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茨木市でフードマイレージ講座(7/24)

茨木市のボランティア団体 彩都オレンジリンクの会が茨木市版のフードマイレージ買物ゲームを作ることになりました。
そのワークショップにあおぞら財団のインターンシップ生のクリスティーナ・ヴィードさんが同行してレポートを書いてくれました。(林)

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茨木市で地域のボランティアさんや学校の先生にフードマイレージ講座をしました。初めに、かんたんなゲームの紹介がありルールを覚えました。そのあと二つのグループはゲームを始めました。

Yesterday was the food mileage event at (location) for local volunteers and school teachers。The evening started with simple introductions and explanations of the rules and afterwards each group dove right into starting the game.

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現在のグループは左で1970年のグループは右です。それそれのグループはあたえられた予算の中で購入する食べ物を決めて食事をつくらなくてはいけません。また食べ物を買いにいく行き先と方法を決めます。

The groups were separated with the 1970 team to the right and the current times to the left. Each group had to create a meal using the given budget and decide where they would purchase the food and how they reach the desired destination to purchase the foods.

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現在のグループを見たら、食べ物の決めて買う時に少しむずかしいと思いました。このゲームで設定された予算は4人家族の予算です。私のグループは5人だったので5人でひと家族と考えた時、この予算で食事をつくるのはむずかしいと思いました。けれど、4人家族として買い物をするとちょうど良い量の食べ物がかえました。

I was able to sit and participate in the present time table and we realized that deciding what to buy and stay within our budget was a really difficult process. The food prices were a bit high and we also had to make sure we had enough food for the entire family to eat.

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その後でそれそれのグループは晩ご飯の絵をかきました。そして食べ物を運ぶのに出されたCO2の量を学びました。フードマイレージ講座はとてもおもしろく、皆たくさんのことを学びました。After the decision of what to eat each team prepared drawings of what they would prepare. Afterwards the results were presented of the CO2 levels of the goods. The entire event was very surprising to see. Everyone learned a lot from the game.

このフードマイレージ講座は私の初めての経験でした。このゲームはすこしむずかしいけど、全体的にはたのしくて、とおもしろい経験でした。

This was my first time experiencing the food mileage event. It was a bit difficult for me to understand but overall the event was a fun and interesting experience.

あおぞら財団インターン

バード大学

ウェイド・クリステイナ

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 事務局 | インターン生 | 環境学習 | フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2013/07/30(火) 16:52

廃油で走るイイから号が西淀川に

天ぷら油で動く『イイから号』が、あおぞら財団へ給油にきました。
財団からは30ℓの廃油を提供。1ℓで10km走るので300km走れますね。

けんちゃん

提供した廃油のうち10リットルは、未使用賞味期限切れのもの。
お店を閉めた居酒屋のご主人から頂いたものです。
廃油を車に入れるには、こさないといけないのですが未使用の油は濾す手間がなく喜ばれます。
店主のマンションへとりにいった廃油、有効に使ってもらって良かったです^^

20ℓは、近所の人があおぞら財団に持ってきてくれた使用済みの天ぷら油です。
廃油がきれいと喜ぶイイから号の運転手けんちゃん。
この量では、3時間くらいかかるかなといっていました。

廃油も品質がいろいろあります。未使用の廃油を持ってきて頂いた場合は、車の燃料として提供しています。
皆さん、賞味期限が切れた廃油はぜひお持ちください。

イイカラ号集合

集合写真は、左から、あおぞら財団廃油回収担当の下田君と、けんちゃん、財団インターン生のクリスティーナさん

(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2013/07/29(月) 17:38

都市型インタープリテーション講座 ②

都市型インタープリテーション講座
2013年7月13日~14日

前回からの続きの講座になります。
各自が考えたプログラムを受講生にお披露目です。
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最初に、前回の講座からの間に起きた出来ごとについて、語ってもらいました。
こういう雑談があることで、お互いの距離が近くなり、意見も言いやすくなります。
たかが雑談、されど雑談。雑談は大切なんですよ。
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トップバッターは栗本さん。
「一枚の絵、写真、そして1人の物語 産業の発展・環境を考える」と題し、
中国の小学生が書いた未来の絵を切り口に、西淀川の在日朝鮮人問題、公害病の問題に切り込んでくれました。
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相澤さんは、「まちは何でできている?交通手段のランキング」を披露しました。
世代別の交通手段について、みんなで考えました。
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小平さんは、「農業から都市化へ~失われたものを考える」と題し、
西淀川の地域が変遷していった様子を地図をもとに創造するというワークを行いました。
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天野さんは、「大野川緑陰道路を知ろう」ということで、
大野川緑陰道路に出て、感じて、歴史を学習するワークを実践しました。

一日目は、時間の関係もあって、全員分の課題を披露できなかったのですが、
頭で考えていたプログラム案を実践してみて、思うように人に伝わらなかったり、内容が盛りだくさん過ぎたり、
受講生は実践してみないとわからないことが多いと感じたようです。

