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【10/10】被災地からの報告―地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石の今

2011年の東日本大震災以降、あおぞら財団企画の「関西×東北応援ツアー」で現地コーディネーターをご担当いただいている「三陸ひとつなぎ自然学校」代表・伊藤聡さんの講演会を大阪で開催いたします。

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自らも被災しながら、故郷釜石市・大槌町をフィールドにNPO「三陸ひとつなぎ自然学校」を立ち上げ、復興のまちづくりに取り組む伊藤聡さん。

伊藤さんはボランティアコーディネートなどに取り組む中で、釜石外の人と触れ合った地域の人たちが刺激を受け、地域の女性が郷土料理を通したまちづくりを起業したり、漁師さんが体験プログラムを企画するなど、新たなチャレンジをはじめていくことに注目しました。

震災後、人口が減ってしまった釜石にいかに活気を取り戻すか。

地域の新たなチャレンジの現場に釜石外から人を呼び込み、インターンや視察で関わりをつくることによって、新たな活力を生み出し、事業を加速させることができるのではないか? 「手ごたえがあります」と伊藤さんは語られます。

復興に向けて新たな価値を創出し続ける若きリーダーからその活動を伺います。
参加費は無料です。どうぞご参加ください!

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 地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石の今
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日 時:10月10日(土)13時30分~15時30分
講 師:伊藤聡さん(三陸ひとつなぎ自然学校代表)
場 所:あおぞらビル3階 グリーンルーム(大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階)
 *JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪番出口スグ(UFJ銀行の左・角ビル・国道2号沿い)
参加費:無料

*引き続き交流会を開催します。
10月10日(土)16時~18時
場 所:あおぞらビル3階 グリーンルーム
軽食代:500円(軽食のご用意をするため、事前に申込みください)。

*お申込み・お問い合わせ・・・        
(公財)公害地域再生センター(あおぞら財団)
 担当:栗本、藤江
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
E-MAIL webmaster@aozora.or.jp

《関連企画》
◆◇◆復興に向けて本気な人に出会う旅 被災地応援ツアー2015◆◇◆
※本ツアーの申込先等は(株)岩手県北観光です。
日時:2015年11月27日(金)〜11月29日(日)
集合・解散:仙台駅東口周辺
参加費:
下記の2コースからお選びください(いずれも2泊6食の費用含む)
・浜辺の料理宿・宝来館2泊コース 38,000円
・ボランティアセンター1泊体験コース 32,000円

※ボランティアセンターの宿泊は寝袋です(無料貸出あり)。もう1泊は宝来館
定員:35名(最少催行人数:30名)
詳細はコチラ
内容に関するお問い合わせ(申込先は岩手県北観光となります)
あおぞら財団(企画、呼びかけ)

担当 : 栗本
メール webmaster@aozora.or.jp
申込先(旅行企画実施)
岩手県北観光
(岩手県知事登録旅行業務第 2-112号)
お申し込みは下記の岩手県北観光HPから!!
HP http://bit.ly/1UTQGN5
http://www.kenpokukanko.co.jp/
電話でのお申し込み 0120—183−705
現地コーディネーター
三陸ひとつなぎ自然学校

HP http://santsuna.com/

Filed under: イベント案内 | 東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2015/10/02(金) 14:39

東アジア気候変動ワークショップおよび蛍光灯回収日中専門家交流会(中国:天津)に参加しました

2015年9月21~22日東アジア気候変動ワークショップ
2015年9月23~24日蛍光灯回収日中専門家交流会
2015年9月24日廃食油から石けんを造るプロジェクト推進会及び科学宣伝講座
以上の日程のプログラムに参加してきました。東アジア気候変動ワークショップは参加者としてですが、蛍光灯と廃食油は専門家として講義をいたしました。

東アジア気候変動ワークショップは日中韓の環境NGOが集まり、来年のパリのCOP21に向けて各国の対策を聞き、NPOの共通ステートメントを出すことで合意されました。
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日本の報告は気候ネットワークの桃井さん。理路整然とした報告でとってもわかりやすかったです。どうして石炭発電がよくないのか、わかりやすく説明がありました。
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夜の交流会では15周年のお祝いの会がありました。
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東アジア環境情報発伝所が中心となって行われてきた交流会ですが、直接顔を合わせてお互いの経験を交流し、共に声を上げることの大切さをかみしめた夜でした。

