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空気の汚れしらべ 参加者募集中

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空気の汚れを調べてみよう!
参加者募集
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空気の汚れの原因のひとつは二酸化ちっ素(にさんかちっそ)です。
二酸化ちっ素はカプセルを使って、かんたんに調べることができます。
西淀川の空気のようすをみんなで調べてみませんか。

にちじ:12月27日(火) 10時20分~12時
けっかをしらべる場所:西淀川区民会館(エルモ西淀川)
たいしょう:西淀川区の小学生など
さんかひ:無料
ぼしゅう:100人
もうしこみ方法:①名前、②電話、③電子メール(あれば)、④ファックス、⑤住所、⑥学校名と学年 を事前にあおぞら財団に送る。

■そくてい日(12/27)までにやること
あおぞら財団でそくてい用のカプセルをうけとり、そくてい日までに24時間せっちする。

チラシはこちら→空気調べチラシ

去年の様子はこちら→

■プログラム
公害患者さんの語りべなど、西淀川大気汚染の学習
公害患者さんの語りべ

空気の汚れをそくていします
P1070433

結果を地図にまとめます
地図にまとめる

Filed under: イベント案内 | 環境学習 | にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2011/12/19(月) 15:15

廃油リサイクルハンドソープラベル 優秀作品展示中

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廃油リサイクルハンドソープラベル 優秀作品展示中

日時:12月18日(月)~27日(火)
平日午前10時~午後5時まで(22日は『キャンドルがナイと!』のため、午後8時まで)
場所:あおぞらイコバ
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西淀川区内で拡がりつつある廃油回収の活動。
普及の為に、佃中学校にご協力頂き、ハンドソープラベルのデザインを募集しました。
佃中学校の3年生121名から応募がありました。

本日12月18日(月)~27日(火)まで、あおぞらイコバで、優秀作品を展示しています。

みなさん、ぜひご来場下さい。

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〈最優秀賞 1点〉
ハンドソープ:最優秀賞(加工)
布施茜音さん
講評:地球儀を描き地域の活動から世界に思いを馳せている点が評価できます。リサイクルハンドソープの意義をうまくイラストで表しています。活動をよく理解した上で、描いたことが伺えます。

〈特別賞 3点〉
・佃連合振興町会賞 柄井直人さん
ハンドソープ:佃連合振興町会賞(加工)
講評:魚のイラストがいきいきしており、とてもうまくかけています。西淀川区が面している海を、取り入れている点も評価できます。

浜田化学賞 遠藤まみさん
ハンドソープ:浜田化学賞(加工)
講評:とても丁寧にかけています。菜の花プロジェクトの理屈をシンプルに絵に表現しています。完成度が高く、このまますぐにラベルとして使えるのではないでしょうか。

・あおぞら財団賞 八木誠太朗さん
ハンドソープ:あおぞら財団賞(加工)
講評:ハンドソープでピカピカに洗った5本の指を家族に見立てるアイディアが面白いですね。絵もユーモラスで色使いも上手です。

入賞作品の他、審査会で評価の高かった作品も展示しています。
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最優秀賞の布施茜音さんの作品は、廃油ハンドソープ1000個に印刷され区内で使われる予定です。
*布施さんの作品をもとにできたラベルはコチラ
ハンドソープ優秀作品 バードデザインハウス

*浜田化学の廃油ハンドソープ
ハンドソープ

11月に行われた佃連合振興町会環境衛生部、浜田化学(廃油回収&リサイクル業者)、あおぞら財団での審査の様子。
審査会
力作ぞろいで意見の分かれた審査会、最終的に佃連合振興町会 平田房夫会長にもご意見頂き決定しました。
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(小平)

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 | 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2011/12/19(月) 14:44

神戸大学生がエコミューズ見学

2011年12月19日(月)

神戸大学の地理学の学生たちがエコミューズに見学に来ました。(5名)

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ビデオを見てもらったり、パネルの説明をしたり、裁判資料を見てもらったり。

