8月4日(金)午後5時から
8月25日の「セミのぬけがらしらべ」に向けた、事前勉強会とセミの羽化観察会が行われました。
場所はあおぞら財団ビル3階 グリーンルームと西淀公園で行いました。
インターン大学生5名、セミ調べ参加者2名(うち子ども1名)
西淀川高校生1名、大阪商業高校ボランティア部2名と先生1名、スタッフ2名、講師含め計15名が参加しました。
講師として 公益財団法人 大阪自然環境保全協会(http://www.nature.or.jp/)
高畠耕一郎さんと山本智子さんをお招きして、指導していただきました。
最初に山本智子さんから紙芝居でセミの一生、生態について学びました。
紙芝居なんて何年振りだろう、新鮮だなあと思いながら、とてもわくわくしてみることが出来ました。
わくわくしてみている中で、鳴くのはオスだけということや、セミの種類によって生まれる月、寿命が違うこと等たくさんのことを知ることが出来ました。
子どもさんも真剣に見入っていて嬉しくなりました。
次に高畠耕一郎さんからスライドを用いてセミの種類、抜け殻の見分け方、過去に行われた抜け殻調べの様子、セミの羽化の様子を見ました。
イラストや写真を使用し詳しく教えてくださいました。
かなりたくさんの資料を用い、羽化の様子も細かく写真を見せて説明してくれました。
羽化したてのクマゼミの羽は透明で、きれいな緑色の体液が見えてとっても綺麗でした。
実際にセミの抜け殻を見分けてみました。
始めのうちは見分ることが難しかったのですが、たくさん見分けているうちに
皆オスとメスを見分けることが出来るようになっていました。
そして、小平さんから大野川緑陰道路についての説明と、西淀川でのセミ調べについての報告がありました。
皆さんは大野川緑陰道路がどうして作られたのか知っていますか?
大野川緑陰道路は大野川を埋めて道路にされてしまう予定だったところを住民が反対し、1ヶ月2万人の署名を集め、現在の緑陰道路になりました。
そのようなみんなで作った道を私たちは守っていかなければいけないのです。
勉強会が終わり、18時30分頃から羽化の観察をするために、
大野川緑陰道路~西淀公園までセミのぬけがら集めをしながら歩きました。
西淀川のセミはほかの地域のセミよりも羽化が始まる時間が遅いようで、
羽化を見られるかどうか心配していました。
蚊に刺されながら必死に探しましたが、残念ながら羽化を見ることはできませんでした。
当日はたくさんセミのぬけがらを見つけられるよう頑張りたいと思います!
インターン生 桃山学院大学3回生 森 千晃
過去の事前勉強会とセミの羽化観察会2011年 2010年
リベラ125号(2010年7月号)に特集セミでわかる!?地域の環境が掲載されています。