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ブログカテゴリー » 東日本大震災支援

【10/10】被災地からの報告―地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石の今

2011年の東日本大震災以降、あおぞら財団企画の「関西×東北応援ツアー」で現地コーディネーターをご担当いただいている「三陸ひとつなぎ自然学校」代表・伊藤聡さんの講演会を大阪で開催いたします。

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自らも被災しながら、故郷釜石市・大槌町をフィールドにNPO「三陸ひとつなぎ自然学校」を立ち上げ、復興のまちづくりに取り組む伊藤聡さん。

伊藤さんはボランティアコーディネートなどに取り組む中で、釜石外の人と触れ合った地域の人たちが刺激を受け、地域の女性が郷土料理を通したまちづくりを起業したり、漁師さんが体験プログラムを企画するなど、新たなチャレンジをはじめていくことに注目しました。

震災後、人口が減ってしまった釜石にいかに活気を取り戻すか。

地域の新たなチャレンジの現場に釜石外から人を呼び込み、インターンや視察で関わりをつくることによって、新たな活力を生み出し、事業を加速させることができるのではないか? 「手ごたえがあります」と伊藤さんは語られます。

復興に向けて新たな価値を創出し続ける若きリーダーからその活動を伺います。
参加費は無料です。どうぞご参加ください!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石の今
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日 時:10月10日(土)13時30分~15時30分
講 師:伊藤聡さん(三陸ひとつなぎ自然学校代表)
場 所:あおぞらビル3階 グリーンルーム(大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階)
 *JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪番出口スグ(UFJ銀行の左・角ビル・国道2号沿い)
参加費:無料

*引き続き交流会を開催します。
10月10日(土)16時~18時
場 所:あおぞらビル3階 グリーンルーム
軽食代:500円(軽食のご用意をするため、事前に申込みください)。

*お申込み・お問い合わせ・・・        
(公財)公害地域再生センター(あおぞら財団)
 担当:栗本、藤江
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
E-MAIL webmaster@aozora.or.jp

《関連企画》
◆◇◆復興に向けて本気な人に出会う旅 被災地応援ツアー2015◆◇◆
※本ツアーの申込先等は(株)岩手県北観光です。
日時:2015年11月27日(金)〜11月29日(日)
集合・解散:仙台駅東口周辺
参加費:
下記の2コースからお選びください(いずれも2泊6食の費用含む)
・浜辺の料理宿・宝来館2泊コース 38,000円
・ボランティアセンター1泊体験コース 32,000円

※ボランティアセンターの宿泊は寝袋です(無料貸出あり)。もう1泊は宝来館
定員:35名(最少催行人数:30名)
詳細はコチラ
内容に関するお問い合わせ(申込先は岩手県北観光となります)
あおぞら財団(企画、呼びかけ)

担当 : 栗本
メール webmaster@aozora.or.jp
申込先(旅行企画実施)
岩手県北観光
(岩手県知事登録旅行業務第 2-112号)
お申し込みは下記の岩手県北観光HPから!!
HP http://bit.ly/1UTQGN5
http://www.kenpokukanko.co.jp/
電話でのお申し込み 0120—183−705
現地コーディネーター
三陸ひとつなぎ自然学校

HP http://santsuna.com/

Filed under: イベント案内,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2015年10月2日2:39 PM

【11/27-29】復興に向けて本気な人に出会う旅 被災地応援ツアー2015

復興に向けたまちづくりの現場を訪れ、人と出会い、地域の魅力を堪能するツアーです。

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震災から4年経ち、被災地ではようやく復興計画を具体化する段階に入っています。

本ツアーの現地コーディネーターである「三陸ひとつなぎ自然学校(愛称:さんつな)」では、ボランティア・地元の人・起業家などと一緒に、「地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石」を目指し、新たなステージへと大きく舵を切っています。

震災後、人口が減ってしまった釜石にいかに活気を取り戻すか。地域の魅力を発掘し、発信し続ける「さんつな」のみなさんのコーディネートで、被災地の今を知り、釜石の本気な人と出会いましょう!

なお今年は、さんつなのボランティアセンターに1泊するコースを設けました。
これから継続して被災地に関わることを考えている方におススメです。
(寝袋での宿泊となります。無料貸出あり)。

ご参加お待ちしています!