学生からの質問は

「大気汚染以外の公害はあったのですか?」

など、鋭い質問。

感想では

「各地の裁判の主張が少しづつ違う」

「バイクを乗っていて、43号線は大型車が多い。湾岸線に迂回してほしいという表示があったけれど、ロードプライシングのことだったのか」と、現在の問題とのつながりを理解してもらったようでした。

30分と短い時間でしたが、現地に来てもらった意味はあったと思います。神戸大学だったら、大学の授業中に行って帰ってこれるんです! 近いですね。これもエコミューズが駅前という利点があるからですね。

エコミューズをこんな風に気軽に利用していただけるとありがたいです。

学生さんたち、また来てね。(林)

日中公害・環境問題に関する研修プログラム【5日目】

【5日目 12月5日】
説明:国土交通省大阪国道事務所

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阪神なんば線「出来島」駅に集合して、西淀川フィールドワークに出発しました。国道43号沿いにある出来島小学校から沿道を歩きながら、国土交通省による道路環境対策の説明を受けました。光触媒やプランター等による汚染の浄化や斜線削減、測定局等を見てまわりました。国道43号に近づくにつれて、自動車排ガスの臭いがしてきました。参加者の中には鼻を押さえる人もいました。

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■質問「西淀川公害裁判での和解の前と後では、対策の内容に違いがあるのかどうか?もともと、対策していく素地はあったのか?」
■回答「判決前は苦情があったら対策するというやり方だった。これだけ大きく対策をはじめたのは和解以降。ただし、騒音に関しては和解前から対策をしていた」

■質問「施設の建設の前には住民の意見を聞くのか?」
■回答「周辺住民の意見を聞いている。連合町会長を通して、説明会を開いて説明する」

↓当日の様子は国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所HPにも報告されています。

http://www.kkr.mlit.go.jp/osaka/katsudou/pdf/111214.pdf

②デイサービスセンター「あおぞら苑」訪問
場所:大阪市西淀川区大和田
時間:11:45~13:00
説明:辰巳施設長

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デイサービスセンター「あおぞら苑」は、あおぞら財団と同じく、西淀川公害裁判の企業との和解金をもとに設立された施設です。今や、1号館につづき、2号館がオープンしました。一日約20人の方々が利用されています。

到着したとき、ちょうど、利用者の方々がリクリエーションでゲームをしていたので、しばらく、見学し、その後、辰巳施設長に施設の概要等を聞きました。昼食前までの短時間でしたが、日本の介護保険制度の話から、最後は、中国の一人っ子政策や、男尊女卑の話まで、会話が幅広く展開していきました。
昼食は、あおぞら苑名物のカレーをいただきました!

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■質問「利用者の費用負担はどうなっているのか?」
■回答「介護保険を利用している」

■質問「利用者は日によって、どのように割振られているのか?」
■回答「曜日で決まっている」

■質問「何人が利用できるのか?」
■回答「1号館は17人/日。2号館は20人/日」

■質問「こういう施設は区内でどれぐらいあるのか?」
■回答「30ある」

③ポッポ第2保育園にて太陽光発電等見学
場所:大阪府東大阪市東鴻池
時間:14:30~16:00
説明:勝田園長、宮村事務長
案内:藤永のぶよ氏

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ポッポ第2保育園の屋根には、ソーラーパネルが設置されています。これは市民による共同発電で、「おひさま発電所」といいます。発電容量は10kw、発電量は10,000kwh/年です。屋根の上に設置されているソーラーパネルやそれによってうまれる電力は目には見えません。同園では、それを「見える」ようにして、園児たちに環境のことや、自然エネルギーのことをわかってもらう工夫をしています。デンマークからグリーンサンタさんが来たり、自転車発電やソーラークッカーを使った実験、エコ工作、廃油キャンドルづくりなど、さまざまな企画を実施しています。園児たちは5才で卒園するときに「おひさま発電」をイメージした絵を共同制作します。

