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ブログカテゴリー » 東日本大震災支援

関西×東北 被災地応援ツアー 3日目「釜石エコツアー編」

3日目の朝は、宝来館の女将のお話からスタートしました。

震災から時間が経ち、復興に向けて動き始めている中、高台移転や巨大防潮堤建設といった選択肢を迫られていることや、海とともに生きることを選択する意味について、これからの復興に向けた思いを語ってくださいました。

宝来館をあとに、一路山間部の橋野地区へ。途中のどんぐり広場では、菜の花プロジェクトを釜石で行っている山田周生さんに、復興に向けた活動についてお話を聞きました。

そのあと、橋野高炉跡へ向かいます。

橋野高炉跡は、現存する日本最古の洋式高炉跡とされ、日本の近代産業発祥の地と呼ばれています。

現在は、福岡、山口にある遺跡と併せて、遺跡群として世界遺産の登録を申請しています。

お昼は峠の茶屋でカレーをいただきました。お母さんの手作りのカレーに参加者は舌鼓を打ち、大満足でした。

そして現地でのプログラムは終了し、一路仙台へ向かい、仙台駅で解散。参加者からはまた来ますという声や、参加できて本当によかったという感想をいただきました。

あおぞら財団では、今後も現地のニーズにあった支援の形を模索しながら、被災地の復興を応援しています。

記:相澤

関西×東北 被災地応援ツアー 1日目「現地視察編」
http://aozora.or.jp/archives/17966

関西×東北 被災地応援ツアー 2日目「震災教育プログラム体験&ボランティア活動編」
http://aozora.or.jp/archives/17968

関西×東北 被災地応援ツアー 3日目「釜石エコツアー編」
http://aozora.or.jp/archives/17970

※過去のツアーの様子
http://aozora.or.jp/archives/14798

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2013年12月6日1:44 PM

関西×東北 被災地ツアー 2日目「震災教育プログラム体験&ボランティア活動編」

2日目午前は、東日本大震災から2年と10カ月が経ち、震災の経験を伝え、津波に対する意識を高めるために考えられた震災教育プログラムを体験しました。

まず海に沿ってある松林で、地震発生から津波が来るまでの間の海の様子を聞きました。

現地コーディネーターの伊藤さん(三陸ひとつなぎ自然学校)は、地震がおさまり海を見てみると、波が尋常ではないひき方をしていたこと、それを見て「すごい津波がくる」と思い、山へ避難したそうです。

そのあと、伊藤さんの避難する経路を辿りました。

宿泊場所である宝来館の駐車場で、伊藤さんが撮影した津波襲来時の映像を見ました。

自分たちがいるまさにその場所に、津波が押しよせ、車やバスを押し流し、人が飲み込まれる光景に、参加者はくぎ付けでした。

映像を見た後に、宝来館の裏山にある避難道をみんなであがりました。当時は津波が2階の屋根まできたということで、その高さを体感しました。想像していたよりも上に行かないと津波から助からなかったことが体感できました。

山の上で、津波がひいてから支援が来るまでの間に、避難してきた人たちがどのように過ごしていたかについて話を聞きました。

当時はまだとても寒い時期で、山の上で津波に備えるか、下におりて暖をとることを優先するかという、命にかかわる選択を迫られたそうです。

避難道で再び下におりて、今度は支援が来るまでの間のお話を聞きました。

誰が指示を出すわけでもなく、皆がそれぞれできることを担い、火を起こす、ご飯をつくるなどして、支えあって支援を待ったそうです。

そのあと、グループに分かれ、焚火をし、その火を使ってご飯を作りました。参加者同士の交流も見られ、みな協力して行っていました。

お昼を食べたあと、休憩し、午後はボランティア作業を行いました。

避難道の整備班と、松林の保全班にわかれて作業をしました。

宝来館の裏山には避難道があるものの、急勾配で道幅が狭いため、避難道の整備班は丸太を組んでより快適に使える避難道の整備のお手伝いをしました。

松林の保全班は、松林にまつぼっくりロードを作り、ゴミなどを捨てられないための環境づくりのお手伝いをしました。

この日の夜は、釜石の各地域に昔から伝わる伝統芸能「虎舞」を鑑賞しました。

衣装や道具が流されてしまったのですが、支援のおかげで道具をそろえ、再び演じることができています。2012年に見たときより、衣装や道具がそろっており、こうした伝統も復興しているのだと感じました。

