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タンデム自転車で「とよなか市民環境展」に出展(12/9)

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

タンデム自転車で「とよなか市民環境展」に出展
12月9日(金)、「とよなか市民環境展2011」に、あおぞら財団から出展してきました。
ここ数年いろんな内容で出展していますが、今年は、二人乗り自転車のタンデム自転車が登場です!
なので、もちろん屋外。
この日は、急に寒くなった日。
体が冷える。
でも、そんな寒さは、タンデムに乗って、吹き飛ばそう!
小学生が学校単位でたくさん来てくれました。
小学生、元気です。
そして、あおぞら財団の藤江事務局長、写真で見ると、とってもいいお兄さん。
いや、実際も、いいお兄さんです。
この日、私たちと一緒に屋外展示をしていたのは、
阪急バスの「バイオディーゼル燃料バス」、
大阪ガスの「天然ガス車」、
関西電力の「電気自動車」でした。
そんな中、あおぞら財団の「タンデム自転車」。
燃料いらず、排気ガスなし。体ひとつで、どこへでも。
「自転車は環境にいい乗り物」
「でも、安全はちゃんと守ってね」
「普通の自転車は2人乗りはダメだけど、このタンデム自転車なら2人で乗れます」
「タンデム自転車の後ろ座席なら、目の見えない人でも乗ることができます」
と小学生のみなさんにお話しました。
この日は、西淀川区から会場の豊中市まで、タンデム自転車で「藤江・鎗山チーム」で片道約1時間、往復約2時間、こぎました。
後ろの鎗山はパネル5枚を背中にかつぎました。
タンデム自転車は、なんでもできますねえ~
鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

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12月9日(金)、「とよなか市民環境展2011」に、あおぞら財団から出展してきました。
ここ数年いろんな内容で出展していますが、今年は、二人乗り自転車のタンデム自転車が登場です!
なので、もちろん屋外。
この日は、急に寒くなった日。
体が冷える。
でも、そんな寒さは、タンデムに乗って、吹き飛ばそう!

小学生が学校単位でたくさん来てくれました。
小学生、元気です。

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そして、あおぞら財団の藤江事務局長、写真で見ると、とってもいいお兄さん。
いや、実際も、いいお兄さんです。

この日、私たちと一緒に屋外展示をしていたのは、
阪急バスの「バイオディーゼル燃料バス」、
大阪ガスの「天然ガス車」、
関西電力の「電気自動車」でした。

そんな中、あおぞら財団の「タンデム自転車」。
燃料いらず、排気ガスなし。
体ひとつで、どこへでも。
あ、せっかくタンデムなんで、体ふたつのほうが、楽しいですね。

「自転車は環境にいい乗り物」
「でも、安全はちゃんと守ってね」
「普通の自転車は2人乗りはダメだけど、このタンデム自転車なら2人で乗れます」
「タンデム自転車の後ろ座席なら、目の見えない人でも乗ることができます」
と小学生のみなさんにお話しました。

この日は、西淀川区から会場の豊中市まで、タンデム自転車で「藤江・鎗山チーム」で片道約1時間、往復約2時間、こぎました。
後ろの鎗山はパネル5枚を背中にかつぎました。
タンデム自転車は、なんでもできますねえ~

鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

第15回道路連絡会が行われました

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第15回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会
日 時:2011年12月13日(火) 午後2時~午後4時
場 所:グリーンルーム(あおぞらビル3F)
出席者:近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団、弁護団、あおぞら財団
参加者数:54人
当日の資料:原告側の資料
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12月13日(火)に第15回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会が行われました。

道路連絡会の様子

道路連絡会は、大阪・西淀川公害裁判の
和解条項に基づいて設置されました。
西淀川地域の道路における環境施策の
円滑かつ効率的な実施に資することを目的とし、
国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団
との間で年に1回開催されています。
今までの取り組み内容はこちらにまとめています。

まず、患者会の永野さんから、
ぜん息患者が大気汚染や自動車交通にいかに苦しめられてきたかを訴え、
西淀川の環境改善を要求しました。

次に、国土交通省および阪神高速道路(株)が
西淀川区において取り組んでいる環境対策について説明がありました。

原告からの提案としては、あおぞら財団の藤江から

  • 大型車と交通量の削減
  • 歩行者・自転車にやさしい沿道対策・交通環境対策
  • PM2.5の環境基準の早期達成に向けた対策
  • 歌島橋交差点の提案(同工事に関する評価・早急な対策、歩車分離型信号の導入、「人が集う」交差点として整備)

を説明しました。

その後の意見交換において、
道路管理車、原告団の双方で、沿道環境をよくしていくためには、
全体の交通量を低減していかなければならないという
共通認識を持っていることを確認しました。
また、湾岸線のロードプライシングをより効果的に行うために国道43号を規制して欲しいと
原告団から提案しましたが、
国土交通省、阪神高速道路(株)からは、具体的な対策については返答がありませんでした。

PM2.5の計測については、国土交通省近畿地方整備局から
環境省のPM2.5の成分分析マニュアルを見ながら、
現在、西淀川で計測している3箇所の機器を更新していくとの話がありました。

歌島橋交差点に関して、
原告側は、人や弱者を地上から排除する横断歩道の撤去に強く反対しています。
それに対して、国道事務所から、歩者分離信号の検討結果について、口頭で説明がありました。
歩行者通行用の信号時間を確保すると、渋滞が悪化し、
歩行者・自転車の安全性も向上しないとの見解です。
そこで、道路連絡会とは別に、
国土交通省だけでなく、府や市、交通管理者である警察などの関係機関とともに
検討する場を設けてはどうかという意見が原告側から出されました。