同園では、太陽光発電だけではなく、雨水をためるタンクを設置したり、ミミズによる堆肥づくり、子ども達による野菜栽培等にも取り組んでいます。

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■質問「保育園では、環境教育だけではなく、他にも教えなければいけないことがあると思うが、他の教育との関係はどうなっているのか?中国では幼稚園での教育にも教育目標があるが、日本ではどうなのか?」
■回答「ここでは、文字や数字を書くことを直接教えることはしていない。体をつくることを大事にしている。勉強はしない。毎日の生活から学ぶことを大事にしている」「いっぱいお話して、いっぱい絵本を読んで、いっぱい食べることから学ぶ」「大人になると大変なことがいっぱいある。だから、がんばって生きてもらうことが大切」「保育園は厚労省の所管で文科省ではないので、教育目標のようなものを定められているわけではない」

この日は、日中公害・環境問題に関する研修プログラムの最終日でした。きっと、お疲れもある中、中国の環境NGOのみなさんは、常にエネルギッシュでした。今回の研修の感想や意見をみなさんから聞きながら、今後もこうしたプログラムを発展させていければと思います。

鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2011/12/17(土) 16:27

日中公害・環境問題に関する研修プログラム【1日目】

2011年12月1日(木)~12月5日(月)
中国の環境NGOのメンバーを迎えて
日中公害・環境問題に関する研修プログラムを実施しました。
【メンバー】
リーダー:李力 環友科学技術 http://www.envirofriends.ngo.cn
団  員:曾祥斌 自然之友武漢グループ担当者 NGO(職業:弁護士)http://www.fon.org.cn/channal.php?cid=156
楊建初 広東道恒環境保護協会 NGO(職業:記者)
李春華 南京緑石環境行動ネットワーク NGO
王林生 河南沈丘       農民(汚染被害者)
郭懐亮 「一線NGOのホーム」深圳Workstation担当者
(職業:会社業務担当マネージャー)
李彤  北京城乡之声文化艺术中心
王虹  山東省淄博市張店児童発展研修中心
【1日目 12月1日】
昼過ぎに関西空港に到着
到着後、すぐにバスに乗ってもらい、南港にある関西電力のLNG発電所とPR館「エル・シティ・ナンコウ」へ
http://www1.kepco.co.jp/pr/elcity/
バスで現地に向かう途中に堺の工場地帯を見る事ができました。
バスに乗りながら、西淀川公害についての説明をしました。
まずはPR館にて関西電力の環境室環境技術グループの玉井伸男さんと環境計画グループの森口由香さんから説明してもらいました。
環境家計簿や
火力発電所の環境対策について説明してもらいましたが
中国の環境NGOの方々は環境に対しての造詣が深く
脱硫装置や脱硝装置の方法についても御存じでした。
環境家計簿は李力さんが北京で普及活動をしていることをお伝えしたら、
関西電力の方々も驚いておられました。
質問も沢山出ました。
舞鶴発電所は石炭の火力発電所ですが
バイオマス混焼を行っていると説明したところ
「何と混ぜているのか?」という質問が出てきました。
答えは、オガクズを固めたペレットでした。
また、
「節電の為に電気の販売価格をどのように設定しているのか」
「廃棄物の処理の際に作られるの電力はどれくらいか」
「環境対策費はいくら支払っているのか。全体の割合でいくらぐらいか」
といった質問が出ました。
関西電力さんからは販売価格は契約によって違うと言うことと
廃棄物処理の際にく作られる電力は微量であるとの答えがありました。
その後、PR館の方から発電所の詳しい説明をしてもらい、
バスに乗って実際に発電所を見学しました。
LNG発電ですが、南港にはガスタンクがありません。
堺港の備蓄倉庫から地下のパイプで送られてくるそうです。(約6キロ)
ほとんど臭いはしません。
ここで大阪市内の30%の電力を作っているそうです。
太いパイプは排煙を集めたもの。
白ネギ君と言われる煙突から廃棄されます。
勿論排煙脱硝装置を通って、綺麗になっています。
PR館も見学しましたが、館長さんに案内してもらって、皆さん楽しそうでした。
ちょうど、こちらに来た時に小学校の一団と遭遇したのですが
小学生が施設に来て科学技術を学ぶ機会があるということに
中国の方々はとても感動しておられました。
最後に李力さんから挨拶がありました。
「とても進んでいると思います。発電所が緑化されて快適な環境だと思います。これらは様々な環境対策をしているからだと思います。西淀川公害が再び起きないようでありたい。ぜひ中国にこの経験を持って帰りたいと思います。PR館を見学して思ったのは、中国では科学技術の普及は遅れているので、この様な施設で科学技術を知るとパニックが起きないし、環境に興味を持ってもらう事が出来ます。発電する時に輸入する石油企業やLNGを提供する企業が汚染を出していないかを調べてほしいと思っています。」