記:相澤

関西×東北 被災地応援ツアー 1日目「現地視察編」
http://aozora.or.jp/archives/17966

関西×東北 被災地応援ツアー 2日目「震災教育プログラム体験&ボランティア活動編」
http://aozora.or.jp/archives/17968

関西×東北 被災地応援ツアー 3日目「釜石エコツアー編」
http://aozora.or.jp/archives/17970

※過去のツアーの様子
http://aozora.or.jp/archives/14798

関西×東北 被災地応援ツアー 1日目「現地視察編」

11月29日(金)、参加者のみなさんが仙台駅に集合し、被災地応援ツアーがスタートしました。

参加者は29名でした。仙台をバスで出発し、約4時間かけて岩手県釜石市へ到着しました。
現地に到着し、三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さんと合流し、現地視察がスタートしました。

まずは鵜住居地区の防災センターを訪れました。

ここは、地域で指定された避難場所ではなかったが、避難訓練で避難場所とされたことで、約200人近くの人が避難し、多くの人が津波の犠牲になりました。

参加者は入る前に、祭壇に手を合わせ、中に入り、当時の様子の話に耳を傾けていました。

次に鵜住居駅のあった場所に行きました。かつて鵜住居地区の中心地だった場所の変わり果てた姿を、津波がくる以前の写真を見ながら眺め、津波の威力がどれだけのものだったのかを感じていました。

その後、旧大槌町役場を訪れ、役場の跡を見ました。

この日はこれで日没となり、宿泊場所である宝来館に向かいました。

宝来館に到着後、夕食前に釜石あの日あのとき甚句を聞きました。被災者の思いを歌にすることで、「時が経つにつれ移り行く気持ちの中で、そのときの気持ちを、後世に伝えることができる」という思いで作られた甚句です。

その歌に耳を傾け、涙を流す参加者の姿も見られました。

記:相澤

関西×東北 被災地応援ツアー 1日目「現地視察編」
http://aozora.or.jp/archives/17966

関西×東北 被災地応援ツアー 2日目「震災教育プログラム体験&ボランティア活動編」
http://aozora.or.jp/archives/17968

関西×東北 被災地応援ツアー 3日目「釜石エコツアー編」
http://aozora.or.jp/archives/17970

※過去のツアーの様子
http://aozora.or.jp/archives/14798

(11/29-12/1)関西×東北 被災地応援ツアーのご案内

津波の被災者の中には職を失った人も多く、地域経済がもとの状態に戻るには長い時間をかかります。そんな中、被災地では地域資源を活かしたエコツーリズムを開催する団体が出てきてます。エコツーリズムの参加者は、地域の魅力や現状にふれてもらいながら地域の復興をお手伝いできます。

あおぞら財団ではこうしたエコツーリズムを通じた復興活動を支援するために、関西からのツアーを企画や普及啓発に関する活動をしています。その取り組みが朝日新聞でも取り上げられました(2013年7月11日)

今年度もツアーを企画しますので下記にご案内させていただきます。

「被災地に行ってみたい」「行くだけでなく現地の人と交流したい」「地域の魅力も知りたい」などの思いを実現する機会に、ぜひこのツアーに参加してみませんか?

チラシデータ

※このツアーの申込先等は下記をご参照ください。

日時:2013年11月29日(金)〜12月1日(日)

集合・解散:仙台駅周辺
※集合・解散場所までの移動については各自でご手配ください
※添乗員なし(仙台駅からあおぞら財団のスタッフが同行します)

参加費:30,000円(2泊5食の費用含む)

定員:30名(最少催行人数:25名)

ツアーの行程(予定)※天候や現地の状況によって変更する場合があります

1日目
10:00 集合 仙台駅出発
14:00 岩手県釜石市到着
現地視察(釜石市、大槌町)
17:30 宿泊先到着(宝来館)

2日目
7:00 朝食
9:00 宝来館出発
(ボランティア作業場所へ移動) 到着後ボランティア作業
12:00 昼食
13:00 ボランティア作業再開
15:00 ボランティア作業終了・移動 仮設商店街でお買いもの)
17:30 宿泊先到着(宝来館) 夜:釜石の伝統芸能鑑賞

3日目
7:00 朝食
8:00 宝来館女将のお話
9:00 宝来館出発     地域の魅力に触れるエコツーリズム体験 11:30 昼食
13:00 岩手県釜石市出発
16:00 仙台駅到着・解散

