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ブログカテゴリー » 環境保健

12/14 西淀病院で呼吸リハビリについて勉強しました!

12/14(金) 西淀病院で楽らく呼吸会を行いました。先月の千北診療所姫島診療所と同じく、西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は13名、病院関係者4名、財団スタッフ3名、環境再生保全機構の富永さんも含め、全部で21名でした。

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西淀病院で行うのは今回が初めてでしたので、はじめに林からこの楽らく呼吸会の趣旨を簡単に説明しました。
次に、患者さん達に「普段どんなときにつらさを感じているか」「普段どれくらい運動しているか」、口頭でアンケートを行いました。歩くだけでつらいという方はわずかでしたが、みなさん階段を上るのはつらいようでした。

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続いてみなさんの肺活量を試すために、紙を顔から20cmほど離したところに持ち、息を吹きかけました。ちゃんと呼吸が出ていれば紙が少し揺れます。

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その後、ボルグスケールを試しに使ってみました。ボルグスケールとは息苦しさの程度を表す指標です。気管支喘息やCOPDの患者さんには、薬による治療と同時に適度な運動が必要ですが、運動は人によってそれぞれ感じるつらさが違います。そこでボルグスケールを用いることによって、無理のない、自分にふさわしい運動の程度を知ることができます。

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さらに資料に基づきながら、準備運動、座りながらの体幹のストレッチ、下肢筋力トレーニング、ステップ・立ち上がりトレーニングなど行いました。

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また今日は部屋の後方にマットも用意しており、寝そべっての4種類の呼吸体操を行いました。

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参加者の中には既に、「ウォーキングマシンで時間を掛けて歩いている。その後NHKのラジオ体操も行っている」と、充分運動されてる方もいましたが、なかなか運動が習慣づいていない方もいると思います。今日行った運動や体操、ストレッチはどれも簡単に行えるので、ぜひ日常に取り入れて実践してほしいと思います。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012年12月20日2:58 PM

11/16 姫島診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

11/16(金) 姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。前日(15日)の千北診療所と同じく、西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は17名(スタッフ含む)でした。

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11/15 千北診療所呼吸リハビリでも触れましたが、気管支喘息やCOPDの患者さんは、「息切れが起こるから」「人と話している時に咳や痰が出るから」と外出を控えたり、人と会うことに億劫になりがちです。薬で呼吸機能は改善できても、元のように生活(活動)するにはどうしたらよいのでしょう。

理学療法士の廣野さんや田中さんは、リハビリ・運動を勧めてくれました。運動といっても、ジョギングや水泳といった本格的なものではなく、買い物のついでに少し遠回りをして歩いて帰ったり、家でストレッチをしたり、夜寝る前に足腰をほぐすなど軽いものです。1回につき20分、週2~3回が目標ですが、最初は週1回、5分程度から始めても良いそうです。調子の悪い時は無理に行わなくて構いません。

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手を上げて、「しぇーッ」のポーズ

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腕をなるべく遠くへ伸ばしてすっきり!

患者さんに「運動していますか」と聞くと、「診療所にはいつも歩いて来てる」「自転車に乗っている」「寝る前に足を上げる運動をしている。やると翌朝は足腰が本当に楽!」とみなさん積極的に身体を動かしている方がほとんどでびっくりしました!中には「毎日銭湯へ行って水中運動してる!」と自慢される方も。ラジオ体操をやれる範囲でやるだけでも随分身体を動かしますよね。

薬の治療で呼吸機能は回復しても、体力がないと元の生活には戻れません。週1回からでもいいので、自分がやりやすい軽い運動やストレッチを生活に取り入れて、出かけたい時に出かけられる生活に戻しましょう!