2011年12月1日(木)~12月5日(月)

中国の環境NGOのメンバーを迎えて

日中公害・環境問題に関する研修プログラムを実施しました。

【メンバー】

リーダー:李力 環友科学技術

団  員:曾祥斌 自然之友武漢グループ担当者 NGO(職業:弁護士)

楊建初 広東道恒環境保護協会 NGO(職業:記者)

李春華 南京緑石環境行動ネットワーク NGO

王林生 河南沈丘       農民(汚染被害者)

郭懐亮 「一線NGOのホーム」深圳Workstation担当者

(職業:会社業務担当マネージャー)

李彤  北京城乡之声文化艺术中心

王虹  山東省淄博市張店児童発展研修中心

【1日目 12月1日】

昼過ぎに関西空港に到着

到着後、すぐにバスに乗ってもらい、南港にある関西電力のLNG発電所とPR館「エル・シティ・ナンコウ」へ

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バスで現地に向かう途中に堺の工場地帯を見る事ができました。バスに乗りながら、西淀川公害についての説明をしました。

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まずはPR館にて関西電力の環境室環境技術グループの玉井伸男さんと環境計画グループの森口由香さんから説明してもらいました。

環境家計簿や火力発電所の環境対策について説明してもらいましたが

中国の環境NGOの方々は環境に対しての造詣が深く脱硫装置や脱硝装置の方法についても御存じでした。

環境家計簿は李力さんが北京で普及活動をしていることをお伝えしたら、関西電力の方々も驚いておられました。

質問も沢山出ました。

舞鶴発電所は石炭の火力発電所ですが,バイオマス混焼を行っていると説明したところ「何と混ぜているのか?」という質問が出てきました。

答えは、オガクズを固めたペレットでした。

また、

「節電の為に電気の販売価格をどのように設定しているのか」

「廃棄物の処理の際に作られるの電力はどれくらいか」

「環境対策費はいくら支払っているのか。全体の割合でいくらぐらいか」

といった質問が出ました。

関西電力さんからは販売価格は契約によって違うと言うことと廃棄物処理の際に作られる電力は微量であるとの答えでした。

SN3J0714

その後、PR館の方から発電所の詳しい説明をしてもらい、バスに乗って実際に発電所を見学しました。

LNG発電ですが、南港にはガスタンクがありません。堺港の備蓄倉庫から地下のパイプで送られてくるそうです。(約6キロ)

SN3J0728

ほとんど臭いはしません。

ここで大阪市内の30%の電力を作っているそうです。

SN3J0732

太いパイプは排煙を集めたもの。

白ネギ君と言われる煙突から廃棄されます。勿論排煙脱硝装置を通って、綺麗になっています。

SN3J0736

PR館も見学しましたが、館長さんに案内してもらって、皆さん楽しそうでした。

ちょうど、こちらに来た時に小学校の一団と遭遇したのですが、小学生が施設に来て科学技術を学ぶ機会があるということに、中国の方々はとても感動しておられました。

最後に李力さんから挨拶がありました。

「とても進んでいると思います。発電所が緑化されて快適な環境だと思います。これらは様々な環境対策をしているからだと思います。西淀川公害が再び起きないようでありたい。ぜひ中国にこの経験を持って帰りたいと思います。PR館を見学して思ったのは、中国では科学技術の普及は遅れているので、この様な施設で科学技術を知るとパニックが起きないし、環境に興味を持ってもらう事が出来ます。発電する時に輸入する石油企業やLNGを提供する企業が汚染を出していないかを調べてほしいと思っています。」

関西電力の方々に長時間対応してもらいましたが、とても丁寧に説明して下さり、中国の方々はとても満足しておられました。本当にありがたい事だなぁと思います。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2011/12/16(金) 13:07
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