さる9月29日(木)に、西淀川・公害と環境資料館では、定例会議と資料勉強会を行いました。定例会議と資料勉強会は月に一度の頻度で実施しています。
今回の資料勉強会では、西淀川公害裁判の節目となった3・18府民大集会(1988年)の資料について検証しました。当時、会場である中之島公会堂が満員となる程の大集会でした。資料からはその熱気が伝わってきます。
西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)HP
http://www.aozora.or.jp/ecomuse/
さる9月29日(木)に、西淀川・公害と環境資料館では、定例会議と資料勉強会を行いました。定例会議と資料勉強会は月に一度の頻度で実施しています。
今回の資料勉強会では、西淀川公害裁判の節目となった3・18府民大集会(1988年)の資料について検証しました。当時、会場である中之島公会堂が満員となる程の大集会でした。資料からはその熱気が伝わってきます。
西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)HP
http://www.aozora.or.jp/ecomuse/
さる10月13日(木)に第14回エコミューズ運営協議会を開催しました。
西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、資料館の活動を発展的におこなっていくために、その運営について多様な意見や助言を得る場として運営協議会を年に一回、開催しています。
今回、7名の委員の方が全員オンラインでの参加、小田館長と事務局スタッフは資料館からの参加となりました。
画面越しですが、貴重な意見交換の場となりました。
西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)HP
http://www.aozora.or.jp/ecomuse/
認定NPO法人日本都市計画家協会(JSURP)ならびに公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)は、休眠預金活用事業(一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA))を活用し、資金分配団体として、地域の社会的課題を解決する取り組みを2020年から開始しています。
2022年度は新型コロナ及び原油価格・物価高騰対応支援枠の資金分配団体として、「外国人と共に暮らし支え合う地域社会形成2 ~支え合いを豊かさにつなげるまちづくり~」をテーマに活動を行うために、実行団体を公募することとなりました。
対象となる実行団体は、日本に住む外国人や長期に滞在する外国人等に対し支援活動を行っている団体です。
■助成概要
・事業期間:契約締結日(2023年1月頃)から 2023年12月末まで(1年間)
・総助成費:総額1億円
・採択予定実行団体数:12団体程度
・1団体当たりの助成金額:500 万円~3,000 万円(団体の申請に基づき審査により決定)
・公募期間:2022 年11月1日(火)~2022 年12月12日(月)
・1次審査締め切り:2022年11月25日(金)
詳細は下記HPにてご確認ください。
https://www.jsurp.jp/2022-11-1-janpia-koubo/
西淀川図書館のあおぞら財団コーナーで「おもろいわ西淀川」の展示をしています。
西淀川の”おもろいわ”を楽しむ「おもろいわ西淀川」。
西淀川の大気汚染公害の経験を『なかったこと』にするのではなく、西淀川のまるごとを受けとめて誇りを持って暮らしたい、そのために西淀川の良さや面白さを共有したいという思いから、SNSで西淀川の面白いところ、素敵なところ、良いところを集めています。
今回は、SNSで反響のあった投稿を中心に展示しています
展示期間:2022年10月21日(金)~2023年1月中旬まで(予定)
展示場所:西淀川図書館
開館日:火曜日~金曜日 午前10時~午後7時
土曜日・日曜日・祝・休日 午前10時~午後5時
休館日:月曜日・第3木曜日・蔵書点検期間・年末年始
西淀川図書館のURL:https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?page_id=149
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1)SNSであなたの #おもろいわ西淀川を投稿
SNSであなたの「おもろいわ」を #おもろいわ西淀川 で投稿してください。みんなで「おもろいわ西淀川」を発掘!
あなたの投稿が「きらり☆にしよど」やりべらに掲載されるかも!?
2)西淀川区魅力発信サポーターに!
「おもろいわ西淀川」は西淀川区魅力発信サポーター事業と連携しています。
あなたも西淀川区魅力発信サポーターになって、一緒に西淀川の歴史や自然、街、様々な魅力を一緒に探して発信して、西淀川を盛り上げましょう!
「おもろいわ西淀川」は、隔月できらり☆にしよどに連載中!
龍谷大政策学部清水ゼミと西淀川在住の映画監督・岸本景子さんチームに協力してもらって、大気汚染公害についてより深く学ぶための動画を作ることになりました。10月9日に、のその動画づくりのために、西淀川公害患者の家族と会の方にインタビューを行いました。
朝9:30、講師班が集合し撮影機材整備完了。動画を撮る臨場感が感じられました。
講師陣は監督:岸本さん、脚本:堤さん、カメラ:坂さん、音響:平川さんの4人です。また、あおぞら財団の藤江、公害資料館ネットワークの白神さんも参加しました。
10時過ぎてから、清水ゼミ学生が相次いで到着。
簡単な自己紹介を終えて、早速作業を始めました。
本日の目的は、西淀川公害患者と家族の会の事務局長を務めている上田敏幸さんと、公害患者である岡崎久女さんにインタビューを行うことです。
撮影、照明や録音器具、さらに撮影の流れを事前に理解しておかないといけないので、講師陣の指導の下で、学生の皆さんがコツコツ頑張っています。
カメラok、照明ok、録音okとなり、試し録画を始めました。
動画を編集する際に、画面と音声を一致させる為に、特別な合図が必要です。それがこの「かちんこ」です(格好つけているわけではない)。
学生さん一人一人に意気込みを話してもらい、撮影を行いました。カメラを前に緊張が見られましたが、順調に進んでいるのは何よりです。
昼ご飯は、歌島にあるインド料理屋さん「ジャムナ」のカレー2種、ナン、ご飯とサラダです。ナンの量は驚くほど多いので、カレーと計算しながらバランス良く食べないとおみやげとして持って帰ることになってしまいますよ。
そして午後になって、上田さんと岡崎さんが来られました。いよいよ本番インタビューに入ります。
いきなり本題に突っ込むのはさすがにストレート過ぎるので、やはり雑談を皮切りに始めたの方が良いのでは?ということで、上田さんの昔の職場の話や岡崎さんのセロリ嫌いの話を和気あいあいと伺いながら、公害に関する話題に進みました。
お二方の話によれば、公害訴訟を起こした患者さんたちは、ほぼ「怒り」に駆使され、公害反対運動を始めたようです。自分は何の間違いもないのに工場や自動車からの排気ガスに苦しまされ、公害病になってしまった。この工場や車への「怒り」が出発点となって、公害訴訟が行われました。
しかし、歳月は公害との闘いの中で過ぎ去り、この冷たい思いには、温かい何かが芽生えました。彼らを支えたのはもはや「怒り」ではなく、いつの間にか「次世代にこの苦しみを味わせない」ことになりました。確かに自分の経験に対してはすごく悔しいが、子どもや孫のことを考えて、自分が体験した公害は、決してもう一回彼らに体験させるわけにはいかないという思いで、公害に関する情報を知らない人に知ってもらいたいとお二方は語りました。
また、「患者さんの笑顔」を見ることが一番の喜びだと上田さんが話していました。お互いの気持ちを知り、支え合いながら、より遠く所まで歩んで来られたのだと思いました。
公害患者の生の声を聞いた学生たちは、公害に関する認識はより一層深くなり、これから動画作り、さらに公害防止や環境保全活動の担い手のたまごとして、期待されます。
(あおぞら財団アルバイト・インターン、龍谷大博士後期課程学生 王)
※この動画作成は、 2022年度地球環境基金事業「誰ひとり取り残さない! 気候変動を構造的にとらえ未来につなげる教育プログラムづくり」の一環として、龍谷大清水ゼミの協力、岸本景子映画監督チームの協力を得ながら実施しています。