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◆◇◆復興に向けて本気な人に出会う旅 被災地応援ツアー2015◆◇◆

※本ツアーの申込先等は(株)岩手県北観光です。詳細は下記をご参照ください。

日時:2015年11月27日(金)〜11月29日(日)
集合・解散:仙台駅東口周辺
※集合・解散場所までの移動については各自でご手配ください
※添乗員なし(仙台駅からあおぞら財団のスタッフが同行します)

参加費:下記の2コースからお選びください(いずれも2泊6食の費用含む)
・浜辺の料理宿・宝来館2泊コース 38,000円
・ボランティアセンター1泊体験コース 32,000円
※ボランティアセンターの宿泊は寝袋です(無料貸出あり)。もう1泊は宝来館

定員:35名(最少催行人数:30名)

ツアーの行程(予定) ※天候や現地の状況によって変更する場合があります

1日目 11/27(金)
10:00 集合 仙台駅出発
14:30 岩手県釜石市到着
三陸ひとつなぎ自然学校のスタッフが合流し、現地視察(釜石市、大槌町)
17:00 ボランティアセンター着
「釜石大槌郷土料理研究会」のみなさんと郷土料理づくりと夕食交流会
20:00 宝来館宿泊者はバスで移動

2日目 11/28(土)
8:00 宝来館発、ボランティアセンター経由でバスで移動
9:00 復興にむけたまちづくりについて視察
鵜住居まちづくり協議会など
12:00 鵜!はまなす商店街(仮設店舗)にて昼食交流会
13:30 ボランティア活動
釜石の子ども達との交流など(予定)
17:30 宝来館着 女将のお話(津波被災体験、復興への思いなど)
18:00 夕食
夜:釜石の伝統芸能「虎舞」鑑賞

3日目 11/29(日)
8:00 宝来館発、バスで移動
エコハウス、菜の花ロードなど見学
11:00 世界遺産「橋野高炉跡」見学
昼食 橋野名物「峠のカレー」
12:30 岩手県釜石市出発
16:30 仙台駅到着・解散


ツアーの最後は別れを惜しむ姿が・・・また会いましょう!(2014年度ツアーにて)

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持ち物
□保険証(コピー) □帽子 □軍手
□汚れてもよい服装(カッパ、ジャージ、作業服など)
□汚れてもよい靴(長靴、登山靴可)
□バスタオル・タオル □カッパ類(雨天時使用)
□寝袋(ボランティアセンター宿泊者のみ。あれば)
□その他、各自必要なもの(お薬など)
旅館の施設、アメニティ(参考)
◆ドライヤー、シャンプー、リンス、石鹸、ボディソープはお風呂場のものが使えます。(各部屋にはありません)
部屋割りについて
◆宿泊先の関係で原則男女別の 5 人程度の相部屋となります。(2人部屋はあり。詳しくはご相談ください)
◆2泊目のシーツ交換はありません。
保険について
◆大阪市社会福祉協議会 ボランティア・市民活動保険に一括で加入します。手続につき氏名等を伺います。
現地の気候 ※防寒対策をしてきてください。
◆11月の釜石市の平均気温は8.2度です。下旬のこの時期は厳しい寒さが予想されます。
※その他の条件は岩手県北観光旅行業約款によります

内容に関するお問い合わせ(申込先は岩手県北観光となります)
あおぞら財団(企画、呼びかけ)
担当 : 栗本
電話番号 06-6475-8885
メール webmaster@aozora.or.jp
HP  http://aozora.or.jp/

申込先(旅行企画実施)
岩手県北観光(岩手県知事登録旅行業務第 2-112号)
お申し込みは下記の岩手県北観光HPから!!
HP http://bit.ly/1UTQGN5
http://www.kenpokukanko.co.jp/
電話でのお申し込み 0120—183−705

現地コーディネーター
三陸ひとつなぎ自然学校
HP http://santsuna.com/
2013年度の被災地ツアーの報告はコチラ
(それ以前の3回実施分の様子もリンクしています)
2014年度の報告はコチラ

 

★☆★ 関連企画 ★☆★
三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤聡さんが来阪され、講演会が開かれます。
いずれも参加費無料です。こちらもぜひご参加ください!