2日目は、天津郊外にある環境に配慮した村を訪問。民家レストランと植林への水やり、有機農法に使っている蟹を釣る体験をしました。ここで植林活動をしているのが天津緑の友という環境NPO。あおぞら財団に訪問してもらったこともあります。
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中国語ですが、イベントの記事が配信されています。

23日~24日の蛍光灯改修のプログラムは天津技術開発区に移動です。「泰達(TEDA)」です。そうです、爆発事故があったところです
日本の専門家として、鶴田和仁さん(医師、水俣病の医学について)、大石一裕さん(GEC、大阪市の蛍光灯回収について)、小原剛さん(野村興産、水銀処理)とあおぞら財団の林美帆(環境NGOの役割)がお話しするというものです。
参加者は中国全土の環境NPO。
主催は天津経済技術開発区環境保全協会
協力が北京環友科学技術研究センター
日本大使館が金銭支援をしています。
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私もきちんと発表しました。
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「私の地域も公害で苦しんでいる」という感想がいろいろと出てきました。汚染物質の測定をどうするかということが焦点になります。日本では市民運動でも測定し、行政も測定の義務があり、情報を公開していますが、中国はそうではありません。ようやくPM2.5のデータが公表されていますが、汚染が問題になったときに、分析会社にお願いすることになるとお金がかかります。こういうところで日本では研究機関や医者が協力を惜しまない様になっており、市民運動を支えるわけですが、中国ではなかなか専門家の協力が得られないことが難しいのではないかと感じました。

それから廃食油から石けんを作るの交流会は、急に決まった交流会で、私も中国に行ってからパワーポイントを用意しました。
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中国ではツイッターもグーグルはだめ。もちろんフェイスブックもダメ。なので、最近フェイスブックに更新していた菜の花の写真が取り出せないという事態に!!
中国というのは、突然物事が変わるし、臨機応変に対応しなければならないし、本当に逞しくならざるを得ないと思いました。
中国の環境NGOの石けん作りもなかなかうまく動いているようです。月餅の入れ物を使ったり、工夫して取り組んでいる様子の報告を聞きました。

会場は図書館と公文書館を兼ね備えた档案館で開催されました。
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皆さんが知りたいのは中国の大気汚染の状況だと思いますが、なかなか厳しかったです。
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写真にうまく汚染が写らないところが厳しいのですが、24日は汚染がひどくてPM2.5が187μg/m3との報告がありました。日本では70μg/m3を超えると外に出てはいけないといわれます。本当に胸が痛くて、せきが止まらなくて空気が重く大変でした。においがしないところが怖いです。
それでも、レンタル自転車が町中にあるなど、車に依存しない街づくりを目指してはいるみたいです。
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そうはいっても自動車が多かったです。

今回の取り組みは北京環友科学技術研究センターの李力さんがコーディネーターでした。李力さんはあおぞら財団の中国環境NGOとの交流でもお世話になっている方です。最後にうれしいプレゼントをいただきました。
中国の中学校の環境の教科書です。
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フードマイレージ買物ゲームも、大気汚染の歴史も、廃油せっけんも全部載せてくれています。これまで交流してきた成果がこうやってあらわれてくるのはうれしいですね。
これからも、交流を続けることで、両国の環境がよくなればと願っています。(林美帆)

公害資料館ネットワーク協働プロジェクト資料保存研究会を水俣で開催しました

2015年9月27日28日に水俣市立水俣病資料館および国立水俣病総合研究センター水俣病情報センターにて公害資料館ネットワーク協働プロジェクトの資料保存研究会を開催しました。参加者は講師を含めて16名でした。
東洋大学の早川和宏先生を講師としてお迎えし、情報公開法・公文書管理法・著作権法を元に公害資料館としてどうしていけばいいかの勉強を行いました。
法律は複雑で、グレーゾーンもたくさんあり、公害資料館として対策を立てなければならないことがたくさんあることに気づかされました。
民間の公害資料館は頑固なラーメン屋の親父の対応(見せたくない人には見せない)をしてもいいですが、公立の資料館は万人に開かれていなければなりません。どのように目録を作成し、公開するかは非常に難しい問題です。
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続いて、国立水俣病総合研究センター水俣病情報センターと市立水俣病資料館、水俣病センター相思社水俣病歴史考証館から事例報告をしてもらいました。
お互いの事例の中で、グレーゾーンが事例と共に明らかになってきました。

二日目は前日に判明した課題に基づいてワークショップです。

IMG_0087IMG_0090IMG_0096(写真は国水研の屋上からの素晴らしい眺め)

「公害資料館にあってほしい資料はなにか」
「公開用目録に掲載する個人情報の線引きと公開したことのリスクについて」
の2点を考えるワークショップをしました。

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ここでまとめた結果は、12月のフォーラムで報告する予定となっています。

みなさま、ぜひぜひ公害資料館連携フォーラムにご参加くださいね。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2015/10/01(木) 15:09

楽らく呼吸会あります!(のざと10/9、千北11/19、姫島11/20)/ニュースNo.32できました!