二日目は、立命館大学のアメリカ人交換留学生を受け入れしたので、インタープリター研修の受講生にプログラムを披露してもらいました。様子はこちらです。
天野さんと小平さんにプログラムを披露していただいたのですが、
内容や、説明が前日の様子とは打って変わって、解りやすく、参加者とのやり取りを重視していました。
実践することで、プログラムがよりよくなっていくことを実感しました。
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受講生も、留学生と一緒に公害被害者のお話を聞いてもらいました。

午後からは、再びプログラムの披露です。
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大西さんは「西淀川の産業これ、面白いかも!?」を披露。
未来にあったらいいなぁという技術を参加者に考えてもらい、実際に西淀川で作られているロボットなどを紹介しました。
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最後は神原さん「あなたもテキスタイルデザイナー」
緑陰道路でとってきた葉を使って、エコバックに模様をつけていきました。
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みんなの作品は個性的ですよね。

最後に西村先生からチルデンのインタープリテーション6つの原則を紹介してもらいました。

最後に感想の共有です。
・ 自分は、大学院の研究で子どもたちに東大阪の町工場について学んでもらうことを実践として行うが、都市型インタープリターとしての役割を担っていきたい。
・ 西淀川にも町工場がたくさんあるので、東大阪と連携していくことができたら。
・ こうした技術は、本では学べない。
・ いろいろ参加していた時期があり、思い出すことができる。
・ 人権教育、環境を複合させた取り組みを行いたい
・ 兵庫での部落での取り組みのなかで、自分たちの生活保障だけでなく、環境のことを考えないといけないよねという話になっていて、そういうときにこういう自然体験のプログラムを取り入れたい
・ これからの研究の分野なんだろうということで、歴史的な分野をどうしたらできるんだろう。課題がみえた。
・ 5年生の教科書で出前を行ってきたが、機会があれば、緑道でもう少し挑戦していきたい
・ 大経大の学生とエコまちネットワーク、10年活動を行ってきたが、東淀川で大経大とその住民とこういう取り組みを行いたい
・ 津波のことを今やっているが、自分たちどこに逃げたらいいか分からない。(大経大での取り組み)これを使って防災をやれたらいいな。
・ 公害や地域のことを伝えていくなかで、簡単でシンプルな言葉でどのように深みを持たせて、相手に伝えるか、課題だなと思いました。
・ 伝えるときには、経験に結びつけたり、意識することが大事だな。
・ 子どもたちに伝えるとき、そのときは分からないかもしれないが、どう心に残っているかが重要じゃないか。
・ 都市型インタープリター、そもそも西淀川には社会矛盾が多いが、それをどう伝えて行けばいいか、なかなか伝えにくい、ということからスタートした。
・ 皆さんが考えてくれたプログラムを見て、そこが伝えにくいと思い込んでいたことに気付いた。
・ 街に出て楽しむこと、そこに戻って立ち返ることがすごく大切で、今回のプログラムを通じて、公害教育での新しい一場面ができたのではないかなと、目からうろこの4日間
・ あおぞら財団での経験(公害という問題と向き合うなかで)から、都市型インタープリターということを考えた場合、自然のことを伝えるだけでなく環境の持続可能性についても考えてもらえるように伝えていきたい
・ こうした取り組みを共に学び、互いに意見交換のできる仲間が大切、今回はそういう関係性ができているのがとってもいいですよね
・ この講座をふり返ると長かった。
・ 楽しいことっていうのが、人が関わってくる基本。
・ わかるということが楽しいこと、わかったら楽しいよね。きのうのイエス楽しいから興味持てますよね。そんな風に町のなかでの新しい発見や、気付きを楽しみながら伝えてほしい。
・ 都市型インタープリターについて考えみました。都市型インタープリターとは、都市の歴史や魅力、まちの知恵、都市にある自然、地質とか地形、水系、植生、生き物、とても重層的な自然、歴史とか文化、建造物、お寺や神社など。ムスク、博物館、美術館、図書館、道路や街路樹、近郊農村、食材とか伝送食材、生業、暮らし、アイデンティティ、
・ 可能性ってどんなことがあるのかな。
・ 自然的プログラムと社会的公正をどのように伝えるか、ここ(西淀川)では可能、つなぐことができる、
・ 都市型のエコツーリズム、淀川で漁師さんに、市民が役割を行うことができる、コーディネート、インタープリター、

この講座の経験を生かして、西淀川の街の魅力を伝えていく機会を増やしていきたいです。
(林)

地球環境基金助成事業として行いました。

7/21 医療従事者向け ぜん息・COPD患者の呼吸リハビリテーション講習会を開催しました。

2013年7月21日(日)、のざと診療所3階にて、医療従事者向け ぜん息・COPD患者の呼吸リハビリテーション講習会を開催しました(主催(公財)公害地域再生センター(あおぞら財団))。
参加者は医師、理学療法士、作業療法士、看護師、栄養士、薬剤師などスタッフも合わせて約30名でした。
また、今回は特別サポートとして長崎大学の髻谷先生にきていただきました。
(前々回(1/22)の講習会のブログはコチラ、前回(2/17)の講習会のブログはコチラ