■大阪経済大学 地域活性化支援センターオープンカレッジ2015
「釜石の若きリーダーが語る復興まちづくり 東日本大震災から5年」
日時:2015年10月9日(金)15:00~17:00
場所:大阪経済大学大隅キャンパス内教室
詳細はコチラ

■講演会 東日本大震災から5年
「地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石の今」
日時:2015年10月10日(土)13:30~15:30
場所:あおぞらビル3階グリーンルーム
参加費:無料
※引き続き16:00~懇親会を予定(軽食代500円)
お問い合わせ先 あおぞら財団(栗本、藤江)

Filed under: イベント案内,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2015年9月11日1:53 PM

被災地の今を知る 関西×東北 応援ツアー2014報告1

今日は3月11日。

2011年の東日本大震災から、4年が経ちました。

今年は阪神淡路大震災から20年ということもあり、改めて震災からの復興について注目されています。
東日本大震災以降、釜石で「三陸ひとつなぎ自然学校」を立ち上げて活動されている伊藤聡さんは、「3年でできたことは、瓦礫を片付けることと、復興の計画を立てること。4年目に入ってようやく、実際にまちづくりをはじめたところ」と語られました(20141128日)。
その言葉に、改めて「復興」の道のりの長さを感じるとともに、被災地から遠く離れていてはわからない課題が現地には山積していることを痛感したところです。

虎舞集合写真

あおぞら財団では、震災直後からボランティアに入ったつながりを継続し、
現地を訪れる「被災地エコツーリズム体験ツアー」を実施しています。
(2015年は11月27日~29日の2泊3日で開催予定)。

以下、20141128日~1130日に開催したツアーについてご報告します。
(過去の報告記事へのリンクはこちらから
2012年6月28日~7月2日,11月29日~12月3日 http://aozora.or.jp/archives/14798
2013年11月29日~12月1日 http://aozora.or.jp/archives/17966

*******

ツアー初日、仙台駅に集合した参加者は27人。ここからバスで釜石市へ向かいます。

車中では、参加者の自己紹介の後、大阪経済大学柏原ゼミのみなさんが、事前に調査されてきたレポートを報告してくれました。

テーマは「津波避難行動について考える」「釜石の漁業の復興について」「震災復興とスポーツ」の3つ。「津波避難行動について考える」というテーマを選らんだグループには徳島出身者が多く、南海トラフ地震に危機感を持って調査されたそうです。

大経大の2回生のみなさんは20歳になったばかりの方が多く、阪神淡路大震災を経験した社会人の参加者から、その被災体験が語られる場面もありました。

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バスが釜石に着くと、現地コーディネーターである三陸ひとつなぎ自然学校代表の伊藤聡さんが出迎えてくれました。

一見、なんでもない街並も、伊藤さんから「この駐車場も元は住宅でした」と解説を聞いてはじめて被害の大きさを実感します。

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最初にお話を伺ったのは、鵜住居まちづくり協議会で働く前川智克さんです。
協議会は、復興のために鵜住居の人たちが自分たちで集まった任意団体で、201112月以降、ほとんど毎週土曜日夕方には集まって復興に向けた議論を積み重ねてこられました。

全世帯に案内状を出して住民説明会を主催、意見を集約して市に提言書を提出したり、区画整理のスケジュールを伝えたり。住民と市や工事業者との調整もまちづくり協議会が担っているということです。

私たちが訪れたときは、土盛りを行う工事がはじまったところでした

私たちが訪れたときは、土盛りを行う工事がはじまったところでした

地区全域に2~3メートル土を盛り高くします

地区全域に2~3メートル土を盛り高くします

2019年のラグビーワールドカップの誘致に向けた提言もされていたということですが、今年3月2日に釜石市も開催地として選ばれました!