今後、原告側は
1年に1回の道路連絡会の場だけでなく
和解条項の沿道環境の改善を実現するために、
国土交通省とコミュニケーションを密にとりながら、
歌島橋交差点をはじめとした交通の課題に取り組んでいく予定です。

↓当日の様子は、国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所HPにも報告されています。

http://www.kkr.mlit.go.jp/osaka/gyomu/road_dat/nisiyodo/index.html

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2011/12/15(木) 16:47

大阪市史編纂所 史料情報目録と今日は何の日

エコミューズはいつもいろんな方々の協力で成り立っています。

その一つが大阪市史編纂所です。資料整理や資料館運営についていつもアドバイスを頂いています。

その大阪市史編纂所が新しいホームページを作っています。

今日は何の日資料情報目録です。

今日は何の日は、とりあえず自分の誕生日を調べてみるのが楽しいですよね。西淀川公害についてもたくさん出ています。3月2日が和解の日とか。

資料情報目録は、地域の資料を探すのが面白いと思います。
ちなみに「西淀川」で調べるとこんな結果が出てきました。明治22年には西成郡佃村に大阪府農業学校附属蚕業場が設置されたんですね。佃のどのあたりなんでしょうね。

こうやって地域の歴史を何気なく調べる仕組みが出来ていて、とっても面白いです。

エコミューズも見習って資料を解りやすく提供したいものです。

(林美帆)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011/12/15(木) 16:37

インターンシップ最終日。

一般的なインターンシップは夏期休暇中に一気にまとめて行う場合が多いのですが
私は10月のはじめから週1回のペースで行い、今日がその最終日となりました。

インターンシップの日程が週1と決まったときに、先が長く少し不安にもなったのですが
週1にすることで取り組んだ内容や情報を整理することができ、
多くの方に出逢うことができたので、結果的によかったと思います。

IMG_3053
いつの間にか紅葉しはじめた大野川緑陰道路。(12月9日撮影)

インターン中にたびたび実感したのは、社会人の仕事を進めるスピードの速さ。
どんな作業でも効率良く展開していくことが求められるのが当たり前の世界で
学生という立場に甘えている自分の生温さに気付かされました。

中国の方への勉強会や、スタディツアー交流会などのイベントに参加することもあり
仕事のノウハウを学びながら、公害や環境問題を勉強することができたので
いろいろな面で成長することができました。

最終日の今日のブログ更新となるので、気持ちの整理がまだできていませんが
企業とはまた違う経験ができたこの貴重な10日間を、
今後の就職活動やその先の進路先でも活かしていければ、と思います。

最後になりましたが、林さんはじめ、財団のみなさまには感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございました。

インターン生 京都精華大学3年 井本晶子

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 事務局 | インターン生 — aozorafoundation 公開日 2011/12/14(水) 17:24

坂和章平弁護士 資料について

坂和章平弁護士資料は 全部で3560点、資料箱の数で14あります。その中で39番以降の3521点のデータを打ち込んだことになりました。昨年の11月26日からですから13ヶ月を費やしています。春のサクラの花が満開の緑陰道路や、紅葉の進んだイチョウの木々を眺めながら財団の5階へ通ったことになります。夏の暑い日、午後の睡魔と闘いながらの日々もありました。

坂和弁護士のこの資料の多さにまず驚きますが、「地域別 風向 風速別のSO2の濃度測定データ」や「季節別 高度別SO2濃度測定データ」は多くの作業者の手作業で一つ一つの測定値を積み上げていく、気の遠くなるような測定記録の集積でした。この地道なデータの積み上げなくしては、被告企業の西淀川住民への損害の実態を法廷の場で立証できなかったのではないかと感じました。大志野章さんや塚谷恒雄さん、佐藤功さんといった研究者の協力と、その研究の成果を法廷の場で展開できた坂和弁護士をはじめ、西淀川公害訴訟弁護団の見識の高さに驚きます。

パフ解析

議事録

その立証の構成は、繰り返し実施された弁護団自身の合宿や学習会、6つの班に分かれた研究会での集団的思考の結果であると、この資料整理の作業を通じて知ることが出来ました。おそらく、被告側も猛烈な研究会を積み上げていたのでしょう。当然被告側は、当時最高水準とされていた弁護士や研究者を組織した弁護団でしたから、この論戦の歴史は貴重な法廷訴訟史の新しい地平を切り開いたことは間違いないでしょう。だからこそ、今現在でも中国や韓国をはじめ、外国からの法律家が西淀川公害訴訟で問われたことを学びに来られるのだと思いました。

坂和弁護士の訴訟にかける思いを探していたところ、「西淀川公害裁判 全面解決へのあゆみ」西淀川公害原告団・弁護団(1998年10月3日)に「到達藩(班ではなく)始末記」として書き残されていました。

「気象藩は秀平弁護士や早川弁護士の協力で、塚谷先生の「パフ解析」という新しい方法での立証をすることになりました。京都大学の天才塚谷先生と、スーパーコンピュウターの登場という条件がそろって初めて出来ることで、こんな立証をしたのも西淀訴訟だけでした。」

「被告らの煙の量(排出量)について、山川弁護士が担当することになり、コツコツと数字を集め、「一つの表を作るのに何日間もかかる」とぼやきながら、説得力のある準備書面になりました。

法律家であっても、気象や疫学・歴史や道路政策については「素人」の弁護士が、研究者の協力を組織し、運動団体やマスコミ、医師や教育関係者と提携した世論により法廷を包囲することに成功した西淀川公害訴訟の偉業を、分かりやすく次世代に語り継ぐ必要性を実感する作業でした。

(天野憲一郎)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011/12/14(水) 13:46
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