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■[講座]COPDの病態と呼吸リハビリテーションの効果(福島啓氏)
・肺機能検査と閉塞性換気障害
・COPDの病態と治療
・呼吸リハビリテーションの効果
・症例紹介

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閉塞性換気障害とは息を吐くときに気道が狭くなり、上手く吐きだせないという病気です。診断するために「スパイロメトリー」を使います。これは肺の中にどのくらい空気が取り込めるか、吐く力がどのくらいあるのかを検査します。
COPDは慢性閉塞性肺疾患といいますが、息を吐き出すことが上手くできない状態が慢性的に続く病気です。タバコ煙を主とする有害物質の吸入が原因となる肺の炎症性疾患です。
現在COPDの有病率は10%前後と報告されています。日本の疫学調査では有病率は8.6%と報告されています。これは100人に10人はCOPDを持っているという事です。
また、日本での死因の第9位、世界では死因の第4位ですが、実際に受診して診断されている人はごく一部だそうです。

患者さんの数は多いですね。
みなさんの身近な方にも病院には行ってないけど、実はと言う方がいらっしゃるかもしれません。

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■[実技]在宅でもできる視診・触診(田中大樹氏・廣野克俊氏)
観察ポイントを学び、実際にやってみました。
健常者で左右差や肺の動きを各グループに分かれて見ていきました。
髻谷先生にも協力頂きました。

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また、ストローを使って患者さんがどのくらい呼吸がしにくいのかを体験したり、実技で行った視診の仕方を実際の患者さんの動画をみて実践してみました。

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最後の質疑応答では
「患者さん自身で自主トレはできないのか?」
→慢性化してしまうとなかなか難しいとのことでした。やはり、軽度の状態のときに早期発見し、早期治療を行うことが大切だとのことです。
その他にも薬剤師さんから
「なかなか患者さんに触る機会がないが、もっと知って、経験していきたいと思った。」という感想もいただきました。

終了後のアンケートでは
「簡単な実技で分かりやすい。身体を使うことで理解を深めることができたと思います。」
「普段COPDの方の栄養管理をするときに視診、聴診などすることなく、また、呼吸評価をするやり方など無知でしたので、大変勉強になります。」といった感想も頂きました。

つづいて第2回も開催予定です!
詳細・応募方法は後日ブログにもアップする予定ですので、少しでも興味があれば是非参加して見てください。

本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。

ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」

眞鍋

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2013/07/25(木) 17:51

7/19 楽らく呼吸会(姫島診療所)で排痰法について勉強しました。

こんにちは。
2013年7月19日(金)、姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回は前回に引き続き西淀病院の理学療法士の廣野さんと榎田さんを講師に迎え、排痰法について勉強しました。参加者は14人(内、患者さん9名(家族の方を含む)、理学療法士2名、看護師1名、スタッフ2名)でした。

のざと、千北での排痰法のやり方をみなさん試されたでしょうか?

今回はなぜCOPDの患者さんは痰が出せないのか詳しく知って行きましょう!
出せるようにするためには3つポイントがあります。

1つ目はしっかり水分を取りましょう!1.5ℓ/日が目安だそうです。
痰がねばねばしているとなかなか出しにくいとのことでした。
そこで、水分をとることで痰を柔らかくでき、出しやすくなります。

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2つ目は必要なのは重力です。
肺の中には細い線毛という毛が生えています。
通常はその線毛が痰を絡め取り、気管の方へ痰を出していくそうです。
最後に「エヘン」と咳をすると痰が出てくるというわけです。
しかし、患者さんはその線毛が上手く働いてくれません。
そこで重力を使います。今までやってきた呼吸体操は肺を動かしてくれます。
肩の上げ下ろしや首を左右に倒したり、胸を張ったりしましょう。

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それでも出てこないときは横になってみると痰が出やすくなるということでした。

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3つ目は深呼吸です。
普通の呼吸(20~30秒)→深呼吸(3~4回)を2回ほど繰り返しやることで肺全体に空気が入り、痰が出やすくなります。

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この3つを踏まえて、排痰法をやってみてはいかがでしょうか?

詳しいやり方はコチラ → のざと診療所(6/14)千北診療所(7/18)

最後に千北でもやったシャボン玉をしました。
これをすることで口すぼめ呼吸を自然にできるようになるのです。
今回は天気もよかったので、外でやってみました!
みなさんもぜひやってみてください。

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開催後のアンケートでは、9人中全員が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、9人中3人が呼吸リハビリを【毎日している】、3人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に、「今日先生に呼吸リハビリしていただいてヒューヒューが少し楽になりました。」という声もありました。

今回はまた新たに1人の方に参加いただきました。
患者さんだけでなく、患者さんの家族の方もたくさんきていただいています。
少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…8月9日(金) 14:00~15:30(栄養について予定)
・千北診療所……9月19日(木) 14:00~15:30(栄養について予定)
・姫島診療所……9月20日(金) 14:30~16:00(栄養について予定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。

ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」

眞鍋

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2013/07/24(水) 13:26
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