海の近くにあった鵜住居小学校・釜石東中学校跡地を整備しスタジアムを建設する予定ということで、ラグビー以外にも夏や秋にはトライアスロンを企画するなど、「スポーツのまち」として盛り上げていきたいということです。

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前川さんは協議会のお話の後、被災体験についても詳細に話してくださいました。
全国で
“釜石の奇跡”と注目された子どもたちの避難行動は、実際には大人たちが誘導に動いたこと。消防団の一人として前川さんも駆けつけ「早く逃げろ!」と消防車のスピーカーでアナウンスしてまわったこと。救助活動をしていて津波に流され、たまたま押し波で山に上がることができて命拾いをしたこと。
自分も怪我をしていたが、消防団員として、3日間、なにも食べずに救助活動を続けたこと。それでも救えなかった人が翌日、凍死しているのを見たこと。
救助のない避難所に200人ほど集まり、暖も取れず手当てもできず、過ごしたこと。
大槌町から迫る火が、2~3週間消火できず燃え続けていたこと・・・。

前川さんは「この地区は住宅街から海が見えず、津波に対する意識が弱かった。家の中や車の中で亡くなった方が多かった」と振り返られました。
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名の方が犠牲になった鵜住居防災センターは、取り壊されていました。被害を伝えるために残したいという意見もあったそうですが、建物をみるとフラッシュバックを起こす人もいて、「あってほしくない」という住民の意見が強かったそうです。
跡地には、被害を伝えるためになんらかの施設を建てようと検討委員会が発足したそうですが、何をどう伝えるか、祈りをささげる場所とするのか、まちの中心街に位置するだけに、そのあり方については長い議論が必要だろうということでした。

(栗本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2015年3月11日1:34 PM

【11/28-30】今年は漁師体験も! 関西×東北 被災地応援ツアーの御案内

東日本大震災から3年経ちました。
けれど地域によっては、今も仮設住宅での暮らしが続いています。
そんな中、被災地では地域の魅力を発信しようとエコツーリズムにとりくむ団体が登場しています。
あおぞら財団では、そうしたエコツーリズムを通じた復興活動を支援するために、関西からのツアーを企画や普及啓発に関する活動をしています。
毎年訪れているのは釜石では、本ツアーを現地コーディネートしていただく三陸ひとつなぎ自然学校が活躍中です。震災をきっかけに釜石に帰ってきたスタッフなど、若者たち自身が立ち上げました。
一方、ベテラン漁師さんたちが連携し、「100年先を見据えた安心安全な復興まちづくり」に取り組もうと立ち上げられたNPOおはこざきにも今年はお世話になります。帆立貝や新巻鮭の加工など、漁師体験とお話を伺う予定です(もちろん食べます!何を加工するかはお楽しみ♪)。

様々な人たちが、地域の魅力を発信し、現状にふれてもらおうと活動しています。
「被災地に行ってみたい」「行くだけでなく現地の人と交流したい」「地域の魅力も知りたい」という方、ぜひこのツアーにご参加ください。
お申し込みお待ちしています!!

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※本ツアーの申込先等は(株)岩手県北観光です。詳細は下記をご参照ください。
日時:2014年11月28日(金)〜11月30日(日)
集合・解散:仙台駅周辺
※集合・解散場所までの移動については各自でご手配ください
※添乗員なし(仙台駅からあおぞら財団のスタッフが同行します)
参加費:35,000円(2泊5食の費用含む)
定員:30名(最少催行人数:28名)

ツアーの行程(予定)※天候や現地の状況によって変更する場合があります
1日目
10:00 集合 仙台駅出発
14:00 岩手県釜石市到着
 三陸ひとつなぎ自然学校のスタッフが合流し、現地視察(釜石市、大槌町)
17:30 宿泊先到着(宝来館)
18:30 夕食
 夜:三陸ひとつなぎ自然学校のスタッフのお話
 (立ち上げた動機や活動してみて感じていること)

2日目
7:00 朝食
9:00 宝来館出発、箱崎漁港へ
 漁師体験プログラム「うみやまツアー」
12:00 昼食をいただきながら、漁師さんのお話
13:30 箱崎漁港からボランティア作業場所へ移動
 ボランティア作業
17:00 ボランティア作業終了
18:00 夕食
 夜:釜石の伝統芸能鑑賞

3日目
7:00 朝食
8:00 宝来館女将のお話(被災地復興への思いなど)
9:00 宝来館出発
 地域の魅力に触れるエコツアー
12:30 岩手県釜石市出発
16:00 仙台駅到着・解散

今年は漁師体験があります!