楽らく呼吸ニュースNo.32できました。
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)

ニュース32

楽らく呼吸会では、呼吸リハビリや呼吸器疾患に関する学習などを行っています。

先日はのざと、千北、姫島診療所にて、管理栄養士さんと一緒に栄養について勉強しました。

この楽らく呼吸ニュースには、健康な体を保つためのポイントなどが載っていますので、ぜひ読んで参考にしてみてください。

次回は、理学療法士や作業療法士のかたを講師に招いて、呼吸リハビリと体力測定を行います。
皆さん、奮ってご参加下さい。

【次回予定】
のざと診療所 10月9日(金)14:00~15:30
千北診療所 11月19日(木)14:00~15:30
姫島診療所 11月20日(金)14:30~16:00

Filed under: イベント案内 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015/09/28(月) 10:02

9/18(金)楽らく呼吸会(姫島診療所)で栄養について勉強しました。

2015年9月18日(金)、姫島診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から管理栄養士の大西哲也さんを講師に迎え、栄養について勉強しました。参加者は11人(内、患者さん8名(家族の方を含む)、管理栄養士1名、看護師1名、スタッフ1名)でした。

まずは、栄養をとりこむ人間の体の仕組みについてのお話を聞きました。人体は細胞の集まりで、さまざまな組織からできています。そのうち、栄養素の消化吸収を行う「消化器系」について詳しく説明があり、みなさん興味深そうに聞き入っていました。

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消化器系(口から肛門まで・全長約9メートルもあります!)の話の中で、唾液の役割についても学びました。食べ物に関することとしては、消化や飲み込みを助ける、味覚を感じる、といった作用があります。唾液は人体にとってとても大事なものです。食べる時には、意識してよく噛み、唾液をしっかり出すようにしましょう。食べるだけでなく、たくさんおしゃべりをしたり、歌ったりするのもいいですね、ということでした。

胃の役割については、消化の第1段階が行なわれるところで、消化を助ける胃酸がたくさん分泌されます。食べ物が胃に滞在する時間は、食べ物の種類によって異なり、ごはんやパンなどの糖質は2~3時間、たんぱく質は4~5時間、脂質は7~8時間。特に脂肪の多い肉類をたくさん食べた後、胃がもたれやすいのはこのためです。

小腸では、本格的な消化が始まり、大腸へ。食事をしてから便が排泄されるまでは、通常24~72時間かかる、というお話には、驚きました。

このように、消化に関する人体の仕組みについて学ぶことで、食べ物について意識を向けることができたように感じました。

参加者の中から、いろいろ質問も出ました。
低体温が悩み、という人には、免疫力を高めるため、手足を冷やさないようにすることが大事、とのお話がありました。料理の工夫としては、生姜をきかせたものを食べるのもいい、ということです。

自分の体調や病気のことを話す人もいて、この呼吸会が安心して悩みや気持ちを話せる場になっているんだなとあらためて感じました。

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呼吸器疾患の患者さんは、やせ気味になりやすいですが、体重の維持も体を健康に保つために大切です。

また、呼吸するのにエネルギーを使うため、少しの量でたくさんのエネルギーを摂取できるような料理の工夫が必要になります。

健康な身体を維持するための10項目も教えていただきました。
のざと診療所での様子をご覧ください。)

全部きっちりやらないと!…と思うとなかななか大変に感じてしまいますが、このようなポイントに意識をもつようにすることがまず大切、というお話にみなさん納得。
また、楽しく、おいしくごはんを食べる、ということも大事ですね!

開催後のアンケートでは、8人中6人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、8人中1人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、3人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「本当に日常ためになる学習でした。これを元にして日々を送りたく思います」といった感想がありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…10月9日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・千北診療所……11月19日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……11月20日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015/09/28(月) 10:02
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