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012年11月22日1:32 PM

11/15 千北診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

11/15(木) 千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、9月に引き続き呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は14名(スタッフ含む)でした。

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気管支喘息やCOPDの患者さんは、個人によりその程度に差はありますが、まるで「ストローをくわえて呼吸をしている」かのような状態になったり、健常者より日常生活で息切れや息苦しさを感じる場面が多いようです。

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自分の呼吸で紙を揺らし続けることができるか試しています

理学療法士の廣野さんや田中さんも、息切れが起こる事を恐れて外出を控える患者さんや、治療をして呼吸機能は改善しても活動の範囲は相変わらず狭く、生活の質が低下したままの患者さんを目の当たりにしているそうです。

そうした患者さんはそのままだと、どんどん活動量が減って行き、食欲も減り、筋力や体力も低下していきます。それだけではなく、高血圧や虚血性心疾患、糖尿病、骨粗鬆症など慢性疾患を合併する恐れも出てきます。

そこで有効なのが運動です。“運動”と聞くとおおげさに聴こえるかもしれませんが、先生たちがおススメしているのは外に歩きに行ったり、家でストレッチをしたり、夜寝る前に足上げ運動をするなど軽いものです。1回につき20分、週2~3回が目標ですが、最初は週1回、5分程度から始めても良いそうです。調子の悪い時は行わなくても構いません。

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家でも簡単にできる首のストレッチ

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腕を上げて肩をほぐし、ろっ骨も拡げてあげましょう

薬の治療で呼吸機能は回復しても、体力がないと元の生活には戻れません。毎日少しずつでいいので、上記のような軽い運動を自分の生活に取り入れて、出かけたい時に出かけられる生活に戻しましょう!

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 1:30 PM

楽らく呼吸会(千北11/15 姫島11/16)あります/ニュースNo.14できました

楽らく呼吸ニュースNo.14 ができました。
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)

ぜん息ニュース14

楽らく呼吸会では呼吸リハビリを実践しています。
先日は改めて呼吸リハビリ(呼吸リハビリの重要性、口すぼめ呼吸や痰の出し方など)について、理学療法士さんにお話を聞きました。
この楽らく呼吸ニュースに口すぼめ呼吸と痰の出し方を書いてますので、ぜひ読んで実践してみてくださいね。

次回も続けて呼吸リハビリを予定しています。
千北診療所 11月15日(木)14:00~15:30
姫島診療所 11月16日(金)14:30~16:00
皆さん、奮ってご参加下さい。

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012年9月26日1:28 PM

9/21 姫島診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

9/21(金) 姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。また西淀病院の理学療法士の廣野さんに、呼吸リハについて教えていただきました。参加者は15名(スタッフ含む)でした。

・口すぼめ呼吸
・呼吸が楽な姿勢
・腹式呼吸(腹部重錘法)
・痰の出し方

腹式呼吸(腹部重錘法)とは、図のようにお腹に重りを乗せて呼吸をする呼吸法です。500g~1kg程度の重りをお腹に乗せると、息を吸うときは腹筋が鍛えられ、吐くときは重りがお腹を押してくれるので比較的楽に息が吐けます。

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呼吸器疾患の患者さんは、息をするのがつらいのは「息が吸いにくいから」だと思いがちですが、息がうまく吐けていないからたくさん吸えていない場合もあります。そういう方にこの呼吸法は有効です。
自宅であれば、ペットボトルに水を入れたものや雑誌などで代用できますので、夜寝る前などに一度試してみてくださいね。

続いて痰の出し方ですが、みなさんは痰が出づらくてつらい思いをした経験はありませんか?実は痰がはじめに発生するのは肺の中なんです。それが呼吸によって気道に押し出され、それがだんだん上にあがってきて咳などで口から出てきます。
スムーズに出てくれば問題ありませんが、喉のあたりに留まったりすると呼吸もつらくなりますよね。それに肺の中に留まったままでも菌の温床となり、悪影響を及ぼします。そこでうまく痰を出す方法を教えていただきました。

まず準備として水分補給をします(喉を潤す、痰も水分を含むと出やすくなるため)。続いて横向きに寝ます。そして「普通の呼吸20~30秒」と「深呼吸3~4回」を2セット繰り返します。3セット目は普通の呼吸のあとに、大きく息を吸って口を開けて勢いよく「ハーッ、ハーッ!」と吐いてください(ハフィング)。その後3回ほど咳をします。

ハフィング

肺に痰があればこの方法で出てきやすくなります。出てこない場合は、反対の横向きに寝て同じことをやってみてください(出てこない場合もあります)。

こちらでも最後にリハビリ体操をしました。体を動かすと気持ちがいいですね。

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みなさんも夜寝る前にお腹に重りを乗せて腹式呼吸を練習したり、痰が出る方は上記の痰の出し方もぜひ実践してみてください。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012年9月24日1:57 PM
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