今年は漁師体験があります!

持ち物
□保険証(コピー) □帽子 □軍手
□汚れてもよい服装(カッパ、ジャージ、作業服など)
□汚れてもよい靴(長靴、登山靴可)
□バスタオル・タオル □カッパ類(雨天時使用)
□その他、各自必要なもの(お薬など)

旅館の施設、アメニティ(参考)
◆ドライヤー、シャンプー、リンス、石鹸、ボディソープはお風呂場のものが使えます。

部屋割りについて
◆宿泊先の関係で原則男女別の 5 人程度の相部屋となります。(2人部屋はあり、詳しくはご相談ください)

保険について
◆大阪市社会福祉協議会 ボランティア・市民活動保険に一括で加入します。手続につき氏名等を伺います。

現地の気候 ※防寒対策をしてきてください。
◆11 月の釜石市の平均気温は8.2度です。下旬のこの時期は厳しい寒さが予想されます。
※その他の条件は岩手県北観光旅行業約款によります

内容に関するお問い合わせ(申込先は岩手県北観光となります)
あおぞら財団(企画、呼びかけ)
担当 : 栗本
電話番号 06-6475-8885
メール webmaster@aozora.or.jp
HP  http://aozora.or.jp/

申込先(旅行企画実施)
岩手県北観光(岩手県知事登録旅行業務第 2-112号)
お申し込みは下記の岩手県北観光HPから!!
HP http://urx.nu/ccjd
電話でのお申し込み 0120—183−705

現地コーディネーター
三陸ひとつなぎ自然学校

2013年度の被災地ツアーの報告はコチラ(過去3回実施分の様子も見られます)
2014年度の下見報告はコチラ

Filed under: イベント案内,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2014年10月19日6:29 PM

今年もやります!関西×東北 被災地応援ツアー 下見報告

昨年のツアーの様子(鵜住居駅跡にて)

昨年のツアーの様子(鵜住居駅跡にて)

あおぞら財団では2011年3月の東日本大震災を受け、関西から岩手県・釜石を訪ねるツアーを開催してきました。
(これまでのツアーの様子はコチラ
大阪にいると被災地の現状がどうなっているのか、いまひとつ実感がわきません。ぜひ被災地応援ツアーを引き続き開催したい!という財団職員の思いを受けて、新しくツアー担当となった栗本が初めて釜石を訪れました。
今回の下見については、これまでのツアーに盛り込んでいなかった漁師体験の部分を中心にご報告します。

釜石駅に到着したのは6月7日の夜8時頃・・・。初めての訪問者である私を暖かく迎えてくださったのは、写真家であり、(一社)ユナイテッドグリーンの代表理事でもある山田周生さんとスタッフの永嶋奏子さん。山田さんは震災後、いち早くディーゼルカーを飛ばして被災地支援に訪れた方であり、菜の花プロジェクトの活動もされているご縁で大阪にお越しの折りには何度もあおぞら財団を訪問いただいています。
(詳しくは、菜の花ブログあおぞら財団ブログへ)

釜石駅近くの山田さんオススメの仮設食堂で夕食をいただきながら、現在、山田さんたちが取り組まれているエコハウスづくりや菜の花ロードづくりについて、現状を伺いました。
山田さんたちのところには入れ替わり立ち代りボランティアの方々が訪れているとのことで、このとき一緒に夕食をいただいた方たちの田んぼづくりの苦労話には、大変そうだけれどいきいきとしたお話で、新しい試みで地域を活気づけようという意欲が伝わってきました。

日々、いろんな人が訪れているエコハウス

日々、いろんな人が訪れているエコハウス

「菜の花青空レストラン」として使われた後だったので、かわいい看板が残っていました。

「菜の花青空レストラン」として使われた後だったので、かわいい看板が残っていました。

今年のツアーでも、山田さんのフィールドを訪問することを検討しています。

翌朝は、ツアーの現地コーディネーター「三陸ひとつなぎ自然学校(愛称:さんつな)」の伊藤聡さんにホテルまで迎えにきていただき、「釜石東部漁協管内復興市民会議」とともに主催されている「うみやまツアー ~わかめ芯抜き編~」に参加しました。