持ち物
□保険証(コピー) □帽子 □軍手
□汚れてもよい服装(カッパ、ジャージ、作業服など) □安全靴(長靴、登山靴可)
□着替えやはき替えの靴 □バスタオル・タオル □カッパ類(雨天時使用)
□その他、各自必要なもの

旅館の施設、アメニティ(参考)
◆ドライヤー、シャンプー、リンス、石鹸、ボディソープはお風呂場のものが使えます。

部屋について
◆宿泊先の関係で原則男女別の 5 人程度の相部屋となります。(2人部屋はあり、詳しくはご相談ください)

保険について
◆大阪市社会福祉協議会 ボランティア・市民活動保険に一括で加入します。手続につき氏名等を伺います。

現地の気候 ※防寒対策をしてきてください
◆12 月初旬の釜石市の平均気温は最高 10.6 度、最低  1.3 度で厳しい寒さが予想されます。

※その他の条件は岩手県北観光旅行業約款によります

このツアーに関するお問い合わせ(申込先は岩手県北観光となります)
あおぞら財団(企画、呼びかけ)
担当 : 相澤
電話番号 06-6475-8885
メール webmaster@aozora.or.jp
HP  http://aozora.or.jp/

申込先旅行企画実施)ただいまキャンセル待ち受付中

岩手県北観光(岩手県知事登録旅行業務第 2-112号)
電話でのお申し込み 0120—183−705
HPからのお申し込み http://p.tl/rNVS

現地コーディネーター
三陸ひとつなぎ自然学校
http://www.fukko-todai.com/santsuna/

2012年度の被災地ツアーの取組み(2回実施分の様子も見られます)
http://aozora.or.jp/archives/14798

Filed under: イベント案内,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2013年9月2日12:00 PM

【御礼】被災地への寄贈ワゴン車の代金集りました

東日本大震災直後、あおぞら財団から被災地(岩手県・遠野)に寄贈した、廃食油BDFで走るワゴン車の購入代金ですが、おかげさまで、2013年3月をもちまして、みなさまからの寄附金にて全額をまかなうことができました。多大なるご支援、ご協力をありがとうございました。(寄附金額の経過は下表)
P1060040

寄贈したワゴン車「あおぞら号」

ここでお礼とともにみなさまにご報告があります。

2011年4月29日の寄贈以来、NPO法人「遠野山・里・暮らしネットワーク」にてボランティアや被災者の移送手段に活用いただいたワゴン車「あおぞら号」ですが、2012年12月、寒波襲来の折、雪道での自損事故により車両が破損し、人体に影響はなかったものの、車両は修復不可能となってしまいました。誠に残念なことではありますが、同ネットワーク会長様からは「発災以来これまで、フル回転の活動をし、この車両のお陰をもちまして様々な支援活動がスムーズになされました」とのお言葉を頂戴しています。
※NPO法人「遠野山・里・暮らしネットワーク」から「応援してくださった皆様へ」と題したお手紙を当財団機関紙「りべら」2013年5月号(No.128)P6に掲載しています。http://aozora.or.jp/pdf/libella128.pdf

NPO法人遠野山・里・暮らしネットワークから「応援してくださった皆様へ」と題したお手紙を当財団機関紙「りべら」2013年5月号(No.128)P6に掲載しています。
http://aozora.or.jp/pdf/libella128.pd

被災地では、住宅のめどが立っていないことに加えて、なりわいのめどが立っていないことに危機感をお持ちです。時間がたつにつれ風化が始まり、活動もままならないとのことから、当財団としましては、引き続き、被災地の支援をさまざまな形でおこなっていく所存です。おもには、被災地商品の販売、被災地ツアー事業などです。詳しくはコチラ http://aozora.or.jp/aboutkifu/tokuteikifu

今後、被災地支援のためにいただいた寄附や被災地商品の売上による収益はこうした活動にあてさせていただきますので、どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。

■寄贈ワゴン車への寄附金額の経過
2011年
3月 149,607円
4月 9,700円
5月 26,000円
6月 161,050円
7月 31,022円
8月 50,521円
9月 3,000円
10月 701円
11月 2,300円
12月 147,876円

2012年
1月 11,904円
2月 2,950円
3月 12,701円
4月 3,420円
5月 2,070円
6月 15,004円
7月 110,320円
8月 25,146円
9月 20,784円
10月 32,251円
11月 13,180円
12月 97,568円

2013年
1月 20,000円
2月 47,840円
3月 152,138円

合計 1,149,053円

以上です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2013年7月4日11:23 AM
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