニュースには家でも気軽にできる運動の方法などをまとめていますので、ぜひ読んで参考にしてみてください。

次回は、栄養士さんと一緒に栄養について勉強します!
皆さん、奮ってご参加下さい。

【次回予定】
のざと診療所 8月8日(金)14:00~15:30
千北診療所 9月18日(木)14:00~15:30
姫島診療所 9月19日(金)14:30~16:00

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2014年8月16日12:46 PM

8/8(金)楽らく呼吸会(のざと診療所)で栄養について勉強しました。

2014年8月8日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回は西淀病院管理栄養士の濱口真衣先生を講師に迎え、栄養についての勉強をしました。参加者は9人(内、患者さん6名、管理栄養士1名、スタッフ2名)でした。

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前半は「熱中症」について。

近年、大阪では8月の最高気温が35度を越える日が増えるなど、気温が高くなる傾向にあります。それに伴って、夏期(7~9月)の熱中症に死者数も急激に増加しています。

特に高齢になると体温調整機能が低下してきますので、熱中症予防のためにはこまめな水分補給が必要になります。ところが、軽い脱水では喉の渇きは感じません。喉が渇いたと感じた時には、すでに水分不足になっています。1時間に100mlぐらいを目安に水分を摂るようにしましょう。その時、0.1%程度の塩分を加えた水が有効です。

スポーツドリンクを飲むとよいと思っている人が多いようですが、夏場にスポーツをしていない人が飲み過ぎると血糖値があがる場合があります。スポーツドリンクを飲む場合は約3倍に薄めて飲むようにしましょう。

また、熱中症は屋外で起こるとは限りません。昼間、気密性の高い住宅では高温になりやすく、夜間も寝ている間に脱水状態に陥ることがあります。さらに物事に集中している時も水分不足が疎かになったりトイレの回数が減ったりしますので、気をつけるようにしましょう。

参加者からは、「麦茶に塩を入れて飲むといいと聞いたことがあるけれど本当ですか?」との質問があり、先生からはミネラルが多いこともあり麦茶はオススメとの回答がありました。少量の塩を入れるのもよく、代わりに塩飴をなめてもよいとのことです。

<熱中症予防「川柳」>
○日中は 喉の渇きがない時も コップ一杯 水で潤う
○寝る前も 夜尿のことは気にせずに コップ一杯 水で潤う

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後半は「COPDと栄養」について。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、気道や肺の細胞などが壊れて肺の細胞などが壊れて肺の機能が低下し、スムーズに呼吸ができなくなる病気です。COPD患者さんはやせ型の人が多いですが、息切れなどにより食事を十分に摂取しにくく、体に必要な栄養素が不足しがちになるためです。すると、ますます体力や筋力が落ちて息切れが強くなるという悪循環に陥ります。

COPD患者さんは「包括的呼吸リハビリテーション」を行いますが、その中でも大切なキーとなるのが「十分な栄養」を摂ることです。栄養状態を把握する目安は体重です。BMIを計算して適正な体重を把握するようにしましょう。

<体重を落とさないためのポイント>
①毎日十分な栄養を取りましょう。
②一度にたくさん食べられない場合は、補食などで食事の回数を増やしましょう。
③補食は少量で高カロリーな物を選びましょう。(手軽なチーズ・ビスケット・和菓子・果物など)
④油を 上手に活用しましょう。

筋肉量が減少しやすいCOPD患者さんには、タンパク質の摂取が欠かせません。カツオ、マグロ、アジなど青背の魚や大豆製品をはじめ、さまざまな食品でタンパク質を補給しましょう。また油脂類を上手に活用して栄養を補いましょう。動物性よりも、オリーブ油などの植物性油や魚油がオススメです。

ただし、糖尿病など他の病気を併発している方は事情が異なります。主治医と相談の上、適切な食事を摂るようにしてください。

参加者からは「野菜はどのようにして摂るといいですか?」との質問がありました。基本的には炒めて食べること。生の場合はマヨネーズをかけるなどすると栄養が摂りやすくなります。食べる順番も、野菜を食べた後に、タンパク質、炭水化物の順で摂るとよいとのことです。

夏の食欲不足対策についても質問があり、好きなものを中心に食べるとよいとのこと。冷たいものを摂りすぎないように気をつけると同時に、適度に汗をかくことも心がけましょうとのことでした。また、なるべく毎日同じ時間・同じ条件で体重を計るようにすることも大切ですとのコメントもありました。

開催後のアンケートでは、7人中6人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えました。また、「食事の大切さがわかり、熱中症に気をつけたい」との感想も寄せられました。

次回以降の予定は下記の通りです。少しでも興味のある方は、ぜひご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所……9月18日(木) 14:00~15:30(栄養について)
・姫島診療所……9月19日(金) 14:30~16:00(栄養について)
・のざと診療所…10月10日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2014年8月12日4:59 PM
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