漁師さんたちから、うみやまツアーの企画意図と作業の流れを教えていただきます(写真右が伊藤さん)

漁師さんたちから、うみやまツアーの企画意図と作業の流れを教えていただきます(写真右が伊藤さん)

うみやまツアーではこれまで漁師さんと共に、12月にわかめの種巻き、2月にはわかめの間引きを行ない、今日はいよいよ収穫されたわかめを出荷するための作業です。
わかめの中心部分の「芯」というところと、一般によく食べられる商品になる部分を手で裂いてわけていく作業を体験しました。
美味しいところに参加させていただいた私はなんと5キロものわかめをお土産にいただきました!

作業の様子。水色のカゴに入ったわかめが一人分の5キロです!!

作業の様子。水色のカゴに入ったわかめが一人分の5キロです!!

なんで剣山? これで芯の部分を細く裂いて食べやすくするのです!!

なんで剣山? これで芯の部分を細く裂いて食べやすくするのです!!

午前中の作業が終わったら港でお昼。
手作りお弁当だけでもお腹いっぱいでしたが、なんと焼きホタテと貝汁までサービスいただきました・・・贅沢!

奥の2皿はわかめの芯を使ったお料理です。こちらも美味しかったです♪

奥の2皿はわかめの芯を使ったお料理です。こちらも美味しかったです♪

食べきれません!

食べきれません!

箱崎漁港の様子。満潮なのではなく、地盤沈下のため水面が高く見えます。白いゲルのような建物は仮設の作業場です。

箱崎漁港の様子。満潮なのではなく、地盤沈下のため水面が高く見えます。白いゲルのような建物は仮設の作業場です。

わかめの芯抜きの作業中や昼食を食べている間、ぽろぽろと漁師さんたちがお話をしてくださいました。
三陸のわかめは美味しいのに、関西では最近売れないこと。原発の影響があるのだろうこと。きっちり放射能検査をして出荷しているのに売れ行きが悪いので、大阪に帰ったらちゃんと伝えてほしいと、伝言を預かりました・・・。
今回は下見ということもあって、作業をしながら少ししかお話を伺えず残念でした。今年のツアーでは、漁師さんのお話を伺う時間をプログラムに組みたいと考えています。
そのときの漁師体験プログラムが何になるかはお楽しみです!

うみやまツアーは午後も続きましたが、私はみなさんとお別れし、ツアー候補地の下見に回りました。
ご案内くださったのは、現在『りべら』で「復興まちづくりの現場」を連載中の、釜援隊協議会の黍原豊さん。
あいにくの雨でしたが、丁寧に説明してくださいました。

傘をさしながら説明してくださる黍原さん

傘をさしながら説明してくださる黍原さん

こちらはツアーの拠点となる旅館「宝来館」の向かいあたり。根浜海岸に自生していたハマボウフウを復活させようという試みで、「美しい根浜海岸を復活させたい!」という思いが届き、今年の3月、クラウドファンディングで目標額を達成しています。

復活しつつあるハマボウフウ。年々、増えていくことを祈ります

復活しつつあるハマボウフウ。年々、増えていくことを祈ります

黍原さんにはこの後、被害の大きかった鵜住居地区、大槌地区、山田周生さんのエコハウスと、短時間の間にたくさんの場所を案内していただきました。

漁師さんからも、さんつなのスタッフのみなさんからも、伝わってきたのは、“元通り”の釜石を求めるのではなく、新しい釜石をつくっていこうという意欲です。
被災地では、各地域が高台移転をするか、防潮堤を高くして盛り土をした上で元の地域に戻るか、なんとか結論を出して動き出そうとしているところでした。まだまだ多くの人たちが仮設で暮らし、子どもたちは通学バスに乗って仮設の学校に通っているという状況です。
大阪にいると、まるでわからなかった現地の状況をたくさん目の当たりにしてきました。

今年のツアーは、11月28日(金)~30日(日)に開催しようと調整中です。
ツアー詳細が決まり次第、募集を開始しますので、ご関心もたれた方はぜひご予定ください。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2014年7月1日8:20 PM
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